神滅翔天ザーク・ゼヴォル

登録日:2021/01/15 Fri 11:07:40
更新日:2024/10/05 Sat 19:20:57
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邪龍は暗黒王の導きによって獄門に辿りつき、

封印を打ち破った、はずだった。


神滅翔天ザーク・ゼヴォルとは、TCG『デュエル・マスターズ』を原作としたDCG『デュエル・マスターズ プレイス』に登場するカード。後にTCG版にも登場。


【テキスト】

神滅翔天ザーク・ゼヴォル UC 闇/火文明 (4)
クリーチャー:ファイアー・バード/ドラゴン・ゾンビ 4000
バトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうした場合、カードを1枚引く。
スレイヤー


【概要】

DMPP-05 第5弾「永遠の戦渦 -VORTEX OVERLOAD-」に収録されたファイアー・バード/ドラゴン・ゾンビを種族に持つクリーチャー。
同弾内に収録されている多色進化Vクリーチャーに対応する文明と種族を持つ進化元サイクルの一つ。
ドラゴンの頭蓋骨を被った目つきの悪い鳥のイラストをしている。
CVは田中奏多が担当。

cipで手札1枚の交換とスレイヤーを持つ。

一つ目の能力はさながら紙版の《リロード・チャージャー》を思わせるディスカード→ドロー
効果の発動は任意なため、捨てたい手札が無かったり山札の枚数が心配なら発動しなくてもOK。
ただし任意発動故に手札にこのクリーチャーしかいない時に召喚してドローだけ行うという事はできない。
闇文明は墓地利用を得意としているため、捨てたカードを回収する等再利用する手段を用意しておけば、実質差引0にする事ができる。
プレイス版《暗黒王 デス・フェニックス》ならばゼヴォル自身がドラゴンとファイアー・バードを持つため生き残ればそのまま回収し実質キャントリップ持ちクリーチャーとして扱える。
背景ストーリーでの関係を考えると恐らくデザイナーズコンボだろう。

二つ目はスレイヤー。
これにより一部例外を除きどんなクリーチャー相手でも相討ちをとれるのだが、そもそも自身がパワー4000とバニラ並みのパワーを有しているため、並のウィニーなら逆に殴り返す事も可能。
こちらも闇文明お得意のスーサイド戦法とかみ合っていると言える。

何より、ファイアー・バードとドラゴンという互いがシナジーした種族同士のサポートを同時に受けれるのは大きい。
ファイアー・バードとしてみるとスレイヤーも相まって場持ちがよく、ドラゴンとして見ると軽いため並べやすいという評価ができる。
また、後述する相性の良いカード達の関係で、潤滑剤でありながらシステムクリーチャーとしての側面も持っているといえる。

総じて見ると、堅実に見えてコストパフォーマンスが非常に良く、登場以降はカラーリングの合うドラゴンを主軸としたコントロールデッキなどで採用されている。

また、2020年12月10日〜2020年12月19日に開催されたレジェンドバトルにてザキラが使用。
ポイント報酬としてプロモ・プレミアム版やサプライが配布された。

TCG版でもDMEX-16「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」にてそのままのスペックで逆輸入された。


【相性の良いカード】

暗黒王デス・フェニックス SR 闇/火文明 (4)
進化クリーチャー:フェニックス 9000
進化V−自分のドラゴン1体とファイアー・バード1体
W・ブレイカー
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに自身の墓地に置く。
バトルゾーンを離れた時、相手は自身の手札をすべて捨てる。
自分のターン開始時、このクリーチャーが墓地にあり、バトルゾーンに自分のドラゴンとファイアー・バードがあれば、このクリーチャーを手札に戻す。
本家版より進化元の条件が緩くなったうえ、自分のターン開始時に、バトルゾーンに自分のドラゴンとファイアー・バードがあれば、墓地から回収できるようになった。
無論ゼヴォルもその進化元となれるのだが、本題はそこではない。
ゼヴォルの場合単体で両方の種族を満たしているため、進化Vに必要な数が揃ってなくても手札に戻せるのだ。
ゼヴォルでデスフェニを捨てても、盤面に維持できれば次のターンにはノーコストで回収できるのがミソ。

詳しくは個別項目を参照。

神滅竜騎ガルザーク SR 闇/火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ 6000+
W・ブレイカー
自分のドラゴンが他に1体でもあれば「スピードアタッカー」を得る。
自分の火のドラゴンが他に1体でもあれば「パワーアタッカー+6000」と「T・ブレイカー」を得る。
自分の闇のドラゴンが破壊された時、相手のパワーが一番小さいクリーチャー1体を破壊する。(複数あるなら、その中からランダムに1体)
こちらも本家から能力が変更されたドラゴン。
ゼヴォルで相討ち+ガルザークの除去能力で相手の盤面に大きく差をつける事ができる。
《ダーク・ルピア》も併せれば敵陣は更地と化す。
さらに火のドラゴンという事で攻めにも転じやすくなるとスペックを遺憾なく発揮できる。

黒神龍グールジェネレイド SR 闇文明 (7)
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ 6000
W・ブレイカー
自分の《黒神龍グールジェネレイド》以外のドラゴンが破壊された時、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、このクリーチャーをバトルゾーンに戻す。
言わずと知れたドラゴン・ゾンビ界の重鎮。
手札から墓地に送れるのは勿論だが、ゼヴォル自身が復活の起爆剤となるため、相手は蘇生を嫌がって除去を躊躇っていると、横並びされたり他のフィニッシャーの着地を許してしまうので、相手を二重に牽制できる。

ボルシャック・バディ・ドラゴン R 火文明 (4)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 3000+
バトルゾーンに出た時、自分の山札からファイアー・バードを探索し、1枚を公開してから手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
攻撃中、自分のファイアー・バード1体につきパワーを+1000する。
共に最軽量級の火のドラゴン。
予め《コッコ・ルピア》を出しておけば、バディ→ゼヴォルと簡単に展開できる。
そこからさらに《バルケリオス・ドラゴン》や《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》へと繋げるのも可能となる。


【類似カード】

神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ P 闇/火文明 (4)
クリーチャー:ファイアー・バード/ドラゴン・ゾンビ 4000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。
自分の進化フェニックスを召喚する時、バトルゾーンにあるクリーチャーのかわりに自分の墓地にあるクリーチャーの上に置いてもよい。

恐らく元ネタと思われるカード。
グールやデスフェニ、ドラゲリオンと相性が良いのは同じだが、こちらはかなりフェニックスサポートに寄せた能力となっており、《究極銀河ユニバース》と併せた【ジュヴィラユニバース】等のキーカードとなっている。


【余談】

フレーバーテキストからの推察によると、背景ストーリーではガルザークに施された力の封印を解くための導き手がこのゼヴォルであるという事が示唆されている。
二匹は《憎悪と怒りの獄門》へ向かい、ガルザークはデス・フェニックスによって封じられた力を取り戻すが、実はガルザークはデス・フェニックスが現出するため利用されていたに過ぎず、そのまま生贄とされてしまった。
ゼヴォル自身はデス・フェニックスの分身もしくは眷属であり、最終的に進化Vのため取り込まれたものと思われる。



アニヲタはwiki籠りの導きによって項目に辿りつき、追記・修正を行った、はずだった。

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最終更新:2024年10月05日 19:20