登録日:2021/09/06 Mon 10:13:20
更新日:2025/05/31 Sat 14:44:53
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「ギャラクシーレスキューフォース」とは、円谷プロダクションの特撮作品群『ウルトラシリーズ』に登場する組織である。
概要
略称は
「GRF」。
「か弱き生命を守り、救助する」という目的の元に結成された宇宙の一大組織。
組織理念そのものは
M78星雲・光の国の
宇宙警備隊と同じだが、最大の違いとして
「ウルトラマンという種族に限らず、出身惑星や次元すら超えて様々な星の出身者が集まっている」点が挙げられる。
しかも、そこにいるのは知的生命体としての宇宙人のみならず、言葉の分かる怪獣まで
正式隊員として所属している。
また、過去には同族が
ウルトラマンと敵として戦った
宇宙人も所属するなど、バラエティー色は非常に豊か。
メタ的に言えば、今まであまり客演に恵まれなかったキャラクター達にもスポットが当たるようになっており、一種のコアなファンサービス企画としての側面も持つ。
拠点は不明だが、既に立派な拠点も設けられている事から組織力はかなり大きい模様。
実際、光の国はもちろん、U40ともコンタクトがあるなど、宇宙における知名度は高い様子。
そして隊員達の個性や得意分野を活かす為にも、前線に立つ「戦闘部隊」や、組織の技術力を担う「科学部隊」、敵の情報を収集する「潜入部隊」などといった多くの分野に分かれている。
元々はマレーシア発のウルトラマンである
ウルトラマンリブットの設定で言及されるだけ、しかも初期は組織名というより
リブットの代名詞的な扱いのかなりマイナーな組織だったが、
『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズでメインキャラとしてリブットが取り上げられるようになった事でより詳細な設定が公開された。
構成員
上層部
CV:山口智広
かつて円谷プロで展開されていた特撮作品群『アンドロメロス』の主人公にして、アンドロ警備隊の元隊長。
ゾフィーではなくブノワの方(厳密にはブノワの名前は未だに登場していないが、ボイスドラマにて父親の名前が出た事からほぼ確定である)。
現在は後輩であるアンドロアレスに警備隊を任せ、この組織に出向して活動している。
出向してそれなりに経っているらしく、リブットやソラを歓迎し案内するなど、彼らにとっての良き指導役である模様。
また、彼自身も戦闘部隊として活動している。
CV:真堂圭
王立惑星カノンの(組織所属当時の)女王。
組織にいる際には、惑星の王族に代々伝わる戦神の姿をしている。
女王としての公務とギャラクシーレスキューフォースの活動を両立するなど、宇宙平和のために積極的に動いている。
また、U40から来た
ウルトラマンジョーニアスとの対談でも組織を代表するなど、上層部の中でもかなりの要職に就いている模様。
女王らしく、立ち居振る舞いは清楚かつ優雅だが、そんな雰囲気に反して戦闘訓練ではかなりのスパルタぶりを見せる。
ちなみに王立惑星カノンは『
ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』の舞台の一つであり、
その当時では既にアマテという女王がいたが、彼女との関係性や戦神としての力の行方は不明。
しかし、ボイスドラマの会話から『ORIGIN SAGA』におけるアマテ女王とは並行世界の別人の可能性も示唆されている。
かつて『
劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』に登場した怪獣・グクルシーサーの同族。
元々守っていた惑星が自然破壊などの要因で滅びてしまい、路頭に迷っていた所をイザナ女王のスカウトを受けて組織に入隊した。
人語は話せないものの、リブット達の言葉は理解出来るようで、上下関係には結構厳しい。
力量はまだ明確に描写されていないが、訓練相手に勇士司令部のメンバーを呼ばれるあたり、
ギャラクトロン軍団とも戦ったグクルシーサーに劣らない強さを持っているのは間違いない。
戦闘部隊
CV:駒田航
本組織における主人公的立ち位置。
元々は光の国の文明監視員だったが、『
ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀 Chapter.1』での功績を認められ、
ウルトラマンタロウの推薦で組織に出向してきた。
生真面目な性格で、ソラの科学マニアぶりやポッコラの腕白ぶりにタジタジなるようなコミカルな面も度々見せるが、シーサーとのやり取りではある意味で珍しい態度を見せる事も。
詳しくは個別項目参照。
CV:ひいろ
わんぱく宇宙人ピッコロの父親の従兄弟の近所に住んでいた子供のクラスメイト。
……つまり赤の他人。
しかし、ピッコロとはそれなりに親交が深く、彼自身の願いにより教育としてギャラクシーレスキューフォースに入ってきた。
