五体の王(DM)

登録日:2013/08/06 Tue 01:32:54
更新日:2023/09/15 Fri 21:04:33
所要時間:約 21 分で読めます






王とは何か? その答えは千年後に明らかとなる。



デュエル・マスターズ第12弾・聖拳編第三弾『魔封魂の融合(エターナル・ボルテックス)』収録の五体のクリーチャー。


【概要】

全員が二体の進化元を必要とする「進化V(ボルテックス)」という当時の新進化形態で召喚される。
また、共通して場を離れる時に何らかの効果を発動する。

デュエル・マスターズ プレイスではDMPP-05 第5弾『永遠の戦渦 -VORTEX OVERLOAD-』で目玉の1つとして全員スーパーレア(SR)で収録。
能力調整により進化元が緩くなり大幅に出しやすくなった。
ただ、デス・フェニックス以外あまり奮わなかったためか、後に能力を調整してもダメだったあいつのDP殿堂入りと共に一部の能力が上方修正された。
なお、プレイスではカードの能力の上方修正が行われるのはこれが初。


【五体の王】

この項目ではTCG版とプレイス版の両方を紹介するが、TCG版から変更されたテキストは太文字で記載する。

英霊王

破壊の化身と呼ばれたバジュラではあったが、スターマンの作り上げた叡智の防壁を破壊することはできない。
疲弊したバジュラを倒すことは王にとってはサイバーロードを再教育するより容易だった。

TCG版
英霊王スターマン SR 光/水文明 (5)
進化クリーチャー:スターノイド 9000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V―自分のライトブリンガー1体とサイバーロード1体を重ねた上に置く。
このクリーチャーが攻撃した時またはバトルゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目を、裏向きのまま自分のシールドに加える。
W・ブレイカー
プレイス版
英霊王スターマン SR 光/水文明 (5)
進化クリーチャー:スターノイド 6000
進化V−サイバーロード1体と光のクリーチャー1体
攻撃する時またはバトルゾーンを離れた時、自分のシールドが9つ以下なら、自分の山札の上から1枚目をシールドゾーンに加える。
このクリーチャーはすべてのバトルに勝つ。
W・ブレイカー
の英霊王。

軽量有能な進化元に恵まれた安定性の高い王。
防御偏重な能力だがS・トリガーや《無敵城 シルヴァー・グローリー》との相性はかなりのもの。
頭脳的なプレイングを求められるがハマれば強い。

ちなみにイラストであの《超竜バジュラ》を討ち取っているがパワーを見ればわかるが強化しない限り実際には勝てない。
この後に復讐を果たされるとは思いもよらなかったであろう。

プレイス版では進化元がサイバーロードと光クリーチャーと大幅に緩くなった。
また、バトルに必ず勝つ能力が追加された為本当にバジュラに勝てる様になった。
戦闘では無敵となったがパワーが6000と大幅にダウンしたので、あらゆる除去の射程圏内に入ってしまうというマイナス要素も。
フレーバーテキストはバジュラを倒すまでの過程が書かれ、ダイレクトアタック時のボイスは「バジュラの方が手応えあったぞ」となっておりバジュラとの関係は結構ネタにされている。

詳しくは個別項目を参照。


蛇魂王

世界にさらなる恐怖と混乱を与え絶望させるべく、蛇魂王はドルゲーザ率いる連合軍を襲撃した。
先の戦いで消耗していた連合軍はなす術もなく、凶虫の大群に呑み込まれた。

TCG版
蛇魂王ナーガ SR 水/闇文明 (6)
進化クリーチャー:ナーガ 9000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V―自分のマーフォーク1体とキマイラ1体を重ねた上に置く。
このクリーチャーはブロックされない。
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、クリーチャーをすべて破壊する。
プレイス版
蛇魂王ナーガ SR 水/闇文明 (5)
進化クリーチャー:ナーガ 9000
進化V―パラサイトワーム1体と水のクリーチャー1体
ブロックされない。
W・ブレイカー
攻撃する時またはバトルゾーンを離れた時、相手の進化でないクリーチャー1体を手札に戻す。その後、相手の手札をランダムに1枚捨てさせる。
の蛇魂王。

