火牛(SEKIRO)

登録日:2021/12/05 Sun 22:38:45
更新日:2024/02/07 Wed 00:08:58
所要時間:約 4 分で読めます





一度怒れば、敵味方の別など、なかろうてな


■概要

火牛とは『SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE』に登場するキャラクター。
ストーリーを順当に進めたプレイヤーがまず最初に出会う人外の中ボスであろう。
外見は、頭部に炎上する藁が括り付けられている大きな。そのため常に怒り狂っており敵味方の区別無く襲いかかるため、兵器としてまともに運用出来ない失敗作。それでもこんな物を引っ張り出さなければならないのだから現在の葦名の状況がいかにひっ迫しているかがうかがえる。忍殺ゲージは1。
なお、この燃え盛る藁だが、火牛が死なない限り火が消えないというマジック・アイテムだったりする。しかも後述の小屋で飼われてる状態から点火されっ放しの模様。


葦名城城下において、マイネェェーーーム!イズ!!ギョブマサタカァ!!!オニワァアア!!!!鬼庭形部雅孝を倒し、葦名城本城入り口に進んだ所で対峙する。
戦う前に盗み聞きをすると、火牛なんて物を戦争に使うまで葦名が追い詰められている事に憂鬱になってる葦名兵の会話が聞ける。
最初は小屋に押し込められたままで姿が見えないが、狼が小屋10m近辺まで近づくと小屋を粉砕しながら出現そして小屋の近くに居たモブ兵二人は轢かれて死ぬ。


ボスとしては体力も体幹もタフ。ガードしようにも攻撃の全部が炎ダメージでガードの上から削ってくる。そして炎上効果もある*1と強敵であり、攻略法を知らないチワワを何人も絶望に叩き込んだ牛。
あまりにも強敵なため、アップデートで体力・体幹の低下が行われたほどといえばどれほどのものかわかるだろうか。*2
まあ、このゲームの敵は強いヤツばっかだけど。
火牛の体力を8割ほど削って怯ませると暴走、壁に激突して体幹ゲージがMAXになり忍殺が可能になる。




跳躍した狼は楔丸を、火牛の耳に突き刺し

渾身の力を込めて押し込んだ

忍殺

■攻撃

  • 突進
めがけて突進、回避されるとある程度進んでから振り向いて再度突進する。
見た目通りの判定の広さであり、横ステップで避けるのは厳しい物がある。
ガードしようにも前述の通りに、炎ダメージで削ってきて炎上の状態異常まで付与してくる。
割と移動距離も長いので、横ステップで避けて攻撃しようとしたら距離を離されてまた突進のループに入られる事も珍しくない。
また、火牛はに怯えて走り回っているだけなので、狼が死亡しても構わず突進を続ける。
うかつなタイミングで回生すると復活した瞬間轢かれて再度死亡になりやすいので気をつけよう。


  • 突き上げ
狼に接近した所で首を突き上げて攻撃。
突進を避けようとジャンプしようにも、タイミングの遅かったジャンプを的確に狩って狼に死を見せてくれる。


  • 首振り
首を振り回して攻撃。
判定が広く、火牛の前に居ないからと安心してる狼に死を見せてくれる。
これもガードしようにも前述の通りにry


  • 葦名兵
開幕で火牛に轢かれて死ぬモブ兵二人だが、狼の進む位置によっては生き残る事がある。その場合は当然襲いかかってくる。
モブ兵の攻撃に対処する←火牛の突進に仲良く轢かれて一緒に死ぬ。と言う事もあり、
多数に囲まれると死が見える難易度のこのゲームにおいて、たかが雑兵と言っても甘く見てはいけないと分からせてくれる。
また、火牛を撃破すると進路の扉が開き、様子を見に来た葦名兵2人がまだ生きている狼を見つけて襲いかかってくる。
満身創痍で勝ったと思ったらこいつらに殺されてしまうチワワもいるようだが、幸い死んでも火牛撃破後から再開なので安心して死ねる


