りっく☆じあ~す

登録日:2022/08/13 (土) 15:27:28
更新日:2023/12/31 Sun 15:14:26
所要時間:約 19 分で読めます




陸上自衛隊×メカ少女×武装JK×モンスター娘×育成型戦略シミュレーション!


西暦20XX年、日本列島を突如襲った地殻変動。
列島各地の火山が一斉に噴火し、マグマと共に現れたのは
地上の軍備と戦術をコピーした特殊生物「マグマ軍」。
マグマ軍は瞬く間に日本全国を分断・制圧してしまった。
マグマ軍の猛攻から逃れた陸の精鋭、通称『陸自娘(りくむす)』たちは
新任の司令官と共にマグマ軍への反撃を開始する。
陸自娘 VS マグマ軍の熾烈な戦いが今、幕を開ける!


りっく☆じあ~す(Rick G Earth)』とは、Zoo Corporationが運営するブラウザゲーム/スマートフォンゲーム。
ジャンルは育成型戦略シミュレーションゲーム。2016年に開始され、2022年で六周年を迎えている。
名前の響きが似ているが、某MSとは関係ない。

ぶっちゃけ艦これフォロアではあるが、ヘクスマップ上にコマを配置・操作しての戦闘となる点でゲーム性の差を作っている。
なお、タイトルの☆は、ロゴデザイン上は陸上自衛隊のワッペンや旗などにある『桜の紋章』。*1


※お色気要素や微グロ要素(蟲、異形、切断っぽい表現)を含むゲームです。苦手な方はご注意。




陸自娘

陸上自衛隊の部隊や兵器を擬人化した少女キャラ。売り文句通りに基本は武装した女子高生であり、自衛隊の制服や戦闘服を着ているキャラは少ない。
ただし小銃や機関銃、輸送ヘリやトラックなどは装備品として扱われるので擬人化されていない。銃は他所がやってるしな
駐屯地名を姓とする個人名を持つ『駐屯地娘』と、各種兵器そのままの名の『武器娘』に大別される。

駐屯地娘

その名の通り、陸上自衛隊の駐屯地を擬人化したキャラクター。いわゆる歩兵に相当するユニット。
キャラ付けは土地や駐屯地にゆえんがあったりなかったりするので調べると面白い、かも。

車両や輸送ヘリを装備することで渡捗(移動力)や進入可能な地形が変化する。
何も装備しない徒歩では渡捗が非常に低いが、市街地や山岳に進入可能。
車両を装備させると機械化歩兵となり、充分な渡捗(とモノによっては装甲)を得られるが市街地・山脈には入れない。
ヘリコプターに乗れば航空機械化歩兵。渡捗は最高になるが、車載武器に制限アリ。

基本的には回避に優れ装甲が低い。対地・対空攻撃力はモチーフになった部隊により個性が出てくる。

隣接して武器娘カテゴリ(リーダーユニットと要塞級を除く)の敵を攻撃し、その結果が中破以上である場合に『鹵獲』が発生する可能性がある。
捕縛状態で戦闘に勝利すると、そのユニットを手に入れることが出来る。捕縛状態からは救出される可能性があるので要注意。
戦車回収車で撤去することも可能で、その場合即座に入手が確定する。

入手方法は基本的にマップクリア時のランダムドロップ。そのため入手性は案外低く、狙ったキャラがぜんぜん出ないのはざら。

特戦群

現実では習志野駐屯地に配置されている空挺部隊。所属する人員や訓練内容など徹底的に秘匿されている。
そのためか、本作では多彩な架空人物が登場する駐屯地娘扱いの特別製造(課金ガチャ)限定ユニットとなっている。銀色の銃がトレードマーク。
有料かつレアだけにハイスペックだが、初期の装備品は専用かつ妙に尖った性能をしていることが多い。

武器娘

自衛隊に配備されていたことのある装備品……ようは戦車や自走砲や戦闘ヘリなどの兵器が擬人化された存在。
その他、試作兵器や計画中の兵器や、メーザー砲や対空レーザー砲などの架空兵器も登場する。
資材を投入して『製造』するのが基本的な入手方法となる。また、駐屯地娘と違って渡捗を増加させる方法が(ほぼ)無い。

マグマ軍の歩兵によって『鹵獲』される危険性がある。条件は駐屯地娘の項に書いてある通り。
プレイヤーユニットが鹵獲された場合、救出しないまま敗北するとロストとなる。
これが唯一のロスト条件であるので、特に低レベルや脆い武器娘の運用時には歩兵系ユニットに注意すべし。