軽量で優秀な進化元が多いが単体コストはスターマンより重い。
アンブロッカブルに全体除去とスターマン、ペガサスの天敵のようなクリーチャー。

闇の自壊効果や水のバウンスで能動的に効果が使えるのも強み。したたかな意地の悪さは文明ゆえか。

プレイス版ではコストが5に下げられ進化元がパラサイト・ワームと水クリーチャーに変更され、同弾で有用なパラサイト・ワームもいくつか収録された。
オリジナルカードの《妖蟲麗姫ドナ》はパラサイト・ワームかつ水クリーチャーでもあるため相性が良い…というよりここまで紹介したオリジナルカードはそれを前提に作られていると思われる。
能力が大幅に変更されており、攻撃する時または離れる時、相手の進化でないクリーチャー1体バウンスと、相手の手札を1枚ランダムハンデスとなり、元と比べると大分攻撃的な性質へ変化している。
元々の除去能力を失い、バウンスも進化クリーチャーは対象にできないため他の王とやりあうと最高で相打ちまでが限界となっている。
この中では本家と比べると最も変化具合が激しい。


暗黒王

暗黒王は憎悪と怒りに囚われた邪龍に封じられた力を取り戻させた。
しかし、全てはこの世界に現出するための生贄に過ぎなかったのだ。
世界を破滅に導く暗黒王の饗宴が、始まろうとしていた。

TCG版
暗黒王デス・フェニックス SR 闇/火文明 (4)
進化クリーチャー:フェニックス 9000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V―自分のドラゴン・ゾンビ1体とファイアー・バード1体を重ねた上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに自身の墓地に置く。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自身の手札をすべて捨てる。

暗黒王は、その業火で世界を包み込み、憎悪と怒りに満ちた世界へ変えようとしていた。

プレイス版
暗黒王デス・フェニックス SR 闇/火文明 (4)
進化クリーチャー:フェニックス 9000
進化V―自分のドラゴン1体とファイアー・バード1体
W・ブレイカー
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに自身の墓地に置く。
バトルゾーンを離れた時、相手は自身の手札をすべて捨てる。
自分のターン開始時、このクリーチャーが墓地にあり、バトルゾーンに自分のドラゴンとファイアー・バードがあれば、このクリーチャーを手札に戻す。
の暗黒王。

漫画や映画での活躍もあって、恐らく五体の中では最も知名度が高い。
《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》に続くシールド焼却能力持ち。
場を離れると相手の手札を全て吹き飛ばす。「破壊」ではなく「離れる」なのが味方としては心強く敵に回すとタチが悪い。
弱点は手札度外視の速攻。ただデスフェニ自体軽量で進化元も比較的軽いので速攻に組み込むこともできる。

進化元の二種族はこれ以降の弾で優秀なものが爆発的に増え、五体の王の中では最も追い風にあるといえる。

ちなみに胸の部分に《神滅竜機ガルザーク》が取り込まれている。
後に闇文明によって《暗黒凰ゼロ・フェニックス》として転生したり、破壊神デスと合体した《暗黒破壊神デス・フェニックス》が登場したりする。

デュエプレ版では進化元がドラゴンファイアー・バードになったため選択の幅が広がった。
また、自分のターンの開始時に墓地に存在し自分のバトルゾーンにドラゴンとファイアーバードがいれば手札に戻って来る能力が追加された。
そのためハンデスに強くなり、コスト代わりに捨てても比較的に簡単に回収できるようになった。
回収条件を満たしていなくても必ずボイス付きで発動するので暗黒王の力を見せたがるかまってちゃんになっている。
全体的に強化されたとはいえプレイス版の王の中ではあまり性質は変わっていない。
オリジナルカードとして追加された《神滅翔天ザーク・ゼヴォル》とは相性が良く、進化元となる種族の両方を持つためこいつ1体がいれば回収条件を満たせる。
また、ゼヴォルのcip効果で手札を捨ててドローする効果とも噛み合っている。

