カブキ/仮面ライダー歌舞鬼

登録日:2022/07/23 Sat 20:28:00
更新日:2025/06/23 Mon 22:23:21
所要時間:約 4 分で読めます




一度太っちまったら、ダイエットしてもリバウンドってもんがあるんだぜ?

カブキは『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』の登場人物。

演:松尾敏伸

【人物】

戦国時代に存在した鬼の1人。音撃戦士・歌舞鬼に変身する。
江戸出身で「ダイエット」や「リバウンド」等、異国の言葉を使うのが特徴。
魔化魍退治を請け負っている村の用心棒

とにかく荒々しい性格で、大名になったイブキに尊大な態度を取ったり、村人達に魔化魍退治の謝礼を要求し、貧相な物だと文句を言ったりするその癖ニシキが助けたお礼に銭を要求した時は驚いているなど礼節に欠ける行動・言動が多い。
だが、子供には優しく報酬の代わりに貰った芋をこっそり与えている。

明日夢一行のオロチ退治の依頼を引き受け、戦力を増やすべく各地に散らばっている他の鬼達を集めようとする。
曰く「人を助けるのが鬼の役目」だが…。

【仮面ライダー歌舞鬼】


歌舞鬼…!

身長:7尺5寸(約225cm)
体重:44貫(約165kg)

カブキが変身音叉を用いて変身した姿。歌舞伎役者らしく、緑・赤・金という派手なカラーリングが特徴。
左顔から赤い角のような突起物が生えている左右非対称な外見をしている。

変身時には桜吹雪が周囲を舞い、時折見栄を切るなど見た目に違わない粋な戦い方を好む。

装備

  • 鳴刀 音叉剣
変身音叉を自身の術で変化させた長剣。トウキ、キラメキ、ニシキ、ハバタキも同様の物を使用する。

  • 音撃棒・烈翠
緑の鬼石を用いた音撃棒。劇場版では未使用だが、漫画版及び『超電王 トリロジー』で使用している。
必殺技は実体化させた音撃鼓を標的に撃ち込んで清めの音を流す「音撃打 業火絢爛」。

  • 鬼鞭
歌舞鬼が使用する鎖鎌。
これを使った技「鬼鞭術」は相手を拘束するのみならず、そのまま自分の元に引き寄せて攻撃に転ずることもできる。

  • 番傘
どこからともなく取り出した傘。傘と雖も中々の強度。
技の一つの「鬼傘術」は番傘で相手の攻撃を受け止めて視界を遮り、音叉剣で突く奇襲攻撃である。

  • 消炭鴉
烏に似たディスクアニマル。読み方は「ケシズミガラス」。
響鬼が呼び出した茜鷹と空中戦をしたが、早々に撃墜された。




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鬼を倒すのが俺の狙いだ…。

そういう約束で俺は魔化魍になった。


【正体】

実は魔化魍達が築き上げた一大勢力・血狂魔党にヒトツミを介して加担しており、明日夢達に協力していたのは全て芝居だった。
明日夢と出会った時にカブキと戦っていた魔化魍・火焔大将も彼の仲間だったのだ。*1

魔化魍になった理由は人間への復讐
昔は純粋に人間の為に働いていたが、鬼というだけで自身を嫌悪し迫害を続ける人間に嫌気が差し、鬼を倒すことを条件に魔化魍に協力した。

まずは鬼達を一通り集めた後、ニシキの武器を奪って闇夜の中変身し村人達を惨殺する。
これにより、ただでさえ鬼に不信感を抱いていた村人の不安が最大限まで高まり、鬼達が泊まる家に火を付ける暴挙に及ばせることに成功する。
翌日、実力行使で鬼達を追放する村人と戦おうとするキラメキ・トウキ・ニシキとそれを止めようとするイブキ・トドロキ・ハバタキが対立。(カブキはイブキ側についている)。
目論見ではこのまま鬼達が潰し合うはずだったが、駆け付けたヒビキが一同を宥めてその場を治めたので失敗に終わってしまった。

その後、ひとえに殺害現場を目撃されていたことを知り、さらに明日夢がヒビキを連れて現れてしまったため、本性を現し火焔大将と共にヒビキを痛めつける。
まもなく、トドロキとハバタキが駆け付けたので撤退した。

【決戦】

火焔大将と共にヒビキの家に先回りをして奇襲を仕掛け、互いに変身して激闘を繰り広げる。
火焔大将は途中で倒されてしまったが、響鬼とは互角の勝負を繰り広げ、響鬼の腹部に音叉剣を刺して優位に立つ。
だが、最後の力を振り絞った響鬼の一撃に敗れ去った。



【漫画版では……】


未練だなァ 響鬼さんよ!

