チェック・メイト(キン肉マンⅡ世)

登録日:2022/06/07 Tue 23:36:58
更新日:2025/04/20 Sun 16:57:48
所要時間:約 14 分で読めます





アクシュ?シンアイ?

どうですか?私のアクシュは?

どうなんですか、これは正しい握手なんですか〜〜〜っ


チェック・メイトとは、漫画キン肉マンⅡ世』に登場する超人であり、d.M.p(デーモンプラント)に所属する悪魔超人の一人である。
愛称はチェック。

プロフィール

出身 モナコ
身長 221cm
体重 190kg〜800kg
超人強度 121万パワー
所属 新世代悪行超人(d.M.p)正義超人
CV 遠近孝一、木内レイコ(幼少期)
*1


  • 戦績
vsゴージャスマン○(試合描写なし)
vsキン肉万太郎●(キン肉バスター)
vsキャプテン・マッコウ△(王式絢爛投げ)
超人オリンピック・ザ・リザレクション 予選落ち
超人一等祭 予選落ち

概要


新世代悪行超人軍『デーモン・メイキング・プラント』(d.M.p.)
内の悪魔超人軍「ナイトメアズ」に所属する悪行超人。
悪魔六騎士の筆頭格サンシャインの直弟子である。

万太郎と彼の対決を最後にd.M.p.はアジトごと壊滅するので、
実質キン肉マンⅡ世という作品最序盤におけるボスキャラに相当する。

チェスをモチーフにした超人で、素体は人間に近いスマートな体型。

チェス盤をイメージした白黒の市松模様のマントを纏った、サンシャイン曰く「勇壮で気品に満ちた姿」。*2
左胸に黒い十字の模様が入った石造りのような質感のプロテクターを身に着けている。
下はズボンにブーツだが仲間入りして地方に観光に行った時はカジュアルな服装に着替えていたこともある。

頭部のメットには王冠、右肩に、左肩に砦の装飾があしらわれている。
ちなみに、その王冠は取り外しが可能でファンサービスとして観客にプレゼントした事もあったが、すぐ次のが生えてきていた。
メットの下は頭髪の無い坊主頭だが生え際のようなラインがあるので、
毛が生えていないのではなくセルフで剃っているのかもしれない。

漆黒の騎士の異名を持ち、その名の通り黒を基調としたデザインがされる事もあるが、アニメ版などでは基本的なカラーリングは赤。
幼少期は黒目があったが今は白目しかない。目の下には傷のようなラインがある。
顔立ちは端整で悪行超人時代からミーハーな層の観客人気は高かったが、
凶暴な本性を剥き出しにした時は悪意に歪んだ凶相と化していた。

人物

性格は非常に礼儀正しく紳士的で、敵対している正義超人相手でも丁寧な物腰で対応する。
しかし、それはあくまで上部だけであり、本性は冷酷そのものの戦闘マシーンである。
サンシャインの歪んだ教育で偏った方向にエゴが肥大化したために、
自信の実力に絶大な自信を持つ非常に傲慢なナルシストであり、一度弱者と見做した相手を徹底的に侮蔑し、見下している。

また優雅な技巧の裏には歯止めのきかない攻撃性が息を潜めており、
テンションが上がって来ると場外の相手への追い討ちや過剰に残虐なファイトも好んで行うなど、
育てたサンシャインが悔やむほどのモンスターと化していた。

特筆すべき点としては超人という存在に対する高邁な志向があり、
悪行時代から「超人とは強く猛々しいものだ」と語っているほか、
改心して再会した時は卑屈な態度を取った万太郎に自信を取り戻し堂々と闘うよう叱咤するなど、
正悪通して「超人は誇り高き英雄たれ」という理想を一貫して抱いている。

その美学は悪い方向に働けば
弱者に対する度を越した不寛容や自分の強さを鼻にかける増上慢ともなるが、
改心後の高潔な言動にも繋がっており、
良くも悪くも彼の精神的な指針でありアイデンティティなのだといえる。

