東風舞希

登録日:2022/05/08 Sun 22:23:47
更新日:2025/03/29 Sat 12:56:40
所要時間:約 8 分で読めます






私の対策は出来ていると言ったわね

無意味よ 今でも成長しているから

(あずま) 風舞希(ふぶき)は、漫画『魔都精兵のスレイブ』の登場人物。


●目次

【プロフィール】

役職:魔防隊九番組組長
身長:171cm
誕生日:4月16日
血液型:A型
バスト:97cm(Gカップ)
好物:うどん
苦手なもの:機械の扱い
人気投票5位(第2回)

【概要】

九番組組長。
発育良好な女性がぞろぞろ並ぶ本作においても、年齢を感じさせない美貌と最高位のプロポーションの持ち主。作中随一の爆乳でもある。健康診断も正常でまだまだ強さも成長中。
魔防隊隊員服を大胆に改造しており、胸元が大きく開いており、鼠径部が見えそうなほどの危ないスリットが入っている。

麻衣亜・八千穂日万凛の母親。また、分家出身で実力を見込まれて本家の一員となった弓奈と(ほまれ)は名目上彼女の養子となっている。
分家出身で本家の養子になった、現在警察所属の空子(そらこ)竹美(たけみ)とは義理の姉妹。

実家は多摩川クナドそばにある。

【人物】


どうせご褒美を出すなら
しっかり出しなさい!

口数は少なく表情を崩すことも少ないが、母譲りの豪胆さを持つ他、実はスキンシップにも積極的。
東家の血族は常に多忙で疲労を溜めており、これを癒すために東家で生まれた技『東のマッサージ』を得意とする。

料理の腕前は優希が舌を巻くほど。
大好物はうどんで、香川県にまで作り方を習いに行くほど。
焼きうどんも好き。
歌が上手で、彼女の子守歌は効果抜群だという。

多くの隊員達が、風舞希について「すごくいい匂いがする」と証言している。

苦手なことは機械の扱いで、携帯端末やSNSについては母の方がよっぽど使いこなしている。
目下の悩みの種は、3人の実の娘達それぞれに弱点があることであり、いずれ克服して欲しいとは思っている。

◆母との関係

母である海桐花(とべら)は元魔防隊総組長にして現在は九番組組員。

醜鬼出現の過酷な時期を知っている母の実力至上主義が行き過ぎた結果、東家はより強くなったが分家と本家の確執を生み、子供達もいがみ合う状況となったしまったことを憂いていた。
そのため色々我慢しており、母に代わって自分が東家当主となった際、母を組み伏せて自分の実力を示し、今までのやり方をある程度改め、分家とも関係改善していくことを宣言した。

もっとも母と仲が悪いわけではない。
よく母に命じられて肩もみ・腰もみをしており、本人も嫌々ではなく自発的に母にマッサージすることもある。
休日には母と共に釣りに行くこともある。

母である海桐花の方も、自分を組み伏せてしまえるほど風舞希が強くなったことを嬉しく思っている。
ただ、風舞希から服装について「いい年齢をして学生服で外をうろつくのもひかえていただきたい。ですがまぁそこは目を瞑りましょう」と注意されたことは「お前だって魔防隊の服を大胆にいじっているじゃろうが」と海桐花は唯一不満であった。


日万凛優希との関係

能力が弱かった日万凛には昔厳しくしており、東家当主決定戦『東の晩餐』前には「日万凛がこのまま戦い続けるなら母として仕留める」と宣言したこともあったほど。

それゆえ日万凛は長年風舞希に対して反発し続けてきたが、これは死者も出かねない魔都での醜鬼や八雷神との戦いで、魔防隊にこだわり続ける力不足な日万凛をかばって周囲が傷つくことや日万凛自身が死にかねないことを風舞希なりに危惧していた様子。
日万凛をお風呂に誘うも拒否されるなど不器用な関係だったが、『晩餐』にて自分がした「京香を侮辱する」という挑発に怒った日万凛が能力の素養を開花。
自身も新たに当主となって行き過ぎた実力主義を改めてからは素養を見せた日万凛を認めて稽古をつけるなど親子関係は改善した。

総組長会議にて和倉優希を見て「私も男の子一人ぐらい欲しかったわ」というなど、真面目な彼を初対面で気に入った様子。優希には朗らかな笑顔を見せることも多く、貸出で疲弊した優希を見て、マッサージ術で癒やしてくれたこともある。
また、優希と日万凛の“ご褒美”を見て自分もアドバイスしつつ自主参加。優希の「貸出」に対してもご褒美の内容を知った上で前向きに参加し、ご褒美では厳しい鍛錬を終えた優希をねぎらいつつ「ちょくちょく来なさい。疲れを取ってあげるわ」と優希には優しく接してくれている。ご褒美での強制授乳を全く嫌がらない程度には…



真面目ね いい子

いやらしい子よ!


