未来戦隊タイムレンジャー

登録日:2010/03/13(土) 21:10:34
更新日:2019/08/26 Mon 06:21:36
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go over time and space……、


西暦3000年の未来人達と、

一人の男が出会った。



新しい時を刻むために……。

2000年2月13日から2001年2月11日まで全51話が放送された「スーパー戦隊シリーズ」第24作。
時間がモチーフ。それゆえ、過去と未来を巡る登場人物の群像劇が中心となる。
タイムパトロールやタイムパラドックスなどの他に、探偵ものの要素も含まれているため、話数は「Case File.(事件簿)○×」で表記されている。
但し51話は今までの戦隊を解説するといういわば総集編であるため、実質全50話みたいなものである。(本編も50話で終わる)



【あらすじ】


西暦 3000年 2月 13日

様々な歴史を繰り返してきた地球は、新たな発展の時代を迎えていた。
知的生物は人間に留まらず、その行動範囲を地上から宇宙へ…そして、時間にさえ広がっていた。
時間移動装置……いわゆる、タイムマシンが発明されて、10年が経っているのである。

だが、不法な時間移動・歴史修正などを監視する「時間保護局」のロンダー刑務所から1000年の圧縮冷凍刑が迫った大物ドン・ドルネロが20世紀に逃亡した。
時間保護局の特殊部隊「タイムレンジャー」の新米隊員ユウリら4人は隊長のリュウヤらに選抜されドルネロ一味を追跡するが、ロンダー刑務所ごと時間保護局の船と共にタイムワープしてしまう。
20世紀に放り出されたユウリたちはドルネロたちを逮捕し歴史を守るため、リュウヤに瓜二つの20世紀人・浅見竜也をメンバーに引き入れた。
こうして4人は、竜也と共にロンダーズ構成員達の犯罪阻止及び逮捕に取り組む事となった。時に……

西暦 2000年 2月 13日



【登場人物】


■タイムレンジャーとその関係者■


浅見 竜也(あさみ たつや)/タイムレッド

日本の政財界に強い影響力を持つ企業グループ「浅見グループ」の長男。
親の敷いたレールに乗ることを良しとせず、父・渡とは本編以前からの確執があった。
偶然救った時間保護局の4人とともに、便利屋「トゥモローリサーチ(以下TR)」を開業。自らの力で未来を切り開こうとする。
インターハイで準優勝するほどの空手の腕前を戦闘に活かす。
TRでは「空手道場」を担当。少年たちからも慕われている。

ユウリ/タイムピンク

タイムレンジャーの実質的リーダー。
30世紀のインターシティ警察・マフィア担当捜査官で、ドルネロを捜査するために時間保護局に潜入していた。
ドルネロが雇った殺し屋に両親と妹を殺害されており、正義感だけでなく個人的な恨みも持つ。
戦闘力も高く、冷静な判断力を持ち周りを引っ張る意識も強い。
TRでは探偵業をしている。ペット捜しのビラを自作した際には画伯であることが発覚した。
ゴーカイジャーではアイムの担当。しかし姉御肌女子から可愛いお淑やかな女子へと綺麗に逆転してしまう。

アヤセ/タイムブルー

時間保護局の新人捜査官。
かつてはプロレーサーを目指していたが、
30世紀の不治の心臓病「オシリス症候群」を抱えていることが判明して断念した。
外見はクールだがハートは熱い二枚目。
TRでは「運転代行」を担当。タックの協力でしっかり試験場に通い、「綾瀬慎之介」名義の運転免許を取得している。
ゴーカイジャーではジョーの担当。アヤセはジョーと同じくクール系男子なので馴染んでいた。

ドモン/タイムイエロー

30世紀の格闘技「グラップ」のプロ選手だったが、試合出場を放棄して追放。時間保護局に転がり込んだ。
元格闘選手の看板は伊達ではなく、戦闘力は高い。
ストレートな性格の人情家で家族を懐かしみ、ホームシックになって記憶障害を起こした事もある。
TRでは「護身術教室」を開く。が…街で女性にばかり声をかける下心見え見えの勧誘の結果、最後まで顧客はゼロだった。
現代人の森山ホナミと相思相愛になり、自分の遺伝子を残していった。息子の名前は“未来”。
2000年では「土門太郎」を名乗っている。アヤセの偽名よりも適当な気がするのは、竜也がドモンの入院書類に勝手に書き込んだため。
ゴーカイジャーではルカの担当。しかしガッシ体型からスリム化し、さらにスカートまでついてしまう。

シオン/タイムグリーン

西暦2984年に戦争で消滅したハバード星の生き残り。つまり天涯孤独の異星人。
研究サンプルとして研究者に囲まれて幼少期を過ごした。
心優しく無邪気な性格で、特にドモン*1に懐いている。
天才的な頭脳でサポートメカの開発、改造で活躍する。
TRでは「機械修理」を担当。お得意様も多く、一番の稼ぎ頭。
ゴーカイジャーではドンさんの担当。シオンとドンさんはどちらもムードメーカーキャラだったので珍しく違和感は無かった。しかしタイムレンジャーにゴーカイチェンジする際、ドンさんだけ本家のポーズをしていなかった…。


