ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY

登録日:2020/05/05 (火曜日) 16:58:00
更新日:2024/03/28 Thu 00:28:11
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極悪をもって極悪を制す。


カオスな世界をぶち壊せ。


概要


ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」(原題:Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn))
は、2020年に公開されたアメリカのアクションコメディ映画。
2016年に公開された『スーサイド・スクワッド』の続編及び、同作に登場したハーレイ・クインを主人公に据えたスピンオフであり、DCフィルムズ・ユニバース/DC Extended Universeの一作である。

バットマン』シリーズではお馴染みの凶悪ヴィランであるジョーカーとの破局を経たハーレイが、ゴッサムシティを舞台に様々な女性達と力を合わせ、「覚醒」していくまでの物語を描いている。

当初からR指定のレイティングを視野に製作され、明るい作風ながらもグロや暴力描写に力を入れているのも特徴で、
日本でもDCFU作品としては初となる年齢制限付き(PG12)での公開となった。

最近のDCFUの作品に漏れず、前作との繋がりは(あるにあるとはいえ)薄い上に、
冒頭でハーレイ・クインというキャラクターの設定を簡潔にまとめたアニメーションが流れる為、シリーズ初心者でも十分楽しめる。

監督は2018年のインディーズ映画『デッド・ピッグス (原題: Dead Pigs)』が好評を博したアジア系女性監督のキャシー・ヤン。

主演は前作に引き続きマーゴット・ロビーが務めており、いつもの悪カワなビジュアルに加えて、ド派手かつキレッキレのアクションを見事に演じている。
また、マーゴットは本作でプロデューサーも兼任している他、『スーサイド・スクワッド』で監督を務めたデヴィッド・エアーも製作総指揮として携わっている。

『スーサイド・スクワッド』が『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の酷評を受けた追加撮影と再編集によるゴタゴタの影響で酷評されたのに対し、
本作はRotten Tomatoesでの批評家からの支持率も82%を記録し、当初から高評価を獲得。全米興収ランキングでも1位を記録した。

日本では新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月以降に公開予定だった多くの映画が次々と延期を発表する中、当初の予定通り3月20日の公開を敢行。
自粛ムードの最中ながら、観客動員数は13万人以上を記録した。


ストーリー


ゴッサムシティの悪のカリスマ、ジョーカーと破局したハーレイ・クイン。その事実が知れ渡った事で、警察はおろか、今まで恨みを買ってきた街中の悪党から命を狙われてしまう羽目に。
そんな中で偶然謎のダイヤを盗んでしまった少女カサンドラ・ケインを守る為に、ゴッサムの大物犯罪組織のボス、ローマン・シオニス(ブラックマスク)との全面対決が始まる。


登場人物


  • ハーリーン・クインゼル/ハーレイ・クイン
演 - マーゴット・ロビー/日本語吹替 - 東條加那子

かつてジョーカーの相方としてゴッサムで活動していた、元精神科医の女ヴィラン。

そのジョーカーからあっさり振られてからも相変わらずローラースケートのレースで暴れ、酒を飲んでは吐き、侮辱してきた男の膝をへし折るなど好き放題やっていたが、
二人の思い出の地であったエースケミカルを盛大に爆破してからその事実が街中に露見。警察はおろか街中の悪党から追われる身となってしまう。
そんな中自分を捕らえたローマン・シオニスがとあるダイヤモンドを探していることを知り、自分を見逃す代わりにそのダイヤを回収するという取引を交わす。
その道中で様々な事情を抱えたゴッサムの女性たちと関わっていき……?

セクシーでキュートな容姿とは裏腹に、中身はクレイジーかつモラルゼロなのは相変わらず。
今作では前作で用いたバットは勿論のこと、派手な色の煙や紙吹雪を詰め込んだ散弾銃や、原作でもおなじみのハンマーといった多彩な武器で暴れまわる。

リランチ前の原作における元体操選手という設定を意識したのか、新体操における動きを意識したかのような華麗な格闘術も見どころの一つ。

  • ヘレナ・バーティネリ/ハントレス
演 - メアリー・エリザベス・ウィンステッド/日本語吹替 - 鷄冠井美智子

悪人達に追われるハーレイの前に現れた謎の暗殺者。
自身は「ハントレス」を名乗っているが、殺しにクロスボウを用いることから、他人からは「クロスボウ・キラー」と呼ばれている。
その正体と目的は……?
かつて資産目的の他のマフィアに一族を皆殺しにされたマフィアであるバーティネリ家の生き残り。
復讐を遂げる為に暗殺者としての技術を身に付け、家族を奪ったマフィア達を殺して回っていた。
回想における名乗り口上の練習シーンは必見。

