登録日:2020/11/22 Sun 14:27:38
更新日:2023/05/16 Tue 17:26:32
所要時間:約 12 分で読めます
【概要】
種族:人間
性別:女性
英語版CV:Kym Hoy
Mass Effectシリーズの登場人物で2と3に登場する。初登場の2では
ノルマンディーに乗船して部隊メンバーとなる。
3では2で仲間に加えて生存した場合のみ登場し、
シェパードの味方となってくれるがノルマンディーには乗船せず、DLC「シタデル」の戦闘シミュレーションを除いて部隊メンバーとしてミッションに連れて行くことは不可能。
銀河中のあらゆる「お宝」を完全犯罪で盗み出す
凄腕の大泥棒で、潜入とハッキングのプロでもある。神出鬼没の怪盗で、地球連合と同等の情報力を持つイルーシブマンでも接触するまでに莫大な時間と金を消費したとのこと。
【人物】
素性については日本人であること以外は一切不明。彼女に直接会ったことのある人物は銀河全体でみてもそう多くはない。
さらに常にフードを深く被っており、素顔まで知っているという者はほぼ存在しない。
劇中でも素顔が映るシーンは一切無い。
おちゃらけた性格をしており、妙な言動がクセになる
モーディンと並んで部隊メンバーのギャグ要員。
劇中でも面白おかしい言動で皮肉を言ったり、シェパードのボケに対してツッコミを入れたりとコミカルなシーンが多く見られる。
並大抵の状況ではその姿勢を崩すことはなく、そういった意味ではメンタルも多分強い。
覗き人間観察が趣味らしく、得意の光学迷彩と潜入スキルを用いてノルマンディークルーをこっそり観察しており、彼女との会話ではそのことが度々話に出てくる。
そして
シェパードとミランダが二人きりで「お楽しみ」の時間を過ごしたことも知っていた。
覗いてたのか?ならカスミも遠慮せず参加しt
泥棒稼業については、食っていくためにやっているというよりは趣味・娯楽の一部として捉えているような節がある。
また自分の存在が世間に広まることを毛嫌いしており、目立ちたいがために泥棒をやっている
というわけでもない模様。
本人によれば過去には犯行声明を残すようなマネもしていた時もあったが、ある時を境にそうしたことは止めたという。
一見すると何事に対しても常に遊び半分で考えているようなふざけた人物に思えるが、恋人のケイジを侮辱されたときには激怒する様子を見せた。
その他にも、断腸の思いで
実の娘と殺し合いを演じた
サマラや、信頼していた旧友に裏切られたミランダ、幼少期から苦痛に満ちた人生を生きてきた
ジャックに対しておふざけ抜きで同情するといった一面もある。
なぜか
ジェイコブのことを気に入っており、恋人のケイジとは別枠として好意を持っている。
【活躍】
◇Mass Effect 2
▼パスワードを入力してオマケをゲット!