戦車

MBT(主力戦車)、中戦車など。普通に「戦車」といえばここ。
メインに戦車砲、サブに機関砲やミサイルを積める陸戦の花形。回避は死んでいるものの、増加装甲を2枚積めるので防御力もピカイチ。半面対空は苦手で、味方がHP1まで追い込んだ敵にトドメをさすのがやっと。
メインミッションでは地域によっては出撃に制限がかかるため、頼りきりにしないようにしたい。

60式自走無反動砲

通称棺桶まめたん。このゲームのマスコット的ポジションであり、数々のバリエーションを持つ。
一応戦車なのだが、装備カテゴリは戦車とは別の独立したもの。
戦車砲を積めないため貧弱な火力、中途半端な回避、紙くずな装甲を合わせ持ち、使うには愛が必要。

戦車回収車

2023年現在、78式戦車回収車とAMX-30 EGBのみが存在するタイプ。
武装は貧弱だが、装甲はMBT並みと謎の硬さを持つ。
このタイプの最大の特徴は、歩兵が拘束した敵を回収し、マップから取り除くことが可能ということ。
これにより他の敵に解放されて取り逃すことがなくなる。ただし戦闘自体に敗北すると脱走扱いになるので、きっちり勝つこと。

榴弾砲・自走榴弾砲

射程5マスを誇る榴弾砲を装備可能なタイプ。ただし渡渉は自走榴弾砲でも2、榴弾砲に至っては1しかない攻めるより迎え撃つのが得意なタイプ。ただし命中は低めでテコ入れは必須。対空は苦手だが、一応射程が長めの機銃を積める。
最新型の19HSPはトラック積載式という設定により渡渉4だが、代わりに装甲がビキニアーマー無防備。
対艦ミサイルという希少なタイプもおり、装備は大きく異なるが使い勝手はおおむね一緒。

ロケット砲

攻撃位置に隣接する6ヘクスを巻き込むロケット砲を搭載可能なタイプ。
固まった敵を一気に攻撃できるが、ヘリには効かないうえに装填による待ち時間がキツイ。その他特徴は自走砲に似る。

対空戦車

一番対空攻撃が得意なヘリキラー。歩兵に対しても高い攻撃力を持つが、MBTには無力。

移動要塞

マグマ軍が運用する巨大兵器。対歩兵・対戦車・対空どれもスキのない多数の武装に加え、装甲も固い。欠点は渡渉が低いこと。
メインミッションでも出てくるが、鹵獲はできず、イベントでのみ入手可能。イベントを逃さないようにしよう。マグマ軍サイド固有のタイプであり、2023年現在、陸自サイドには存在しない。
運用コストは高いものの、装備可能な装備の幅広さから自分の好きなカスタマイズが楽しめる。

戦闘ヘリ・偵察ヘリ

武器娘の中でも「ヘリコプター」という分類を持つ、空自が空気なこのゲームにおいて唯一の航空戦力。
武装やや癖が強く、メインの機関砲は対地・対空どちらもいけるが射程が短く、サブのミサイルは射程は長いが対地・対空に分かれているものが多く、対応していないほうには撃てない。
装甲が薄めで、回避がやや高め。増加装甲は積むと回避が下がってしまうが、ヘリ専用のものは下がらないものもある。

悪堕ち武器娘

鹵獲された武器娘の末路。後送され怪しい液体に漬けられた武器娘は『悪堕ち』しマグマ軍に組み込まれてしまう。
時折遭遇した彼女らをこちらが鹵獲してやるとそのままプレイヤー戦力に加わることになる(稀にノーコストで即時浄化される)。
カラーリングが薄まり、表情や目の光が無くなり、全く発声しない。これはこれで趣味という向きもあろう。
難点はレベルキャップが75と低い点と、通常版に戻すには有料アイテムが必要な点。

AMTRS(アマテラス)

ANTI MAGMA TROOPER SPECIAL FORCES。既存兵器にマグマ軍の要素を混入させることで製造されたキメラ武器娘。
こちらも特戦群同様、特別製造の目玉商品。やはり基本スペックは高く、初期装備は尖った性能を持つ。
性能は高いが尖っている上に、性格面での難もある危険性の高い奴ら。特定人物以外の命令を聞かないのは序の口というか当たりの部類。
そのため、古い兵器をベースに製造して制御法を模索したり、事故で変な新型ができたりしている段階である。
なお、外国の兵器であろうと大宮生まれ。エイブラムスが変なポーズしながらアメリカ生まれをアピールしてたり。

