登録日:2021/02/07 Sun 21:05:30
更新日:2024/10/05 Sat 12:00:28
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滅びの声が響く時、世界の歴史は悲鳴をあげる。
封印の鎖が破られし時、何人たりとも神滅の邪竜を止める事はできない!
【解説】
神滅竜騎ガルザーク P(SR) 闇/火文明 (6) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ 6000+ |
バトルゾーンに自分の他のドラゴンがあれば、このクリーチャーは「パワーアタッカー+6000」と「T・ブレイカー」を得る。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーは攻撃されない。 |
一見するとパワー6000のW・ブレイカーと淡泊なスペックだが、味方のドラゴンが隣にいれば、
パワーアタッカー+6000とT・ブレイカーを得る。
かの《
天海の精霊シリウス》とも相討ち圏内となっている。
もう一つの目玉となる能力が
攻撃されない、すなわち殴り返しを一切受け付けないこと。
相手はいかに大型のクリーチャーを展開していようと、攻撃によって討ち取ることはできないのである。
ドラゴンということでサポートも受けやすく、進化元とするのも悪くない。
総評すると、実は
聖拳編当時におけるコスト論をはるかに上回るカードパワーの持ち主。
攻撃時のパワーの高さと攻撃されない能力が上手く噛み合っていると言える。
ドラゴンを軸とした
コントロールデッキや黒入りの
連ドラでの活躍が見込める。
難点としては、素の状態では心許ないパワーラインであるため、火力範囲に収まってしまうことや除去耐性そのものがあるわけでないこと。
幸いにも
闇文明は墓地回収や
リアニメイトに長けるため、上手く補いたい。
十数年前のカードなため流石にインフレの煽りは受けているものの、後述する映画での活躍等から今なお人気が高いカードの一枚である。
【関連カード】
暗黒王デス・フェニックス SR 闇/火文明 (4) |
進化クリーチャー:フェニックス 9000 |
進化V−自分のドラゴン・ゾンビ1体とファイアー・バード1体を重ねた上に置く。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに自身の墓地に置く。 |
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自身の手札をすべて捨てる。 |
映画でも共演した
フェニックス。
イラストの胸部にガルザークと思しきドラゴンの頭部が吸収されているのが見え、関連性を匂わせる。
龍炎鳳エターナル・フェニックス SR 火文明 (5) |
進化クリーチャー:フェニックス 11000 |
進化V−自分のファイアー・バード1体とアーマード・ドラゴン1体を重ねた上に置く。 |
W・ブレイカー |
バトルゾーンにある自分の、ドラゴンまたはフェニックスはすべて、タップされていないクリーチャーを攻撃できる。 |
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、進化クリーチャーではない火のクリーチャーをすべて自分の墓地から自分の手札に戻す。 |
同じく映画で共演したフェニックス。
武器の三叉剣がガルザークに突き刺さっているそれと同型であるため、映画同様封印したのもこのクリーチャーなのかもしれない。
滅印連結 ヴァルハルザーク SR 光/闇/火文明 (7) |
クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド・ドラゴン/アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ 7500+ |
EXライフ |
スピードアタッカー |
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする) |
自分のクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。 |
相手のクリーチャーが破壊された時、自分の山札の上から1枚目をシールド化し、このターン、このクリーチャーのパワーを+6000する。 |
ガルザークが《封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン》と連結させられた
ディスペクター。
自分のクリーチャーが出た時相手クリーチャーをタップし、相手クリーチャーが破壊されたときにシールドを追加、さらにパンプアップしてブレイク数も増える。
シールド追加やタップといったヴァルハラ・パラディンの能力は色濃く受け継いでいる一方、ガルザークの能力はほとんど反映されていない。
しいて言うならパンプアップの数値がガルザークのパワーアタッカーによるパワー上昇値と同じであること、下記のプレイス版でガルザークが条件を満たすと得られる
スピードアタッカーを持っているぐらいか。
アニメではジェレミーが使用。
神滅竜騎ガルザーク SR 闇/火文明 (6) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ 6000+ |
W・ブレイカー |
自分のドラゴンが他に1体でもあれば「スピードアタッカー」を得る。 |
自分の火のドラゴンが他に1体でもあれば「パワーアタッカー+6000」と「T・ブレイカー」を得る。 |
自分の闇のドラゴンが破壊された時、相手のパワーが一番小さいクリーチャー1体を破壊する。(複数あるなら、その中からランダムに1体) |
DMPP-03 第3弾「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」にて登場。
同弾の目玉カードということでシークレット版が存在する。
CVは高橋伸也が担当。
能力が本家版から大きく変更されている。
強化点
- 味方ドラゴンがいれば、スピードアタッカー化
- 味方の闇のドラゴンが破壊されると、相手のパワーが一番小さいクリーチャー1体(パワーが同じ場合はランダム)を破壊
弱体化点
- 「攻撃されない」能力が削除
- パワーアタッカーとT・ブレイカーの条件が「自分の他の火のドラゴン」限定化
