ハリガネオルグ

登録日:2020/11/15 Sun 20:03:05
更新日:2024/08/25 Sun 18:53:48
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俺の棘は痛いぞぉ!

 『百獣戦隊ガオレンジャー』のQuest2(第2話)「精霊王、起つ!!」に登場したオルグ魔人。

声:飯田浩志

【概要】
 体中に有刺鉄線が巻き付いた姿をし、顔の中心には赤い単眼がある。
 伸縮自在な有刺鉄線で対象を捕らえたり、そのまま力で押し潰したり、更には電気を流すことも可能。
 人が苦しむ様子を楽しむというサディスティックな性格で、「人の苦しみを楽しんでるのか」と問いかける走に「俺が楽しければいい」と言い放つほど。


【活躍】

この世には、邪悪な念や衝動が漂っています。
そのパワーが、物の姿を真似て生まれたのが、オルグです!
オルグは、貴方のすぐ近くにも生まれるかもしれません。


 ある日の黒潮町*1にて、邪気が有刺鉄線を模倣することで誕生した。
 手始めに、近くに停車していたタクシーに鉄線を巻き付けて運転手ごと押し潰した。
 更に地図に傷をつけ、ピアノを弾いていた女子大生を鉄線で拘束してそのままピアノの中へ閉じ込め、更にピアノにも鉄線を巻き付けて押し潰した。*2
 その直後にヤバイバ&ツエツエと出会い、彼らに唆されてオルゲットの素が入ったツボを受け取る。


もっと楽しくしてやるぞぉ!

デュークからもらったこのツボを…!


 そして町に現れ、大規模な破壊活動を行い、さらに初登場のオルゲットも出現させて人々を襲撃するも、そこへと冴が駆けつける。
 オルグと戦わずに説得を試みようとしていた走は*3、前回ゾウを大人しくさせたように心の声に耳を傾けようとする。


生き物ならば当然持つべき、魂の言葉。
…しかし、この怪物の中の闇からは、
それは、全く聞こえてこないのです。


レッド、危ないわ!


 冴の呼び声に対しても止める様子を見せない走。しかし…


聞こえねえ…コイツには心が無いのか…?


 そう、邪気の塊でしかないオルグにはそもそも魂や心など無かった。存在そのものが地球の病気みたいなものである彼らにそんな物有りはしなかったのだ。
 オルグが暴れるのはただ単に「人の苦しみを楽しんでいるから」にすぎなかったのだ。

 そこへすかさず鉄線を伸ばして走を攻撃しようとするも、冴が間一髪庇った。さらにGフォンを取り出して変身しようとする走の右手と首を拘束。軽々と振り回すものの、別行動をとっていた岳達3人が駆けつけ、椅子をぶつけられる。


これで分かっただろ!?

…どんな動物の声でも聴く自信があった。
でも奴の心の中には何もなかった!


 そう嘆く走に岳は…


オルグはお前の好きな動物達とは違う。理屈抜きに叩き潰すしかないんだ。

どうする? お前がリーダーだろ?


…お前が決めろ!!


 そう説得された走は、ついに覚悟を決めた!


それしかないのかぁ!!

ウオオオオオオオオオオッ!!!


ガオアクセス!

ガオセス!!!!


 ガオアクセスした5人は、オルゲットの大軍をたやすく蹴散らし、残ったハリガネオルグに挑む。
 5人を鉄線で拘束し、電流を浴びせるものの、5人の各武器によって鉄線を切り落とされる。
 そしてレッドとイエローによって地面に引きずり回され、柱や岸壁に頭をぶつけられる。


破邪百獣剣!

邪気、退散!


 最後は破邪百獣剣によって斬りつけられ、体中から泡を吹き出しながら爆散した。
 だが、直後に現れたツエツエの放ったオルグシードによって巨大化し、ガオレンジャーはパワーアニマルを召喚。
 ガオライオンの攻撃もすぐ振りほどくが、直後にパワーアニマル達がガオキングへと合体。
 パンチやキックで攻撃するも通用せず、最後はフィンブレード、シャークショット、タイガーアタックの連続攻撃に圧倒され、最後は天地轟鳴・アニマルハートによって爆散した。

【余談】
もっと追記・修正してやるぞぉ!


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最終更新:2024年08月25日 18:53

*1 現実の黒潮町は高知県にあるが、作中では静岡県の町ということになっている。

*2 幸い命に別状はなかったようだが。

*3 当然、オルグの事をよく知っている岳からは馬鹿にされるが。