  • ダイナ・ランス/ブラックキャナリー
演 - ジャーニー・スモレット=ベル/日本語吹替 - 村中知

ローマンが経営するバーの歌姫。その声量たるや、まるで音響兵器の様にグラスを割ってしまうほど。
格闘技術があることを見込まれ、ハーレイが膝をへし折ったローマンの部下の代わりに、運転手兼ボディーガードとなる。
その元運転手が後述のレニーに情報を流していた内通者であった為、レニーからローマンへの内通を依頼される。

達観したような振舞いを見せる時もあるものの、泥酔したハーレイに乱暴しようとした男達に一人で立ち向かったり、荒れた家庭環境のカサンドラを励ましたりと根は優しく、勇敢な女性である。

原作では弓矢のヒーロー・グリーンアローと恋人となるが果たして...?

  • レニー・モントーヤ
演 - ロージー・ペレス/日本語吹替 - 高乃麗

ゴッサム市警に勤める敏腕刑事。優れた推理能力に加えてハーレイも手こずるほどの行動力と、手錠を使った格闘技術を持つ。
女性という立場故か上司に手柄を殆ど奪われており、未だにヒラのまま。検事補の元カノがいる。
吹き替え担当の高乃氏は『ウォッチメン』でもサリー・ジュピター役で出演しており、異なる女性キャラを2度演じる事になった。

  • カサンドラ・ケイン
演 - エラ・ジェイ・バスコ/日本語吹替 - 花澤香菜

ダイナと同じアパートに住む夫妻に引き取られた孤児。スリの常習犯としてしょっちゅう警察のお世話になっており、レニーとも顔なじみ。

ザーズからすり取ったダイヤモンドがローマンの狙っていたものであることを知らず、あろうことか飲み込んでしまった事から、ローマンが雇った賞金稼ぎ達から追われる身となってしまう。
ハーレイに身柄を確保された後は隠れ家で彼女と楽し気に交流するが……?

  • ローマン・シオニス/ブラックマスク
演 - ユアン・マクレガー/日本語吹替 - 森川智之

ゴッサムの裏社会を支配する男。
普段は紳士を気取っているが、その内面は表社会で爪弾きにされた過去に由来するコンプレックスに満ちており、些細な事で激昂する残忍なサイコ野郎
趣味は世界各地の珍しい仮面を収集する事で、自身も犯罪行為の際は黒い髑髏をモチーフとした仮面を身に付ける。11番目の戦隊ブラックとは無関係。


  • ビクター・ザーズ
演 - クリス・メッシーナ/日本語吹替 - 姫野惠二

ローマンの側近で、顔面の皮をナイフで剥ぐ拷問を手掛ける。
原作同様、殺した人間の数だけ自分の肉体に傷をつけるというサイコな一面がある。

  • ブルース

ハーレイがジョーカーと破局した後に飼い始めたハイエナ。
どっかの蝙蝠男の本名とは無関係……多分。

ちなみ売り主はハーレイにセクハラを仕掛けてきた為、こいつの胃袋に収まる羽目になった。

元ネタは原作でハーレイが飼っている2匹のハイエナ「バド&ルー」。

演 -ジョニー・ゴス

ご存知バットマンの宿敵にして、ゴッサムシティ最大の悪のカリスマ。
冒頭でハーレイと破局した為、本作には名前とシルエットぐらいしか出てこない。
演じているのもジャレッド・レトではなく、ジョニー・ゴスによるボディダブルである。

出番の少なさもさることながら、ハーレイには似顔絵をナイフの的当てにされたり、カサンドラには名前すら知られていないなど不遇気味な扱い。
『スーサイド・スクワッド』で色々揉めちゃったから仕方ないね。


余談


  • 劇中に登場して多くの人々の空腹感に訴えたであろう、ハーレイお気に入りのエッグサンドだが、本作に出演したブルーノ・オリヴァーによる作り方のビデオがYouTubeで公開されている。役作りの為、実際に作り方を習得したとのこと。

  • ブルースの撮影では「本物のハイエナを連れてくるのは危険」という理由でCG加工した大型犬が使われたとの事である。





あんたもMr.Jと同じ。項目を恐怖で追記・修正することしかできない。


でも、世界が追記・修正するべきなのは、あんたの項目でも、Mr.Jのでもないわ。


このハーレイ・クイン様の項目よ!


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最終更新:2024年03月28日 00:28