茨城ごじゃっぺカルテット

登録日:2020/10/27(火) 16:11:15
更新日:2021/12/30 Thu 17:22:11
所要時間:約 ? 分で読めます




いばらじゃなくて、いばらだべ!!



『茨城ごじゃっぺカルテット』とは、裏サンデー及びマンガワンにて連載中のWebコミック。
作者は豚もう。
現在は単行本3巻が発売中。


概要

4人の女子高生たちによる、茨城県を舞台としたゆるふわご当地日常コメディ。
東京生まれ東京育ちの主人公・猿島ノブエが茨城県坂東市内の高校へ転校するところから物語は始まる。
都道府県別魅力度ランキング7年連続最下位(2020年度ランキングにて42位となりついに最下位から脱出。ちなみに最下位へ落ちたのは栃木県*1)、ヤンキーが多そうな都道府県ランキング1位というお世辞にも誇りとは言えない記録を持つ茨城県の様々な魅力がふんだんに詰め込まれており、「なぜ魅力度が7年連続最下位?」と疑問に思うこと請け合い。
登場人物の苗字は、過去茨城県にて存在したが町村合併で消滅した市町村名が由来となっている。

余談だが作者はアニメーターも兼業しており、とあるアニメでは作画監督も務めている。

主要登場人物

  • 猿島(さしま) ノブエ

学校がこんなに遠いなんて聞いてない!! 田んぼしかない…

主人公。八重歯が特徴的。東京から茨城へ転校以前は本人曰く迫力のない見た目で、何とか茨城に馴染もうと髪を染めた上におさげからツインテールに変え、まゆげを破線状に剃ったりなど見た目改革を決行した。
決行後はカホやスズから「とっぽい*2」と評され、愛称が「ノブちゃん千鳥」あるいは「トッポちゃん」になった*3
駄菓子屋に初めて来た際にはミノリ曰く「お忍びで街に来たお姫様」と比喩されるほどはしゃいだり、原付免許の試験にてスズが「闇校*4」へ行ったことを知って某暗黒卿を連想したりと飾り気のないピュアな性格。
一人称は「ウチ」。初期設定ではノブエはヤンキーに憧れる茨城人で、カホが都会から転校してきて話が始まる予定だった。そして昔の茨城の女子は自分を「ウチ」と呼ぶ子が多く、その名残である*5
あることをきっかけに郷土研究部の部長になる。


  • 水海道(みつかいどう) カホ

ところで入れば子猫はもらえるの?

ノブエが初めて出会った転校先の生徒。
ノブエから心中「王子様みたい」と形容されるほどクールな雰囲気を纏う美少女。その見た目から男女問わずモテる*6
部活に無所属だったが運動神経は優れているらしくバスケ部の試合に助っ人として呼ばれていたところを、ノブエから部活に入っていると勘違いされて郷土研究部の勧誘を最初受けていなかった。翌朝ノブエたちが勧誘のビラ撒きをしていた最中に登校し、ビラを見て仲間外れにされたと思い涙しながら落ち込んだ。すぐさまノブエは勧誘しなかった理由を話したことで誤解は解かれ、改めて勧誘を受け快諾した。
動物大好きで、見かけると触れ合わずにはいられない。原付の試験には一発で受かっている。


  • 岩井(いわい) スズラン

このごじゃっぺ*7が!! ぶち食らわすぞ!!

ノブエが転校先で出会った生徒その2。
ロングヘアーに低身長と茨城訛りの強さ、そして黒タイツが特徴。一人称は「オラ」で、愛称は「スズ」もしくは「スズちゃん」。天真爛漫な自由人で、落ちてる枝を拾っては「エクスペクトパトローナム」と唱えたり八坂公園の恐竜を模した遊具の股間に遊具の一部であるロープを活かして蹴りを入れたり。
ちなみに初期設定ではボブカットで、編集からロングヘアーの子がいないことを指摘されたため変更になった経緯がある。
実家は農家でかなり広く、原付に乗る練習ができるほど。風呂は薪で炊いている*8。犬と猫を飼っており、学校で刷ってきた部活勧誘のチラシに「入部特典として(飼い猫の産んだ)子猫をプレゼント」と書いている*9
ノブエと共に原付の免許は持っていなかったが、実家の庭で乗りこなしていた。後に原付の試験を受け一発合格した。


  • 三和(さんわ) ミノリ

言ったな! 私が一度試験に落ちてるのアイツに言ったな!!

ノブエが転校先で出会った生徒その3。
メイン4人の中では貴重なツッコミ役。しかし一度ツッコミに対して物言いが入り、根負けした。愛称は「ミノリちゃん」もしくは「ミノリン」。小学生の頃はスズより身長が低かった。
原付免許の試験には1回落ちたことがありスズには隠していたが、使っていた教本をノブエにあげた際に自分を奮い立たせるメッセージ*10を書き残していたことでノブエにはバレて顔を赤らめた。やがてノブエがスズと共に試験へ行った時、ノブエがうっかり口を滑らせてしまいスズにも試験に一度落ちたことが伝わり、2人の一発合格後はスズから格好のイジられネタになった。
実家は駄菓子屋を経営している。前述でノブエが初めて来た駄菓子屋はミノリの実家である。


  • 先生

ノブエが転校先で初めて出会った先生で、メイン4人を擁するクラス担任。郷土研究部の顧問でもある。
ジャージとポニーテールが特徴。元ヤン気質でスズに負けず劣らず訛りが強い。
基本的にめんどくさがり屋で、強豪バスケ部の顧問を任されそうになった時は運動部顧問のダルさ*11を嫌がって新しく「郷土研究部」を立ち上げたり、筑波山登山の際は運転後にドクペを飲んで自身は登らず4人の下山を待つなど。
ノブエが原付免許に合格後は、原付も持っていないのに拘わらずバイクでの登校許可届を出したことを知り学生時代に使っていた2ストロークエンジンの原付*12を、郷土研究部の部長になってもらった恩返しとして譲った。





追記・修正は、ごじゃっぺにせずお願いすっぞ。


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最終更新:2021年12月30日 17:22

*1 全くの偶然であるが、ランキングが発表された日の日本テレビ「有吉の壁」のものまねコーナーにてU字工事がカミナリのものまねを披露し、「栃木の芸人が茨城の芸人をまねしている」という事態が起こった。

*2 「キザ」「不良じみている」を意味する。元々は茨城に限らず各地で使われていた、いわゆる死語

*3 初めて「とっぽい」と聞いた時、ノブエはお菓子のトッポを連想した

*4 試験前にお金を払えば受けられる予想模試のこと。

*5 単行本1巻のカバー裏より。

*6 ラブレターも貰い慣れているようで、自分の靴箱に入っていたラブレターをミノリ曰く「持ち込み漫画を読む編集者のような手つき」で速読していた。

*7 「馬鹿」「いい加減な奴」を意味する。

*8 ノブエ曰く「おとぎ話みたいで楽しそう」

*9 実際にカホが入部したことでカホが子猫の里親になったと思われる描写がある。

*10 次こそは合格!!

*11 土日に拘わらず出たり練習試合へ連れて行ったりなど。

*12 ミノリ曰く「えらいヤンキー仕様な原付」