ヤマダ(搾精病棟)

登録日:2021/08/09 Mon 18:38:10
更新日:2024/11/10 Sun 20:52:42
所要時間:約 3 分で読めます




(現実はエロ漫画のようにいかないのか!)


ヤマダは『搾精病棟』の主人公。

●目次

概要

R-18作品の竿役らしく、目元が隠れる髪型をした青年。
看護師達と比べても明らかに小柄で言動もやや子供っぽい*1が、飲酒しているらしきシーンがあるためおそらく成人。学生らしいので大学か専門学校に通っているものと思われる。
小柄なのは恐らく後述の奇病の仕組みのせいだろう。
容姿のレベルに関してはっきりしないが、何だかんだろくでもない女達にモテていたり、女友達が多いような描写もあるため悪くない方なのだろう。ちなみにゲーム版、エロ漫画版では原作準拠のメカクレ少年として描かれているが、アニメ版・全年齢版ではヨシダに近い雰囲気の美少年として描かれている。
生まれつき3時間おきに射精しないと睾丸に激痛が走る奇病を患っているにもかかわらず、
両手を骨折してしまったため入院先の病院で看護師に抜いてもらうこととなる。
しかしナース達は知ったことかとばかりにぞんざいに扱う上ヤマダ本人も骨折していることを忘れるレベルで手を酷使するせいかいつまで経っても治る気配がない。

人物

ひどい扱いを受けてメソメソ泣き出してしまうような軟弱者で周囲に流されやすい性格だが、低姿勢ながら毎回ナースにおかわりを要求するなど搾精処置が絡む場面では割と図々しい。
本番では早漏だがそれ以外では遅漏で、しかも一度慣れてしまうと同じプレイでは出づらくなってしまうなど難儀な体質でもある。
また性経験や恋愛に関する考え方もかなり童貞臭く*2、ナース達に制裁を食らっている最中唐突に「 夢の中で嫌いじゃないって言われたから 現実でも同じように好きになってほしい」などと相当気持ち悪いことを言い出してタチバナにドン引きされたりしている。
そんな性格もあってか毎回何かしらの形でナース達の逆鱗に触れ、虫の息になるまでなぶりものにされてしまう。毎度毎度心身共にボロボロにされてベッドの上で大の字になる姿はもはや様式美と言ってもいい。 一応重症患者なのに。

反面ぶっ飛んだ連中だらけの院内では比較的常識的な感性の持ち主でもあり、時折とんでもない蛮行を働くナース達にキレ味鋭いツッコミを入れることも。
心根は優しく、オナニー癖がばれてしまったモチヅキに似たような悩みを持つ身として寄り添ったり、クロカワには一方的にクズ友認定され散々嫌な思いをさせられていながら、彼女が酷い目に遭わされた際には「一応友達」と言って彼女を気遣うなど、搾精が絡まない場面では他人を思いやれる人物でもある。
また気弱ではあるものの全くの意気地なしというわけではなく、ナースからのあまりに理不尽な仕打ちやお局達の横暴に対してははっきりと怒る。
ヘタレで厚かましいのも確かだがそればかりではなく、過酷な入院生活を経て大きく成長した終盤には初期とは別人のような勇敢さを見せている。

ナース達の中では童貞を奪われた相手ということでタチバナに好意を持っており、彼女にはなるべく嫌われるまいとしている。
しかし基本的にタチバナの側からは嫌われる一方であり、そのことでヤマダは何度となく打ちひしがれることになる。
後半には過労に倒れた彼女を看病したことでかなり関係は改善されるも、この時はその後にある光景を見てしまったことでかえって深く絶望することになってしまった。
厳密にはヤマダの方が間に入っている側ではあるのだが。