そしてしばらくの間、リブットと行動を共にすることになる。
まだまだ精神性の幼い人物らしく、どこかやんちゃな雰囲気も強いが、
怒るととてつもない潜在能力を発揮し、リブットを苦しめたディノゾールを一撃で倒すほど。
科学部隊
リブットの幼馴染のウルトラウーマンにして、元科学技術局所属。
リブットと同じく『大いなる陰謀』にて
ウルトラマンヒカリの助手としての功績から、リブット共に出向してきた。
基本的に物静かで理知的だが、科学について語り出すと止まらなくなってしまう。
また、リブットに好意を抱いているらしき様子を見せており、それを周りからからかわれる事も。
CV:村上ヨウ
三面怪人
ダダの男性。
言動が変質者それになってしまう程のレベルでソラに惚れており、リブットを通して彼女の恋人の有無や自分に対する気持ちを聞こうとしたが、
リブットが朴念仁過ぎるあまり全ての事情をバラされてしまうというとんでもない災難に見舞われた。
ソラの科学力と知識量を利用し、全宇宙の支配を目論んでいた。
やがて組織を裏切り、ソラを妖術で操って連れ去るも、リブットの呼びかけでソラが正気に戻った事で失敗。
GRF総出の合体光線で撃退されたが、その後の動向は不明。
潜入部隊
CV:山田成吾
かつて
ウルトラマンマックスと戦った
宇宙工作員の同族。
正義感が強く、母星の独善的な姿勢を嫌って組織入りした。
一方でソラをナンパしたり、彼女とリブットの関係を茶化したりと、どこか
チャラ男のような軽薄さも持つ。
しかしながら、悪党に対する啖呵の切り方を生真面目なリブットに伝授したり、RBの軽すぎるノリに流されずその能力を評価したりと、軽薄さがむしろ自由な発想で宇宙の平和を守る事に繋がっている。
CV:橋本達也
とある惑星で
ノーバを操り、食糧を奪っていた宇宙人。
その正体は
かつて惑星ハマーで行われたレイオニクスバトルに参加していたババルウ星のレイオニクスであり、地球のレイオニクス・レイと戦ったババルウ星人と同一人物。
あの戦いの後、どうやらパートナーだった
アントラーとは死に別れてしまったらしく、そのせいで転落。
今ではノーバを操るのが精一杯な状態にまで落ちぶれてしまっていた。
通報を受けたリブットとメロスと相対した際、食糧を奪ってこそいたものの、殺人や無用な破壊まではしなかった事で情状酌量余地ありと判断された他、レイオニクスとしての能力を見込まれ、そのままGRFにスカウトされた。
組織内では
「RB」と呼ばれており、軽い性格で到底組織の姿勢には似合わない人物だが、ババルウ星人特有の変身能力に目を付けたケニスと似た者同士で意気投合した。
機転が利き、仲間思いという性格はリブットからは評価されているが、トレーニングに関しては極度のサボり癖がある上に、手当たり次第に女性に声を掛けているために女性人気は無いに等しく、借りた物を返さないなど悪評も多い。
だが、ふとした切っ掛けで自身への評価を知ってからは、真面目にトレーニングを行うようになった。
関係者
CV:八塚竜也
光の国・宇宙勇士司令部所属。
シーサーとは所属時の訓練相手として戦った時の縁で顔見知りかつ、長い時間を過ごした関係で言葉を理解してもらえる数少ない存在である。
CV:金光宣明
U40にて、スターシンボルを授かった勇者の一人。
イザナ女王との対談にて、母星の大賢者から「有事の際の協力」を伝えた。
また、メロスと対面した際には「気軽に『ジョー』と呼んでくれ」と話している。
黄金惑星Gの現星王。
未だ姿は見せていないが、ジョーニアスによれば自身が乗る巨大
ロボットの機動王兵「ダイラオー」で、ギャラクシーレスキューフォースへの参加を表明しているとのこと。
初出は『
トライスクワッド ボイスドラマ』であり、ジョーニアスの後輩である
ウルトラマンタイタスに母星の危機を救われている。
CV:仲村宗悟
追記・修正は、か弱き生命を守り、救助してからお願いします。
- ギャラクシーフォースとレスキューフォースが合併したような名前だw -- 名無しさん (2021-09-06 11:33:05)
- 色々な次元から仲間を集めてると考えると、ウルトラマン以外の円谷ヒーローも所属している可能性も……グリッドナイトとか -- 名無しさん (2021-09-06 12:39:46)
- どうしてもトミカヒーローの方を連想してしまう -- 名無しさん (2021-09-06 15:43:07)
- ミラーマンは絶対ギャラクシーフォースに入っている。 -- 名無しさん (2021-09-06 18:39:43)
- へぇ、ネオスって結構レスキューフォースとのかかわりがあったんだな。 -- 名無しさん (2021-09-06 21:44:33)
- ギャラファイTACからの流れでトライスクワッドはここの別働隊みたいな位置付けになってそう -- 名無しさん (2021-09-07 12:16:25)
最終更新:2025年05月31日 14:44