登録日:2020/02/01 Sat 20:09:53
更新日:2026/04/04 Sat 12:04:51
所要時間:約 4 分で読めます
SAFの隊員とファイヤーマンは、これからもあらゆる悪と戦うだろう
そして、君たち少年たちがいつの日か真の勇気を持ってSAFの隊員になってくれる事を海野隊長は願っているのだ
宇宙怪獣スペーグスとは、『
ファイヤーマン』の第29話「射つな!怪獣だって友達だ」に登場する怪獣。
【概要】
出典:ファイヤーマン/円谷プロ/第29話「射つな!怪獣だって友達だ-宇宙怪獣スペーグス登場-」/1973年7月24日放送
東京郊外の工場の地下から出現した怪獣。
現場を調べた時に見つかった金属片が
地球のものではなかった事から、数億年昔に宇宙船で地球にやって来て眠っていたものと推測された。
肉食性だが、性質は大人しく最初に現れた時は
太陽の
光に戸惑う様子を見せた。
しかし、子供のスペーグスJr.が殺された事で怒り狂って凶暴化してしまった。
武器は口から吐く超微粒の「スペースガス」で、
毒はないが機械を故障させてマリンゴンを墜落させたり、生物が浴びると呼吸困難を引き起こす。
また、本気で戦う時には驚くほどの敏捷性を見せ、強力な尻尾で何度も相手を打ちのめす。
最後は
ファイヤーマンの「ファイヤージャック」で動きを止められ、「ファイヤーフラッシュ」で頭を砕かれて絶命した。
着ぐるみは22話に登場した
デストロザウルスの改造。
性格は大人しいので、侵略用に送り込まれたというより、案外ペットのような存在で地球に捨てられたのかもしれない。
放送当時発売していたトレーディングカードでは、何故かスペーグスJr.として紹介されている。
【宇宙怪獣スペーグスJr.】
出典:同上
身長:2.1m
体重:94㎏
出身地:宇宙
スペーグスの子供の小さな怪獣。
まだ誕生して間もないらしく、性格はこちらも大人しく素直に海野とみのるに連いてくるなど人懐っこい所もある。
海野に保護され、宇宙へ返されようとしたがスペーグスに怨みを持つ人間に殺されてしまった。
【劇中の活躍】
SAFに憧れる少年、梶川みのるが今日もSAFごっこに夢中になっている最中に出現。
他の子供たちは逃げてしまったが、みのるは何と自分の勇気を試すためにスペーグスに向かって行った。
そこへ、海野が駆け付け止めに入る。憧れのSAFの隊長が現れた事にみのるは大感激して隊員にしてくれるように頼み、
流石に叱られてしまったが無線で隊員に指示を出す姿を尊敬の眼差しで見つめる。
現れた怪獣スペーグスはそれほど狂暴ではなく、突然太陽の光を浴びて戸惑っているようでしばらく歩き回った後再び地中に潜っていった。
SAFでスペーグスの正体について話していると、入口の警備員から「海野隊長に面会させろ」と言って動かない子供がいると連絡が入る。
それは再びSAFの隊員にしてくれるように頼みに来たみのるだったが、海野は実験室の
マウスの世話をするように指示。
何だかんだでマウスに愛着を抱いていたみのるだったが、三日目の朝みのるが実験室に来ると部屋が滅茶苦茶に荒らされており、マウスはスベークスJr.に食べられる。
マウスを食べられた怒りから、みのるは棒を拾って殴りかかるが、追いかけてきた海野に止められて諭される。
海野の話を聞いたみのるは怪獣を許し、SAFで保護して宇宙に返す事にする。
近くを調べていた水島とマリ子も、怪獣を連れた二人には驚くばかり。
しかし……、
突然、数人の男達が現れて怪獣を引き渡すように迫ってきた。
男達は、最初にスペーグスが出現した時に巻き込まれて破壊された工場の従業員で、その
復讐をしようと集まって来たのだった。
海野と水島が止めに入るが、工場と仲間を消された怒りから暴徒と化した男達は聞く耳を持たない。
それでも説得を続ける海野だったが、とうとう男達の一人が持っていた猟銃で怪獣を撃ち殺してしまう。
みのるは怪獣を殺した男に掴みかかかるが、そこへ再びスペーグスが出現。