詳しくは個別項目を参照。

太陽王

突如現れた太陽王に、臆する事なく闘いを挑むバルホルス。
しかし、不死の存在であるフェニックスに敵わないと悟ったのは、太陽王の炎がすべて焼き尽くした後だった。

TCG版
太陽王ソウル・フェニックス VR 火/自然文明 (4)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V―自分のファイアー・バード1体とアース・ドラゴン1体を重ねた上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、一番上のカードだけがバトルゾーンから離れる。(下の2枚は別々のクリーチャーとなる)
プレイス版
太陽王ソウル・フェニックス SR 火/自然文明 (4)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
進化V―ドラゴン1体とファイアー・バード1体
T・ブレイカー
自分の他のクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。(2020年9月17日メンテナンス後追加)
バトルゾーンを離れる時、かわりに進化元の進化でないクリーチャーをそれぞれ別のクリーチャーとしてバトルゾーンに出す。その後、このクリーチャーはバトルゾーンを離れる。(バトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する)
自然の太陽王。
第12弾で収録された5体の中で唯一のベリーレア。

明らかにコスト論度外視のパワーを持つ準バニラ。
後の王来篇にて登場したスター進化の原点とも言える能力を持ち、2021年3月16日に行われた「進化クリーチャーを退化させた場合、進化元が1体のクリーチャーとして重なった状態でバトルゾーンに残る」というルール変更の唯一の例外でもある(ただし、進化元が3枚以上あった場合の裁定は不明)。

何より進化元を残すというのが強み。バウンスなら次のターン、破壊でも別のものや回収されたものが飛び出してくる可能性があるし、そのまま二体で殴ってもよい。
ただし、タップ状態だと下のカードもタップしたままになる点は注意。

だが、これ以外の能力を持たないのがネック。
除去耐性のあるファッティと言えば聞こえは良いが進化条件が厳しい割にクリーチャーの数が減ってしまうのをカバーできる能力を持たないのは弱点であり、そもそも進化元のクリーチャーの組み合わせはこのカードを使わなくても十分ビートダウンに向いている種族である。
そんなこんなで当時から余り使われていなかったが現在の視点で見るとより緩い進化条件と近いコスト帯でパワーが匹敵、あるいは上回るレベルの進化クリーチャーが増えているためこの中では一番立場が悪い。
フェニックス自体ビートダウン向けの種族ではないためサポートととも微妙に噛み合わないのが一層厳しい。

プレイス版では進化元がドラゴンとファイア―・バードと緩くなっている。
また、進化元を残す効果はcip発動不可のリアニメイトに変更され本家と異なりアンタップ状態で進化元が残せるようになった。
代わりに進化クリーチャーは出せなくなったが、2体限定という制約が無くなったので進化元が3体以上いる場合はそれらを全て出せるようになっている(現状では進化元を追加する効果を持つカードが無いため誤差のようなものではあるが)ため微妙にではあるが強化されている。
とはいえ結局クリーチャーの数が減るという弱点をカバーする効果を持たず、本家と同じく保険持ちのアタッカー止まりだったためプレイヤーからは微妙な評価をされていた。
その後上方修正により自分のクリーチャーは全てスピード・アタッカーを得る能力が追加された。
これにより、こいつを放っておくと後続のクリーチャーに突っ込まれるようになった。

なお、上方修正されたソウル・フェニックスはにじさんじコラボにて二番手を務める本間ひまわりの切り札となっている。
序盤のマナブーストから進化元の2種族を《ボルシャック・バディ・ドラゴン》1枚で揃えてくる為、バディ・ドラゴン等の進化元を場から早急に離す事が攻略の鍵となる。

詳しくは個別項目を参照。


聖獣王

フィオナの森から突如現れた聖獣王。
放出される生命エネルギーは、超獣世界に生きているすべてのものを合わせたよりも膨大であった。

TCG版
聖獣王ペガサス SR 光/自然文明 (6)
進化クリーチャー:セイント・ペガサス 12000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V―自分のホーン・ビースト1体とエンジェル・コマンド1体を重ねた上に置く。
このクリーチャーが攻撃した時またはバトルゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それが進化クリーチャー以外のクリーチャーであれば、バトルゾーンに出す。それ以外のカードであれば、自分の手札に加える。
T・ブレイカー
プレイス版
聖獣王ペガサス SR 光/自然文明 (5) (2020年9月17日メンテナンス前は6マナ)
進化クリーチャー:セイント・ペガサス 12000
進化V―自分のガーディアン1体と自然のクリーチャー1体
攻撃する時またはバトルゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それが進化でないクリーチャーであればバトルゾーンに出し、それ以外のカードであれば自分の手札に加える。(2020年9月17日メンテナンス前)
攻撃する時またはバトルゾーンを離れた時、自分の山札からランダムな進化でないクリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。その後、山札をシャッフルする。(2020年9月17日メンテナンス後)
T・ブレイカー
自然の聖獣王。

