登録日:2021/02/07 (日曜日) 23:05:00
更新日:2025/05/26 Mon 12:30:09
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カッコイイ~!…でも何者かしら?
バルガイヤー初代艦長シュバリエだ!
シュバリエとコオロギン、2人のコーラスを聴くと
みんな死ぬまで踊り続けてしまうんだ!
大変!みんな聴いちゃダメよ!
地球戦隊ファイブマン!
地獄の合唱
来週も応援してね!!
貴様等も、このバルガイヤー初代艦長シュバリエ様に掛かれば…敵ではない♪
ここにまた一つ、不敗の神話が産まれるのだ!
演:植村喜八郎
概要
ファイブマンの宿敵
『銀帝軍ゾーン』の所属で、銀河戦艦バルガイヤー初代艦長にして
テコ入れ要員本作随一の人気者。
風貌は蠍や骨をイメージしたド派手な白と金の甲冑を纏う、日焼けした肌のワイルド系
イケメン。
現役時代は初代艦長として銀河制圧戦争で多くの手柄を立て巨万の富を築き、故郷の星で贅沢三昧の隠居していた。
しかし古巣だったゾーンが地球攻略に手間取っている事を知るや、隠居生活が飽きたこともありメドーへの忠誠も兼ねて再び前線に加わった。
OBとはいえメドーからの信頼は現艦長のガロア以上。
彼が帰還した際には嬉し涙を流し、ワニカエルギンの作戦が成功した際は「お前はいつも私の期待に応えてくれる」「銀帝軍ゾーンの誇り」と讃えたほど。
劇中では個人所有のパラボラアンテナ型宇宙船で地球に来訪。
甲斐バンドの「HERO(ヒーローになる時、それは今)」を熱唱しながら宇宙から襲来するインパクトのある初登場を果たし、ドルドラ、ザザに、数美と
レミ(一時)まで虜にしただけではなく、視聴者のハートをも掴み、物語もまたシュバリエの参戦以降
加速度的にシリアス化。
時にはワニカエルギンを従え、一時は
ファイブレッド/星川学の殺害に成功するなど多大な戦果を上げたことでメドーからも大絶賛され、それらの功績が積み重なって第34話ではガロアを押しのけ再びバルガイヤー艦長の座に就いた。
なお彼の参戦により、
銀河戦隊ギンガマンはいつの間にか彼の配下に収まり、
親衛隊兼バックダンサーとして活躍し始めた。
一応ただの賑やかしではなく、きっちりシュバリエのサポート要員としても戦ったりはする。
人物像
例えれば
傲岸不遜でキザなナルシスト。
「銀河のヒーロー」を自称して英語を多用する芝居がかったエキセントリックな言動が特徴。
ミュージカルを演じるかのように振る舞い、ゴルリンを呼ぶときは
「カモン!!」と叫ぶ
筋金入りの伊達男。
酒に女、美食を嗜むが何より歌と音楽を好み、頻繁に歌いながら姿を見せることが多い……が、地球人とは食文化が違うのか
はたまた単にゲテモノ好きなだけのか人間を素材にした人間缶詰を
「この世で最高の食い物」と回想する悪辣な一面を持つ。
首領であるメドーへの忠誠心は厚く、初代艦長らしく面倒見や人心掌握術にも長け部下の慰安にも余念がないが、ガロアのような失敗し成果の出せない者には容赦が無い。
ガロアを追い落とした後はガロアを便所掃除担当にまで失墜させ、小姑のようにノリノリでいびり倒したためガロアには恨みに恨まれている。
そしてキザな伊達男の仮面を被っているが、本性は冷酷で非常に好戦的な武闘派。
強い相手との戦いを好み、艦長復帰後はファイブレッドに興味を抱いて彼を「最高の敵」と呼ぶほどにライバル視している。
だが特に1対1の戦いにはこだわりはなく、あくまで興味のある相手を殺す事にのみ固執しているに過ぎない。
基本ファイブマンの他の4人を雑魚扱いして見下しており、他のゾーンの面々の例に漏れず卑劣な戦術も嬉々として使い他者を陥れることも厭わない、高潔な騎士道精神には程遠い冷血漢である。
戦闘力
「連戦連勝一度として負けた事なく、銀河伝説の男」という伝説を残した
本作最高峰の強豪。
某ふうせんポケモンのように歌声を武器にしており、歌う事で
- スターファイブの合体システムを破壊する
- 洗脳
- ゴルリン無しで銀河闘士を巨大化させる
など非常に多彩な現象を引き起こす。
搦手だけでなく身体能力にも優れ近接戦と射撃の力量も超一流。
剣の力量はガロアを遥かに凌ぎ、専用武器である「バロックスティック」を自在に操りあらゆる敵を蹴散らしてしまう。
おまけに作戦立案能力にも長けており、独自に立案した作戦で幾度もファイブマンを窮地に陥れ続けるなど軍師としての実力にも優れた文武両道の傑物である。
また時折
トランプを手裏剣のように飛ばし相手を切りつけることもしでかす。
バロックスティック
シュバリエ専用の杖型万能武装。
基本である杖形態から3つのモードに自在に可変してあらゆる距離の敵に対応できる。
多機能武装だが、全ての技量に長けたシュバリエはこの武装を平気で使いこなし敵を圧倒する。
バロックスティックの剣モード。
形状はサーベルのような細身の西洋剣で、一振りで地球上のいかなる物体も切り裂くシュバリエの愛剣。
本人が剣技に長けていることもあり、最も戦いで多用したモードである。
バロックスティックの銃モード。
モーゼルC96のように長い銃身が特徴の拳銃であり、銃口から放つ赤い光弾は一撃で頑強な物体を破壊できる。
バロックスティックの鞭モード。
伸縮自在に伸びて敵を打ち据え敵の戦闘力を奪ってしまう。
巨大戦闘獣黒ゴルリン
黒~い~ゴルリン~♪ ハハハ…その名も黒ゴルリン!!
