ハッサン(DQⅥ)

登録日:2009/10/17(土) 01:43:05
更新日:2025/02/19 Wed 18:03:18
所要時間:約 3 分で読めます





ハッサンはこしをふかくおとしまっすぐにあいてをついた!


ドラゴンクエストⅥに登場するキャラクター。

CV:梁田清之(CDシアター)、安元洋貴(ヒーローズ2)



概要

力あふれる旅の武闘家。ダーマ神殿は封印されているのに「武闘家」であることは考えてはいけない。
実は大工仕事がとても得意。

レイドック王に会うために主人公が受けた兵士採用試験で出会う。
試練の塔で一番頂上の兵士に勝ち、宝を手に入れると主人公が兵士になれるが、一度でも塔から出るとハッサンに先をこされる*1

その後、城内で使われていない馬車をひけそうな、あばれ馬を捕まえるために仲間に加わる。
主人公に勝利している場合にも、主人公のことを気安く誘う好漢。
逆に主人公が勝利している場合も、同じようなシチュエーションで仲間に加わるため、図々しい印象が否めなくなる。

初対面のときから何となく分かるだろうが、猪突猛進で物事をあまり深く考えないタイプ。
特にDS版では、伝説の防具へ続く隠し階段の場所を最初から知っているプレイヤーに強烈なメタ発現をかますミレーユに対し、
彼は純粋にビックリしてくれている。

ちなみに遊び人に転職したときの「あそび」は
エッチな妄想をしたり、酒を飲んで火を吹いたりと、なかなか雑な扱いを受けている。
人形を作るとその人形が動き出して攻撃するというものも。大工ってこういうこともやるのか?

能力

【習得呪文・特技】
Lv5:とびひざげり
(敵1体にダメージ。飛んでいる敵にはダメージ増加)
Lv14:すてみ
(敵1体に通常攻撃の2倍のダメージを与えるが、そのターンは自分の被ダメージも2倍になる。DS版では疾風突きと同じく先制攻撃可能)
Lv18:におうだち
(この特技を使ったターンは、敵からの攻撃を全て自分が受ける。)
イベント習得:せいけんづき
(敵1体に大ダメージ。敵の岩石耐性によって命中率が変動する。)


最初に仲間になるキャラクターであり、せいけんづき・とびひざげり等物理攻撃を得意とするナイスでイカすナウい♂兄貴。

特に6では最強の特技と名高いせいけんづきをイベントで確実に習得できる点は大きい。
…実はその直後のボスである本気ムドーとは相性最悪という酷い罠があるのだが*2

見た目から想像できるように、力とHPの伸びが高いため、戦闘でも主力となる。
格闘技を得意としているが、剣も使いこなせる。
素早さはDQ4のライアンみたいに低いわけではないがやや控えめな方で、ステータスや装備品を見るに、武闘家というより戦士に近い。
パーティーのアタッカーとしてはもちろん、仁王立ちで壁役となることも。
実は素の守備力が平均以下なので、装備はちゃんと整えてやりたい。

DS版からはSFC版では使いづらかったすてみに先制効果が追加された*3
これにより、高い攻撃力で2倍ダメージを先制で繰り出せるという凄まじい強化を受けた。元からHPが高く素早さは低めのハッサンとの相性は抜群であり、雑魚相手には防御低下のデメリットも「やられる前にやれ」の精神で問題なく使用できる。
これを取得する頃にはメタルスライムが出現する夢見の洞窟もクリアしているため、改めて狩りに戻るのも良い。
ただし、雑魚戦は問題ないデメリットはボス戦(それこそ習得時期は夢ムドーあたりとなる)では下手すれば一撃でやられかねないので注意。

但し、かっこよさはとっても低い……。とはいえそれは初期装備の「かわのこしまき」がかっこよさ-20の為であり、初期値は4。同レベルの主人公のかっこよさ6とそう変わらない。 まぁ低い事には変わりないが。
プレイヤーからしたら彼のかっこよさの低さには疑問を覚えるかもしれないが、彼の魅力は武骨な男らしさに特化している。
かっこよさステータスの高いテリーは中性的なイケメンという「わかりやすいかっこよさ」を持っているが、ハッサンに関しては長く付き合ってみないとわからない魅力が多い。
簡単に言えばステータスのかっこよさの基準は我々の基準とはかなり違うのだ。
しかしステータスのかっこよさが低くてもハッサンは(勿論テリーも)かっこいいキャラなのは間違いないと言えるだろう。
やろうと思えばハッサンにベストドレッサーコンテストを任せる事も可能。
むしろかっこよさの面でキツイのはチャモロの方である。最終的なかっこよさはテリー>主人公>ハッサン=アモス>チャモロ。