■攻略法

  • 葦名兵を牛に轢かせる
もしも兵が生き残ってたら、葦名兵を挟んで牛を対角線上に置けば突進に巻き込めるので、狼が攻撃するよりも牛に処理させよう。
牛の突進が速いわ判定が広いわで、狼が自分で倒すのはかなり危険。
ただ、周回していると葦名兵の耐久も上がるので轢かれても普通に生きていたりする。周回でこちらも育っているはずなので手裏剣を投げ、おびき寄せるなりして戦闘前に始末しておこう。

  • 爆竹
獣であるため、義手忍具の爆竹が有効。
当てると体幹ダメージを与えたうえで大きく怯ませる事ができ、連続攻撃を当てるチャンス。
なお、一度使うとしばらく耐性がつくので約10秒待って再使用しなければ怯み効果が出ないので注意。
なお火牛は突進が速いので、画面をよく見ずに使うと、既に爆竹の範囲外に走り去っていたという事もあり得るので注意

  • 火吹き筒
炎上させてくるので火に対する効果が鈍いのかと思いきや、実は1発で炎上してしまう。
別に牛そのものが燃えてるのではないのだから、よくよく考えてみれば当たり前の話なのだが。
基本的に長期戦になりがちな戦闘なのでスリップダメージが入るのは中々に美味しい。
ただし顔の辺りに当たらないとダメっぽいので、突進を弾いた後に使用すると良い。

  • 朱雀の紅蓮傘
仕込み傘の強化義手忍具、朱雀の紅蓮傘ならば炎上の蓄積と貫通ダメージを完全に無効化できるうえ、放ち斬りで強烈なカウンターも可能。
しかしこの忍具、1週目のこの時点ではどうやっても用意できない
周回なら使えるが、形代は爆竹にも使うし忍具の切り替えが忙しくなるので使うかどうかは人による。

  • 火消し粉を使う
一時的に耐炎を付与するアイテムである火消し粉を使う。効果時間は短いので注意。
炎上状態を治し、蓄積が一度リセットされ、蓄積しにくくなるほか炎の削りダメージも減少する
効果が切れたらまた使う←最中に突進の直撃をくらう。なんて事はないようにしよう。
炎上治療目的で事後に使うか、蓄積・ダメージ軽減のため事前に使うかはプレイ方針で分かれる。
逃げ回るスタイルでは持続時間が持たないため前者、弾いて戦うならダメージを受ける前提のため後者か。
また、平田屋敷で壺の貴人から買える「赤枯れの曲がり瓢箪」は休憩で補充されるため残数を気にせず使えるが、
火消し粉と違い、炎上を発症したあとに使っても治療効果はないことに注意。



■戦術

火牛戦では主に下記の2つの戦術があるが、どれが楽と感じるかは個々人によって大きく異なる。
むしろ苦戦する原因は人に聞いた攻略法が自分に合わないためだったりするので、まずは色々試してみるとよいだろう。
  • 突進を弾き、頭に攻撃を当てる
弾いてもダメージを受けるなら削りきられる前に倒してしまえばよい、忍びはそう考える
火牛は突進を弾くとこちらに頭を向けて隙ができるため、弱点の頭部を攻撃するチャンスが生まれる。
怯みも蓄積しやすく、少し攻撃するだけで怯んで攻撃チャンスが続行するほか爆竹も当てやすい。
狙う場合は通常攻撃溜めの突きや直前に手に入る葦名流の流派技、一文字が有効。
弾いても炎の削りダメージがあるが、ガードや弾きならば意外とダメージは大したことがなく、
早く倒せるメリットがあるため上級者向けと敬遠せず試してみるとあっさり勝てる場合もあるだろう。
タイムアタックではこちら一択であり、勝っても負けても決着が早いのでリトライを気にしないスタイルの人や長時間は集中が持たない人にも向いている。

