ユリシーズ(仮面ライダーX)

登録日：2021/01/24 (日曜日) 21:33:45
更新日：2024/09/21 Sat 08:13:50
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よく来た神敬介！ここはGODのガス死刑室だ！

出典：仮面ライダーX/東映/第13話「ゴッドラダムスの大予言！」/1974年5月11日放送

ユリシーズとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーX』の第13話「ゴッドラダムスの大予言！」に登場した怪人。

身長：166cm
体重：75kg
声：市川治(第13話)、沢りつお(第21話)
演：江見俊太郎(人間体)

【概要】

ギリシャ神話に登場する英雄の一人で、「トロイの木馬」を発案した事などで知られるユリシーズ(オデュッセウス)をモチーフにした怪人。
鳴き声は「ウィーッヒッヒッヒッヒ」。

非常にリアルな造形の顔が特徴で、人間を骨も残らず溶かしてしまう殺人スモッグを東京中の電話機から噴出させて全滅させる「東京全滅作戦」の実行が任務。
同時に「ゴッドラダムス」と名乗る予言者に変身して人々の不安を煽り、Xを引き付けて作戦を邪魔させないようにする「Xライダー封じ込め作戦」も行い、
更に予言を否定した地球物理学者の植松教授を抹殺しようと目論んだ。

武器は剣と弓で、肩の蛇からは「ユリシーズ殺人スモッグ」を噴射して戦う。
頭の月桂冠を投げつけて相手の頭を絞め付ける「ユリシーズ冠縛り」という技も使い、Xもまともに動けなくなるほどの威力がある。

性格は作戦よりXの抹殺を優先するなど好戦的で、自らを「偉大なるユリシーズ」と称するなど、プライドも高い模様。

移動にはサイドカーを使用する。

【活躍】

神話怪人「ユリシーズ」は、東京を殺人スモッグで全滅させる「東京全滅作戦」のテストのために女性を襲って殺害。
GOD総司令からの指令を受けたユリシーズの前にアポロガイストが現れてGOD秘密警察も作戦に全面協力する事を伝えると、敬介を誘き出そうと動き出す。

COLに現れたアポロガイストを追って、目論見通り敬介が後を追うと、街で怪しい予言をしている予言者を発見する。

出典：同上

わしは予言する…！このゴッドラダムスの言葉に嘘は無い！

東京は全滅する！その日は今日！時間は午後3時！

その時間に東京に住む人間も、全て死ぬ！逃げよ、逃げよ！東京を捨てて、命ある限り逃げよ！

あまりの荒唐無稽な内容に、居合わせた地球物理学者の植松教授が抗議すると、何とゴッドラダムスは植松教授の死を予言。

ゴッドラダムスの予言は99%当たる！バカめ！

捨て台詞と共に立ち去ったゴッドラダムスだったが、敬介が後を追うと姿を消してしまい、敬介は電話ボックスに閉じ込められて殺人スモッグを浴びせられてしまうがXに変身して脱出。
戦闘に突入するが、アポロガイストが介入してユリシーズに作戦を優先させて撤退させる。

ユリシーズは予言を実行すべくゴッドラダムスに変身して植松教授の自宅を襲撃。
敬介が駆け付けて再び戦闘になるが、弓や「ユリシーズ殺人スモッグ」による攻撃でXを撃退してしまう。
アジトに戻ったユリシーズは作戦の準備に取り掛かり、アポロガイストが捕まえた植松教授一家を殺そうとするが、そこにGOD戦闘工作員に変装したXが登場。
一度は落とし穴に落として作戦開始の秒読みにまで漕ぎ着けたが、足に吸着マグネットを付けて壁を登ったXにガス菅を破壊されて作戦は失敗。

最後の対決に突入し、ユリシーズは弓やユリシーズ冠縛りでXを苦しめるが電気ショックで冠を破壊され、ダメージを受ける。
進退極まったユリシーズは、ユリシーズ殺人スモッグを噴射してXを道連れにしようと突撃する。