登録日:2020/01/21 Tue 21:37:07
更新日:2024/10/15 Tue 17:15:08
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『Batman: The Wedding』は2018年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。
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作品情報 |
『Batman Vol.3』#45~#50
発売 2018年4月から
脚本 トム・キング
作画 トニー・S・ダニエル(#45~#47、#50)、ミケル・ハニン(#48~#50)、ホセ・ルイス・ガルシア=ロペス(#50)、ベッキー・クルーナン(#50)、
ジェイソン・ファボック(#50)、フランク・ミラー(#50)、リー・ベルメホ(#50)、ニール・アダムス(#50)、アマンダ・コナー(#50)、
ラファエル・アルバカーキ(#50)、アンディ・キューバート(#50)、ティム・セール(#50)、ポール・ポープ(#50)、ミッチ・ゲラッズ(#50)、
クレイ・マン(#50)、タイ・テンプルトン(#50)、ジョエル・ジョーンズ(#50)、デビット・フィンチ(#50)、ジム・リー(#50)、
グレッグ・カプロ(#50)、リー・ウィークス(#50)
『DC Nation Vol.2』#0
発売 2018年5月
脚本 トム・キング
作画 クレイ・マン
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日本では2019年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。
#48~#49はバットマンの結婚を阻止しようとする
ジョーカーの奮闘が描かれる。
新郎の友人ジョーカーとの会話から新婦
キャットウーマンが新郎バットマンの本質を知り
結婚式につながる。
前日談として『バットファミリー』とバットマンの結婚を知ったヴィランの戦いを描いた5作のワンショットが発売された。
#50ではついに
結婚式が描かれ、バットマンの過去のエピソードを彩った名アーティストたちが参加している。
ラストにはまさかのシーンが描かれ、バットマン・サーガは新たな展開に向かうことになる。
『Batman Vol.3』#45~#47
【物語】
バットマンの結婚を知ったブースターゴールドは、彼へのギフトとして両親が生きる人生を見せてあげようとする。
しかし両親の生存によりブルースがバットマンにならなかった影響で、大きく歪んだ世界が生まれてしまう。
ブースターは世界を元に戻す前にブルースに真実を伝えるが、ブルースはスキーツを破壊し両親が生きる世界を選んでしまう。
大切な相棒を失ったブースターは世界を救うためにある計画を実行する。
【登場人物】
25世紀の未来からやって来たヒーロー。ハイテク警備
ロボット、スキーツを相棒としている。
望む夢を見せる『ブラック・マーシー』の力で
スーパーマンが悲劇を含む今の人生の大切さを知ったため、
バットマンにも同じ体験してもらおうと過去を変えた結果、世界を大きく歪ませる事態を引き起こしてしまう。
その不安や後悔からかいつも以上の軽口を叩きながらも、世界を元に戻そうと彼なりに奔走するが、
両親との生活を選んだブルースによって
タイムトラベルに必要なスキーツを破壊されてしまう。
それから一年後、ブルースの気持ちを変えるために愛する
キャットウーマンと再会させる作戦を思いつく。
成功に絶対の自信を持っていたが、世界の歪みの影響を甘く見てさらなる悲劇を引き起こしてしまう。
ゴッサムの名士ウェイン家の一人息子。ゴッサムに尽くす両親と異なり、2人と暮らせればそれでいいと思っている。
心の何処かで今の世界がおかしいと感じており、ブースターの言葉で確信に変わるも元の世界を拒否してしまう。
そして父トーマスとくつろいでいるところにブースターと
キャットウーマンが現れ……。
猫のようなコスチュームに身を包んだシリアルキラー。その罪で『アーカム・アサイラム』に収監されていた。
