呉夜叉

登録日:2021/03/16 Tue 17:18:21
更新日:2025/04/14 Mon 23:23:39
所要時間:約10分で読めます






……悪気はなさそうだから、今回は聞かなかったことにしとくわね…



呉夜叉(くれやくしゃ)とは、漫画『ダンベル何キロ持てる?』の登場人物。
CV大原さやか


●目次



【身体データ】

身長:167㎝
体重:55kg
年齢:34歳
スリーサイズ:B83・W61・H84
出身:京都府


【概要】

主人公・紗倉ひびき達が通う皇桜女学院の2年A組の担任で、朱美とジーナの担任。
既婚の二児の母。


【人物像】

和服に黒髪ロングとその出で立ちは大和撫子そのものだが、意外に毒舌でよくわからないものには便乗しないタイプ。
同僚の立花里美、愛菜るみかとはよく飲みに出かける友人関係にあり、3人の中では唯一の既婚者。

るみかと共に里美のジムの会員証を届けに行った事が切っ掛けで、無料体験を経て(自宅との距離の都合上)首括町支部とは別のシルバーマンジムに入会することになる。
二人と同じく体型の崩れを感じているらしいが、るみかからは「一番年上なのにスタイルが良い」と評され、プロのトレーナーの街雄鳴造も唸らせるプロ並みの運動神経と体力を持ち合わせている。

ただし、中年扱いされると静かに怒る(本人曰く最年長はギリギリセーフで中年はアウトらしい)他、意外と毒舌家の一面もある。
以下一例
  • るみかから「この中で最年長」と言われた際には「悪気はなさそうだから今回は聞かなかったことにしとくわね」と笑顔のままキレる。
  • 里美が美形の街雄目当てに入会した疑惑が出た際には「とんだスケベ女ね」と発言
  • るみかに「中年の星」と(離れた場所から)言われた際には聞き逃さず、「後でお仕置きね」と静かにキレる。
  • 夜叉とスパーリングをさせられそうになったレディースの椎名花恋に「同年代とやりたい」と言われた際には血管が浮き出るほどキレる。

また普段は糸目だが、開眼すると黒目と白目の反転した恐ろしい形相を見せる。
……というのもケンガンアシュラの読者は苗字から察した方も多いだろうが実は彼女は『ケンガンアシュラ』に登場する暗殺者一族「呉一族」の一人で、そちらに登場する呉迦楼羅とその弟、沙楼羅の母であり、一族当主の呉恵利央の孫にあたる。
他の一族の例に漏れず、職業は「殺し屋兼教師」、夫も殺し屋、息子も殺し屋兼学生とのこと。
当然のことながらこのことは周りには秘密にしており、里美にスポーツ経験の有無を聞かれた際には半開きの目で不敵な笑みを浮かべて軽く威圧していた。

ケンガンアシュラの続編に当たる『ケンガンオメガ』にも1コマだけだが第55話で登場している。
その際は娘の恋愛絡みで凹んでいた恵利央を「子はいつか手元を離れる」と夫ともに慰めていた。
恵利央もその際、夜叉に周りの目をはばからずに泣きついており、娘と同じく祖父に溺愛されていることがうかがえる。


【スペック】

「呉一族」は1300年に渡り高名な武芸者の才女と契りを交わし、優秀な外部の種を取り入れ続けたことで生まれながらにして強靭な身体と戦闘力を持つことから、華奢な見た目に反して腕力と体力は強く、トレーニング初体験でかなりの重量のダンベルを使いこなした他にも、課外授業の登山では常に先頭を保っていたり、明らかに100kg超えのバーベルを使って軽々とベンチプレスをしていた。

また戦国最強の武将と言われ暴走族の集団をジェイソン・スゲエサムと共に一緒に殲滅できる強さを持つ豊田忠勝*1をミンチ*2になるまでスパーリングでボコボコに出来る実力は持っているようで、得意武器は「薙刀」とのこと。