改心した後はこれまで押さえつけられていた人間的な潤いを急速に学習・吸収していき、
心優しくイノセントな雰囲気の優等生になっていった。
一方で時には純粋すぎて遠慮のない正論で相手の気持ちを逆撫でしてしまうこともあり、
取り立てて仲が悪いというわけではないのだが妙に悪気なくテリー・ザ・キッドの癇に障る場面がある。


5歳くらいの頃にd.M.pアジト内のスラムで残飯を漁っていたところをサンシャインに拾われ、彼の下で最強の悪魔超人となるべく修行の日々を送っていた。
そして、サンシャインの最終兵器「ナイトメアズ」の一員としてレックス・キングと共に万太郎らの前に立ちはだかる。

修行の中ではサンシャインから「一切のネガティブな感情を捨てる」という教育を受けており、殴られても痛みを感じないよう育てられてきた。
その為、不安や恐怖に苛まれることなく、打撃の痛みにすら怯まず、常に冷静な思考で戦う事のできる脅威の戦士に成長を遂げた。
勿論、自身がそれらを感じないだけでなく、悪魔超人らしく相手を思いやる気持ちも持たない為、痛みに苦しむ相手に容赦ない攻撃を与え続けることもできる。
サンシャインが悪魔将軍の能力を弟子に再現させようとした結果なのかもしれない。

当初は悪魔超人として登場し、万太郎に敗北した後はサンシャインと共に姿を消すが、その後正義超人に転向したようで、超人オリンピックにも正式に参加している。
ヒカルドはいっぺん超人委員会のお偉方を全力でぶん殴って良い。マジで。

修行時代は厳しい食事管理をされていた反動か、万太郎らと行動を共にするようになってからは、日本各地の様々な食べ物に舌鼓を打つ姿がよく見られた。


活躍

サンシャイン、レックス・キングと共に現れ、ゴージャスマンと戦い、勝利する。
バーバリアンを惨殺したレックス・キングに比べ、紳士的な態度と試合運びにゴージャスマンは感服したが、それに油断し握手として手を差し伸べたゴージャスマンの手を破壊する残虐さを見せつけた。

万太郎との試合では当初は勢いに乗る万太郎に押されていたが、その攻撃を全て涼しい顔で受け止め、自身の関節を外す事で技を抜けて反撃する。
どれだけ攻撃をしても倒せない相手に勝ちへの道が閉ざされ、絶望する万太郎を攻め立てる。
チェス・駒・チェンジの多彩な攻撃で万太郎を追い詰めるが、そのあまりの手応えのなさに戸惑いを覚え、やがて確信した。
万太郎の父が率いる正義超人は強くなかった。そして、それに敗れたかつての悪魔超人は、もっと弱かったのだと。

かつての戦いを侮辱されたサンシャインは思わずリング上のチェックに駆け寄るが、「向かってくる者は親兄弟でも倒せ」という教えを忠実に守り、チェックはそれを一蹴した。
そして、かつての仲間を想い流したサンシャインの涙を、ネガティブな感情の最たるものだと吐き捨てた。

万太郎にトドメを刺そうとストンピングを繰り出すが、燃えるような闘志に突き動かされた万太郎にその脚を取られ、締め付けられる。
相変わらず痛みを感じないチェックは涼しい顔でいたが、会場には靭帯へのダメージを示す不快な音が観客にまで聞こえるほどに響いていた。
ようやくサンシャインもそのパフォーマンスが誤りだと知り、防御や逃げを指示するが、もはやチェックはその言葉をせせら笑うのみだった。
再び絶望に押され弱気になる万太郎を、場外に投げ飛ばし、追撃をかける。
そして、壊れた机を使い、万太郎の首にエルボーを仕掛けようとした。
もはや口調以外に紳士的な面影のない、完全な悪魔超人の姿がそこにあった。
ついにはサンシャインもチェックに手を上げて彼の暴挙を止め、完全な仲間割れを起こす。
今度は万太郎がチェックを攻撃して、サンシャインを助け出した。

