呉恵利央(ケンガンアシュラ)

登録日:2022/01/20 (木曜日) 22:49:03
更新日:2022/03/31 Thu 15:31:07
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次に迦楼羅に近づいたら

殺せ


(くれ)恵利央(えりおう)とは『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』の登場人物。


●目次


【プロフィール】

異名:「強魔」「初代滅堂の牙」
身長:165cm
体重:54kg
年齢:91歳
誕生日:11月2日
好きなテレビ番組:笑点
CV:千葉繁


【概要】

1300年の歴史を持つ裏社会の暗殺一族呉一族の現当主。

拳願会会長である片原滅堂とは旧知だが、実はその昔彼の闘技者をしており、かつての初代『滅堂の牙』その人で加納アギト弓ヶ浜ヒカル三朝ら後の『滅堂の牙』の大先輩に当たる。


【人物像】

一族の長としての風格と落ち着きを併せ持つが、一族を舐める者や侮辱する者は決して許さず、そういった者たちに対しては一族を動かし報復を行う。
例えその報復対象が何よりも重んじるべき契約相手であったり、報復の実行によって依頼に反する事態が起き一族が不利益を被る状況下であったとしても、一切容赦しない*1

曾孫のカルラのことを溺愛しており、カルラの周囲に男の影が少しでもちらつくだけで錯乱してしまう。
カルラが王馬に惚れてからは王馬のことを嫌っており、その事を知った際には、「次にカルラに近づいたら毛髪一本残さずこの世から消し去る」『外れかける』程激怒した。

一族随一の問題児である呉雷庵には自身の若い頃に重ねているのか、彼の問題行動に怒りや苛立ちこそ見せるが、直接に咎めたりはしていないこんな所でも親バカである
ただし雷庵が御雷零相手に諍いを起こした際には後々の「依頼」のこともあり制止している。


【戦闘能力】

御歳91歳と年老いているが、年齢に見合わない戦闘能力と迫力を持つ。
当主かつ高齢故に現在は表立って前線に出ることは少ないものの、老いさらばえた今でさえ
(若手たち程前線に出なかったとはいえ)東洋電力のクーデターの際も無傷で切り抜け、『ケンガンオメガ』での征西派との戦いでは雷庵ですら苦戦する征西派メンバーを1人で2人も殺害せしめるなど、全盛期の強さについては未だに底が知れない。

エドワードからも高く評価されており、傲岸不遜の彼から「全盛期のころの恵利央なら俺を殺せたかもしれない」と評されている。
本人に言わせれば、エドワードが知る頃はすでに全盛期を過ぎており、真に全盛期のころの恵利央なら、エドワードですら相手にならないと断言している。

また闘技者ではないため、武器や暗器の使用、狡猾なブラフや騙し討ちといったダーティな戦術を使うことにも一切の躊躇いがない。


  • 秘技・外し
脳のリミッターを意図的に外すことで、潜在能力を解放し、パワーとスピードを向上させる呉一族固有の能力。同じルーツを持つ宗家の呉氏(ウー)の一族では鬼魂(グイフン)と呼ばれている。
引き出せる潜在能力の解放率は個々の資質に依存するが、後に判明した「外し」の解放率は堂々の100%。
前述した『外れかけた』時には、中途半端な「外し」かつ老年の肉体にもかかわらず、外れかけたたけで周囲の床が大きく砕けてクレーターを形成している。

