ランコア

登録日:2020/1/25 (土曜日) 00:40:00
更新日:2020/02/08 Sat 13:51:15
所要時間:約 4 分で読めます





ランコアとは、スターウォーズシリーズに登場するクリーチャーである。
英語表記はrancor
翻訳によってはランコアではなくランカーと表記することもある。
後述する通りジャバ・ザ・ハットのペットとして有名なクリーチャーである。

●目次

概要

長い腕と牙だらけの口を備えた巨大な頭部、それに反して貧弱な下半身というアンバランスな体型が特徴の爬虫類型クリーチャーである。

原産地はダソミアという惑星だがランコア自体がアクレイやバンサ同様に
あらゆる環境に適応することが可能な適応力と後述するように劣悪な環境でも
ある程度は生きていける程の生命力を備えているらしく、
設定では悪質なハンターや犯罪者に持ち出されたものが逃げ出したり放逐されたりした結果
ダソミア以外の惑星にも定着、しかもダソミアと異なる環境に適応し、
原種とは異なる形質に変化しているという。
ちなみに主な定着先として知られているのはフェルーシアとタトゥイーンであるとのこと。

クリーチャーの中でも特に強い力を持っており、ジャバの飼育していたランコアの印象も
あってか凶暴な生物だと思われがちであるが実は本来はそれほど凶暴ではない。

本来はクリーチャーとしては高度な知能を持ち合わせているようでダソミアでは道具を扱う個体が確認されている他、
フェルーシアに定着した亜種ジャングル・ランコアは数ある亜種の中でも特におとなしい性格でフェルーシアンと共存している。
ただ、力が強くそもそもが肉食なので危険な猛獣であることに変わりはないが、上述の特性故に
好事家にとってコレクションないし玩具として弄ぶには最適な生物であり、しばしば処刑用の怪物として粗末な環境で雑に飼われる虐待に晒されている。
皮膚も分厚く、生半可なブラスターでは仕留められないほど頑丈で、その力と相俟って
作中世界観においてはガンダークと並び力強いものの比喩でよく用いられる。

活躍



EP6

初登場となった今作においても経歴が設定されており、
それによれば元々はある人物の依頼で出荷され、輸送された個体であったが
しかし輸送中に檻を破壊し、乗員全員を殺してしまい、
宇宙船はタトゥイーンに墜落。それでもなお宇宙船の中で生存していたのを
ジャワのティール・カックが発見、ジャバの執事であるビブ・フォーチュナによって生け捕りにされたものであるという。

作中ではジャバに逆らった為に機嫌を損ねてしまい、落とされた踊り子のウーラを食い殺しており、
その後交渉に来たルーク(と道連れで落ちたジュブナック)が落とされた際に本格的に登場。
逃げようとするジュブナックを最初に丸呑みし、続けてルークに襲い掛かり、
腕に捕えるが途中で手にした何かの骨で喉の奥を突き、怯んだ隙につっかえ棒のようにして脱出。
だが即座に噛み砕き、再び襲い掛かるが自身が通過したゲートの下に来たことを
見計らったルークによって頭蓋骨をゲートのスイッチに投げつけられ、
これによって落ちてきたゲートの扉に首を挟まれてそのまま死亡してしまう。

作中では先述のとおりジャバに逆らったウーラとルークと共に誤って落下してしまったガモーリアンのジュブナックが捕食されているが
レジェンズ版でのみ描かれた後日談によればなんと後者は奇跡的に生存し、ランコアの死亡後に胃袋を切り裂いて脱出したとのこと。

余談

ルークが投げつけ、ランコアを倒すきっかけとなった頭蓋骨は設定では
ビドロ・クワーヴというならず者の物であるとされており、最初の犠牲者である。


ウーラを食い殺し、誤って落ちてしまったジュブナックを丸呑みするなど
登場時間はやや短時間気味ながらも作中で強烈なインパクトを残したジャバの
ランコアだが設定では他のクリーチャーと戦わせられて衰弱していたようであり、
ルークが倒したのはそれを察し、虐待同然の扱いから解放するための最善の手段だったという設定が存在する。

生半可なブラスターなら致命傷にならない頑丈な表皮は加工すれば上等な革製品になるらしく、
あのドゥークー伯爵もランコアの革から作られた革製品を好んで身に着けていたという。

飼育を担当していたのはマラキリという人物だが傷の手当などをしていた為かランコアも彼には懐いており、ある種の友情の様なものが築かれていた。
その為ルークに倒された際に号泣してしまい、周囲に慰められているのが確認できる。


その特徴的な外見からかクリーチャーの中ではそれなりに人気があったようで立体化に恵まれており、
一時期ではあるがハズブロ社からは巨大なフィギュアが発売されていた他、
レゴブロックでもランコアのいる空間を再現したものも発売されていた。
もっともどちらもレアなものであり、場合によってはプレミア価格となっているので入手は困難なのだが…

初期はハットの作った人造生命体、或いはミュータントという設定も存在しており、
アンバランスな体型なのはその名残とのこと。

撮影は当初は着ぐるみで行われたが上手くいかず、最終的には巨大なパペットでの操演となり、
これに低速再生と合成技術を使うことで力強く、尚且つ巨大なクリーチャーに見せている。
特別編では合成でどうしても生じてしまう粗さが修正されており、より生物感のあるリアルなものになっている。

ランコアをデザインしたクリエイターによればデザインコンセプトは
なんとジャガイモとクマのハイブリッドとのこと。


追記・修正は落ちてきた獲物を丸呑みしてからお願いします。

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