あんたは容姿も佇まいもカッコいいしギャル人気No.1の資格十分だ。しかし……

心に愛がなければ真のスーパーヒーローにはなれないよ

その言葉に呼応するかのように、チェックの右膝がドス黒く膨れ上がった。
前述の通り、彼はネガティブな感情を捨てた為、痛みを感じない。
その為、万太郎の攻撃も余裕をもって受け止め、幾度となく万太郎に絶望を味わわせていた。
だがそれは感覚だけのものにすぎなかった。
彼の肉体は度重なる攻撃により、とっくに限界を迎えていたのだった。
これもまた筋肉が付いただけだと信じていないチェックだったが、声援を受けた万太郎により、再度その部位に打撃を受ける。
そして、そこにきて初めて、耐え難い痛みに襲われてしまった。
そのまま火事場のクソ力を発現した万太郎のキン肉バスターにより、今度こそ敗れる事となった。

試合終了後、負傷したチェックの下にサンシャインが駆け寄る。
あれだけ仲違いし、暴言を吐いたチェックを、サンシャインは許して受け入れていたのだった。

しかし、秘蔵っ子であったチェックの敗北がサンシャインの事実上の失脚に繋がり、サンシャインには制裁の一撃が加えられる。
残った指導者がd.M.pの実権を握ろうとしたところ、サンシャイン傘下の悪行超人によってクーデターが発生した。
その結果、富士山のd.M.pの基地は自爆
意外な形でd.M.pは壊滅してしまうのであった。
そしてサンシャインはチェックを抱いて、万太郎らの前から去るのであった。


その後、KKDチャレンジでフォーク・ザ・ジャイアントと戦う万太郎の前に再び姿を現す。
かつて倒した強敵が自分を恨んで現れたと思う万太郎だったが、チェックは大人しく試合を観戦していた。
だが、フォーク・ザ・ジャイアントが場外乱闘をしようとした時、なんとチェックは万太郎を庇ったのだった。
そして、万太郎に静かに声援を送る。
悪魔超人として生きてきた彼は、万太郎によって試合の喜びを知り、正義超人へと転身し、万太郎のKKDチャレンジを見守る仲間となったのだった。

そして行われた超人オリンピックではモナコ代表の選手として正式に出場する。
しかし、予選の「二人三脚でZEI!ZEI!」にて、パートナーに選んだファンのシンヤが負傷。
自ら帯を切って棄権し、シンヤを守ることを選んだ。
失格はしたものの、既に心根は立派な正義超人として成長したことが窺えるのであった。


悪魔の種子編では正義超人たちと共に攫われたミートを助けようとするも、悪の心を持った超人しか通れないジェネラル・パラストのゲートバリヤーを通ることが何故か出来なかった
なおゲートバリヤーを突破できたのはジェネラル・ストーンを一時的に取り込んだバッファローマンと共に入った万太郎、スカーフェイスケビンマスクハンゾウイリューヒンバリアフリーマンだった。
元d.M.pの一員だったケビンとスカー、悪行超人だったハンゾウならまだしも、元から正義超人である筈のイリューヒンとバリアフリーマンが突破できてしまったのである。
彼だけ通れなかった理由は不明のままだが、一説ではサンシャインの教育で戦闘マシーンになったものの、上記の高邁な志向を持ち続けていたため完全な悪にならなかったのでは無いかと思われる。
その後ケビンと行動を共にし、ガゼルマンと巌流島での戦いに挑むケビン、スカーの船頭を務めた。
この時かつての師匠であるサンシャインもアシュラマン復活を察知して現れ再会するも、特に深掘りはされなかった。


究極の超人タッグ編では時間超人によってケビン消滅から救うべく、過去にタイムスリップする正義超人の一員に選ばれる。
究極の超人タッグトーナメント開催の際はタッグパートナーにセイウチンを誘おうとするも、万太郎の心無い言葉を受けてすっかり自信を失くしたことで断られてしまい、代わりにタイムマシンに密航していたネプチューンマンがセイウチンをパートナーとして誘った。