作中での活躍

当初は心身ともにひ弱で子供っぽく、ナース達に厚かましいお願いをして不興を買ったり、逆に理不尽な八つ当たりや暴走に巻き込まれたりして虐げられるばかりで、我が身の不幸を嘆くことしかできずにいた。
しかし入院中散々な目に合わされる中で精神的に成長し、中盤あたりからは悩み多いナース達を気遣ったり横暴なお局達に怒ったりと優しさや意地を見せる場面が増えてくる。
当初はヤマダを厄介者扱いして見下していた若手ナース達とも院内で長く過ごすうちに打ち解け、友達のように見なされるようになっていく。
病院の闇が明るみに出てくる中、お局達に反抗はするもののすぐ押さえ込まれ無力感に苛まれるばかりのヤマダだったが、
実は例の奇病が 栄養のほとんどが精液を作るために使われてしまう というとんでもない大病だった上、
精液の成分がアマミヤ先生の作ろうとしている薬物の原料として最適だと発覚したことで状況が一変。
看護師長一派にはドラッグの原料を無尽蔵に搾り出せる家畜として身柄を狙われる一方で、彼女達の悪行を察して院内に潜入していた捜査官のアイザワには捜査への協力を依頼される。
ただ怪我して入院しただけなのにとんでもない陰謀に巻き込まれてしまったヤマダは流石に困惑するものの、ナース達の本心に触れて病院を変えることを決意しアイザワへの協力を承諾。
命懸けで看護師長一派を摘発する決め手となる証拠を掴むという大金星を上げ、約束通りに病院を変えてみせた。
ついでにあってないような扱いを受けていた両手の骨折も最終決戦では重要な意味合いを持つこととなった。
ただし大の字になるのだけは最後まできっちりやらされた。

+ 以下ネタバレ・ヤマダのその後
退院後はアイザワの口利きで刑事になることを目指しており、試験は独力で突破しなければならないため勉強に励んでいる。
若手のナース達からは揃って好意を向けられており、想いを寄せていたタチバナも看護師長への昇進時のいざこざでミコシバと別れてしまったこともあり、満更でもなさそうな態度を取られるようになっている。
一転してハーレムの中心に据えられることとなったが、ヒロインレースの先頭を走っているのがクズあのクロカワで、さらに塀の中からリベンジを誓っているやべーやつらもいる辺り、恐らく彼の苦労が絶えることはないだろう。


ノベライズ版

おおよそ本編と印象は変わらないが、ナース側の主観描写が増えたことで(特にタチバナ編では)相対的に厚かましさや女々しい部分が強調されており、かえって株が下がってしまっている。
本格的に彼が男を見せるようになるのはまだノベライズされていない⑥以降のためそこは致し方ないか。
ちなみにタチバナに執着しているのは彼女に童貞を奪われたためとのこと。
また、精液に関しては、出さないと死ぬのでなりふり構っていられないという、若干深刻な背景が明かされた。

コミカライズ版

ノベライズ版同様概ね本編通りの描写となっているが、コミカライズにあたって絵がFランではなくなり細かい描写が増えたためナース達に追い詰められていく姿がかなり生々しくなっている。
両手骨折でオナニーができないと聞かされた際にはこの世の終わりのような表情でガタガタ震えており、医師にすら自分の病状を信じてもらえずまともに取り合ってもらえないなど、ノベライズ版とは対照的に置かれている状況の悲惨さが強調されている。

全年齢版

不遇。
というのも彼の存在意義である搾精シーンについてだが、ヤマグチ回までは原作をマイルドにして再現されたのだが、モチヅキ回ではローションで足を滑りモチヅキにスープレックスをかまされるという彼女のドジっ子っぷりを表すシーンに改変され、これを最後に搾精シーンが消滅。
ストーリーもオリジナル路線に舵を切った事で彼の立ち位置は若手看護師の仲間その1という感じに…。

アニメ版

本編とさほど変わらないが、声がついた事でヤマグチ編での絶叫が凄い。

余談

ヤマダのような症例の患者が実際に存在した場合、病院側は看護師に処置させるのではなく、近隣の風俗業者に搾精業務委託するのが現実的な対処法と考えられる。
退院する頃には治療費がトンでもないことになっていそうだが……保険も利かないだろうし。




追記・修正は両手を骨折して若いナースが沢山いる病院に入院したことがある人がお願いします。

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最終更新:2024年11月10日 20:52

*1 販売サイトでは「おねショタ」タグがついているなど、作者側も意図的に合法ショタとして描いている様子

*2 童貞そのものは搾精処置の過程で捨てているが、自力で経験にこぎつけたわけでもないので当然思考はそのまま