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戸崎敬大(名探偵コナン)

登録日:2020/12/20 Sun 02:04:17
更新日:2026/06/11 Thu 18:22:54
所要時間:約 5 分で読めます





私、こんなことしてない…

なんか、増えてやがる…



戸崎敬大(とさきけいだい)とは、アニメ『名探偵コナン』に登場したゲストキャラクターのひとり。
CV:野瀬育二

登場したのは、2019年11月30日にアニメ第961話として放送されたアニメオリジナルエピソードのひとつであり、アニメ『銀魂』のシリーズ構成を担当していた大和屋暁氏のコナン脚本デビュー作でもある『グランピング怪事件』。

苗字の元ネタは競馬騎手の戸崎圭太から。
読みは「とさき けいだい」だが、アニメ公式ホームページの事件ファイルでは苗字の読みが「とざき」になっている。

人物


会社社長。46歳。
小さな会社の社長をしており、妻の響子とメイクアップアーティストの三浦美香と一緒に、友人の田辺博の料理を食べに奥穂グランピングパークに来ていた。

さらには、4人で仲良く写真を撮り、グランピングを楽しむために同じ場所に来ていたコナン園子も目撃していたが、夜になって仰向けの状態で倒れて亡くなっているのを女性従業員に発見される。

その遺体は、女もののセーターとロングスカートを着用し、金のロングヘアのカツラを被らされ、顔にはヘタな化粧がされていた。この文章を見て「?」と感じた人はそれはそれで正しい反応である。
他にも、口にはカニの脚をくわえ、唇も赤く腫れており、手にはメモを持った状態というおそらくコナン史上最も印象に残るクラスの遺体で発見されていた。

遺体の唇が赤く腫れていたのは、アナフィラキシーショックによるもの。
カニアレルギーを持っており、一度誤ってカニの身が入っている料理を食べてしまった時は九死に一生を得て以来、カニを見ることすら嫌がっていたはずだが……。

敬大の関係者


敬大以外も、苗字はそれぞれ競馬騎手が元ネタとなっている。
  • 戸崎響子(とさき きょうこ)
CV:七緒はるひ
敬大の妻。38歳。
有希子に似ており、そんな彼女もコナンに「おばさん」と言われて怒っていた*1
苗字の元ネタは戸崎圭太から。

女装した敬大の遺体を発見した後、遺体を田辺の部屋まで運び、冷凍庫の中からタラバガニの足を取りだし敬大の口に咥えさせたと告白。
遺体を再び発見した時にカニ以外に色々増えているのを見て「私、こんなことしてない…」と呟いている。
なお、カニを咥えさせたのは田辺はシェフだし、食べ物があればシェフが疑われると思ったからだと話している。

  • 田辺博(たなべ ひろし)
CV:白熊寛嗣
奥穂グランピングパークのシェフ。44歳。
敬大の友人。戸崎夫妻と美香は田辺の料理を食べる為、施設に来ていた。
苗字の元ネタは田辺裕信から。

響子が運んできた敬大の遺体を発見した後、油性ペンで敬大の顔にメイクと称して落書きをし、美香の部屋まで敬大の遺体を運んでいる。
遺体を再び発見した時に美香が残した左手のメモを見て「なんか、増えてやがる…」と呟いている。
敬大がカニアレルギーであることを知っており、宿の方からもカニを使うなと言われていた。

  • 三浦美香(みうら みか)
CV:池澤春菜
メイクアップアーティスト。27歳。
敬大とは一緒に仕事をした事があり、以前に宣材写真の際にメイクの仕事を担当して、メイクの技術が敬大に評価され褒美として招待された。
田辺が油性ペンでメイクという名の落書きをした理由が美香に罪をなすりつけるためだと知ると、仕事をなめられたことに怒っていた。
苗字の元ネタは三浦皇成から。