ハハハ…スターファイブを吹き飛ばせ!!
第30話「黒ゴルリン」から登場した、シュバリエ専用の戦闘用ゴルリン。
ビジュアルは文字通り真っ白なゴルリンを真っ黒にして、両肩に計2門のキャノン砲を装備した重武装が特徴。
銀河闘士を吸収同化こそしないものの、その戦闘能力は巨大銀河闘士を大きく凌ぎ、
ファイブロボ、スターファイブにも引けを取らない。
キャノン砲の他、二大ロボを凌駕するスピードと機敏さ(欽ちゃん走りはそう見えないが)、巨大な鎖付き棘鉄球「黒ゴルリンハンマー」などを用いて戦うが、最終決戦時に修復され、合体したスーパーファイブロボのダブルスーパーベクトルパンチに敗れて倒される。
なお、黒ゴルリンが倒されるのと同時にシュバリエもレッドによって倒されるが、これによって真の意味での恐怖と最終決戦が幕を開ける。
顛末
レッドの相手はこの俺だ!ガロア!貴様には雑魚を任せたぜ!!
おのれシュバリエェ…!!
第47話の最終決戦では
「最高極上の死のエキス」を求めるバルガイヤーに死のエキスを捧げるため、ファイブマンを襲撃。
ライバル視していたファイブレッドを狙いギンガマンと共に6人掛かりでファイブレッドを襲うが、ガロアとギンガマンが敗北したことでレッドとのチェーンデスマッチを実行する。
バルガイヤーは絶対に脱皮させん…!!
あと何分持つかなぁ…!?
バルガイヤー脱皮のカウントダウンが迫る中、レッド以外の面々は黒ゴルリンに対処させ自分に有利なチェーンデスマッチという土俵でレッドを苦しめ続ける。
倒す…!必ず貴様を倒す!勝負は1秒あれば決まるのだ!!
シュバリエ自身もカウントダウンに焦り一気にレッドを仕留めようとするが、死闘の末にファイブレッドにVソードで胸を刺されて怯んだ隙にVソードアタックでバロックフェンサーが折られてしまい、その隙目掛けて放たれた攻撃の直撃を受け吐血しながら絶命する。
しかしバルガイヤーが狙っていた本当の「最高極上の死のエキス」とは銀河で数多く殺戮を繰り返し数多の生命体の血に染まったシュバリエの命そのもの。
シュバリエを呼び戻したのも、おそらく万が一に脱皮に失敗した時の保険のためであろう。
バルガイヤーの意思による事実上の謀殺という形で命を落とし、シュバリエの死のエキスはバルガイヤーの体内に吸収。
バルガイヤーは完全体「銀河超獣バルガイヤー」へと進化を遂げてしまう。
フフフ……シュバリエは死んだ!!栄光のバルガイヤー艦長は、このガロアをおいて他にはない!!
ハァーハハハハハ!!ハハハハハハハハハハ!!
そしてこれまでシュバリエに見下され虐げ続けていたガロアもまた、再び自分がバルガイヤー艦長になれると信じ歓喜の雄たけびを轟かせた。
余談
デザインイメージは「宇宙の清水次郎長」「蠍座から来た男」。
彼の登場で低迷していた視聴率が一気に持ち直した事から、ある意味では
『戦隊シリーズそのものの救世主』ともファンから称される。
次回作『
鳥人戦隊ジェットマン』の
ブラックコンドル/結城凱役の若松俊秀氏がオーディションで彼の台詞を言った程である。
Wiki籠りの相手はこの俺だ!ガロア!貴様には追記・修正を任せたぜ!!
- 番組とシリーズの救世主ということもあって、最終回には退場しているにもかかわらず植松氏に敬意を評してシュバリエと植松氏の名前がクレジットされた -- 名無しさん (2021-02-08 21:07:28)
- フラッシュマンとして地球を救い、シュバリエとしてシリーズを救った男…植村さん -- 名無しさん (2021-02-08 21:15:49)
- ↑詳しく説明すると黒ゴルリンやギンガマンを専属配下にしたことで話作りのバリエーションを増やした男でもある。 -- 名無しさん (2021-02-10 11:49:30)
- 学兄さん以外じゃ歯が立たない強敵 -- 名無しさん (2021-07-11 22:30:27)
- 初登場回見たけどこりゃインパクト抜群だわ。シュバリェ(小文字) -- 名無しさん (2021-08-02 19:47:04)
- 正直敵キャラ増えた程度で救世主とか大袈裟過ぎだろと思ってたけど、実際に観てみると人気絶大なのも納得がいくわ。あのキザっぷりが格好良いな -- 名無しさん (2025-01-16 17:36:05)
- その気になれば将軍に出世できそうな人 -- 名無しさん (2025-05-23 09:51:25)
最終更新:2025年05月26日 12:30