進化元が重量級なため出しにくいが効果は最もド派手。《紅神龍バルガゲイザー》のほぼ上位互換。
(ただしバルガゲイザーは進化ドラゴンも出せる)
現在では進化元双方に軽量クリーチャーが増えたので早期召喚が可能にはなったがそうなると大型クリーチャーを踏み倒せる可能性が低下するジレンマ。
双極篇以降はツインパクトカードのおかげでデッキのクリーチャー比率を下げずに呪文を投入できるようになったのが追い風。
適当に入れて勝てるようなクリーチャーではないが、きちんと構築すればかなりの結果を約束してくれる。

プレイス版は進化元がガーディアンと自然クリーチャーになった事以外はそのままだった。
しかし、後に上方修正されコストが5になり能力がデッキ内の進化以外のクリーチャーをランダムで1体踏み倒してバトルゾーンに出すへ変更され必ずクリーチャーを出せる様になった。
必ずクリーチャーを出せる様になった為、デッキのクリーチャーの比率を減らした方が能力を有効に使えるという本家とは真逆の性質を得た。
尚、進化元としてはオリジナルカードの《勇猛護聖ウォルポニカ》がガーディアンかつ自然文明を持つため相性が良い。
また、マナブーストしつつ進化へ繋げられる《青銅の鎧》も良く使われる。
更に第6弾で実装された《進化の化身》もこいつをほぼ確定で探索してきてそのまま進化元になれるなど相性が良く、更なる活躍が期待される。
他の王達には第5弾の時点で確定探索手段兼進化元が実装されていた事実には触れないであげて。


???

+ 隠されし六番目の王
全ての戦いに終わりを告げる為に、最強にして最後の不死鳥が仙界より降臨した。

TCG版
龍炎鳳エターナル・フェニックス SR 火文明 (5)
進化クリーチャー:フェニックス 11000
進化V―自分のファイアー・バード1体とアーマード・ドラゴン1体を重ねた上に置く。
W・ブレイカー
バトルゾーンにある自分の、ドラゴンまたはフェニックスはすべて、タップされていないクリーチャーを攻撃できる。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、進化クリーチャーではない火のクリーチャーをすべて自分の墓地から自分の手札に戻す。

六体目の王は全ての生命を救うべく、五大王に立ち向かう。その聖炎で世界を照らすために。

プレイス版
龍炎鳳エターナル・フェニックス SR 火文明 (5)
進化クリーチャー:フェニックス 12000
進化V―自分のドラゴン1体とファイアー・バード1体
T・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、相手のパワー13000以下のクリーチャー1体を破壊する。
バトルゾーンを離れた時、自分の墓地から火のクリーチャーを、手札の上限枚数になるまで手札に戻す。

第13弾龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)にて登場した存在しえない第六の王

アンタップキルに加え珍しい火文明サルベージを持つ。
前者は進化元が連ドラでない限り数を揃えにくいので空気。ただし《レジェンド・アタッカー》ドラゴノイドを強化するのも手。
後者のサルベージはなかなか使い勝手がよい。進化元も回収できるので次に繋ぐこともできる。

唯一単色の王であるため文明の選択に柔軟性がある……が、活躍させるのが難しいので専用デッキを組んだ方がよい。
降臨した後のバトルゾーンの制圧能力は中々なもので近年では《爆竜勝利 バトライオウ》等相性の良いカードも増えている。
特に《ボルシャック・NEX》との相性は中々で、進化元を確保ができてマナカーブ的にも綺麗に繋がる。
《時空の火焔 ボルシャック・ドラゴン》の覚醒補助なんかもできるし【ボルシャック】デッキの隠し味なんかに良いかもしれない。