  • 走り続けて攻撃を避け、火牛の尻側にしつこく粘着して斬りまくる
ステップで躱すのが難しいなら走り続ければよい、忍びはそう考える
狼の走る速度はかなり速く、スタミナのような制限もないので、ひたすら走って火牛の突進を避けつつ、火牛を安全な背後から斬りまくる。
火牛は頭以外は硬いと言っても、斬りまくればその内に倒せるのでこちらの方が楽という人は多い。
しかし誘導を間違えて避けきれない場合、走っていて敵に正対していないとガードもできず大ダメージを受けたり、壁際でカメラが荒ぶったりするなどするため丁寧な操作を長時間続ける必要がある。
火牛は常時走り回っているため背後からだと攻撃や爆竹が空振りしやすいのも難点。
避けて斬るというよりも、火牛の尻を追い回すイメージだと攻撃しやすい。火牛がターンしているあいだは攻撃判定がないのもポイント。
いうまでもなく時間がかかり、その分事故率も上がるが紅蓮傘のない一週目にノーダメージで火牛に勝つにはこの方法しかない。
また身体力や瓢箪の強化を縛った周回でも弾いていると体力が持たないためこちらになる。

  • 狭所に誘い込む
突進が恐ろしいなら走り辛い所で戦えばよい、忍びはそう考える
ボス部屋の右奥は突き出た狭い一画になっているので、そこに火牛を誘導して戦う。
自慢の突進も狭い区画では壁に引っかかっるばかりで思うように動けず、こちらは突進かわしやすくなる。
壁に激突しても突進を中々やめられない火牛には効果てきめん。
突進の引っかかり中や転回中の隙を突けば弱点の頭も叩きやすいし、爆竹も当てやすい。
たとえ狭所で壁に引っかかっていようが火牛はいつも通りにダラダラと走り続けるので、爆竹のクールタイムも稼ぎやすい。
突進が自慢と言ってもしょせんは獣、場所に応じて臨機応変に戦う頭は無い。
火牛の近接攻撃と、壁際で荒ぶるカメラワークには気を付けよう。




■宮の桜牛

源の宮では火牛のコンパチが登場する。
頭部が白骨化し、妖しく光る桜の木を頭に括りつけた白い牛であり、鬼仏『花火舞台』から水生の屋敷の壁沿いに徘徊している。
基本的に火牛とほぼ同じ対処法でいいのだが、開幕で落下忍殺により体力削り(さすがに即殺とまでいかずに3割削るに留まるが)、攻撃に炎上が付かないので火牛よりは楽。
ただ、こいつもガード・弾きでも貫通ダメージがあるうえ終盤のボスらしく火牛よりもだいぶ火力や耐久力が高い。
この貫通ダメージは怖気効果こそつかないが首無しの攻撃と同様の仕様で、紙ふぶき状態で弾きを成功させるか、鳳凰の紫紺傘を使うことで無効化できる。
付近の屋根上の弓兵三体を残しておくと戦闘の難易度が激増するので、桜牛を倒す前に排除しておこう。
さらに発覚前に背後から爆竹を撒き、怯み中に攻撃するなどして発見されると驚いて突進した後壁にぶつかって停止、そのまま忍殺できるという若干怪しい挙動も存在する。*3

とはいえ、この段階ともなれば数々の強敵を正面から打ち破っていなければ到達出来ない場所。
プレイヤーによるゲームへの不慣れを含めた火牛戦でのデメリット(狼の体力や回復手段の少なさはもとより、ディレイがかかる攻撃の弾き方への対処等々)は全て解消された状態で戦うことになる。
獅子猿のように危険攻撃も持たないので弾きにのみ集中して落ち着いて戦えばただ体力の高い相手でしかない。
カツカツの戦いを強いられた火牛戦での恨みを、今度はあらゆる手段を用いて存分に晴らそう。
恐怖は絶対。一時の敗北はよい。だが手段を選ばず、必ず復讐せよ!
宮の桜牛「オレ関係ないのに…」



火牛とは、ただの暴れ狂う牛、それだけだ

先の大戦で、葦名の侍の屍は山と積み上がった

何だろうと使わねば、もはや立ちいかぬのだ

~「三の念珠」より~


この項目は今や、追記・修正の危機。なりふりなど構っておれぬでな

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最終更新:2024年02月07日 00:08

*1 状態異常:炎上←蓄積がMAXになると体幹が回復しなくなり、徐々にHPが減少していく

*2 後述の通り、安定を求める場合は牛をひたすら追いかけて尻を斬るという、ぶっちゃけ面白いとは言い難い展開が長く続いて不評だったのもあると思われる。

*3 ちなみに、爆竹で怯ませた後未発見のままだと怯んでから突進の動作に入った後、空中で停止するというバグのような挙動がある。