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パオウルムー

登録日:2021/11/19 Fri 01:55:00
更新日:2026/08/21 Fri 15:25:07
所要時間:約 8 分で読めます





パオウルムー(Paolumu)とは、『モンスターハンター』シリーズのモンスターの一種。
モンスターハンター:ワールド』(MHWorld)で登場。


種族:飛竜種
別名:浮空竜(ふくうりゅう)(通常種)
   浮眠竜(ふみんりゅう)(亜種)

概要

通常種の姿は全身はほぼ真っ白と言っても過言ではなく、コウモリを想起させるその姿だが、体の構造もまた特徴的であり、長い首で外気を吸い込み体内にため込むことで首を大きく膨らませることが出来る。
まるで気球のように空を漂うことから、別名が「浮空竜」となっている。
これは通常種が生息する「陸珊瑚の台地」はフィールドを強い風が吹き抜けており、この風に乗ることで無駄に体力を消費しないよう進化していった結果とされている。
また、体にため込んだ空気は外敵への攻撃手段にもなっており、空気弾として放出することで動きを鈍らせたりすることもある。
意外と表情豊かであり、普段は大人しそうな顔をしているのだが、外敵に遭遇した時には目や口で睨みを利かせ、まるで凶暴化したような顔になる。

空中浮遊というやや癖のある滞空はハンターを翻弄させるには十分すぎるほどであるが、スリンガー閃光弾や体にまとわりつく攻撃で驚かせると空気を放出して墜落することもある。
加えて、生態系としては陸珊瑚の台地の「ヌシ」であるレイギエナのほうが制空権を含めて強く、縄張り争いになった場合は圧倒されがち。
また、「瘴気の谷」から登ってきたと思われるオドガロン相手でも、身体能力の差で躱され噛みつかれてぶん回されるとやはり不利な立場。この時膨らんだ袋を噛まれているのだが、色合いや柔らかさから、巨大なお餅や大福を食べているように見えなくもない。
MHWorldの超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』(MHW:I)ではラージャンとの縄張り争いに発展することもあり、豪快な投げ技を受けることになる。意外と怖い物知らずなのかも……

また、MHW:Iでは新たに「浮眠竜」と呼ばれる亜種がマスターランクで登場する。
白一色だった通常種に対し、亜種は暗色になっており、更に体を膨張させたときには目玉のような模様が現れる。要はケチャワチャのアレである
「大蟻塚の荒地」や「古代樹の森」に生息しており、生息地的にはプケプケと対になっているといったところか。
亜種は新大陸では使い手の少ない睡眠属性の攻撃を主力としており、睡眠の厄介さはウラガンキンやラドバルキンの睡眠ガス程度であった上位までの比では無い。
おまけに、マスターランクでは全ての大型モンスターが閃光耐性を持っているため、閃光弾に頼ることも出来ない。こちらも睡眠耐性を万全にして挑むのが望ましい。
通常種は地上戦を積極的に行うようになっているのだが、伸縮性の良い体を活かし跳ね回る技を持ち合わせている。

ねむれよいこもわるいこも

マスターランク M★★
狩猟クエスト
ねむれよいこもわるいこも
目的地 メインターゲット 報酬金 81000z
闘技場 パオウルムー亜種1頭の狩猟
制限時間 受注・参加条件
50分 MR6以上
ダウン回数9回まで
依頼主 小さな配膳アイルー
大団長と料理長がパオウルムー亜種をつかまえてきたニャ。
あのでっかい二人は何も言わなかったけど、
ボクには何だか変わった浮眠竜に見えるんだニャ。
ハンターさん、一度見てみてニャ。
依頼主のアイルーが証言する通り、ターゲットのパオウルムー亜種が最小金冠確定のイベントクエストである。
2020年の干支が子であることに由来してか、PS4版ではMHW:I発売後最初の正月となる2020年に配信された。
しかしモンハンで明確に鼠モチーフと言えるモンスターはMHWorldでも登場しておらず、顔つきが似ているとはいえど、パオウルムーを鼠と言い張るには少々無理があるような気がしなくもない。