タック

タイムレンジャーの面々に同行してやってきた、ミミズク型サポートロボット。
ロンダー刑務所の全囚人データの他、20世紀、30世紀の各種データ、歴代戦隊の知識等が蓄積されている。
意外と人間くさい面も。

タイムロボター

シオンが作製したサポートロボット。
目覚まし時計のような見た目で、トゥモローリサーチの業務補助を担う、一応

〇リュウヤ

時間保護局レンジャー隊隊長。
竜也にそっくりだが、これは彼が浅見家の末裔であることに起因する。
タイムロボなどの発進承認を行っている。
この作品の真の黒幕。

タイムロボ

5機のタイムジェットの合体形態。
白兵戦用のタイムロボα、銃撃戦用のタイムロボβ、重戦闘機のタイムジェットγの3形態を使い分けて戦う。
同じ5機が合体してるのにαとβで様変わりが激しく、戦隊界のゲッターロボと名高い。

◇タイムシャドウ

AIで動く二号ロボ。
大型戦闘機から変形し、タイムロボと合体してタイムロボシャドウα、タイムロボシャドウβになることができる(特にβは合体によってやっと圧縮冷凍を使えるようになる)
「ハッカー」の囚人に操られたこともある。電子頭脳持ち巨大ロボの宿命か。



■シティーガーディアンズ■

浅見渡がロンダーズファミリー対策として結成した組織。略称はCGC。
基本的には契約企業などをロンダーズから守る営利団体。
タイムレンジャーには非協力的な面が目立ち、事実上の第三勢力といえる。

滝沢 直人(たきざわ なおと)/タイムファイヤー

高校・大学時代の竜也の空手のライバル。インターハイでは竜也を倒し優勝した。
当初はシティガーディアンズ第二班の所属だったが、タイムファイヤーの力を手に入れたことで隊長に成り上がった。
出世欲が強く、恵まれた立場にいながらその力を使おうとしない竜也を快く思っていない。

〇浅見 渡(あさみ わたる)

浅見グループ会長で竜也の父。先代の築いたグループを発展させて政財界に強い影響力を持つ傍ら、社会貢献にも熱心に取り組み、ロンダーズファミリー対策として「シティーガーディアンズ」を組織した。
意思に従わない息子に苛立ちを感じているが、同じように反発していた若い頃の自分を重ね合わせてもいる。
高速戦隊の博士によく似ている。

ブイレックスロボ

かつて時空転移実験の失敗で行方不明になっていたロボ。
タイムファイヤーの音声入力で操縦する

◇ライメイ

CGCが独自開発した巨大ドリル戦車。
あっさりやられた上にブイレックスロボが登場し、いらない子に。
しかし12年後にまさかの復活を遂げる。


■ロンダーズファミリー■

30世紀から20世紀の地球に逃亡してきたドン・ドルネロを首領とする組織。
世界征服ではなく、金目当てのために犯罪活動をする。
ロンダー刑務所を本拠としており、刑務所内の圧縮冷凍された囚人達を解凍して配下にしている。

ドン・ドルネロ

30世紀のマフィア、ドルネロファミリーのボス。
第一級犯罪により1000年の圧縮冷凍刑を宣告されたが、刑務所ごと空間転移を行って20世紀に逃走。
そこでギエンやリラと共にロンダーズファミリーを立ち上げた。
金と昔馴染みを愛し、金が無いと熱が出る。
しかし金にならない殺戮や破壊活動は好まない常識人(?)。

ギエン

長身の機械化人間。全身金ピカ。
普段は冷静沈着で丁寧な言動を崩さないが、感情が高ぶると顔が展開し言動も狂気的になる。
アタッチメント式の左腕と、口に内蔵されたビーム砲を武器とする。
元は少々頭が悪いが、純粋無垢な人間だった。仲良くなったドルネロを匿ったために瀕死の重傷を負い、ドルネロが機械化改造で生き延びさせ、今の姿になった。しかし改造に使った電子頭脳の影響で、破壊と殺戮を好む残虐な性格に変貌してしまった。

〇リラ

ドルネロの愛人。
贅沢とお金が大好きで自己中心的な女性犯罪者。
グルメ、美容、ファッションなどあらゆる物に関心を持ち、手に入れようとする。
そのため無駄使いも多くドルネロの悩みの種。
ドルネロとは金で繋がっている仲だったが、内心ではそれなりに好意も抱いていた。なお、ドルネロにとっては死んだ母親に似ていたらしい。
Case Fail.47にて金を持ち逃げし、そのまま消息不明となった。