なお、ガルザークの縛めとなっているのはエターナル・フェニックスの剣らしい。

ちなみに、《龍炎凰インフィニティ・フェニックス》という転生体がいる。

プレイス版では2体のフェニックスと同様に進化元がドラゴンとファイア―・バードと緩くなっている。
パワーが12000に上昇しW・ブレイカー がT・ブレイカーに変更された。
アンタップキル付加能力がcipで13000以下の除去に変更された。
これにより自身を含む他の王を全て焼けるようになっているが、代わりにバトルゾーンの制圧能力は下がっているため一長一短。
本家がコントロール向けだとしたらこちらはビートダウン向けになったと言えるか。

回収効果は進化クリーチャーも回収できるようになったので墓地へ送られたばかりの自身も回収できるようになり、不死鳥の如くバトルゾーンに再降臨することも可能。

詳しくは個別項目を参照。


【背景ストーリー】

聖拳編

レインボー獣と単色獣「無限軍団(ウェーブストライカー)」の激戦、デュアル進化獣と非進化レインボー獣の反目など激戦が続くなか、力なき民たちの祈りによって仙界より復活した封印されし五体の王。

最も非力であるスターマンでさえバジュラを悠々狩る力を持ち、彼らは復活するやいなや圧政を開始。
文明を越えた同盟によって生まれた新たなレインボー獣(ドルゲーザ、アウゼスなど)も善戦するが、結局彼らを倒すには至らない。

そんな中、突如仙界から出現した第六の王、エターナル・フェニックス
その存在を危険視し集結する五体の王。だがスターマン、ペガサス、ナーガは一撃のもと焼き尽くされる。

残ったデス・フェニックスとソウル・フェニックス、そしてエターナル・フェニックスは七日七晩に渡り激突する。

苛烈を極めた戦闘は八日目に終わる。
突如現れた光球の放つ光により世界を燃やす劫火は消え、塵雲は掻き消え、全てが虹色に輝いた。

だが、勝利したはずのエターナル・フェニックスを始め、三体のフェニックスの姿はもうどこにも無かった……。


敵対する全ての王が倒れた時、残った王は仙界へと戻っていった。

転生編

《巡霊者シリアス》などが王の遺産を探してその力を手に入れようとしている。
実際には《停滞の影タイム・トリッパー》が王が残した遺産の一つを密かに受け継いでいたようだ。

極神編

その後、ゴッドの軍団に追い詰められた闇文明が反撃の狼煙を挙げるために秘術を用いてデス・フェニックスを暗黒凰ゼロ・フェニックスとして転生させた。

その後、争いの余波と5文明全ての力を持った究極のレインボー獣の暴走により世界が荒廃していく中で、争いを止めるためにボルメテウス・武者・ドラゴンと龍精霊ウルフェウスが手を組んで生まれた超聖竜ボルフェウス・ヘヴンが誕生。
ゼロ・フェニックスとボルフェウス・ヘヴンが死闘を繰り広げ、互いに力尽き倒れた事でようやく長く続いた戦争は終わった。
ところで貴方は何をしてたんですかエターナル・フェニックスの転生体の龍炎凰インフィニティ・フェニックスさん?

戦国編

更に時は流れ、邪眼皇ロマノフⅠ世が邪眼の祈祷師ザビ・ミラIV世に命じて解放した煉獄極魔弾の力でデス・フェニックスの魂を手にし、邪眼の使徒シーザーを器に封じ込める事で大戦犯暗黒皇グレイテスト・シーザーを誕生させた。
そして彼の暴走が後の超獣世界に大きな混乱を引き起こす事となるのだが、詳細は彼の項目にて。

王来篇

超獣世界の歴史を破壊するために襲来したディスペクター達に対抗するレクスターズの中から王達の力を借りてスター進化を果たしたレクスターズが登場。
  • スターマンの力を借りた煌星龍 サッヴァークことサッヴァーク <マン.Star>
  • ペガサスの力を借りたR.S.S. アアルカイトことアアルカイト <ペガサ.Star>
  • ナーガの力を借りたテ・ラ・スザークことテラ・スザーク <ナーガ.Star>
  • エターナル・フェニックスの力を借りた大爆龍 ダイナボルトことダイナボルト <エタフェニ.Star>
  • デス・フェニックスの力を借りた大樹王 ギガンディダノスことディダノス <デスフェニ.Star>
ら五王が力を貸してレクスターズとして登場している。

