ガオマッスル

登録日:2019/12/07 (土曜日) 19:43:36
更新日:2020/01/25 Sat 16:34:00
所要時間:約 14 分で読めます





「百獣合体!」


新たなるパワーアニマルと心を一つにして、いま巨大なる精霊の王が生まれ変わります!


誕生!


ガオ!!



ガオとは、スーパー戦隊シリーズ第25作『百獣戦隊ガオレンジャー』に登場した巨大ロボで、ガオレンジャーの二号ロボに該当する。
初登場はQuest10「月が招く!!」。
本項目は、Quest10のあらすじおよび派生形態についても記載する。


全高:61.5m
全幅:50m
重量:5480t
出力:5000万馬力→7000万馬力(ソウルバード融合時)
テーマソング:「HOT! HOT! ガオマッスル」(歌:山形ユキオ)


【Quest10「月が招く!!」あらすじ】

前話であるQuest9「双子が微笑む」にて、ガオレンジャーは双子のパワーアニマルであるガオポーラーガオベアーを仲間にし、ガオキングダブルナックルとなり携帯電話オルグを氷牙炎滅・ベアーストライクで撃破した。
しかし、ガオポーラとガオベアーが持つ相反する力に耐え切れずガオキングが突如分離し、そのリーダーであるガオライオンが倒れてしまった。

ガオソウルが減少し病に苦しむガオライオンを救うため、ガオレンジャーは治療のための『輝きのキノコ』が生えるという『聖なる森』を目指し夕日ヶ丘ニュータウンに向かう。
10年前に森林地帯を切り拓き造られたと言われるその町に立ったガオレンジャーは謎の雄叫びを聞き、満月からの光に招かれて未知なる森に迷い込む。
守護神たる『荒ぶる森の守り神』を奉る住人は、突如森に現れて自他ともに認めるオヤジギャグを言いながら木々を嬉々として切り続ける『鋼の鎧を身に着けた鬼』ことブルドーザーオルグ*1に頭を悩まされており、長老の頼みを引き受けたガオレンジャー(特に住人の一人たる喜代に一目惚れしたガオブルーこと鮫津海)は輝きのキノコの正体である『ヒカリダケ』を探すついでにオルグ退治に向かう。

既に巨大化していたブルドーザーオルグを相手に、時空を超えて『聖なる森』に駆けつけたパワーアニマルと共に戦うガオレンジャー。
ガオキングのフィンブレードを弾きバケットによるぶちかまし攻撃で怯ませるブルドーザーオルグに対し、命がけで戦うガオライオンの覚悟を受け止めたガオレンジャーはガオキングダブルナックルに百獣武装。
パワフルな打撃でブルドーザーオルグを圧倒するがベアーストライク発射寸前でグロッキーに陥り、分離状態に追い込まれてしまう。「ど~だど~だ、ブルド~ザ~! なんつって~!」


森の守り神様! お天狗様たちに、お力をお貸しください!


絶体絶命の状況の中、喜代とガオポーラー&ガオベアー兄弟の祈りを受け、聖なる森の守護神たる10体目のパワーアニマル・ガオゴリラが復活。
ブルドーザーオルグを剛腕から繰り出す怪力で豪快に投げ飛ばし、バナナボムで「そんなバナナ~!」と怯ませた。

ガオゴリラ、君の力を借りるぞ!

ガオライオン、休んでいてくれ!


新たなガオの宝珠を手にしたガオレッドは仲間と共に獣皇剣を重ねて百獣合体。
ここに、第二の精霊王・ガオマッスルが誕生した!

「ガオマッスルだろうが、やっつけてやりマッスル~!」と怯まず迎え撃つブルドーザーオルグだが、自慢のぶちかまし攻撃を弾き返されては剛腕で腕をねじ上げられてマッスルクラッカーによる反撃をくらってしまう。
そして、剛力無双・マッスルラリアットでとどめを刺されるのだった。
森に平和が訪れ、勝利の雄叫びを上げるガオマッスル。それを聴いたガオレンジャーは、異世界の森に入る時に聞いた声がガオゴリラのものだったと知る。
やがて、再び月が輝き……ガオマッスルと共にガオレンジャーは元の世界に戻る。