また作中でキレた時に血管が浮き出ている模写があるが、恐らくこれは呉一族の秘技「外し」であると思われる。


【関連人物】

職場の同僚。
3人でよく飲みに行く間柄だが、年齢のことに触れられると静かにキレるのがお約束となっている。

  • 奏流院朱美、ジーナ・ボイド
担当クラスの生徒。

  • 呉迦楼羅
長女。16歳。
皇桜女学院とは別の高校に通っており、たまに父親の仕事を手伝っているらしい。
今作ではシルエットで描かれる程度だが、『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』ではしっかりと登場している*3

  • 呉沙楼羅
長男。15歳。
姉と同じく今作ではシルエットで描かれる程度だが、『ケンガンオメガ』の呉一族の集まりで一コマのみ登場。
得意武器はワイヤー。

  • 呉半次郎
夫(婿養子)。46歳。得意武器は銃。
子供達と同じく今作ではシルエットで描かれる程度だが、『ケンガンオメガ』にて後ろ姿で一コマのみ登場し、義祖父・恵利央の事は「お義祖父(じいさま)」と呼んでおり、キレさせていた。
なお、第一子である娘の年齢と逆算した場合、18歳の夜叉を孕ませてカルラを出産させたことになる。
が、恵利央は親馬鹿で孫馬鹿な上に一族を舐める者には一切の容赦をしないため、そんな血気盛んな恵利央の粛清から逃れ、なおかつ婿養子と認めさせた上に、本人の前に現れて「お義祖父」と呼ぶとんでもない豪胆な人物になってしまう。
この事から、実は半次郎強キャラ説がまことしやかに囁かれている

  • 呉恵利央
呉一族の当主で祖父。
今作では登場せず、『ケンガンオメガ』の呉一族の集まりで夜叉とのやり取りが描かれている。

ケンガンオメガ』に登場した迦楼羅が好意を抱いている人物。
夜叉は迦楼羅が彼に嫁ぐことについては肯定的に見ており、彼の口癖であった「アンタも闘るのかい?」という台詞を思わせる、「あら?貴方もやりたいの?」という言葉を放った事もあり、義理の息子としてかなり良い印象を持ってる模様。


【余談】

登場作品が作品な為に強さは未知数であるが、一応戦国武将を瞬殺できるくらいの強さを持つ。
しかし『ケンガンアシュラ』において恵利央が願流島での仕事に選んだ一族の中でも戦闘技術と「外し」に特に秀でた者達の中には入ってなかった為、ギャグ補正などを抜けば正面きっての戦闘はあまり得意ではない可能性が高い。
「外し」の解放率は不明だが、そう考えると恐らくあまり高くない可能性がある。

また課外授業で彼女が先頭を歩いていた山(と周囲の樹海)の一帯は強力な磁場に覆われ方向感覚を乱されるため、迷い込んだら最後脱出できないと言われる死の森とされ、数十年前にはとある古武術家とその弟子達武術の奥義伝承のために訪れたところ、そこで「何か」が起こり、大半の弟子が殺されるという惨劇まで起こっている。
一応課外授業の場所となった苦死山(通称・死者の山)周辺は多分安全な登山ルートが設けられているらしい。





追記・修正はプロ並みの運動神経と体力を持ち合わせてからお願いします。



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最終更新:2025年04月14日 23:23

*1 無論もう既に天命をまっとうしているが、無念と憎悪から怨霊と化し、「封印の石碑」が土台の風化で倒れたことで数百年の時を経て復活、紆余曲折あって邪念が抜け、恩返しとしてシルバーマンジムに入会する。戦国マニアの間ではたびたび最強武将として名が上がる知る人ぞ知る名将で、ケンガンオメガの煉獄の主宰者である豊田出光は一族の末裔である

*2 ギャグ色が強い作品の為に文字通りミンチになっていたが、お約束のように次回の話では蘇生されていた。

*3ケンガンオメガ』では大学生となっている。