イルーシブマンからのメッセージにより、シェパードはカスミと接触するためにシタデルを訪れる。
そしてシタデルに着いてすぐ近くにあった広告用の電子掲示板がハッキングされていることに気づき、調べてみると画面に映し出されたフードを深く被った女が「パスワードを入力してオマケをゲット!」などと言っている。
そのフードの女こそカスミであり、シェパードが「沈黙は金なり」と合言葉を言うと彼女は掲示板越しにシェパードのファンであることや、彼女の私用を手伝ってくれれば正式に仲間になることなどを話し、ようやく姿を現す。
事情を聞いたシェパードはカスミに協力することを約束した上で歓迎し、ノルマンディーに招き入れる。
カスミの私用とは彼女の相棒にして恋人のケイジ・オクダが所有していたグレーボックスを、武器の密売人であるドノヴァン・ホックというから奪い返すこと。
このグレーボックスには宇宙戦争を引き起こしかねない機密情報が詰め込まれており、ホックはこの情報を狙ってケイジを殺害しグレーボックスを奪ったのだという。
このグレーボックスには機密情報以外にもカスミとケイジの思い出も多く含まれており、カスミはこの大切なグレーボックスを取り戻すためにシェパードに協力を要請したのであった。
▼記憶強盗
作戦は惑星ベケンスタインにあるホックの屋敷に向かい、
変装したシェパードがホック主催のパーティーに潜入し、カスミを手引きすることでロックされた収蔵庫への道を開くというもの。
そして予めホックに送っておいた「プレゼント」の中に銃火器や戦闘アーマーを隠しておき、これらを使って脱出するという計画を立てておいた。
シェパードは主にロックを解除するための手がかりを集め、カスミはシェパードが得た手がかりを元にロックを解除していく。
そして収蔵庫へとたどり着き、ケイジのグレーボックスとついでに隣に置いてあったレア物のサブマシンガン「M12ローカスト」を盗むことに成功する。
しかしプレイヤーの予想通り、グレーボックスを奪い返しに来たことがホックにバレてしまい、カスミとシェパードを始末するために大勢の傭兵が押しかけてくる。
シェパードとカスミは傭兵たちや警備ロボの群れを倒しつつホックの屋敷からの脱出を目指すが、ホックは二人が屋敷から出てくるところを待ち伏せしており、屋敷を出たところでホック本人がガンシップに搭乗して襲い掛かってくる。
残りの傭兵も一緒になって攻撃してくるが、カスミの活躍によってガンシップを撃墜し、二人はホックの屋敷からの脱出に成功。迎えにきたノルマンディーのシャトルに乗り込んで惑星ベケンスタインを後にする。
帰りのシャトル内でカスミはグレーボックスを起動し、ケイジが最後に残したメッセージを見る。
ケイジはこのグレーボックスを目的にカスミに次々と悪人どもが寄ってくることや、万が一中身が漏れてしまったら銀河社会に大混乱が起きてしまうことを考え、グレーボックスの破壊を促すメッセージを残していた。
グレーボックスにはケイジとの思い出の記憶も多く保存されているため、これを破壊することに躊躇するカスミ。
シェパードはパラゴンの選択肢ではグレーボックスを残しておくことで何が起きようとも自分で責任を持つことを条件として保存を勧める。
レネゲイドの選択肢ではグレーボックスを残しておくのはリスクが高すぎるし、それを破壊したとしてもケイジとの思い出はカスミの記憶の中に残っているはずだ、と破壊を促す。
いずれの選択をしてもカスミはケイジとグレーボックスの問題にケジメをつけ、約束通り正式にノルマンディークルーとなってシェパードに協力することを決意する。
▼特攻任務
コレクターとの決戦にも戦闘員として参戦する。
コレクター基地に突入するために、工作員が通気口から潜入してゲートをハッキングし、内側からゲートを開くといった、まさにこのために仲間にしたという場面で活躍。
見事に部隊をコレクター基地へ侵入させることに貢献した。
バイオティックを持たず、銃撃戦も苦手な彼女はそれ以降は目立った活躍は無いが、ケイジのグレーボックスを取り戻し、メンバーの選定にミスがなければ無事に生還する。
イルーシブマンがコレクター基地を保存することを提案した際には「
