デスコングキング

登録日:2020/05/17 (日曜日) 22:24:12
更新日:2024/02/12 Mon 00:28:11
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原子力エネルギーセンターの原子炉を爆破すれば、東京は死の灰で全滅する…!


ジャンボーグA』の第5話「叫べナオキ!いまだ」に登場した怪獣。

出典:ジャンボーグA/円谷プロ/第5話「叫べナオキ!いまだ デスコングキング登場」/1973年2月14日放送


身長:47m
体重:3万8000t
出身地:原子力エネルギーセンター付近
別名:パンダ怪獣


【概要】

立花和也のガールフレンド、カオリの持っていたパンダのぬいぐるみが、アンチゴーネの放った怪獣化光線で怪獣になったもの。
目の周りの黒い部分が隈取りかペイントのようになった某世紀末のような見事な悪人面で、耳も悪魔の角のようになっていて全く可愛くない。
背中はアルマジロのようになっていて、頭部より上に盛り上がっている。
白塗りにメイクをしているような顔なので、「KISS」とか「聖飢魔II」っぽくも見える。
東京のエネルギー源を破壊し、死の灰で東京を全滅させる作戦のため、原子力エネルギーセンターの原子炉を破壊しようとした。

怪獣になった後も、しばらくはぬいぐるみの姿のままで目からショック光線を放ってナオキやセンターの警備員を失神させたり、催眠光線で和也とカオリを操ってセンターの近くまで運ばせた所で巨大化して怪獣化した。

前転して巨大なボールに変形して突進すると同時に、ミサイルをもよせつけない強力な防御力を得る事もできる攻防一体の技「デスコングボール」が得意技。
口からは1万2000℃もの火炎「デスコングファイヤー」を吐くが、射程距離が短いのか馬乗りなど接近した状態で使っていた。
腰には丸い形の「デスコング爆弾」が無数に付いており、デスコングファイヤーで導火線にを着けて投げ付けて攻撃する。
ただし、爆弾が剥き出しでくっついている状態なので狙われると弱点になってしまう。
また、腹の装甲は敵の攻撃を防ぐ「デスコングシールド」になっていて、取り外して使用する。

転ぶとすぐに起きられないのか足をジタバタさせたり、ピョンピョン跳び跳ねたりするなどコミカルな面もある。


【活躍】

グロース星人に父を殺された和也と、両親が仕事で不在のカオリ。
二人を励まそうとナオキがドライブに連れ出すが、現れたアンチゴーネがカオリが大事に持っているパンダのぬいぐるみに怪獣化光線を浴びせ、怪獣にしてしまう。

ナオキをショック光線で倒し、二人を催眠光線で操って原子力エネルギーセンターに運ばせた所で一気に巨大化して、怪獣「デスコングキング」に変貌。原子炉を破壊しようと暴れ始める。
ナオキからの連絡で出動したPATのファイテングスターのミサイルをデスコングシールドで防ぎ、デスコング爆弾でさらに辺りを破壊する。

そこにジャンボーグAが登場すると、デスコングボールで下敷きにしたり馬乗りになってデスコングファイヤーで苦しめる。
しかし、和也とカオリの声でナオキが奮起すると「ジェットナイフ」でデスコング爆弾を爆発させられて形勢逆転となる。
先に本来の目的である原子炉の破壊を行おうとするも阻止されて空中に投げ飛ばされ、そこに「ビームエメラルド」を撃ち込まれて爆発し、元のぬいぐるみに戻った。


【その他】

パンダの怪獣という事で、こちらも『ウルトラマンA』に登場したスチール星人に続いて当時の空前のパンダブームを反映したものである。
宇宙人に狙われる被害者だった『ウルトラマンA』の時とは違って今度は怪獣になったパンダだが、最後はちゃんと持ち主の女の子の所に戻って来ており、きちんと子供を悲しませない「アイドル」として扱われている。
その戻って来るシーンも、元に戻ったぬいぐるみが空から舞い降りて来るというファンタジックな演出になっている。

名前は「キングコング」のアナグラム。
パンダなのに何故名前が「キングコング」なのかは不明。
デザイン段階では名前は「ガラパンダ」だった。
元々は第2話に登場する予定だったという。


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最終更新:2024年02月12日 00:28