セイウチンのことを心配に思ったチェックは2人の後をこっそり追っていた。
だがそこで偶然ネプチューンマンの野望を聞いてしまい、セイウチンはネプチューンマンの特訓によって凶暴化してしまった。
セイウチンを元に戻そうと動くも、オプティカル・ファイバー・クロスボンバーによってどこぞの鬼畜超人の如く顔面の皮膚を剥がされ、戦闘不能にされてしまった

入場式の際には棺桶に閉じ込められていたがセイウチンが暴れたことで開かれ、その無惨な姿を公衆の前で晒される。
万太郎たちにネプチューンマンの脅威を告げて、病院へ搬送された。
2回戦が行われた時はセイウチンを戻すため、同じく試合で顔を剥がされたスカー、イリューヒン、バリアフリーマンと共に現れた。

準決勝後は万太郎のパートナーだったカオスの死後に咲いたピラリアの花の花粉により、顔を剥がされた正義超人たちと共に復活した。



…以上のようにd.M.p.編以降は連載終了まで全く正式な対戦はなかった。
その不憫ぶりはかつてのウォーズマンの扱いに近いようにも思える。というかウォーズと共通点*3が多かったりもする。


Vジャンプ版「オール超人大進撃」では本編と同様サンシャインの弟子だが、寝ずの番最後の一人としてd.M.pのアジトで万太郎と対決。
サンシャインに褒めてもらうと喜ぶ健気な弟子で、原作のように空中分解は起きない。
万太郎に将棋の駒をねじ込まれ、木製形態にされたことで身動きが取れなくなり、キン肉バスターを受けて敗北。
戦いの中で正義の方に心が傾き、それを見抜いたサンシャインの後押しもあり正義超人入りを果たす。
プレイボーイ版ではサンシャインとの別離は描かれなかったので、ある意味では補完である。

ちなみにサンシャインに師事していた時代の食事が「ゆで卵の白身にチキンの皮を剥いだもの」と低カロリー高タンパクの凄まじい偏食であることが明かされた。

正義超人入り後はd.M.pに洗脳されたH・F2期生のキャプテン・マッコウとおでん巨塔のゆで玉子リングで対決。
苦戦しつつも王式絢爛投げで勝利するもダメージの大きさから失神、結果は両者KOの引き分けになった。

超人一等祭では予選落ちしてしまい出番終了。

アニメ版


アニメ版ではKKDチャレンジでの再登場から何故かリングサイドのコメディリリーフとして開花。
閉鎖的な環境でトレーニング漬けだったので外の世界に興味津々で遊んだり食欲旺盛だったりは原作通りだが、アニメでは更に沖縄で石敢當とゴーヤを購入して両肩のチェスピースに変えたりなどかなり浮世を満喫している。オリンピック抽選会のピンボールも知らなかった。
サンシャインから変な教育を受けた反動で『ネガティブ国語事典』なる怪しげな本を持ち歩いており
に乗ったガゼルマン「鹿」を指して「馬鹿」と呼ぶなど鹿が馬に乗ってるからこれじゃカバだよ
『悪気はないけど毒気はある』描かれ方をされることもあった。

そんなガゼルマンとはゴージャスマンの「アクシュ」を肩代わりして以来の縁。*4
なぜか観客のギャルたちに混じって「キャー万太郎すてきー!」と一緒に声援をあげたり唐突に座布団を奪い合う寄席を始めたりの仲良しコンビ。アニメを見てから原作を読むと2人の接点の無さに驚くまであるかもしれない。