PE

Powered Exoskeleton”、強化外骨格。
いわゆるパワードスーツで、戦闘能力の底上げに加えて短時間の飛行能力も付与できる(渡捗の増加や通過可能地形で表現される)。しかも駐屯地娘でも武器娘でも装備は可能という凄まじい代物である。
余談:ex-の省略形はふつうXとなるが、軍事関係でPXというと売店(Post eXchange)と被るためにEを取ったと思われる。

IZ-NGI(イザナギ)

Infinity Zone - Neural Gear Interface”、無限領域神経接続装置。特選群/AMTRSを超えるレアリティ(ホロ)と専用ガチャを引っ提げて登場した新兵器。
古代の勾玉に蓄えられたパワーを利用して、PEをさらに強化する超兵器。PEじたいが試作品だというのに、さらに未知のものを上乗せ。ストーリー上ではソレをぶっつけで使用するという乱暴な有様だったが、単独で要塞級マグマ軍を撃退する大活躍を見せた。
さらにその後、変身ロッド『IZ-NGI 和魂』*2が開発され、PEから独立した装備としても運用可能になった。製造コストは下がるが使用者の霊的資質に影響されやすいという設定。奈良駐屯地言うところの『オカルト活劇・りっく☆じあ~す』の面目躍如である。

支援娘

その名の通り、支援攻撃を行うユニット。マップ上には配置されず、部隊に一人だけ配置可能。
固有のゲージが満タンでないと発動できず、戦闘一回につき一度の限定あり。
F-1支援戦闘機を基本とし、総計でわずか22種類(2023年末現在)という希少なカテゴリ。しかもコラボキャラが半分近くを占めるのだが、後述のアップデートでパッシブ効果を持てなかったコラボ支援娘は一気に格落ちしてしまった

SST(Special Support Team/特別支援隊)

2023年4月末に登場した架空兵器/部隊。特別製造限定の、特戦群・AMTRSに相当する支援娘。
同時に実装されたパッシブスキルも強力で、もはや置いておくだけで強いレベル。もちろん支援攻撃も強烈。


マグマ軍

火山を通じて地底から現れた特殊生物。兵器への擬態によって通常兵器を凌ぐ戦力を持つ怪物。徽章は黒い菱形に赤い目。
基本フォルムは節足動物型モンスター娘。昆虫のような四本腕に青白い肌で巨大な手指、また単眼であることも多い。
デザイン自体もショッキングだが、ボロ絵ではグロを想起させる表現*3や僅かな欠損表現*4もある。
デザイナーは眼魔礼。筋金入りのQ-BEE使いモンスター娘絵師である。

「ギュイ」と(あるいは『かいめつフォント』で)表記される独自言語を持ち、同族間では意思疎通ができる。
高級将校をはじめとする一部は人工声帯によって人語での会話も可能。

蟻のような『女王』を中心とする社会性生物であるらしく、最下級の歩兵の命はあって無いようなもの。
歩兵としても基準を満たさない個体は間引かれてしまうし、満たしていても兵器型に喰われる儚い命。
ただ、真社会性ではないらしく女王(候補)でない個体でも産卵は可能なようだ。
さらに女王候補の個体であろうが"替えは効く"扱いらしく、将軍だろうが王女だろうが捕虜にされた途端切り捨てられる。それを逆手に取ってアキバ巡りする奴もいる始末

基本的にモチーフとなった兵器の形式番号を元にした『番号』で呼称されるが、鹵獲され自衛隊に所属が移った者は(基本的に)同兵器の愛称で呼ばれることになる。
例:中戦車34號→ロジーナ 自走砲の愛称は花の名前が多いので、女の子に似つかわしくなるのが面白い。

プロローグでは日本が制圧されたことだけが語られているが、まずロシア*5、次いでアメリカが制圧*6されており、世界中がマグマ軍の侵攻を受けている。
海水に漬かると死んでしまう体質ゆえに空海軍が存在しないため、非火山島は難を逃れている。日本の場合、沖縄本島に臨時の幕僚本部が置かれている。ガ×ラ4かな?
なお海軍の艦船に擬態した個体は存在し、『移動式要塞』として各地に出現する。

日本における最大の拠点は当然ながら富士山。火口に超大型の要塞が居座り、周辺を睨んでいる。
そのため2022年8月現在山梨県解放作戦は未だ発動されておらず、過去においても静岡県の解放が滞る事態もあった。