サーベラスがコレクターと同じことを繰り返し、結果的にリーパーの増長に繋がるだけ」と反対の意思を示す。
◇Mass Effect 3
▼スペクターの依頼
シェパード達がパラヴェンでの戦いを終えた頃、サラリアンでスペクターの一員であるジョンダム・バウからメッセージが送られてくる。
彼の話によると、ハナーの外交官の一人がリーパーに洗脳されている疑いがあり、その調査に協力してほしいとのこと。
シタデルでバウと接触すると、彼が長年追いかけていたカスミ・ゴトウという泥棒からこの情報をリークされたことが判明。
シェパードがバウに協力することを承諾し、彼と別れるとどこからか聞き覚えのある声が聞こえてくる。
振り向くと
光学迷彩で隠れていたカスミが現れ、彼女も協力してくれる。
シタデルにある検問所などの端末を調べ、疑惑の外交官を特定したシェパード一行はその外交官を追い詰めることに成功する。
しかし時既に遅く、外交官は母星の防衛システムを停止させるウイルスのアップロードを開始してしまう。
カスミは近くにあった端末を利用して既の所でこれを阻止するが、直後にトラップが作動し端末が爆発する。
洗脳されていた外交官は始末され、ウイルスも阻止できたが、カスミは端末の爆発に巻き込まれて死亡。
バウは長年追いかけてきた敵の最期を見届け、今回の騒動の後始末をするために去っていった。
バウがいなくなった後、シェパードが合図を出すとカスミがゆっくりと立ち上がる。
…どうやら死んだフリをしていただけのようだ。
シェパードはカスミの技術を見込み、リーパーに対抗できる唯一の秘密兵器「クルーシブル」の建設に協力してほしいと頼むが、彼女は銀河の運命を賭けた戦争にまた巻き込まれるのはまっぴらごめんだと拒否する。
そんなカスミを前にシェパードは、クルーシブルの建設現場には貴重な情報や物資が溢れかえっており、リーパーとの戦争が終わった後にそれらがいくつか無くなっていても誰も気づかないだろう、と独り言を言う。
その独り言が聞こえてしまったカスミは急に手のひらを返し、悪くない話だといって再びシェパードに協力することを承諾する。
以降はカスミが戦闘資産に追加され、一時ストーリーからフェードアウトする。
▼最終決戦とその後
シェパードが地球に帰還するまでに多くの技術者たちと共にクルーシブルを完成させ、地球圏へと運んでいた。
他の歴代部隊メンバーたちのように最前線には立たないが、シェパードとの通信で声援を送り、クルーシブルのスタンバイをしていた。
エピローグでは2でケイジのグレーボックスを保存したか破壊したかで終戦後の描写が異なる。
保存していた場合はどこかの星で静かにケイジとの思い出に浸り、破壊していた場合はアジトで端末を見ながら次の盗みの計画を練っている様子。
【戦闘能力】
銃の扱いには慣れているが、真正面からの銃撃戦は苦手。そんな彼女の本領は言うまでもなく隠密行動にある。
銀河のあらゆる「お宝」を完全犯罪で盗む、その潜入・ステルスの技能は間違いなく歴代部隊メンバーの中で最も優れているだろう。
まともな隠密行動の心得があるのは彼女と暗殺者のセインの二人くらいしかいないけど。
彼女のもう一つの強みはハッキングの技術である。
泥棒稼業で培ったその技術はコレクターとの決戦においても大いに貢献し、機械に精通したクォリアンのタリと機械生命体なので元から機械類に強い
リージョンと肩を並べるレベルのハッキング技術は地球人最強かもしれない。
また劇中でガンシップに飛び移る際の描写から、
某トレジャーハンター並みの身体能力を持っているとも考えられる。
部隊メンバーとしてはサブマシンガンとピストルを使用する。
武器の火力には期待できないが、対機械生命体において必須ともいえるオーバーロードを持っている。
更にアビリティのリチャージ時間を短縮できることから、機械生命体の敵が多く登場するミッションならば高難易度でも活躍してくれる。
アビリティは以下の通り。3の戦闘シミュレーションでは、わざわざミニゲームのためだけに彼女の専用技のプログラムを作って入れるのがめんどくさかったのか、いくつかのアビリティが他のキャラが使用する似たアビリティで代用されている。
◇アビリティ
