鈴木園子

登録日:2015/07/26 Sun 08:18:59
更新日:2020/05/21 Thu 16:58:44
所要時間:約 15 分で読めます




名探偵コナン』の登場人物。

CV:松井菜桜子
演:岩佐真悠子(SPドラマ1作、2作目)、秋元才加(SPドラマ3作目~)


帝丹高校2年B組で毛利蘭の親友。工藤新一の同級生でもある。
茶髪のボブカットでカチューシャをしている。
一見普通の女子高生にしか見えないが、実は鈴木財閥会長・史郎の娘でれっきとしたスーパーお嬢様。
原作では第5巻収録の『山荘包帯男殺人事件』で初登場したが、テレビアニメでは第6話のオリジナル回『バレンタイン殺人事件』で先に登場した。
ちなみにアニメ版で彼女がお嬢様だと判明するのはしばらく経った後の事である。

名前の由来は作者の大学時代の漫研の後輩から。
『青いペン軸』によるとその後輩は『まんがライフMOMO』で編集長をしていた鈴木園子氏本人らしい。
『紺青の拳』の時は園子グッズを買い漁ったとか。

毛利小五郎に引けをとらないくらい能天気な性格でお調子者。思考も今時の女子高生らしく、ブランド物や流行物に目がない。
必要もなく家の財力を誇示したり、財力のない人間を見下す場面はなく、ケーキ半額の為にコナンを誘う等、日常生活では普通の女子高生としか思えない振る舞いを見せている。
このため初対面の人に“お嬢様”だと気づかれる事は少ない。
長い付き合いである新一(江戸川コナン)にさえも、第44巻収録『怪盗キッドの驚異空中歩行』のエピソードにおいて、「初めてコイツがお嬢様に見えてきた…」と心の中で思われるほど。

ミーハーな面もあり、よく親のコネや財力を使っては自分の好きな有名人のパーティなど様々な場所に参加し、更に蘭やコナンたちもその場に招待している。
財力がなければ出来ないことをやる際には、友人を誘って一緒に楽しむというスタンスなのだろう。
このときだけは「感謝しなさいよー」と笑って言うことも多いが、決して恩着せがましくはなく、楽しいことや時間を誰かと共有しようとするあたりに彼女の人の良さが窺える。
隙あらば「この○○は3人用なんだ」とか言う同じ小学館の漫画に登場するどこぞの小金持ち少年に見習わせたいものである。
先述の「初めてコイツがお嬢様に見えてきた…」と思われた場面も似たような状況で、
怪盗キッドが空中でマジックショーを行うと予告したため、地上の人混みを避けてキッドを見物すべく近くのビルの屋上を借り切って特等席を用意し、
ついでに蘭、コナン、小五郎を招待していた。
お嬢様のたしなみだからか、高校ではテニス部に所属しており(ただし園子がテニス部の活動に参加している様子が描かれたことは実は一度もないが)、
蘭に部の先輩を特訓相手にしないのかと訊ねられても「弱っちくて相手にならないわよ!」と言ってのけるあたりなかなかの腕前のようである。

初登場の事件でコナンに眠らされて以降は、小五郎不在時に探偵役に抜擢されるようになり、いつしか「推理クイーン園子」を自称するまでになる。
本人が細かい事を気にしないタイプであるため、コナンも探偵役を任せやすい人物と認識しているようだ。
ちなみにコナンが彼女を演じる際には、本来の園子の口調とは違い少々高飛車な口調になっている。その事も「推理クイーン」と呼ばれる所以だろうか?
実は眠らされていない時でも観察力自体はかなり高く、たまに事件解決のヒントになるような事を言ったり、普通は気付かなさそうな怪しい部分を指摘したりする。

蘭とは保育園からの親友であり、今でも強い絆で結ばれている。
そのため蘭の身に危機が迫っている場合は誰よりも彼女の身を案じ、アニオリで自分が拾った携帯がきっかけで蘭が誘拐されたり、劇場版で蘭が記憶喪失になったり海上で行方不明になったりした時には目に大粒の涙を浮かべて悲しんでいた。
あれ、コクーンというゲーム機で人質になったときは?…まあ、そもそも姿が描かれなかったので早々に帰ってその場に居合わせなかったため知らなかったのだろう
また、山村ミサオに殺人未遂事件の犯人にされかけた時にも蘭は彼女を必死で庇ったり、
(コナンに眠らされた間に)容疑が晴れた後は安堵の涙を浮かべる蘭に対し「本当にいい友達だ」と評価している。
(しかし、容疑者にされたことにかなり腹を立てており、この直後に園子は山村に「手痛い」仕返しをするのであった…)
そんな蘭と新一の仲を幼い頃から見ていたため、たまに2人の仲を茶化す事もある。
ホームズの黙示録』で新一に告白されたと聞いたときは周りも気付く声で驚き、返事を曖昧にスルーしてしまったと知ると「蘭も早く返事した方がいい」と勧めている。

初登場時から「イイ男」捜しに没頭しており、作中で気になる男を見つけては積極的にアプローチしていた。
だがルックスを優先していたからか、彼女が惚れた(または声をかけられた)男は皆何かしらの問題を抱えているヤツばかりだった。