ラストで事実上の未来の改変が起こった事を考えると、彼女も同様に生き方も大きく変わってしまったと思われる。


ロンダー囚人

項目参照。

○ジャンクドロイド ゼニット

ギエンが作り出したロボット兵士で、ネジ状の部品から生み出される。
基本的に人語は喋ることは出来ないが、人間の姿に変身することもできその時は喋ることが可能。戦闘からエステティシャンのアシスタントまで、様々な雑務をこなす。薄茶色の個体がほとんどだが、中には金色のゼニットも存在する。
戦闘時には銃と短剣が合体した武器を使い、金属音を鳴らし変わったステップを踏みながらタイムレンジャーと戦う。
誰でも倒せる雑魚戦闘員だがストーリー終盤、変身前のタイムファイヤー…滝沢直人を射殺するという快挙を成し遂げた。

金色のゼニットのスーツにはメタリックに光る特殊な素材が用いられている。顔の中央は覗き穴になっており、スーツアクターからは視界がよいと好評であったという。

■その他の勢力■

未来戦隊オカムレンジャー(演:岡村隆史)
某特番に現れたスーパーヒーロー。29歳で格闘技大好きだが子供には厳しい。相方は矢部んライダークウガ。
変身シーンは本家に負けないクオリティを持つ。
所持アイテムはオカムユンケルで飲むと動きが素早くなったり酔拳が使えたりする。でも本人の視野がかなり狭い(片目縦4mm×横40mmの穴)という弱点がある(第2回以降ではある程度改善)。
自身の番組(ナイナイナ)が終わってしまい、テレビ朝日のレギュラー番組が0になった事が理由で殴り込み、
タイムレンジャーと朝の番組枠を賭けて床体操対決をしたが完敗。子供達から「バカー!」と罵声を浴びるハメに。
ロンダーズが乱入してきて、不毛な対決は終了する。
その後、キャラが気に入ったようでナイナイナが特番で復活した時には相方の新しい八重歯を用意したり、自身の股間のモッコリを収めるために変身した。
ちなみにその様子を見たデヴィ夫人に「バカみたいね!!」「バカレンジャー」と罵られ、林家ペーパー子夫妻にモッコリした姿の写真を撮られた。
ココリコ(伝説のヒーロー戦士タナカイダー&クレヨンしょうちゃん)とカラオケ対決も行ったが敗北している。
「俺は絶対に…………帰らない!」


【作品について】

脚本は『ギンガマン』や後に『龍騎』や『電王』、『ゴーバスターズ』を手がける小林靖子

敵も味方も仲間の関係を重視した作風やシリアスなストーリーが大人にはヒットし、女性ファンも多い戦隊。しょこたんもその1人。
高視聴率を記録し、今でもコアなファンがいる。

終盤の挿入歌「あいたいよ」が流れてからラストまでは涙腺崩壊必至。

また、ゴールデンに特別番組枠が組まれるなど、主に高年齢層人気が高かった。
オカムレンジャーとの対決もこの枠で行われている。

しかし大人に人気が出た反面、子どもたちへのアピールには完全に失敗し、殆ど気に入ってもらえず視聴率と反比例して玩具の売上はかなりひどいものとなってしまっている。
というか資料が残っている限りの売り上げのうち、一番売れていないのはこの作品。売り上げがかなり下がったと言われている『獣拳戦隊ゲキレンジャー』よりも低いといえば本作がどれだけ売れなかったかは理解できると思われる。
現在のスーパー戦隊の玩具展開は、本作の売上不振と次作のガオレンジャーの成功を大きく受けていると思われる。



【海外版】

海外では「パワーレンジャータイムフォース」のタイトルで放送。
用心棒・ハイドリッドがランシック(アメリカ版オリジナルの悪役)の過去のシーンにのみ登場、
タイムファイヤーが死亡しない、ドルネロは自らの意思で圧縮冷凍、最後は敵組織とレンジャー達が和解する等の変更点が見られる。



海賊戦隊ゴーカイジャーにて◆

タイムファイヤーが鎧に「タイムレンジャーの大いなる力」を授けている。

ゴーカイチェンジでは全員同じ色+鎧がファイヤーに変身する。
  • レッド:マーベラスの担当。竜也よりもかなり荒々しい。
  • ピンク:アイムの担当。ユウリが気の強い女子なのに対して、アイムは女子力全開のかわい子ちゃんなので、綺麗に逆転してしまう。
  • ブルー:ジョーの担当。アヤセとジョーはどちらもクール系男子なので馴染んでいた。
  • イエロー:ルカの担当。ガッシリ体型からスラっとした女性体型になり、スカート付きになってしまう。
  • グリーン:ドンさんの担当。シオンもそこそこ陽気なキャラだったので、ドンさんが担当する戦士としては珍しくキャラ崩壊がさほどでもない。
  • ファイヤー:鎧の担当。マトリックス回避に失敗するなど、むしろキャラ崩壊はこっち。
レジェンド回の第40話「未来は過去に」ではドモンが登場。
当時の変身バンクや、Case File.1の初戦を再現した演出が光る。
詳しくはエピソード項目を参照。




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