喜代へ別れのあいさつすら言えず落ち込むガオブルーを除き、目的のヒカリダケを探すことを忘れていたガオレンジャー一同はあたふたと慌てるが、何かに気付いたガオブルーがニュータウンの公園へと向かう。
変身解除した海を追い、公園へと向かうガオレンジャー。そこにはかつて、聖なる森に奉られたものと同じ祠があり、中には筆文字で書かれた木箱が安置されていた。


さめづてんぐさまへ きよ 天正元年


天正元(西暦1573)年は織田信長をはじめとした戦国武将がしのぎを削った時代である。となると、ガオレンジャーが迷い込んだのは異世界ではなく過去の世界……?
メンバーの疑問をよそに木箱を開ける海。中には喜代が愛用していた巾着が入っていた。
紐を解くと輝きのキノコことヒカリダケがまばゆい輝きと共に現れる。もしかすると、鬼から聖なる森を救ってくれた『お天狗様』ことガオレンジャーへの時を超えた贈り物だったのかもしれない。

かくして、海の時を超えた想いと引き換えに、ガオレンジャーはガオライオンを救う手段だけでなく、新たな仲間と精霊王を得ることができた。
しかし、完全にガオライオンを復活させるためには輝きのキノコを媒介にしてガオの卵を生み出し、黒羽の谷に向かいたくさんのガオソウルを与えてガオの心臓ことピヨちゃんを孵化させなければならないのだが、それは別の話……。


青年たちに起こった一夜の不思議。

仲間になりたかったガオゴリラが、彼らを過去へ呼んだのでしょうか?

真実は、誰も知らないのです……。


【特徴】

ガオマッスルの合体はガオキングと同様、五人のガオレンジャーがガオの宝玉をセットした獣皇剣の剣先を合わせた後、ガオレッドの「百獣合体!」の号令と共に発動。
ガオゴリラを中心に、ガオイーグルガオポーラーガオバイソンガオベアーが一斉に駆けだしながら合体体制に入る。

まず、雄叫びを上げたガオゴリラの下半身が胸部の方に折りたたまれ上半身部を構成。両腕部が収納されて中世の剣闘士を思わせる頭部がせり出される。
ガオポーラー&ベアーはガオキングダブルナックルと同様に両腕部となりガオゴリラの左右に結合、ガオイーグルがガオバイソンの上部に乗っかる状態で下半身となり上半身部と合体することで完成する。

Quest11「父親上京。」以降は『筋肉の戦士』と称されるように、合体完了時にはサイドチェストで盛り上がる鉄の筋肉をアピールした後、両腕部を掲げて上腕三頭筋と硬い胸板を奮い立たせるポーズが印象的。
初陣では強固な装甲が自慢のブルドーザーオルグをねじ伏せたように、パワー・防御力ともにガオキングを上回っている。
その反面、技ではガオキングに劣るため、猛獣使いオルグに操られるガオキングを押さえ込もうとした際には投げ技で返されてしまった。

操縦はガオキングと同様、合体したパワーアニマルの内部に存在する異空間内で行われる。
当初はガオの宝珠のはまった獣皇剣を個別のプレートに添える形で操縦していたが、Quest14「魂の鳥が叫ぶ」以降は、精霊の卵からかえった雛鳥・ピヨちゃんが変化したソウルバードを介して操縦される。
その際、馬力も2000万も上昇されている。

ガオライオンが戦えない状態に陥った際にガオキングの代わりに使われており、物語の節目節目で武者人形オルグ(Quest11)、フリーザーオルグ(Quest13)、はぐれハイネスラクシャーサ(Vシネマ『ガオVSスーパー戦隊』)といった強敵と相まみえるのが目立っている。


◇武器

  • マッスルアンカー
Quest11で初使用。
鎖付きの巨大な錨で、ガオマッスルの怪力で豪快に振り回すことで威力が増す。
錨で攻撃するだけでなく、鎖で巨大オルグ怪人を捕縛することも可能。