だが、その様子は先ほどとは全く違っていた。
子供が殺された事を知って、地球の人間に激しい敵意を持ってしまったんだ……
スペーグスは子供が殺された事で怒り狂い、人間に明確な敵意を持って暴れ出してしまったのだ。
やむなく、海野は本部で待機していた岬にマリンゴンで攻撃するように指示を出す。
しかし、スペーグスはマリンゴンの攻撃をものともせずに口から吐く「スペースガス」でマリンゴンを撃墜。
岬はファイヤーマンに変身し、スペーグスとの悲しき戦いが始まる。
スペーグスは凄まじい力でファイヤーマンを圧倒して苦しめたが、「ファイヤージャック」で動きを止められた所へ「ファイヤーフラッシュ」を受けて倒された。
【その他】
スペーグスはウルトラシリーズなどに定期的に見られる「本来大人しく無害な怪獣が、人間に子供を殺されたり、さらわれたりして怒り、暴れだす」というストーリーに置かれた怪獣だが、それらとの差別点としては殺した人間にもそれなりの理由があるという事が特徴。
例えば、ウルトラシリーズにおける
キングトータス&クイントータスは金儲け、
パンドラは誤解による怨みという理由だったが、こちらは偶然とはいえ勤め先を破壊された上に明確に死亡者まで出ているという事が語られている。
ただ単に「怪獣だから」「宇宙人だから」という偏見や差別的な理由ではなく、怪獣を憎む理由があるのだ。
彼らにすれば、スペーグスJr.を保護しようとする海野の行動は裏切りに等しいとも言える。
だからといって、当事者ではない生まれて間もない子供をリンチするのが正しいのか、このような所も考える所だろう。
しかし、確かに死んだ子供怪獣が生き返る
ハッピーエンドは心情には優しいが、失ったら帰ってこない「生命の尊さ」を伝えるにはこちらの方が心に刺さるのかもしれない。
追記・修正お願いします。
- スペーグスの倒し方がエピソードに反してすごい凄惨すぎる -- 名無しさん (2020-02-01 20:33:45)
- レッドファイッ! -- 名無しさん (2020-02-02 03:18:58)
- ↑来んな、この場面にはマジで来んな!(必死) -- 名無しさん (2020-02-02 08:34:42)
- 相手にどんな背景があっても妥協せず対処するのがレッドマンの出した答えならば、やむを得ない -- 名無しさん (2020-02-02 09:05:14)
- 工場の人たちも身近な人(同僚)が殺されてるから暴徒と化すのも仕方ないよな。建物だけならともかく、命もだし -- 名無しさん (2020-02-02 09:19:28)
- スペーグスって怪獣型の知的生命体だと思う。ファイブマンに出てきた巨大宇宙人の小学生サイラギンみたいな -- 名無しさん (2020-02-02 16:29:34)
- コスモスやXだったら救えたのかなってそう言う話じゃないよねこれは。実際人殺されてるんだし、対処もやむを得ないと思う。 -- 名無しさん (2020-02-03 21:43:26)
- 自分の職場や仲間の命までも奪った者の同族ではあるが、自身は何もしてないスペーグスJrを殺すのは看過できないな、某漫画で先ごろ「罪人の子は罪人ではない」というセリフが出た後だからよけいにそう思う。 -- 名無しさん (2020-02-04 22:25:45)
- 人間が余計なことさえしなければ上手く平和に終われたのに…ムクムクみたいに…ファイヤーマンは結構考えさせられる話が多いね。元々初代ウルトラマンを意識したみたいだけど。 -- 名無しさん (2020-02-04 23:28:36)
- ↑6 ただし相手をするのは暴徒化した人間に向かって… -- 名無しさん (2020-07-12 06:47:12)
- エピソード項目に関するルールの改定に伴い、項目名の変更と内容をエピソード項目からキャラクター項目にするための大規模な編集を行いました。 -- 名無しさん (2023-09-07 01:20:51)
最終更新:2026年04月04日 12:04