仮にも最初はクールだったり冷徹だった2人のあまりに仲の良いギャグ落ちぶりに「2人とも似てきたなぁ…」と万太郎も零すほどである。

アニメ1期のオリジナル最終章「最強悪行超人編」では万太郎以外のteam-AHOなど原作の不遇キャラなどに勝ち試合が描かれるなか、残念ながら人数と尺の都合で1人だけハブられてしまう。
しかしガゼルマンとセイウチンの試合で、おがぁとドロシーを人質にセイウチンを離脱させて2人がかりでガゼルマンを袋叩きにする敵の卑劣な策略に耐えきれず乱入するという一幕が描かれた。
このシリーズ人質3人を賭けたタッグ3チームの3本勝負であり、"3本勝負に参加した超人が乱入すると人質に危害が及ぶかもしれない"と前置きされ、部外者のチエックにしかできない役割という点を強調している。

「この世でもっとも尊いものを守りにきた。それは…仲間を想う心だ!」

「正義超人となった私は、これまでの戦いで彼らから多くのことを学んだ」

「友情の素晴らしさや、仲間を想う心の清々しさ…それを踏み躙る貴様を、私は許さない!」

怒りに燃えるチェックメイトは蛙と尻悪行超人コンビをルークとナイトのチェスピースチェンジを駆使して圧倒、2人がかりの相手を1人で手玉にとる強さを見せた。
その後、立ち上がったガゼルマンを見届け離脱する。

「余計な真似しやがって…」

「申し訳ない…どうしても自分を抑えることができなかった。許してください」

「いや、感謝してるぜ。まだまだ美味しい所は残してくれたようだな」

結果としてこちらでも最後まで試合は無かったが乱入という形で活躍と強さが健在であることが描かれ、正義超人として得ることができた心、そしてアニメでの主にコントで培ったガゼルマンとの友情を見せるなど、チェックメイトの総括としてかなりフォローされた扱いとなった。

重ねて言うがこの馬と鹿のコンビ、原作での絡みはほぼ無い。


必殺技


  • チェス・(ピース)・チェンジ
チェック・メイト最大の特徴とも言える、チェスの駒を用いた能力。
主に王様(キング)(ナイト)(ルーク)の3種類を使用し、チェンジした際にはその駒に対応した頭に入れ替わる。
キングは基本形態であり、冷静な思考と分析、判断により的確な試合運びを行う*5
ナイトは胴と腕を残し、頭と下半身が馬のような姿となった人馬形態。
その強靭な脚力を活かして戦う。
ルークは堅牢なレンガ造りの姿となる形態。
見た目の通り堅牢な防御力を誇り、いかなる打撃にも怯まない。
無機物らしく胴体を分離させて相手を挟み込むなど、人間離れした技も使用可能となる。

これら3つの駒の特性全てを併せ持った「グランドスラム」という、いわゆる全部乗せ形態も存在する。
キングの明晰な頭脳にナイトのしなやかさ、ルークの頑丈さを併せ持った、チェックの切り札とも言える姿である。
この形態ではレンガ造りの半人半馬という重厚な異形と化し、顔は半分が王様・半分が馬・王の冠が城のように石造りになるという折衷した様相となる。

また、彼の体には上記3種以外の駒もある事と、他人がその駒を使ってもチェックと同じようにその駒の特性が得られる事が作中で明かされている。
ただし、それによって兵士(ポーン)の駒を奪った万太郎は、上半身は甲冑に身を包んだ騎士のような姿になるものの、下半身は土台のような姿になり、その上一歩ずつしか歩けずに大幅に弱体化する事となってしまった。
つまり、駒自体は誰でも使えるが、使いこなせるのはチェック・メイトのみという事である。
なお、残りのチェスの駒であるクイーンとビショップに関しては作中で未使用であり、効果は不明*6

さらにVジャンプ版ではチェスの駒以外のものも入れられることが判明。
万太郎がリングインした際のコスチュームについていた将棋の駒を入れられた結果、体が木製に変わってしまった。

ちなみにアニメでは各形態に変身することで声色も変わっており、
貴公子然とした王様・嘶きのように高い声になる馬・くぐもってドスの利いた低音の城と演じ分けられている。