以下その連中の特徴

…ご覧の通り、回を追うごとに素性がひどくなっていってる。園子が一体何をしたというのか……?
最初のヘタレについては殺人事件が起きて、どう見てもヤバい言動の旧友が刃物振り回している状況でヘタレるなというのは結構酷な話な気もするが。
そんなすさまじく男運のない彼女にも第22巻でようやく春が訪れ、『園子のアブない夏物語』で知り合った京極真と恋人同士になる。
相思相愛の仲であるが、知り合って間もなく遠距離恋愛を余儀なくされる事に…。
京極と恋人同士になった後も(特にアニメ版で)イケメンに気移りしかける事がままあるが、根は京極一筋である。
ちなみに服部平次の事も密かに狙っていた時期がある。

怪盗キッドの大ファンで、彼が鈴木財閥の至宝を狙う度に様々な妄想をしている。
だが作中でキッドと対面するシーンは少なく、『奇術愛好家殺人事件』でキッドに会えなかった時にはかなりのショックを受けていた。
そんなキッドと京極が対決する事になった時にはやはり京極の事を第一に考え彼の身を案じ、大会を控えているのもあって怪我をさせないようにキッドに頼みこんでいた。

家が日本に名だたる鈴木財閥なだけあり、色々持っているしやることなすことスケールが大きい。
まずお金持ちらしく伊豆高原や軽井沢、更には海外にまで別荘を所有しているが、そこで事件が発生する場合も多い。
加えて鈴木財閥60周年記念パーティを開催する際には、豪華客船を貸切にして多くの著名人を招いていた。
スポンサーとして様々な企業に出資してもいるので、その関係で人気ロック歌手のライブリハーサル見学や、観覧車の列をスキップしての優先案内を受けられるよう口利きしたことも。
更に「鈴木」を直訳した「ベルツリー」という名を冠するものも色々登場しており、ミステリートレインを走らせるのは序の口、
更に劇場版では飛行船を飛ばすタワーまでおっ立ててしまうわ、作中の日本経済を回しまくっている。
国内以外でも、ニューヨークのオークションで世界的名画を高額で落札したり壊滅的な被害を被ったシンガポールの再建に出資したりなど、その影響力は海外にも及びつつある。

普段から隙だらけに見えるのか、作中でたまに犯人に襲われ殺されかける事がある。
また本人の知らないうちに誘拐の標的になった事もあるが、その犯人が別の人物に殺害された事で未遂に終わっている。
他にも劇場版ではジンに灰原哀の人違いで狙撃されそうになるが、コナンの機転によって事なきを得ている。
「SPつければいいのでは?」と思えるくらい周辺で様々な犯罪が起きているが、園子の性格上SPなんて堅苦しいものは決してつけない事だろう。
京極さんが側にいれば万事解決なんだが……

奇妙な人探し殺人事件』でシルエットのみの登場だった宮野志保の髪型は園子に似ており、それから間もなく、鈴木園子が漫画本編に初登場。
アシスタントの「こいつが宮野明美の妹か!」との誤解に対し、作者の青山剛昌氏は「アシが騙されるんだから読者も引っかかるかも」と内心笑っていたとのこと。
劇場版で狙撃されそうになった原因でもある。

家族は父・史郎、母・朋子の他に、大学院生の姉・綾子がいる。
その綾子が富沢財閥に嫁ぐ予定のため、実質的な跡取りは園子になるのだが、当の本人は家を継ぐ気はないらしい。ちなみに朋子は気高い性格だが史郎と綾子は割りと庶民的。
親族では他に、史郎の従兄弟で鈴木財閥の相談役を務める次郎吉が登場している。
朋子に負けず劣らず派手好きで、大金をつぎ込んでキッド逮捕に闘志を燃やしている(だがいつも一杯食わされている)エネルギッシュでお茶目なじっちゃんである。

なにげに新一とって園子は蘭と同じ13年前の保育園時代からの付き合いの幼馴染であるが、そのように紹介されることはほとんど無い。
本編中で高校生の新一と直接会話しているシーンは実は長期連載の中でも『命がけの復活』くらいしかなかったりする。
尤も、1話のリメイク版『エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』では新一と蘭を自宅に招待しているので、
疎遠なのではなく単純にそういうシーンが使われなかっただけだろうと思われる。新一が出てくるケース少ないし。

『エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』では蘭の空手の都大会用の空手服を用意*1し、空手の都大会の応援にも参加した。
その際に観客席にいた京極は園子を知り、彼女に惚れている。

今でもアニオリに登場する場合は、そのほとんどで初期のようにコナンと蘭との組み合わせでどこかに外出しているが、外出先に園子の知り合いがいる場合はその人物が犯人や被害者になる事がある。

アニオリに登場する頻度は現在、年に1、2回程度と少ないが、劇場版皆勤賞キャラクターの一人でもある。



「わたしの手にかかればこんな追記・修正、ちょろいちょろい!(全然覚えてないけど…)」

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