Cogman/コグマン

登録日:2020/05/21 Fri 22:42:00
更新日:2023/04/23 Sun 22:11:56
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コグマンとは、トランスフォーマーの実写映画5作目『トランスフォーマー 最後の騎士王』に登場するキャラクターである。


声:ジム・カーター/金子由之

古代からトランスフォーマーに協力してきたウィトウィック騎士団の最後の生き残りである、エドモンド・バートン伯爵に仕える執事トランスフォーマー
伯爵の城にはコグマンの他にも時間を遅くする能力を持つ「ホットロッド」、いまだに第一次世界大戦が続いていると思い込んでいる戦車に変形するTF「ブルドッグ」、戦闘機に変形する爺さんTF「ルナテン」、時計から変形する超小型TFも暮らしている。

「ヘッドマスター」という種族のトランスフォーマーで、大きさは人間と同程度であることが特徴。
ザ☆ヘッドマスターズ』等、これまでのシリーズのヘッドマスターは頭に変形し、「トランステクター」と合体することで通常TFと同サイズになる、というギミックを持っていたが、今作の「劇中」にはそのような描写はない。というか一切変形しない。

普段は執事らしく落ち着いているが、実際の性格は自らソシオパス*1と自虐しており、唐突に切れて暴れる、ケイドの首を絞める、バートン卿が話をしている最中に音楽で無駄に盛り上げようとする、魚雷として自らを発射したうえ手土産に魚を捕まえて戻ってくるなど、破天荒な行動が目立つ。
そういった性格ゆえケイドから「やばいニンジャ執事」と言われたり、バートン卿から度々咎められているが、一方のコグマン自体も注文の多いバートン卿を「人使いが荒い」と文句を言っている。しかしその後…

力は小型TFとしては強い方だと思われ、クロスヘアーズの指をへし折っている。
また、車の運転も得意であり、バートン卿を乗せたまま実写版TFお得意のカーチェイスを披露してトランスフォーマーを追いかけたTRFを撒いている。

中盤には潜水艦「アライアンス号*2」に主人公ケイドやヒロインのヴィヴィアンとともに重要アイテム「マーリンの杖」を探すため同行。前述したように人間、もといTF魚雷となり、TRFを翻弄した後に捕まえた魚を使って「スシ・ア・ラ・コグマン」を作っている。
名前で何となく察せられるかもしれないが、日本人的にはスシとは思えないかもしれない…いわゆるカリフォルニアロールの類か。

最終決戦時にはメガトロンに吹き飛ばされ、瀕死の重傷を負ってしまったバートン卿のことを「今まで仕えてきたご主人の中で一番、粋だった」と語り、彼の最期を見送った…

余談だが、Twitterの公式アカウントの最後の騎士王関連ツイートは彼が担当している。ちなみに、以前の作品では大抵オプティマスが担当していた。


玩具では通常ラインのデラックスクラスの方は劇中での「ヘッドマスター」という設定や当時ヘッドマスターギミックを取り扱っていた「タイタンズリターン*3」が展開されていたことから、玩具オリジナルでヘッドマスターとして発売。
後に「スタジオシリーズ」でも色を変えて再販*4されている。

劇中で彼が運転する「アストンマーティン・DB11」をトランステクターとし、大型の自身の頭部に変形したコグマン本体と合体させることが可能。
ヘッドマスターにお馴染みのビークル搭乗ギミックも健在で、トランステクターの運転席(あるいは助手席)に乗せることが出来、2人乗りも可能である。
コグマン本体はやはりというべきか「タイタンズリターン」のタイタンマスター*5と同規格であり、顔を入れ替えることも可能。ただし、アニメデザインと取り替えると違和感が生じるが。

簡易変形シリーズの「スピードチェンジシリーズ」では普通のカーロボットとして登場。一発変形で爽快感のある変形が楽しめる。


追記・修正は魚雷として潜水艦から発射され、帰りに魚を捕まえて戻ってきた方にお願いします。

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最終更新:2023年04月23日 22:11

*1 日常的に法を犯す、噓をつく、衝動的、けんか腰であることが多いなどがあげられる疾患。嘘をつくことはないが衝動的だったりと、ソシオパス的な部分はある。

*2 描写的にトランスフォーマーとも考えられる。

*3 日本ではレジェンズとして発売。

*4 ロストエイジ以前のキャラクターはリメイクだが、最後の騎士王のキャラクターはTLKシリーズで玩具化されていた場合、TLKシリーズの流用の場合もある。

*5 このシリーズでのヘッドマスターの呼び名。「レジェンズ」ではヘッドマスター名義。