光学迷彩で姿を消した状態でターゲットに接近し、強烈な一撃をお見舞いする。
ザコ敵をノックアウトできるが、攻撃してくれる範囲が想像以上に狭く、少々扱いづらいアビリティ。
3の戦闘シミュレーションでは下記のタクティカルクロークに変更された。
3の戦闘シミュレーションでシャドウストライクと入れ替えで追加されたアビリティ。
インフィルトレーターのシェパードと同じもので、一定時間だけ光学迷彩で姿を消し、消えている間の武器ダメージを上昇させる。
強力な電磁パルスによってシールドや機械生命体に大ダメージを与える、対機械生命体における定番アビリティ。
敵がゲスのみのミッションなどでは必須であろう。
カスミ自身のHP/シールドやアビリティのリチャージ速度を上昇させる。
リチャージ速度を強化してオーバーロードの回転率を上げよう。
様々なアクションゲームでお馴染み、激しい光と爆音で敵を怯ませる閃光弾を投げる。
アーマーなどを持った敵は一瞬だけだが、大抵のザコ敵を怯ませることができるので有機生命体相手にはオーバーロードではなくこちらを使おう。
3の戦闘シミュレーションでは下記のデコイに変更された。
ホログラムのダミー人形を設置し、敵の注意を引き付ける。
効果時間や耐久力をより強化するか、破壊されたときに爆発するトラップに仕立て上げるかはお好みで。
3の戦闘シミュレーションで追加されたアビリティ。貫通力の高い徹甲弾を装填する。
これを使えば、ライオットシールドを持った厄介な敵であるサーベラス・ガーディアンが歩く的と化す。
なぜ潜入・隠密行動を得意とする彼女がゲリラ屋の狙撃手が使用している物騒な弾薬を持たされたのかは謎。
【主な台詞】
- 「いい娘がそろってますよ、シェパード少佐。小柄で賢い日本人女性はお好みかしら?」
- 「楽しくなるわ。運が良ければ銃を抜かずに済むかも」
- 「貨物室に隠れて旅するのに慣れているから、こうして窓から宇宙を眺めることができるのって新鮮ね」
- 「まともなラーメンなんてもう何年も口にしてないわ。ラーメンって不味く作るほうが難しいはずなのに。あの時おばあさんからレシピを盗んでおけばよかったわ」
【余談】
- 2の初登場時、電子掲示板に近づいて調べずに無視し続けると「ちょっと、いつまで無視し続ける気?」と文句を言われる。
- 彼女のミッションでホックの収蔵庫でグレーボックスを探すときに、収蔵庫内を探索してみると、なんとあのアメリカ合衆国のシンボルの1つ自由の女神の生首(本物)が置いてある。
自由の女神は西暦2096年にフリーダムファーストと名乗るテロ集団によって破壊されたらしく、頭部の残骸だけが行方不明になっていたようだが、なぜこいつが持っているのか。
- 2ではロマンスのフラグが立っているときに話し掛けると、ロマンス相手によって変化する特殊な台詞を言う。
これを利用することでロマンスのフラグが無事に立てられたかを確認することができる。
またサマラとモリンスが入れ替わった場合も、そのことに気付いているようだが、特に周囲には言いふらしていない様子。
- DLC「シタデル」では仲間たちを率いてカジノに潜入し、戦災者たちを支援するための資金を巻き上げようとしていた。
そしてパーティーでは光学迷彩を使って会場のマンション内をウロチョロしており、時々現れては会話に混ざったり、マンションを物色している。
それ以外にもマッチョマンたちが腕立て伏せで張り合っているときにジェームズの背中に乗ったり、リアラとジャヴィックの夫婦喧嘩言い争いにチャチャを入れたりと、相変わらずおちゃらけている。
「で、他の皆はどうしてるの?誰かに会った?」
「アニヲタとは今でも一緒に追記・修正している。」
「彼には見逃せない項目だものね。冥殿はどう?」
「彼からの連絡は無いな。」
「冥殿がいたら、一緒に編集してもよかったけど」
「立て逃げと
荒らしだけが君の生きがいだと思ってたが?」
「ちょっと、あたしもWiki篭りなのよ」
- 立て乙。ME2の会話じゃミランダの遺伝子操作について気にしてたな。主におっぱい的な意味で。 -- 名無しさん (2020-11-22 15:32:04)
最終更新:2023年05月16日 17:26