  • マッスルクラッカー
両肩部の砲門から光弾を速射する。


◇技

  • バイソンキック
ジャンプしてきりもみ回転しながらドロップキックを繰り出す。

  • マッスルベアーハッグ
オルグ怪人を羽交い絞めにしながらベアーハッグを決める。


◇必殺技

  • 剛力無双・マッスルラリアット
ガオマッスルの基本必殺技。
左右別々に強烈なウエスタンラリアットを炸裂させ、オルグ魔人を粉微塵にする。
ベアーナックルからは黒い稲妻エフェクト、ポーラーナックルからは白い稲妻エフェクトが迸るエフェクトが映る。

  • 氷牙炎滅・ベアーストライク
ガオマッスルもガオキングダブルナックルの必殺技が使える。
ポーラーナックルから吹雪、ベアーナックルから炎を同時に噴射する。

Quest20では狼鬼の操るガオハンターイビルの天地震撼・ビーストハリケーンと撃ち合った挙句相殺、両者ともに吹っ飛び合体解除に追い込まれた。
正月回であるQuest46ではガオシルバーの操るガオハンタージャスティスのビーストハリケーンと合体攻撃を披露。正月オルグを撃破している。


◇百獣武装


ガオマッスルもガオキングと同様、パワーアニマルを組み替えて百獣武装が可能。

劇中に登場したガオマッスルの百獣武装は以下の通り。


ガオマッスルストライカー


全高:60m
全幅:42m
重量:5760t
出力:5500万馬力

Quest27にて初登場。
ガオイーグル&ガオバイソンの代わりにガオライノスとガオマジロが合体した新たな合体形態。
ツボオルグによって、ガオハンターとガオキングを壺の中に封じられた際に初期メンバー一同が使えるアニマルを出し合った際に閃いて、ツボオルグ撃破以降はこの形態がデフォになった。
回転ジャンプしながら両腕でラリアットを決める『ストライカーボンバー』や、必殺シュートの『強蹴爆砕・ライノシュート』を繰り出す。
ガオキングストライカーの『強蹴一閃・ライノシュート』がドライブシュートばりに一直線に突っ切るものだったのに対し、ガオマッスルストライカーのライノシュートはガオマジロが分身魔球のごとく分裂するパワフルなものとなっている。
Quest29「鹿が癒す」では、巨大墓石オルグの猛攻に耐えながらもマッスルクラッカーの牽制攻撃とマッスルアンカーの捕縛攻撃で反撃し、マッスルベアーハッグからのモズ落とし(名称不明)を決めて大打撃を与えた。*2


ガオマッスルストライカークロスホーン


Quest38に登場。
ガオマッスルストライカーからガオベアーを分離し、左腕にガオディアスを百獣武装した形態。
猛獣使いオルグに操られるガオキングスピア&シールドを救うために武装し、癒しの力で元に戻そうとしたものの、ガオシャークに阻まれて失敗。
結局ガオキングと同様に操られてしまった。


ガオマッスルストライカースピアー


Quest47に登場。
ガオマッスルストライカーからガオポーラーを分離し、ガオジュラフを百獣武装した形態。
蒸気機関オルグにリゲーターブレードを強奪されたガオハンターを『悪鬼貫徹・ネックスラスト』らしき技(技名呼称なし)にて助けるが、相手の怒りの火炎放射でダメージを負いガオハンターと共に敗れてしまった。


ガオマッスルシャークタイガー


撮影会でのみ披露された本編未使用の形態。
ガオマッスルからガオポーラ&ベアーを分離し、右腕にガオシャーク、左腕にガオタイガーを百獣武装した姿。
ガオキングと同じくフィンブレードを武器とする。
玩具ではこのリデコとして追加でガオエレファントを百獣武装した、劇場版『火の山、吼える』にのみ登場する劇場版限定ロボ・が登場。
その中核となるガオコングも発売されている。
さらにガオコングのリカラーであるガオエイプを中核としたガオナイト・ブラックバージョンも存在する*3


【余談】

テーマソングである「HOT!HOT!ガオマッスル」はOPテーマ「ガオレンジャー吠えろ!!」と同様、山形ユキオが暑苦しく熱唱する。
ゴリラの鳴き声とドラミングを意識したオノマトペも耳に残る。
「あまりのパワフルさに、イベントでの歌唱にて子どもを泣かせてしまった」という逸話もあったとか……。


Wiki篭りに追記・修正されることで筋肉の項目が誕生するのです!


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