  • ケンタウロスの黒い(いなな)
ナイト形態で使用。
4本の足で激しい連続ストンピングを繰り出す。

  • 解体城(セパレーツボディ)
ルーク形態で使用。
オープン・ザ・ルークゲートでボディを上下に分割し、クローズ・ザ・ルークゲートで戻って相手を挟み込む。
また、腹部だけを分割してジャーマンスープレックスから抜け出し、胸より上の体と下半身でエルボードロップとニードロップを同時に繰り出すなど、攻防一体の能力と言える。

  • ルーク・スカイツイスター
ルーク形態で使用。
解体城を使って相手に突撃し、上半身が相手をコーナーポストに突き刺して、下半身が合体の勢いで追撃する強烈な攻撃。


  • 血括(ちくぐ)りの窓・窓簾(まどすだれ)
グランドスラム形態で使用。
胸の中心と両腿に空洞を作り、相手の両手両足を捉える。

  • 落爆人机(らくばくひとづくえ)
グランドスラム形態で使用。
窓簾で相手を捉えたまま飛び上がり、受け身も取れない状態でマットに叩きつける荒技。
手足の自由を奪って身体の前面を叩きつける落下技ということで旧作のナパーム・ストレッチに近い。

  • 馬式誉れ落とし
ナイト形態で使用する、チェック最大の必殺技(フェイバリット)
上空に打ち上げた相手の足の裏を自身の足で抑え、全体中をかけて頭からマットに叩きつける大技。
馬の巨体によって体重も800kg程に増しているため、その威力は凄まじい。
手によるホールドはせず、足の裏に乗って落下するというのは旧作の『メガトンキング落とし』そのままであるが、
サンシャインの経歴を考えるとむしろ親友である悪魔超人アシュラマンの必殺技
阿修羅飯綱おとし』の系譜に位置づけられる技と見た方が自然かもしれない。

グランドスラム形態でも使用し、レンガ造りのルークの重さも加わった殺人的な威力を秘めていたが、そちらは作中では不発に終わった。
アニメでは試合会場の天井を貫いての超高度から仕掛ける迫力ある演出になっている。

  • 王式絢爛投げ
Vジャンプ版にて披露した王様形態の必殺技。
相手の両腕をリバース・フルネルソンに固めて飛び上がり、無防備な腹部をコーナーポストの頂点に叩きつける荒技。
キャプテン・マッコウの胴体についたマッコウクジラの頭を破壊し勝利した。



追記・修正は食事をゆで卵の白身と鳥の皮を剥いだもののみにしてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • チェックメイト
  • チェック・メイト
  • チェック
  • 超人
  • 悪行超人
  • 正義超人
  • 新世代悪行超人
  • ナイトメアズ
  • d.M.p
  • チェス
  • チェスの駒
  • フォームチェンジ
  • モナコ
  • 漆黒の騎士
  • 漆黒の騎士(赤)
  • 冷血の騎士
  • キング
  • ナイト
  • ルーク
  • グランドスラム
  • ポーン
  • 人馬
  • 遠近孝一
  • 木内レイコ
  • 悪魔超人
  • 不遇
  • 何故かなかなか立たなかった項目
  • ケンタウロス
  • グルメ
  • ポジティブシンキング
  • キン肉マン
  • キン肉マンⅡ世
  • 師匠との不和
最終更新:2025年04月20日 16:57

*1 なお、体重はチェス・駒・チェンジにより変化する。800kgはナイト状態の数値。

*2 ちなみに、キン肉マンお馴染みの読者公募により採用された超人である。

*3 ヘルメットを装備している、師匠ポジションのキャラからスパルタ教育を受けて戦闘マシーンになっている、試合外でやられてしまい出番を潰される、マスク(チェックは顔の皮)を剥がされるなど。

*4 原作のゴージャスマンは骨が突き出るなどかなりグロい事になったがアニメのガゼルマンは軽く捻られる程度で済んだ

*5 実際はチェックの性格的な弱点から致命的な隙をさらすこともあり、精神的な強さは得られない

*6 格闘ゲーム『マッスルグランプリ』ではビショップ〇○という名称の技もあるが変身はしない。