スクランブル・チェンジ

登録日:2022/01/19 Wed 06:18:30
更新日:2025/05/12 Mon 13:37:20
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さぁ、スクランブル発進やで!ドギラゴン剣、待っててや!
───風の1号 ハムカツマン剣


概要

《スクランブル・チェンジ》は、デュエル・マスターズの呪文である。

このカードを紹介する前に、まずこのカードが出てきた背景、当時の環境を語らなければいけない。
まず当時の環境、革命ファイナル環境の中心にあったカードがこれである。

蒼き団長 ドギラゴン(バスター) LEG /自然文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000
革命チェンジ:または自然のコスト5以上のドラゴン
T・ブレイカー
自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストの合計が6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを好きな数、自分のマナゾーンまたは手札から選び、出す。
わざわざ語る必要もない気もするが、対象クリーチャーの攻撃時に手札から入れ替わるように登場する革命チェンジという能力を持ち、出たらそのままゲームエンドに持っていく程の力を秘めたこのカードは、登場時から猛威を振るっていた(なんなら殿堂入り後も2021年まで余裕で現役だった)。

このカードが登場した時からこのカードを使用した多くのデッキタイプが誕生したが、中でも当時は
  • 自然文明の加速により早期決着が得意だが、耐えられたり先を越されるとやや脆い【ドギラゴン剣】
  • を抜いてメタカードや《ボルシャック・ドギラゴン》などの防御札を増やし受けを強化したが、その分遅く相手の行動を許す【黒ドギラゴン剣】
と、それぞれ得意不得意がはっきりしたこの二軸が主流であった。

そして、そのどちらにも使われ、《スクランブル・チェンジ》と最も関係が深いカードがこれである。

メガ・マナロック・ドラゴン SR 火文明 (6)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のマナゾーンから、闇、自然のカードをそれぞれ1枚ずつ選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、それらのカードはアンタップしない。
ドギラゴン剣の登場した革命ファイナルの前、革命編の初期に登場したこのカードは、出た時または攻撃する時に最大5マナ止めるという衝撃的な能力、そしてその能力に見合わぬ6コストという軽さから登場当時からプレイヤー達を大いに震え上がらせ、登場直後から既に殿堂入りを確実視されているほどであった。

しかしこのカードが登場した革命編は単色推し。さらには《轟く侵略 レッドゾーン》を初めとしたビートダウンが強い環境でもあり、その中ではこのカードは危惧されていた程の活躍は見せず、あくまでも強カードの一つといった程度の位置付けとなり、多くのプレイヤー達の不安は杞憂に終わった。

…と、どれほどの人が本気でそう思っていたのだろうか。時代が革命ファイナルに突入し多色推しになると、案の定と言うかこのカードは真の姿を露わにする。

2マナ止めるのは当たり前。3色、4色デッキともなるとこいつが出てきただけで敗北レベルである(5色も当然キツいが《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》のお陰で逆になんとかならなくもなかった)。
何より6マナという軽さが驚異的であり、「とりあえず出しておくか」くらいの軽い気持ちでこんなカードが出てくるのだから、使われる方はたまったものではない。

さらに、このロック効果は攻撃時にも発動する。
封じられたマナで《メガ・マナロック・ドラゴン》を処理できなければ、次のターンにもマナを縛られ続け、さらには、マナロックされながら《蒼き団長 ドギラゴン剣》が飛んでくることもザラであった。
多色ではないためドギラゴン剣のファイナル革命で出すことこそ出来ないものの、革命チェンジ対象である6マナののドラゴン、そして相手の足止めができるという性質は非常に相性が良かった。

とは言え、これだけならばまだS・トリガーによる反撃のチャンスがあるだけまだマシであった。
酷いのは殴られず第二第三のマナロックが出てくるパターンであり、これでは反撃すら許されず、相手がマナを伸ばしながら展開を広げ、コマンドなのでドキンダムXの封印も外れ…そうやって1枚2枚のトリガーではひっくり返せない差をつけていく様を、ただ指を咥えて見ていることしかできないのだ。そして、それは特に珍しい光景ではなかった。

この単色・ビートダウン推しの革命編で登場した強カードは、その実、それ以外のデッキタイプを許さない壊れカードであり、プレイヤー達が危惧していたことは杞憂でも何でもなく、正体を現した《メガ・マナロック・ドラゴン》は《蒼き団長 ドギラゴン剣》と共に暴れに暴れまくった。

そんな状況を重く見たのか、2016年9月15日の殿堂発表で無事殿堂入りした。

フェアリー・ギフト UC 自然文明 (1)
呪文
このターン、次に召喚する自分のクリーチャー1体のコストを最大3少なくしてもよい。ただしコストは0以下にはならない。
《フェアリー・ギフト》が
マナロックじゃないんかい! と、少なくとも次の殿堂発表が行われる半年間はマナロックに付き合わされることが決定したことに多くのプレイヤーが嘆いたという。