自身も闇のドラゴンであるため、破壊による除去を躊躇わせることができる。ランダム効果なため、アンタッチャブルも貫通できる。
火のドラゴンもデュエプレオリジナルの中~軽量のドラゴンが多数登場しているためさほど苦にならない。
売り文句だった「攻撃されない」がなくなってしまったが、全体的に強化され別物となっている。
そのせいで一部からは魔改造されたなどといわれることも。
登場以降はドラゴン軸のコントロールデッキやカチュアシュートでその実力を発揮している。
効果発動時には、対象クリーチャーに自身を封じている三叉剣が突き刺さる演出が挿入される。
また、互いにガルザークを含め複数体闇のドラゴンを出している状況でどちらかの闇のドラゴンが破壊されると、まるでキャッチボールかドミノ倒しのように破壊の連鎖で双方に大量の剣が降り注ぎカオスなことになる。
上述の台詞はシークレット版の
フレーバーテキストのものだが、シークレット版の《
剛撃戦攻ドルゲーザ》の召喚時のボイスが「大地も海も、我らが守る!」となっていることから、本来はドルゲーザのフレーバーテキストに書くはずのものであったと思われる。
相性の良いカード
神滅翔天ザーク・ゼヴォル UC 闇/火文明 (4) |
クリーチャー:ファイアー・バード/ドラゴン・ゾンビ 4000 |
バトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうした場合、カードを1枚引く。 |
スレイヤー |
デュエプレオリジナルカード。
4コストという軽さでガルザークの能力条件を全て満たせる。
スレイヤー効果で1:2交換も可能。
黒神龍ゾルヴェール UC 闇文明 (5) |
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ 4000 |
バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚を墓地に置く。その後、自分の墓地からドラゴンを探索し、1枚を手札に加えてもよい。 |
相手プレイヤーを攻撃する時、攻撃の後このクリーチャーを破壊する。 |
ブロッカー |
同じくデュエプレオリジナルカード。
チャンプブロックや攻撃時の誘発効果で能力のトリガーとなる。
ゼヴォル(4)→こいつ(5)→ガルザーク(6)とマナカーブも綺麗に繋がる。
黒神龍グールジェネレイド SR 闇文明 (7) |
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ 6000 |
W・ブレイカー |
自分の《黒神龍グールジェネレイド》以外のドラゴンが破壊された時、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、このクリーチャーをバトルゾーンに戻す。 |
みんな大好きグールさん。
先述の2体等でコイツを墓地に落とし蘇生しながら盤面差をつけるのがドランコントロールの肝。
すぐに湧いてくるのでパワーが大きい相手に特攻するのもあり。
幻想妖精カチュア SR 自然文明 (5) |
クリーチャー:スノーフェアリー 4000 |
タップスキル:自分の山札からドラゴンを探索し、1枚をバトルゾーンに出す。その後山札をシャッフルする。そのクリーチャーはこのターン、「スピードアタッカー」と「このターンの終了時、このクリーチャーを破壊する。」を得る。 |
上方修正を受け使いやすくなった妖精さん。
踏み倒し→破壊時効果で邪魔なブロッカー等を消し去る。
《インフェルノ・ゲート》で釣り上げれば後続のドラゴンと一緒に攻め込める。
【背景ストーリー】
映画限定という立ち位置から背景ストーリーにおける詳しい動向は不明だったが、デュエプレのフレーバーテキストにて補足される形で言及される。
理由は不明だが力を封じられており、真の力を取り戻すためザーク・ゼヴォルの導きによって《憎悪と怒りの獄門》へ向かう。
《
暗黒王デス・フェニックス》により真の力を取り戻すが、実際は利用されていたに過ぎず、デス・フェニックスが現出する生贄としてゼヴォルとともに進化Vの糧とされた。
【メディアミックスでの活躍】
闇の城の魔龍凰
オルフェの切札兼
ラスボスとして登場。
殴り返しを受けないその能力から、「
消えることの無い肉体を持ったクリーチャー」と評された。
舞台となるヤーク島の地下に封印されていたが徐々に目覚めつつあり、危険を感じた島の研究者で切札勝利の友人のアガムメノンは子息のエレクトラとオルフェ姉弟を地下室に避難させると、単身ガルザークが分身代わりに操る
ゴーレムとのデュエルに挑み、切札の《
龍炎鳳エターナル・フェニックス》の力で命と引き換えに封印する。
しかし、ガルザークは姉弟の恐怖心に付け込み、父親は二人を見捨てたと思い込ませ憎しみを植え付けると、復活のための手先とした。
勝舞との初戦では殴り返しを受け付けず圧倒する。再戦では勝舞が発動した《地獄万力》で破壊されるが、
Sトリガーの《ゾンビ・カーニバル》で回収され、《翔天魔獣ギガッピ》とともにもう一枚の切札の《
暗黒王デス・フェニックス》へと進化した。
だが、最後は勝利を通じて勝舞に託されていた
エターナル・フェニックスに敗れ、再び島の地底深くに封印された。
その他
黒月の神帝ではヒロインの神月ルナが使用。
《
超神龍ルナーズベルグ》の能力で手札から2体同時に踏み倒されたが、返しのターンに勝舞が召喚した《神羅ドラグ・ムーン》の効果で2体とも破壊された。
漫画では番外編で
ザキラが《
ヘヴィ・デス・メタル》強奪のためインドの寺院を襲撃した際使用しているほか、アニメ「ゼロ」や「クロス」では勝舞やザキラをはじめとした登場人物達が使用している。
アニヲタの鎖が破られし時、何人たりとも追記・修正を止める事はできない!
- 別ベクトルで不死身の肉体をイメージしたガ・リュザークやガルザ・ガルザ・ガルザとかの言及があってもいいかも -- 名無しさん (2021-02-08 01:39:58)
- デスフェニックスとは浅からぬ因縁があるクリーチャー -- 名無しさん (2022-03-25 22:15:00)
- ミロクの全体イラストにガルザークに刺さっていた剣の存在を確認。ガルザークの解放とデスフェニックスの顕現にミロクが関わっていた疑惑が浮上 -- 名無しさん (2022-10-29 12:38:57)
最終更新:2024年10月05日 12:00