かの有名なドランゴに比べると流石に色々なステータスで負けてしまうが、それでも十二分に戦力として恥じない為、基本的には一貫して一軍キャラを務めることが多い。
何よりドランゴとは職歴で確実に差をつけることができる。


装備

ほとんどの剣や鎧・盾・兜が装備可能。また、爪も装備可能で攻撃力も高い。
他キャラが装備できる物も多いので使いまわしをしやすく、お下がりなどが可能である程度財布に優しい。

また、ドランゴが装備不可能なちからのルビーを装備可能な為、純粋な攻撃力ではパーティ随一である。


転職ルート

MPが低いため、MP無消費で殴れる職と相性が良い。
まず武闘家を極め、その後は戦士を経てバトルマスターにするか、僧侶を経てパラディンを目指すのがオススメ。

バトルマスターでは高い攻撃力で敵を殲滅可能。素早さもある程度フォローできる。
パラディンでも高い守備力と攻撃力で活躍できるだろう。

スーパースターでも元のステータスが高いのもあり、マイナス補正されてもある程度戦え、特技も自力習得の物でフォロー可能。
ただし、複数攻撃がムーンサルトまでお預けになるので気になるなら武闘家でまわしげりを覚えてから転職すると良い。
遊び人の時は仕方ないので馬車に入れておこう。
装備品が豊富なのでベストドレッサーコンテストも突破可能になる。


クリア後にダークドレアムを手っ取り早く安定して倒したい場合は、ハッサンをはぐれメタルにするのが手早い*4
レベル上げでにおうだちを習得するため、はぐれメタルマスターで完全耐性を得たハッサンでにおうだちすればほとんどの行動を無効化ことができる*5
他のキャラがにおうだちを習得するにはパラディン★6まで極める必要があるが、この手順を省くことができるのだ。
ハッサンの火力を捨てることになるが、その場合はドランゴといった他のキャラを火力担当に当てよう。


余談

ネットでは下記のように結構なネタキャラと化している。
  • あまりに男らしいモヒカンは仁王立ちの証。
    ものの数分で小屋を建ててしまう程の腕前。
    シリーズで1、2を争うほど強引に仲間になるイイ男。仲間になった直後「かっこよさ」が0なのはオーバーフローによるためである。

  • 2chハッサンスレではあなほりが得意でチャモロとは共に仁王立ちする仲。

  • 攻略本の「厚手の鎧」を装備したハッサンのイラストは特に有名。
    「厚手の鎧」の絶妙なダサさと、それにマッチしたハッサンのガチムチ具合がなんとも言えない。

  • 同じ攻略本の「まぶしいひかり」の挿絵では、彼が太陽拳のポーズを取らされている。「におうだち」の男気溢れる挿絵とのギャップがすごい。

  • バトルロードではトドメの一撃で山肌を殴りつけて切り出し、そのまま持ち上げて敵に投げつける豪快な兄貴。

  • DS版のCMは彼が雄たけびをあげるシーンから始まり、CM中も彼を中心としたカット・セリフも多いとほとんど主人公のような扱い、もはやその存在に死角無し。

  • リメイク版DQ3のしんりゅうに出してもらえるすごろく場には「似ていると思っただろうが、私はハッサンの銅像ではないぞ。」というメッセージが出る像が存在する。あちらはスキンヘッドなので似ているのはマッチョだけである。











以下ネタバレ

正体

本来のハッサンはサンマリーノ出身の大工の息子さんである。
本人はそれが嫌で家を飛び出し、ムドーと戦おうとするレイドック王子と知り合うことになるが、大工の経験は記憶を失っていても体は忘れていなかった。


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最終更新:2025年02月19日 18:03

*1 実際はこの他にも複数ハッサンに敗北するフラグがポイント制となっている

*2 せいけんづきは岩石属性であり、耐性のある敵には命中率低下となっている。しかし、メッセージ上は「ミス」と表示されるため、この仕様を知らない(それこそSFC版当時は詳細な設定をわかるわけがない)場合は「避けられただけ」と思い込んでしまう。そして本気ムドーは強耐性(命中率50%)。前哨戦では弱耐性(命中率85%)というのもあって騙されるプレイヤーは多かった

*3 「まだ捨て身で攻撃をしていないのに、被ダメが2倍になる」という状況はよく考えるとおかしいからだろう。

*4 SFC版なら仲間にしたボストロールでも可能だが、そもそも仲間になりづらい

*5 一部におうだち無視の攻撃もあるので流石に完封とはいかない