とは言え、このカードも【ドギラゴン剣】の中核を担うカードであり、特に中盤、4マナでマナロックが出てくるという動きはそれだけでゲームが決まるほどの脅威であった。
デュエル・マスターズにおける中盤というのは、4マナで2枚の手札を捨てさせるという効果の《スケルトン・バイス》がプレミアム殿堂(禁止カード)入りしていることからもわかる通り、少ない手札でやりくりしなければならない状況であることが多く、そんな中で1マナでも止められればプランが大きく狂ってしまうのだ。

またこのカードは汎用性の塊で、過去にも《次元流の豪力》と組み合わせた【ギフトミランダ】で暴れ回った歴史があり、同じ【ドギラゴン剣】でも、これを使って《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》を召喚すると3ターン目から《蒼き団長 ドギラゴン剣》が出てくることもあるなど、危険なのはマナロックに限った話ではなかった。
後の時代に《ヘブンズ・フォース》が一発プレ殿したように、早期着地を許す軽量カードは時代が進むごとにどんどん強さを増していくため、そういう意味では野放しにしておけるようなカードではなく、殿堂入り自体は妥当な判断と言えた。

黒ドギラゴン剣】は手付かずだが、こちらは速度が遅く相手にしてもある程度はデッキを回せるため、【ドギラゴン剣】の理不尽感の強い動きであるギフト+マナロックに手を入れた、という判断だろう。

さて、前置きが長くなってしまったが、その《フェアリー・ギフト》の殿堂が発表された2日後に発売したDMR-22にて収録されたこのカード、《スクランブル・チェンジ》の効果が次の通りである。


スクランブル・チェンジ R 火文明 (3)
呪文
このターン、次に自分が召喚するのドラゴンのコストを最大5少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。そのクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。

簡単に言えば、のドラゴン専用の、《フェアリー・ギフト》と《キリモミ・ヤマアラシ》をそのまま合体させたようなカードである。
ギフト+マナロックがまずくてギフトは殿堂入りしたが、その直後にのドラゴンである《メガ・マナロック・ドラゴン》に使えるギフトが出てきたのである。

??????

《フェアリー・ギフト》と比べると、コストが3に上がっているため最低4マナ必要となるが、《フェアリー・ギフト》で6マナの《メガ・マナロック・ドラゴン》を出すため必要なコストは元々4マナだったので使用感はほぼ《フェアリー・ギフト》同然と言っていい。
多くのデッキが巻き込まれる形で《フェアリー・ギフト》を奪われた直後に、その元凶であるマナロック専用のギフトとも言えるこのカードが出てきたことに、プレイヤー達からは大いに困惑の声が上がった。

さらに、『「スピードアタッカー」を与える』という余計なテキストが追加されており、このカードを使って出てきたクリーチャーはすぐさま攻撃が可能となる。
フレーバーテキストが示す通り、この効果は革命チェンジと相性抜群であり、《メガ・マナロック・ドラゴン》でマナをさらに止めながらすぐさま《蒼き団長 ドギラゴン剣》に革命チェンジという、《フェアリー・ギフト》の更に上を行く運用が可能であった。
上述の通り本来マナロックからドギラゴン剣への革命チェンジは召喚酔いが抜ける次のターンまで待たなければならず、マナを縛っていると言えど除去されるリスクを多少なりとも背負っていたのだが、このカードの登場でドギラゴン剣の1ターン早い到着を可能とし、棒立ちのリスクをも解決してしまったのである。

このマナロックとの組み合わせの何が酷いかと言うと、ドギラゴン剣による猛攻をなんとか凌いだところで、マナは登場時と攻撃時、単色であっても最低2マナは封じ込められているため、まず何も出来ない。
そして、マナロックは革命チェンジにより手札に戻っているので、コストさえあればまたすぐに出てきてマナを止めてくるのである。
マナロックが盤面、ドギラゴン剣が手札という状況ならば、マナロックを除去できれば両方、手札のドギラゴン剣を捨てさせれば少なくともドギラゴン剣は止まる。
しかし、その逆となったこの状況では、少ないマナでなんとか片方を止めたところで、もう片方は止まらないのである。悪夢以外の何者でもない。

また《スクランブル・チェンジ》が有効なのはマナロックに限ったことではなく、5000以下のクリーチャーを一掃する《メガ・マグマ・ドラゴン》がいきなり飛んできてそのまま《蒼き団長 ドギラゴン剣》に…なんてことも。
なんなら、そのまま出せるくらいのマナがあってもSA付与だけを目的に使うこともよくある話だった。
コスト軽減が主目的のカードであるという前提こそあれ、ドギラゴン剣が存在する以上ドラゴンにSA付与ができるというのは単純に強力なのである。