故・栗橋伸祐氏が執筆した漫画版でも、カブキの立ち位置は基本的に映画本編と同じ。
オロチとの決戦でヒビキの前に立ちはだかるがその強さに敗北する。



【客演】

仮面ライダーディケイド

「ファイズの世界」にて、仮面ライダーディエンドカメンライド仮面ライダーレイと共に召喚された。ラッキークローバーに挑んだが、ディエンドの必殺技「ファイナルアタックライド」が発動し、レイと共にライダーの渦に吸い込まれてしまった。


超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレ〜ツ

ディエンドコンプリートフォームの「アタックライド 劇場版」によって他のライダーと共に召喚。必殺技の「音撃打 業火絢爛」をディエンド達の同時攻撃と一緒に仮面ライダーG電王に放った。


ガンバライド

004弾にSPカードとして登場
「人と鬼の狭間で」という本編での生き様を端的に纏めたアビリティ名で、自分と相手チーム双方を傷つけてしまう効果。


『ガンバレジェンズ』

前作ライジングでは『響鬼』の扱いがあまり芳しくなく、3人制バトルながら3番手の轟鬼が未参戦のまま終了など苦汁を舐めていた。
しかしレジェンズに移行後、初期2弾で本編レギュラーの鬼4人が早々に参戦するなど、それを払拭するようにフィーチャーされ始めてゆく。

そんな中、稼働から役1年が経過した2024年1月のプレミアムバンダイにて『仮面ライダーバトル ガンバレジェンズ 極めようセット』の予約が開始され、収録カードの1枚にプレイアブルとして歌舞鬼が抜擢される。
当然アーケードゲーム初参戦…どころかガンバレジェンズで初めて実装が発表されたダークライダーという非常に美味しい立ち位置を獲得したのだった。*2
必殺技は幻の音撃打「業火絢爛」で、音叉剣で切りけてからの追撃。
音叉剣のアクションは7人の戦鬼をモチーフにしつつ、業火絢爛はディエンドのコンプリートフォームの集団リンチの方が採用され、一応オリジナル技ではない。

当初はバインダーのLR限定参戦だったので入手にはそこそこお値打ちだったが、1年後くらいにSRなどの安価で買えるレアリティ帯で筐体排出された。


【余談】

  • エンドロールのキャストクレジットはヒビキ、明日夢に次ぐ3番目。

  • 左右非対称である訳は、裏切り者を暗示するから。

  • ホビージャパン連載の『「HERO SAGA」』では、かつては緑一色だったが、人を憎んで妖怪に魂を売ったために現在の姿になったという設定が語られている(ただし劇中では他の鬼たちは歌舞鬼の姿についてノーリアクションなので、ここで初めて明かされた設定と思われる)。

  • なお、戦国時代の江戸は徳川家康が赴任して来るまでは辺境に近いド田舎で歌舞伎などの華やかな文化が花開いたのは江戸時代に入ってからであるが、その辺りに関しては特に気にしてはいけない。

  • 『響鬼』では初にして唯一の魔化魍側の仮面ライダー。
    鬼が魔化魍になってしまう設定は、『仮面ライダーディケイド』では牛鬼として採用されている。



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最終更新:2025年06月23日 22:23

*1 なお、オロチの童子と姫はカブキが仲間であることを知らなかった模様。

*2 ただし発送時期の都合上、仮面ライダーサイガの方がライダーカードとして早く参戦している。なお先に参戦した劇場版限定のライダーは仮面ライダースカルである。