スキーツが破壊されて一年後、ブルースに愛を思い出させるためにブースターの手で脱走した。
『アーカム』に居たせいか猫のような唸り声しか発することができない。
『
バットマン リターンズ』のようなコスチュームでブルースの前に現れるも……。
ブルースの両親。ブースターの介入で妻
マーサと共に生存し、ゴッサムをより良くしようと努力しているが成果は出ていない。
ゴッサムの危機を前に心労で倒れてブルースと妻を不安にさせるも何とか回復したが……。
蝙蝠を模したコスチュームに身を包んだ狂人。様々な銃火器を用いてジョーカー化したヒーローなど危険人物を殺して回っている。
ブースターがジョーカー化する前に殺そうとするも、自分の素性を知っていたことに動揺し取り逃した。
そして一年後、ブースターと
キャットウーマンの命を狙いウェイン邸に踏み込んだ。
≪その他≫
ブースターゴールドの相棒を務める25世紀の警備
ロボット。
タイムトラベルの知識を蓄えており、ブースターにアドバイスや解説、ツッコミを行う。
しかし今回は事態の大きさもあってかいつも以上に冷たい態度を取る。バットマンへのギフトは
チーズ皿を提案していた。
ブースターのブルース捜索に協力するも、両親との人生を選んだブルースに破壊された。
ユーラシア大陸全域を支配する親子。
ジョーカー化を引き起こした張本人。
コブルポット米大統領とつながっており、
キャットウーマン脱走に乗じてゴッサム進出をはかる。
タリアはラーズの後継者になる気ではあるが、パートナーに恵まれずグールの栄光も自分で最後と思っている。
宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。ジョーカー化の影響で正気を失っており、ブースターの目の前で自殺した。
彼以外のヒーローはジョーカー化かスターロとの戦いでバットマンが居なかったために全滅している。
ゴッサムの住人たち。全員バットマンと無関係な人生を歩んでいる。
ジェイソンはタイヤ販売会社を営んでおり、対ジョーカータイヤを開発したが、子供が犠牲となっており訴えを起こされている。
ティムはエンジニアとして平凡な道を歩み、デュークは一度ジョーカー化し脳手術で治療されるも廃人になっている。
『Batman Vol.3』#48~#49
【物語】
ジョーカーが教会式を襲撃したと知り、バットマンはジョーカー阻止に急行する。
【登場人物】
ゴッサムを守る闇の騎士。教会式の参加者を皆殺しにしたジョーカーを戯言に耳を貸すことなく速攻で倒そうとする。
しかし自分自身を人質にしたジョーカーに手を出せず、彼に従い祈りを捧げた隙に爆弾で倒れてしまう。
猫のようなコスチュームに身を包んだ女盗賊でバットマンの婚約者。
バットマンのピンチを知ってジョーカーに挑むも、相打ちで倒れ互いに動けなくなりジョーカーと他愛もない話をする。
その会話の中で自分そしてジョーカーにとってのバットマンを再確認していく。
犯罪の道化王子とも呼ばれるバットマンの
ライバル。バットマンの結婚を知り、彼に会うために事件を起こした。
いつも通りの悪趣味なジョークと彼なりの愛の講義をバットマンに語りそして隙をついてトドメを刺そうとする。
しかし
キャットウーマンの妨害で喉をかき切られ、その流れでバットマンについての会話を楽しむことになった。
『Batman Vol.3』#50
【物語】
【登場人物】
ゴッサムを守る闇の騎士と彼の婚約者。
結婚式の日を迎え、介添人や衣装などを整え思い出の屋上に向かう。
式を前に互いに相手への手紙を書き残した。
バットマンと
キャットウーマンの介添人。ホリーは『アーカム・アサイラム』からウェイン邸に招かれた。
バットマンに司祭役として選ばれた男。『ポーキー』の酒場で酔っ払っており、朝早くの出来事は記憶に残らないため選ばれた。
- トゥイードルダム(ダムフリー・トゥイード)、トゥイードルディー(ディーバー・トゥイード)
鏡の国のアリスの登場人物によく似た2人組。
いとこ同士。結婚を前にしたバットマンと
キャットウーマンの最後のヴィラン。
その直前にはカイトマンが戦っていたが、彼は最後の相手になれなかった。
追記・修正お願いします。
最終更新:2024年10月15日 17:15