【戦闘能力】


私は槍の出力を調整できる…
今は全力の一割程度よ

桃の能力は、『太陽を穿つ槍(サンセット)』。
「伸縮自在な槍」を出現させるというシンプルな能力で、槍は出力を高めるほどに距離が伸び、更に伸ばした槍を扱えるように身体も強化されるというもの。

伸縮を素早く連続で行うことも出来るようで、醜鬼の軍団に対しては醜鬼達の全身に穴だらけになるほどのマシンガンのような攻撃を行っている。
長くした槍を振るうことで一帯のものをなぎ払いながら敵を吹き飛ばしたり、わずか1割程度の出力で日万凛が放ったミサイル群を一瞬で全て打ち落としたりしてみせた。
非常にシンプルな能力ながらもすさまじい攻撃のパワーとスピードを誇り、その全力も『東の晩餐』時点の劇中ではまだ披露していない。

小説版でさらに「敵を倒すごとに槍の攻撃力と伸ばす距離が増していく」という能力があることが判明。が、すでに一般醜鬼をどれだけ倒しても強化されないほど成長を遂げている

劇中では温泉にてリラックス中に、八雷神の眷属である神奉者達から奇襲を受けても難なく撃退してみせた。

【活躍】

人型醜鬼との戦いで東日万凛を含め七番組隊員が負傷したり、八雷神との戦いで日万凛を含め大勢が入院する事態となったりしたことを聞き、日万凛が魔防隊を続けることを危惧していた様子。

◆組長会議


可愛い子ね…
私も男の子一人ぐらい
欲しかったわ

八雷神の存在判明後の組長会議にて、羽前京香につれられて本部にやってきた和倉優希とはじめて会う。
組長会議中、海外のテロリスト達が大量の醜鬼を用いて本部に襲撃してきた際には総組長山城恋の命令で、上運天美羅蝦夷夜雲多々良木乃実と共に迎撃。
醜鬼達を難なく殲滅した。

(あずま)の晩餐

魔防隊一番組の組長が冥加(みょうが)りうから多々良木乃実(たたらこのみ)に交代したことを受けて、友人の組長引退を聞いた東家当主海桐花(とべら)が当主交代を宣言。
実力主義ゆえに東家の面々で戦って当主を決める『東の晩餐』が行われることになる。

『東の晩餐』では娘の麻衣亜と手を組んで、分家出身の面々に圧勝。
和倉優希と共に参加した東日万凛と相対し、優希のスレイブ旋風(つむじかぜ)天進(てんしん)』を圧倒し優希を撃破する。

一人残された日万凛に「また 誰かに護ってもらったわね」と告げ、1割程度の力で日万凛を圧倒。
日万凛の真価を引き出すべくあえて羽前京香を引き合いに出して「七番組も羽前組長も大した事はないのね」と本心では思ってないことを言って挑発した所、恩人である京香を侮辱されたことに怒った日万凛が覚醒。
組長クラスの能力を劣化しながらも実戦クラスにして連続使用して見せた日万凛の猛攻をしのぎきり、風舞希は京香への侮辱を取り消した上でやり合うが、すでに限界だった日万凛は疲弊して気絶。


すでに限界だったようね
でも 見せて貰ったわ
日万凛の可能性

『晩餐』に勝利した風舞希は新しい当主になるとともに、これまで我慢していた海桐花へのダメ出しをしつつ行き過ぎた実力主義・競争主義を改めて親戚や養子との関係を改善しつつ新たな「強い東」を作っていくことを宣言した。


東は強大たるべし…
この理念は変えず
新しい東を作っていくわ

これからはもう少し仲良くいきましょう

『晩餐』終了後には、日万凛と優希を相手に『晩餐』での戦いを復習しながら稽古をつけてくれた。
…が、その途中で偶然スレイブの鎖をつかんでしまった所、『貸出』が発動。
無窮の鎖(スレイブ)肉弾(にくはずみ)」に変化し、ゴムのような特性を持つ柔らかい肉体を持つ姿に。
その後のご褒美も日万凛と共に行うこととなったがノリノリであり、優希のことを気に入って東家に時々来るように言った。


これからの鍛錬はより厳しくなっていくはず
ちょくちょく東家に来なさい
疲れをとってあげるわ

◆八雷神の眷属との戦い

休暇中、娘の麻衣亜と共に湯治に言った際、八雷神の眷属となった元人間「神奉者」達の襲撃を受けたが、奇襲にも動じず難なく撃退してみせた。全裸で。

◆東家での鍛錬

八雷神・雷煉との戦いで足止めながらも活躍した日万凛を母と共に褒め称えるが、長女・麻衣亜に対し「自分や海桐花に守られていることに満足しているのではないか」と克服すべき課題を指摘。
優希に人質役を頼み、麻衣亜単独の救出訓練を開始することとなる。

ちなみにこの際に海桐花が悪ノリして「ご褒美」を東家全員で行うことを妄想しており、その際の風舞希の下着が「パール状のエロ下着」という非常に衝撃的なものであったことから話題に。
単行本16巻では原作のタカヒロも「下着シーンを発注したのは自分ですが、あまりの迫力に自分自身で椅子から転げそうなほど驚きました」とコメントしている。

東家での鍛錬の最中、八雷神・紫黒山城恋に接触、まさかの降伏宣言をしていた。
罠であることを承知の上で「罠ならねじ伏せるだけ」とする方針の恋に他の組長同様渋い顔をしており、慎重な意見を述べている。


【余談】

  • 人気
第2回人気投票では、そのプロポーションや和倉優希達に“優しい”姿もあってか、まさかの『東の晩餐』編主役だった日万凛を破って5位にランクインした。母は強し。
第3回人気投票では、さらに順位を1つ上げ、4位にランクイン。やはりは母は強し。

夫の存在(日万凛や八千穂達の父)については劇中や10巻時点の単行本おまけコーナーでも触れられたことがない。
そのため、夫が健在なのか・夫は亡くなっているのか・それとも日万凛と八千穂達の父は実は違うのか・正式な結婚をしていないシングルマザーなのか等、10巻時点では一切不明。


追記修正は蜂蜜を舐めてからお願いします。


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最終更新:2025年03月29日 12:56