田辺が運んだ敬大の遺体を発見した後、「犯人は嫁」と書かれた偽のダイイングメッセージが書かれたメモを敬大の遺体に握らせ、響子の部屋まで敬大の遺体を運ぼうとするが、途中で疲れてしまったため広場に敬大の遺体を放置したと話している。

3人がこのような行動を取ったのは、3人とも自分が犯人だと疑われるのを回避するための行動だが、この行動が原因で事件を猟奇的かつ複雑化しており、結果として上記に書いてあるように最も印象の残るクラスの遺体が誕生する事となった。
しかも、人が亡くなっているにも関わらず、言い合いになったことでコナン・蘭・園子はドン引きし、警察が来るまで蘭と園子が仲裁する羽目になった。

なお、3人とも、そのような行動を取った時点で殺人犯でなくても犯罪者(死体遺棄罪)である。

余談


アレルギーを利用されて殺害された敬大だが、原作エピソードではアレルギーを利用した殺人事件は実は1度もない。
これについては、2019年の『ダヴィンチ』4月号のインタビュー記事にて原作者の青山剛昌氏が「モラルに反することは描かない。模倣しやすいトリックは使わない、ってことかな。たとえばアナフィラキシーショックによる殺人を描かないと決めているのは、誰でも簡単に実行できてしまうから。(中略)それでも自分の中に引いた最低限のラインを超えないようにしています」と答えている。
そのため、今後もアレルギーを利用した殺人は原作に限り絶対に書かれないと思われる*2
ただし、殺人以外ではアレルギー系を扱うことはあり、『超秘密の通学路』や『大岡紅葉の挑戦状』等で登場している。

『グランピング怪事件』の脚本を担当した大和屋暁氏は、同じく2019年にコナン脚本デビューした浦沢義雄氏の弟子。
浦沢脚本の『昆虫人間のヒミツ』と大和屋脚本の『グランピング怪事件』の間にあった新作アニオリは、『謎解き水上バス』『プードルと散弾銃』『未亡人と探偵団』の3つが放送されたが、いずれも2019年のアニオリ『コナン』特有といえる陰鬱または後味の悪い展開である回が続いていた*3
その為、カオスな展開だった浦沢氏や大和屋氏が担当したエピソードが一種の清涼剤の形となっている。

但し、『グランピング怪事件』の放送後はネット上でも肯定的な意見もある一方で、敬大の遺体が上記のような扱いをされていたり*4、上記の青山氏のポリシーに反していた点もあった事で否定的な意見も少なくなかった。
これが原因かは不明だが、以降の大和屋脚本ではギャグ描写は抑え気味になった代わりに、これまでのアニオリにはなかった展開を多く扱っており、現在はアニオリ『コナン』の主力脚本家のひとりとなっている。
また、ゲストキャラに関しても浦沢脚本のエピソードと比べると大人しめ…というより、浦沢脚本はゲストキャラ全員のキャラが濃すぎるが。

また、大和屋氏はジャスタウェイなどを所有している馬主でもあり、自身が脚本を担当した回には基本的に事件関係者の苗字、ブランド名が騎手から取られている事がほとんどである。



追記・修正はグランピングの経験がある人にお願いします。

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最終更新:2026年06月11日 18:22

*1 余談だが、有希子役の島本須美氏は某作品で「響子」を演じていた。

*2 これ以外にも近年は『動く標的』や『言えない目撃者』などのように無差別事件を扱うエピソードもあるが、こちらも同様だと思われる。また、共犯に関しても『共犯を作ってしまうと事件やトリックがややこしくなる』との事で原作ではほとんど扱っていないが、アニオリでは今回のように共犯または犯人が別にいるなどの複数犯というエピソードが近年は増えており、2022年ではほとんどのエピソードで共犯や複数犯が存在していた。

*3 また、アニメオリジナルエピソードは20作品計31話と最も多くのエピソードが放送されていた。

*4 しかも、女装していた理由は最後まで謎のままだった。