  • 鍾馗(ショウキ)
呉一族伝の技。
敵の背後に一瞬で回り込んで首めがけて強烈な正拳突きを叩き込む。


【人間関係】

  • 片原滅堂
初対面時は暗殺者とその標的という関係だったが紆余曲折を経て親しくなり、『初代滅堂の牙』として彼を拳願会会長に導いた。

  • 呉迦楼羅
曾孫。
非常に溺愛しており、カルラの周囲に男の影が少しでもちらつくだけで錯乱してしまう。

  • 呉雷庵
自身の若い頃に重ねているのか、彼の問題行動は特に咎めたりはしていない}。こんな所でも親バカである

  • 十鬼蛇王馬
当初こそ嫌っていたものの、物語が進むに連れて徐々に認めるようになる(詳細は下記参照)。

CV::大原さやか
ダンベル何キロ持てる?』の登場キャラクターだが、後に『ケンガンオメガ』に登場。皇桜女学院で教師を務めている。
恵利央の孫でカルラの実母。冷静沈着でおっとりとした人物だが、意外と毒舌。
「外し」の解放率は不明だが、学校の課外授業で二虎流奥義継承が行われ、なおかつかつて「何か」が起こり、大半の使い手が殺されるという惨劇まで起こっているという樹海にある山を訪れた際には先頭を歩き、誰一人欠けることなく引率している*2

  • (くれ) 半次郎(はんじろう)
夜叉の夫(婿養子)にしてカルラの父であり、恵利央の婿養子。
初出は『ダンベル何キロ持てる?』の設定上だったが、後に『ケンガンオメガ』にて一コマのみ登場。
夜叉の夫武器は銃を使うようで、願
恵利央の事は「お義祖父(じいさま)」と呼んでおり、キレさせていた。
しかし第一子である娘の年齢と逆算した場合、18歳の夜叉を孕ませてカルラを出産させ、あの血気盛んな恵利央の粛清から逃れ、なおかつ婿養子と認めさせた上に、本人の前に現れて「お義祖父」と呼ぶとんでもない豪胆な人物になってしまう。この事から、実は半次郎強キャラ説がまことしやかに囁かれている

  • (くれ) 沙楼羅(さるら)
カルラの弟で曾孫の一人。
初出は『ダンベル何キロ持てる?』の設定上で、後に『ケンガンオメガ』の呉一族の集まりで一コマのみ登場。
母である夜叉に泣きつく恵利央の姿を見て呆れており、「曾孫馬鹿馬鹿爺」と呼んで馬鹿にしていた。
服装からしてナイフを用いて相手を一瞬で十七分割して暗殺しそうではある

  • (ウー) (シン)
呉一族のルーツとされる中国大陸の暗殺一族『呉氏(ウー)』宗家。
恵利央とは旧知で、彼もまた『鬼魂(外し)』を百分之百(100%)まで解放できる強者

曰く「一族の面子を汚した糞虫」
呉一族及び宗家を裏切って蟲に与した挙句、次期当主候補筆頭であった呉陸斗を殺害したことから最優先抹殺対象として直接名指し。
エドワードの抹殺を「呉一族の悲願」と称してあらゆる不利益を呑む覚悟を決めている。


【活躍】

過去

ケンガンアシュラ0巻では恵利央と片原滅堂の出会いが描かれており、0巻第陸話のもう一人の主人公を務める。

20代の頃は自らのやり方で暗殺者の頂点に立つと言って呉一族を抜けてフリーで活動しており、この頃の性格は雷庵に近く、残忍で狂暴だった。その後、ある依頼で滅堂の命を狙うも、紆余曲折あって拳願会会員となった滅堂の闘技者となる。

その後は圧倒的な力で「規格外の怪力保持者」や「自身と同じく暗殺を生業とする者*3」など挑戦者をねじ伏せ続け、拳願仕合のリングを血で染め続けたが、とある闘技者*4との闘いによって人生初の手痛い敗北を味わう。

ある意味鼻が折れて慢心を捨てた彼は、『滅堂の牙』を辞めて更なる強さを求めて一族に復帰し、「外し」を始めとした秘伝の技を習得し当主の座へとついた。
後に『滅堂の牙』に復帰した恵利央は、滅堂が全財産と命をかけた当時の拳願絶命トーナメントで重傷を負いながらも優勝し、拳願会会長の地位に導いた。

なお、この頃から相当な“親バカ”だったようで、子供*5も出来てしまったからと言いながらも、滅堂に子供が喜びそうな玩具を聞いては山のように集めていた。


ケンガンアシュラ

本格的な登場は3巻中盤だが、実は雷庵とホリスと共に王馬vs理人戦を観戦していた。

そしてアンダーマウント社から絶命トーナメント出場要請を受け*6、カルラ、雷庵、怜一、ホリス、堀雄ら最精鋭と共に願流島へ向かう。
その途中の船旅でカルラが王馬に惚れてしまったため、以降王馬を敵視するようになる。
奇しくもトーナメント2回戦で王馬と雷庵が対戦することとなり、依頼主である山下健蔵が自分達を利用していたこともあり、山下一夫との息子の命を賭けた勝負をすることになる。