MHNow

MHWorldがベースとなっている位置情報ゲームアプリのMHNowでも当然登場。
通常種はプロローグシナリオの中盤に差し掛かる辺りで緊急クエストで出現し、倒すことで砂漠と沼地エリアに出現する。
空気吸い込みや空気弾には風圧があり、怯んで少しの間動けないのが厄介。頻度こそ少ないものの、地上での吸い込み(怯んで動けない)→ノーモーション突進のコンボはかなり凶悪。
空を飛んでいることが多く、弱点は頭部だが滑空や突進等で動き回るのでなかなかダメージが与えにくく、当たるとかなり痛い攻撃も多い強敵。空中でも吸い込みをして怯ませてくるのも地味にウザい。
以上のことから手こずる人も多く、ドスギルオスに続いて初心者&MHNowを始めたてのハンター達の壁となっている。人によりけりだが、その後は結構な人がディアブロスで詰まってしまい、これら3体がMHNowにおける壁モンスだとか。
浮遊してからは頭部を部位破壊すれば落とすことが出来るものの、耐久値はかなり高い。急降下攻撃のような大きな隙を見せた際にSPスキルを惜しまず使おう。一応レア素材が出る部位は尻尾だが肉質が固くダメージの通りは悪いので無理に狙わず武器が育ってきた辺りで仕掛けるのが賢明。部位破壊出来ても時間切れになったら意味がないので。
その後の2026年8月には次元変異個体も登場。行動パターンが変化し、吸い込みからの突進の頻度が増している。さらに浮遊後にはアイスボーンで見せた4連続ヒップドロップも使ってくるようになり、初期の頃からかなり強くなったであろうハンターでも油断ならないモンスターになっている。やはり翼ではなく(膨らんだ後の)頭を部位破壊しないと落下しないので、変異部位を即座に破壊して空中から叩き落して早急に狩ってしまおう。頭部が膨らむ分、麻痺だけでなく徹甲榴弾でスタンを狙って拘束するのもいい。

亜種はシーズン2の途中で参戦。尚且つ初めての有料イベント「モンハンNowサマーハント2024【黒き白昼夢】」の目玉モンスターに大抜擢されるほどの躍進を遂げた。
…とはいえ、この時は大連続狩猟や古龍迎撃戦に対して3時間のインターバルが取り払われて狩り放題になったので、こちらをメインでやってた人もいるかも。
イベント終了後は、シーズン3よりストーリーを進めて緊急クエストで出てくる個体を討伐すれば、森林や砂漠エリアに出てくるようになる。
開幕で威嚇後必ず空気を吸い込み飛行形態に移行する。その時風圧で攻撃出来なくなり、その範囲は非常に広く一度フリックする程度では怯んで攻撃出来ない。判定は前方広範囲の為、思い切って後ろに回り込めば怯まず攻撃出来る。開幕吸い込みに合わせてSPスキルを使ってもいい。その後は空中からの睡眠ブレスや通常種以上に飛び回る攻撃が非常に厄介。跳ね回る攻撃は前方に突っ込んでくる時にしか攻撃判定が無いので横に避ければ躱せる。トリッキーな動きに惑わされずに落ち着いて対処すれば難しい相手ではない。

ストーリーズ

亜種は残念ながら出してもらえない状況だが、通常種はMHST2からオトモンに出来る種で登場している。

MHST2

MHST2では竜人族の村「ルトゥ村」周辺に生息するモンスターとして描かれており、ルトゥ村周辺でのストーリーでは最初のストーリーボスとなっている。
また、村の中でも誰かのオトモンなのか、巣で休む姿や空に漂う姿を見ることが出来る。
攻撃傾向は地上戦はテクニック、滞空時はスピード
滞空時には頸袋が現れ、部位破壊するとダウンを奪える。突属性武器の弓やガンランスが通りやすい。
ただし、対空時に部位破壊を狙う代わりに閃光玉を投げつけた場合、帰巣しやすくなる。
弱らせすぎると怒り状態になり閃光玉では止められなくなるので、帰巣狙いなら最初のタイミングでさっさと落としてしまうべき。