王来MAX

あれ?ソウル・フェニックスさん…となっていたが、王来MAXで鬼レクスターズの勢力としてセンメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>が登場。
敵勢力での登場にはなったが、一体だけレクスターズからハブられる……という事態は避けられた。
更に鬼レクスターズの襲来に呼応する形で、超獣世界がレクスターズ側のタマシードとして《スターマン の天海珠》《ナーガ の海黒環》を生み出した。


【コラボにおいて】

デス・フェニックスとエターナル・フェニックスはコラボとしてロックマンエグゼ5に出演している。
文字数の都合上エターナル・フェニックスは「フェニックス」表記になっている。
どちらもギガクラスチップ(フォルダに1枚限定の強力なチップ)であり、デスフェニックスはブルース版、フェニックスはカーネル版限定。
チップショップのヒグレヤに高額で売っているため、人によってはこれらが最初のギガチップという人も多かった。
デス・フェニックスはコードDであり、フェニックスはP。「フェニックスならFなんじゃ?」と勘違いする小学生もいたそうだが、PhoenixなのでPで正しい。

どちらも使用するとロックマンの背後に(デス)フェニックスが現れ、フィールドを焼き付くした後にそれぞれ追加効果がある。
威力はどちらも150。400オーバーのものが揃うギガクラスでは心もとない威力だが、ほぼ最低2ヒットはしてくれるため期待値は300と考えていい。

デス・フェニックスは攻撃後にナビリサイクル(最後に使ったナビチップをもう一度使う)を行う。
コードDには強力なナビチップであるジャンゴが存在するため、非常に扱いやすく強力であった。ジャンゴもDjangoなのでDでいいんだよ!

フェニックスは使用後HPの30%を回復してくれる。ストーリーではありがたいが、対戦になるとデスフェニックスに比べ火力不足が目立つためあまり人気はなかった。
特に最後列に攻撃が届かないのはデスフェニックスにはない欠点。ただし、攻撃に炎属性がついているため、クサムラパネルの上なら威力が上がる独自の利点もある。

なお、製作時間の都合でどちらもグラフィックは同じ。苦肉の策としてエフェクトや色合いで差別化を図ったとか。


【余談】

ストーリー上ではエターナル・フェニックスによりスターマン、ペガサス、ナーガが瞬殺されデス・フェニックスとソウル・フェニックスで最終決戦という事になっている。
少なくともストーリー上では3体は同格の扱いのはずなのだがソウル・フェニックスだけ扱いが悪い。

  • 王の中で唯一のベリーレア(他はスーパーレア)
  • 再録がない
  • 転生版もなし
  • エグゼコラボでも出番はなし
  • プレイス版ではエターナル・フェニックスとデス・フェニックスがシークレット枠の2枠を勝ち取りソウル・フェニックスは落選
  • その影響で自身の名前を冠した大会がない(と思われる)
  • 王来篇では王達の力を継承したスター進化レクスターズが登場する中、唯一未登場
  • 続編の王来MAXでようやく登場したかと思えば敵対勢力である鬼札王国に力を奪われた鬼レクスターズとして登場
  • 新シリーズに移行した後に発売されたレジェンドスーパーデッキにて鬼レクスターズになる前の姿なのか、王の中で唯一ディスペクターとして登場。

レアリティに関してはプレイスではSRに昇格したため多少は救われている。
だが、前述のシークレット絡みの扱いがあったり、フェニックスデッキを組むと進化元が被っているのが仇になって、最も使い難いソウル・フェニックスが真っ先に外されやすいなど新たな不遇要素も加わっている。
そして(シーザーさんも含めて)合計3回もラスボスを張ったりエグゼコラボに出たり派生系が出たりしてるデス・フェニックスの優遇っぷりが際立っている。



追記・修正は進化元を2体揃えてからお願いします。

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最終更新:2023年09月15日 21:04