…が、2回戦で実質的に一族最強の男である呉雷庵を相手に王馬が勝利してしまった事によって、徐々に王馬を認めざるを得ないような状況になってしまう。

その後東洋電力によるクーデター勃発の際には滅堂に対して一度反旗を翻した速水を始末しなかったからこの事態を招いたと指摘するも、一族の先鋭50名を引き連れて鎮圧に協力した。

クーデター鎮圧後は渋々だが王馬に呉一族秘伝の鍼治療を施し、王馬がトーナメントで準優勝した事によって強さを認めるしかなくなってしまい、遂に涙ながらにカルラとの結婚を承諾するのだった。


ケンガンオメガ

相変わらず王馬とカルラの結婚については未練タラタラのようで、親戚一同の集まりでは、孫である夜叉相手に人目もはばからず年甲斐もなくその場で泣きつき、親戚全員を呆れさせていた。

その一方で一応は王馬のことを正式に認めているようであり*7)、何者かの手で器官培養された王馬の心臓が届けられたことで事態の異常性を察知した滅堂の要請で王馬を呉の里に匿い、回復後は稽古も付けていた。
そして呉の里を発つ王馬を「家族」と呼び、一族総出の盛大な送別会を開いた。

煉獄との対抗戦にも訪れている。
第7試合で雷庵が「不殺」ルールを破って対戦相手のアラン・呉を殺害して反則負けとなったことを乃木に糾弾されるも意に介さず、かつて自身の後任の当主筆頭候補を殺害したエドワード・呉を発見したことで『呉氏』宗家の呉星(ウーシン)と共に討伐に向かう。

そして対抗戦終了とほぼ同時期に本格的な交戦状態へと突入し、エドワードの「予備」の一人であるファビオ・呉を殺害し、星と共闘で2対1に持ち込んだ。
一度はエドワードの規格外の強さに圧倒されるも…


――貴様の敗因は、強すぎたことじゃ。


そう宣言し、もう一人の「予備」であるソロモン・呉からナイフを奪ったその手で彼の首を跳ね飛ばし、再びエドワードに立ち塞がるも優位は変わらず。そのまま新たに参戦したホリス、玲一を加えた5vs1の状況下であってもエドワードの優勢を崩すことができず、鯖折りで致命傷を与えられてしまう。
そのまま止めを刺されそうになるも、恵利央は「己を捨て駒にすることで隙を見出す」捨て身の策を実行して毒針をエドワードの首に命中させ、「暗殺者の土俵に引き込んで仕留める」という事前想定が見事的中させる。
そこまでお膳立てしてもなお、毒針が動脈に刺さらなかったため即死させるには至らなかった。

そうして雷庵がエドワードを倒すも致命傷から自身の最期を悟り、王馬や雷庵らに最期の言葉を残して死亡した。






さて…ここからが本題じゃが…

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最終更新:2022年03月31日 15:31

*1 長い付き合いである片原滅堂はこの点について「恵利央は覚悟を決めている」という理由で了承している。

*2 一応課外授業の場所となった苦死山(通称・死者の山)周辺は多分安全な登山ルートが設けられているらしい。

*3 シルエットから因幡流の使い手と思われる。

*4 この闘技者については名前はおろか姿すら明かされていないが、一部では王馬の師匠・十鬼蛇二虎の師匠である臥王鵡角ではないかと考察されている。

*5 長男は次男よりも呉一族の血が濃いらしい。

*6 義武不動産からも出場要請を受けていたが、一族間の同士討ちを避けるために金払いの良かったアンダーマウント社の要請を受けた。

*7 王馬はカルラと結婚する意志はないのだが、それを言うと「カルラとは遊びだったんか」と結局ブチ切れている