オトモンとしては、ルトゥ村周辺では激戦区となっているテクニックタイプ。
ストーリー中でおそらく最初に遭遇できる「飛行」のライドアクションを持つオトモンであるが、ルトゥ村周辺を拠点としている時点ではまだ使えず、実質ライドアクションを何も持たない状態になっている。
単純に言えば行動範囲を制限するためのメタ的な要素であるが、MHST2における「飛行」のライドアクションを簡単に使わせないのにはこの先の展開も関係しており、簡単に言えば“破滅レウスの存在が密接に関わっているため”である。
絆技「ジェットバルムー」は、浮かんだまま昼寝中のパオウルムーがくしゃみをしたことで、体にため込んだ空気が抜けるその勢いで敵に激突…という、なんともパオウルムーらしい攻撃となっている。

MHST3

ストーリー冒頭、東京ゲームショウ2025などのイベント出展版および体験版の収録範囲で登場。
主人公が「レンジャー隊」の隊長として新入りのティオの「森初め」を行っている最中、一行が見つけたタマゴがパオウルムーのものであり、その親と思われる個体と戦闘になる。
頸袋に突属性武器である弓が通りやすい特性は変わらずで、武器の持ち替えと「ダブル絆技」のチュートリアルの相手役になっている。
ちなみにこれらはMHST2でナビルーと出会ったときのクルルヤックが担っていた役目とほぼ同じだが、今回はその後に別のモンスターが現れることに……

オトモンとしては、今度は「飛行」含めライドアクションは孵化イベントの時点から使用できる。
絆技は名称はそのままだが、緩い雰囲気のものではなくなっている。

武具

通常種の武器は片手剣/狩猟笛/スラッシュアックス/ライトボウガンの4武器種。
剣士武器の斬れ味はそこそこ悪くはなく、覚醒すると片手剣では高い爆破属性が出てくるので化けるポテンシャルはあるのだが、覚醒無しでは攻撃力も控えめなただの無属性武器に過ぎない。
亜種はもう少し武器種が多くなり、エンドコンテンツの「導きの地」では睡眠属性が強力な武器としてラドバルキンの武器の立場を奪えるものの、やはり攻撃力が低いまま。

MHNowでも通常種はよくも悪くも普通の無属性武器。一応ボウガンは汎用性の高いのでそちらを求めるなら採用もあり。
一方の亜種はラドバルキンに次ぐ睡眠属性。属性値があちらよりは高いので、睡眠武器を担ぐならこちらを使うのがおススメ。
ソロでは火力が足りないことが多いが、マルチでは「眠り始める→眠る→攻撃されて起きる」という行動を取らせられる為、長い時間拘束出来るので余裕が出来れば一本くらいは作っていてもいいだろう。


防具の方はというと、シリーズスキルが無く、スキルもあまり統一感が感じられないのだが、通常種の胴部位の装備で得られる「乗り名人」のスキルは、MHWorldでは他にウルグのマフラーか、最凶の死にスキル「ジャンプ鉄人」とセットの護石でしか発動手段がないという、変なアイデンティティを持っていた。食事で代用利くけど

MHNowで通常種は風圧耐性が付くものもあるが、注目すべきは胴と腰装備。胴は反動軽減が(防具を強化することで)2付くのでボウガン使いには呪いの装備と化す。腰は精霊の加護がついてダメージを軽減してくれるので被弾しがちなモンスター相手にはありがたい装備である。
しかしその後、シーズン9で追加されたショウグンギザミの胴装備がウルムー胴と同じ反動軽減に加えて斬裂弾強化を引っ提げての追加だったのでいらない子に…。と思いきやアプデで初期頃から存在する装備のスキルのテコ入れ・追加が行われ、ウルムー胴には風圧耐性が新たに追加された。これにより、火力を取るならギザミ胴、快適や安全性を取るならウルムー胴という感じで差別化出来るようになった。
亜種は胴装備で集中2が付くので大剣や弓を使うなら是非作っておきたい。
他に部位によっては、睡眠状態になった相手への最初の一撃が大きく増大するスキル「目覚めの一撃」を持っている。MHNowには無い「睡眠爆破」の代わりのようなものか。
狙うのは難しいが、一発目で大剣の真溜め斬り等の大技を当てられたら凄まじいダメージをたたき出すことが可能となっている。


余談

MHWorldでは山田孝之が登場するモンスターになりきるというCMが製作されているが、パオウルムーの真似は、陸珊瑚の台地を吹く風を送風機で再現して、外気を吸い込みながら全身で風を受けるというものであった。


追記・修正は空中を漂いながらお願いします。

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最終更新:2026年08月21日 15:25