ジンギスカンコンドル

登録日:2021/01/18 Mon 18:39:29
更新日:2024/09/09 Mon 21:45:50
所要時間:約 3 分で読めます





俺の名はジンギスカンコンドル!

命は貰った、神敬介!



出典:仮面ライダーX/東映/第22話「恐怖の大巨人!キングダーク出現!!」/1974年7月13日放送

ジンギスカンコンドルとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーX』の第22話「恐怖の大巨人!キングダーク出現!!」に登場した怪人。

身長:191cm
体重:86kg
声:辻村真人
演:弘松三郎(人間体)

▽目次

【概要】

モンゴル民族を統一し、世界最大の帝国を築いたジンギスカン(チンギス・ハン)の化身で、GOD悪人軍団の一番手。
数百万の人間を殺したジンギスカンの悪魔の心にコンドルの狂暴性を組み合わされて誕生したとされ、人間を「血の奴隷」と呼ばれる吸血鬼に変えて日本を征服する「日本吸血鬼化作戦」を行う。
頭はコンドルのように見えるが、口元は人間のようになっており、さながら人間がコンドルの形の兜を被っているような姿をしている。
これまでの神話怪人とは全く違う姿をしているため、神敬介も「GODの怪人ではなさそうだが」と困惑する様子を見せた。

人間の手首に噛み付いて血を吸い、「吸血ビールス」に感染させる事で吸血鬼化させて意のままに操る事ができる。
吸血鬼化した人間は、さらに人間を襲って次々に吸血鬼を増やしていく事になる。
吸血鬼から元に戻す方法はジンギスカンコンドルを倒す事のみで、吸血鬼ではあるが、昼間でも普通に活動できる。
口からは「ジンギスカンファイヤー」というを発射し、「ミニコンドル」というコンドル型の小型ロボットで相手を牽制する。
鳥の怪人だけあって空を自在に飛び回り、接近戦ではを使って戦う。
側転を連続で決めるなど、地上での身のこなしも非常に高い。
普段はサナエが入院している病院の院長に変身している。


【活躍】

Xに倒されたアポロガイストに代わって現れた新幹部・キングダークは、配下の怪人軍団「悪人軍団」の一人「ジンギスカンコンドル」に日本を吸血鬼だらけにする「日本吸血鬼作戦」を命令。
ジンギスカンコンドルは、早速偶然アジトの洞窟に入り込んだマコとチコの友人であるサナエを吸血鬼に変える。

「血の奴隷」と化したサナエから、見舞いに来たマコとチコがXの関係者だという情報を聞き出したジンギスカンコンドルは2人を襲撃。
ここはXに阻まれて撤退するが、都心のホテルに隠れた2人をサナエを使って襲って吸血鬼化させ、更には様子を見に来た藤兵衛までも吸血鬼にしてしまう。

そして吸血鬼化した3人を使ってCOLを訪れた敬介を捕まえてアジトに連行する事に成功するが、改造人間であるXには吸血ビールスが通じず、反撃されて脱出。
空を飛んで逃げようとするが、クルーザーで追い付かれて対決に突入する。

巧みな槍術やジンギスカンファイヤーで互角に戦うが、ライドルスティックでジンギスカンファイヤーの発射口を塞がれてしまい、「Xキック」を受けて倒された。


【その他】

声を担当しているのは辻村真人氏だが、オープニングでは間違って八代駿氏と誤記されている。

他の悪人軍団の怪人達は名前が「その他モチーフ→人名」のパターンになっているが、ジンギスカンコンドルだけは「人名→その他モチーフ」となっている。

次の第23話からは、RS装置の設計図の争奪戦が始まるため、悪人軍団の中で唯一RS装置に関わらない怪人となった。

映画『五人ライダー対キングダーク』にも登場している。
ちなみに第22話放映は1974年7月13日、映画公開が同年7月25日だったため、わずか12日後に復活ということになった。

現在ではモンゴルの首都・ウランバートルの空港名になっていたり同国の紙幣の肖像に使われるなど英雄的存在として扱われるチンギス・ハンだが、1970年代のモンゴルは親ソ連政権の共産国家であり、ロシアの発展を遅らせた元凶であるチンギス・ハンを肯定的に語ることは禁じられていた
つまり悪人として扱われていたのはこの時代特有のもの。当時の社会情勢を語る隠れた存在である…かもしれない。


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最終更新:2024年09月09日 21:45
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