さらにさらに、このカードは火文明。もはや、速度を出すためにを入れる必要はない。速度の【】、防御の【黒】という分担のはずが、【黒ドギラゴン剣】は防御力を保ちつつ、【】のような速効性を手に入れてしまったのだ。なんじゃそりゃ。
一応、《フェアリー・ギフト》と違い《蒼き団長 ドギラゴン剣》の主な革命チェンジ元であった《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》(使っても多色なので5マナから2マナまでしか下がらず、元々SAのためスクチェンは無意味)や自身は非ドラゴンの主要カード《勝利のアパッチ・ウララー》には使えないが、元々《フェアリー・ギフト》を使っていなかった【黒ドギラゴン剣】にとっては純粋な強化であり、既に環境トップクラスだったこのデッキをさらに上の次元に押し上げたと言っていいだろう。

このカードが登場したまたまた2日後、《フェアリー・ギフト》が殿堂入りした僅か4日後に行われた公式大型大会GP3rdでは、予選突破デッキの最多数がこのスクチェンとマナロックを搭載した【黒ドギラゴン剣】であり、そして優勝デッキもこの【黒ドギラゴン剣】であった。
当たり前だ、と言っては参加者に失礼かもしれないが、「そうなるだろうな」と誰もが思い、事実そうなってしまったのである。

このような状況を引き起こしたこのカードは、プレイヤーから「マナロックを満場一致で殿堂入りにさせるために登場したカード」とまで言われる始末であった。
またこのスクチェン+マナロックのセットが使われたのは【ドギラゴン剣】だけでなく、【NEXミラダンテ】のようなのドラゴンを使うデッキならとりあえず採用されていた。

その後、目論見通り(?)諸悪の根源である《メガ・マナロック・ドラゴン》が無事殿堂入りした後も、このカードは《超戦龍覇 モルト NEXT》などで依然使われ続け、《ボルバルザーク・エクス》と並ぶ登場から294日という1年も経たない早さで殿堂入りすることとなった。
最初から最後まで何のために生まれてきたのかわからない*1カードであった。まだ1枚は使えるけど

このカードそのものはGP4th優勝の【モルトNEXT】に非採用だったことからも、何も考えず入れて強いカードというわけではなく、手札消費の激しさ、単体では何も出来ないこと、長期戦になると腐りがちになるなどの弱点も抱えたカードでもある。それでも普通に殿堂入りしたけど
また《フェアリー・ギフト》に比べても、このカードが可能だった4マナ以下の早期着地や複数使用などといった芸当はできず、のドラゴンのみと使用範囲も限定的である。強さだけで言えばこれ以上のカードはいくらでもあるというのが実情だろう。殿堂カードのこれ以上ってことはまず殿堂・プレミアム殿堂級だけど

しかし、「何故生み出されてしまったのか?」という意味では、誰がどう考えても出してはいけないタイミングで出てしまったこのカード以上のものは他に例を見ないし、このカード以上のものは今後二度と現れないだろう。そうであることを願うばかりである


その後、2023年3月の殿堂発表にてこのカードの殿堂が解除された。3ターン覇道のような理不尽な動きこそ可能だが、コスト軽減に対するメタカードが増えたこと、主人公としてプッシュするデッキが火文明やドラゴンではなくなったことが理由としては大きいだろうか。かつての相棒マナロックは未だ殿堂、モルトNEXTには《助けて!モルト!!》というより扱いやすい踏み倒し札が登場し、ドラゴンデッキでは《メンデルスゾーン》《ボルシャック・栄光ルピア》の存在から非ドラゴンカードの採用は難しい…と環境的な逆風も多いが、殿堂入り当時のような活躍を再び見せてくれることを期待したい。

関連カード

ミステリー・キューブ R 自然文明 (5)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分の山札をシャッフルし、その後、上から1枚目を表向きにする。そのカードがクリーチャーなら、それを出してもよい。クリーチャーでなければ、自分のマナゾーンに置く。

当時環境で猛威を振るっていた《ホーガン・ブラスター》の殿堂入りと同時に登場した調整版カード。
リペア元の《ホーガン・ブラスター》に対し踏み倒せるのはクリーチャーのみとなったが、一緒に使われていた《偽りの王 ヴィルヘルム》と同じ自然文明となったことで水文明を入れる必要がなくなったために「むしろ強化された」とまで言われてしまい、これも殿堂入りしてしまった。
早い話が前例であり、《スクランブル・チェンジ》登場時にも「ミステリー・キューブの二の舞になりそう」などと言われた、何かと槍玉に上がるカード。
ちなみに現在は殿堂解除されており、元の《ホーガン・ブラスター》が未だに殿堂解除されていない(恐らく当分解除されない)ことを考えると、調整自体は一応ちゃんとできていたようだ。だからと言って当時これを出したことは許されない

超戦龍覇 モルト NEXT 火文明 (7)
クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー 9000
マナ武装 5:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにのカードが5枚以上あれば、のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
龍マナ武装 5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンにのドラゴンが5体以上あれば、攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
W・ブレイカー
革命編の一つ前のシリーズ、ドラゴン・サーガのクライマックスに登場した、ドギラゴン剣と並びデュエマの歴史を語る上で欠かせないカードの一つ。
7マナとマナロックより1マナ重いが、2ターン目に《メンデルスゾーン》から繋げば3ターン目の着地が可能で、このクリーチャーから《爆熱天守 バトライ閣》を出し、SA化したこのクリーチャーの攻撃でそのまま発動が出来た。マナが全てドラゴンなら2回。
そしてこれで1体でもドラゴンが出れば《バトライ閣》は《爆熱DX バトライ武神》へと龍解できるのだが、このバトライ武神、革命チェンジと組み合わせた閣ループというコンボが存在した(現在は裁定変更によりできなくなった)。
それにより何が起きるか簡単に言えば、山札のドラゴンが全て出てくる。スクチェンとモルネクが一緒になると、それが最速3ターン目に可能なのである。

ただし3ターン目に閣ループというのは全てが上手く回ったらの話であり、いつでも成功するというわけではない。
しかし、4ターン目5ターン目には大体ループ発動するし、なんなら閣ループなしでも早期着地したモルネクが即殴ってきて閣からドラゴンが1体2体5体出てくるというだけでももう充分すぎるほどに強かった。
そうしてモルネクが暴れ続けた結果スクチェンは殿堂入りにぶち込まれ、その後も閣ループという動きのまずさは依然健在であり、バトライ武神との組み合わせは同時使用が不可能になる「プレミアム殿堂超次元コンビ」に認定され、裁定変更まで解除されることはなかった。

先述の通り《スクランブル・チェンジ》殿堂入りの直接的な原因はこのカードだと思われるが、そもそものドラゴンというのはデュエマにおける花形種族である。
つまりスクチェンが存在する限り、その花形種族に対し「早出しして大丈夫か?」「SA化して大丈夫か?」ということを考えながら開発を行わなければならないのである。
例えモルネクが存在していなかったとしても、火文明のドラゴンを推している間は開発に大きな支障を与えうるスクチェンの殿堂入りはどの道避けられないことだったと言えよう。

鬼寄せの術 R 闇/火文明 (2)
呪文:鬼札王国
自分のシールドを1つ選び、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
このターン、次に召喚する自分の闇またはのクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コスト0以下にならない。
十王編で登場したコスト軽減呪文。
《フェアリー・ギフト》と同等の2マナ軽減能力を持つが、と黒の多色カードにしてデッキの構築を縛り、対象もこの2色限定とすることでバランスを取っており、将来的に相性の良いカードが出れば化ける可能性はあるものの、現在は良カードの範疇に収まっている。過去の失敗が活きている これよりコストも大きく範囲も狭いのに壊れたスクチェンって…
シールド回収は一見デメリットだが、手札を補充できるので特に手札消費の激しいこの手のカードにとってはありがたい効果。

クック・轟・ブルッチ R 火文明 (4)
クリーチャー:アーマード・ファイアー・バード 3000
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
このクリーチャーが出た時、このターン次に使うアーマードのコストを6少なくする。ただしコストは0以下にはならない。
自分のドラゴンすべてに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
アビス・レボリューションにてスクランブル・チェンジの殿堂解除とほぼ同時期に登場したカードで、「クック・スクラン・ブルッチ」と読み、その名の通りスクチェンを元にしたクリーチャー。
文明・カードタイプ問わず次に使うアーマードのコストを6軽減し、さらに常在効果でドラゴン全てにスピードアタッカーを与える。
コスト4なので他の軽減を絡めなければ軽減効果の使用には5マナ必要となり、スクチェンよりもさらに1多くコストがかかるが、7コスト以上のアーマード・ドラゴンを使う場合はスクチェンのほぼ上位互換となるだろう。
《アシスター・コッピ》でこのカードのコストを軽減し、このカードの軽減効果で《覇炎竜 ボルシャック・ライダー》を召喚、さらにメクレイドで出した後続のドラゴンもこのカードの効果でSA化するというのがデザイナーズコンボとなっている。
しかし常在効果であるが故にブルッチが除去されたらSAを失ってしまうという弱点もある。
アーマード以外のドラゴンが対象にならないというのも馬鹿にならず、基本的にはアーマード専用のカードとなる。

アニヲタWiki(仮)だぜ!追記修正でワッショイ!!

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最終更新:2025年05月12日 13:37

*1 某カードショップYouTuberは「調整が間に合わなかったのが原因では無いか」と分析している。