ロシアを本拠としているせいか、兵器への擬態以外にもロシアの影響を受けていると思しき要素が散見される。
一部のキャラにロシア語が描かれていたり*7、反抗的な市民がシベリア送りにされたり、近衛兵がことあるごとにシベリア送りと言ったり。主食がピロシキというのは流石にネタだと思いたいが……
独自の文化については不明な部分が多いが、キュリュヒュという名が信仰の対象として語られている。

各戦闘マップで出現するマグマ軍ユニットはランダム性が小さい)ため、同一種の鹵獲→改造によって戦力を増強しやすい(後述の編成の項を参照)。
結果、蟲型モン娘をとっつかまえてコマしては進軍するシチュエーションが頻発する。その趣味なら天国である

愛称は『まぐまぐ』。
流石に劇中では呼ばれない、と思いきやかなりシリアスなシーンでマグマグと自称してしまった。


ゲームプレイ

司令室

本作でも物資は大切な要素で、『燃料』『弾薬』『鋼材』の三種が存在する。
出撃時に燃料・弾薬が、修理のために主に鋼材が必要となる。
司令官のLvに応じたキャップ以内であれば時間経過で増加するが、それを越えて備蓄していかないと首が回らない。
具体的には、自然増加する範囲内でガチャ100回回したら何もできなくなる


編成

メイン戦力となる第1部隊、主に派遣任務に携わる第2~4部隊に加えて、専門の選抜部隊と共闘部隊がある。
それぞれに6枠+支援娘専用の1枠があり陸自娘を配置する。
部隊に同キャラを配置可能で、一つのユニットを第1・選抜・共闘の各部隊に置いてもかまわない。*8

  • 改造
ユニットを合成素材として改造・強化するいつものアレ。強化度合いのキャップはLvアップで伸びていく。
完全に*9同じユニットを素材にすると『職種』と『才能開花』の経験値が伸びる(『才能開花』だけならば野外調理器具1号/2号改でも伸ばせる)。
前者は『戦競』『共闘』で発動するバフ/デバフスキル。各々異なる能力を持つので要チェック。
後者はLvごとに能力値へのボーナスポイントを得て、5Lvになると携行品*10の装備スロットが増え、6Lv以降は後述のレベルキャップに影響する。最大10Lv。

  • 結婚
陸自娘をLv99まで育て、『昇格』による強化を二度行い、さらに『愛情度』を最大まで伸ばした上で『結婚指輪』を消費する。
結婚した『陸自嫁』はレベルキャップが149まで伸び、先述の才能開花による上乗せがあれば最大200まで伸びる。
また、武器娘に関しては通常の戦闘で鹵獲される危険がなくなる。まさにここからが本番である。

なお結婚指輪にはエメラルド(陸自娘用)・ルビー(マグマ軍用)・ダイヤ(両方OK)の三種がある。
エメラルドはボス戦のドロップ、ルビーは共闘のドロップで得られる。ダイヤは基本有料だが月に一つは無料で貰える。後半マップの難度的にも重婚前提


派遣

第2~第4部隊を10分~6時間の長期任務に派遣し、資源などを報酬として得る。この手のゲームによくあるやつである。
駐屯地祭など陸自娘を名指しする任務も多々あり、指定通りに編成しないと出撃すらできない。


修理

傷ついた陸自娘を、謎の緑色のビームを照射することで回復させる施設。資材(主に鋼材)と時間を必要とする。
体力が0になって離脱した陸自娘も『復活』が可能だが、膨大な資材と24時間に加えて有料アイテム『復活材』が必要。
復活にはいちおう、週毎30の制限がある。使い切る前に二進も三進も行かなくなりそうだが。


技研

武器娘や装備品を製造する他、そのための技術開発、余った装備品の廃棄をここで行う。
武器娘も装備品も資材投入の上でランダムだが、あらかじめ排出確率は確認できるので慎重に実行したいところ。
装備品に関しては鹵獲やドロップのものを使い回すのも手である。また、それらが溜まっていく*11のでこまめに廃棄もすべき。

  • イベント製造
いわゆる有料ガチャ、本作では特別製造と呼ばれるものの常設版。通常製造で排出される陸自娘も出現する。

  • 陸自娘大祭(陸大祭)
  • 裏大祭
特別製造の上位版。高レアリティ確定だが非常設。
陸大祭では特戦群orAMTRSが紅白リボンの大当たり枠。他は世界の兵器があれこれ当たる。*12
裏大祭ではマグマ軍の将官や傭兵が大当たり枠だが、それ以外は高レアリティ悪堕ちverというマニア垂涎(?)のラインナップ。

  • 駐屯地娘祭(屯娘祭)
期間限定の特別製造。目玉商品は衣装替えverの駐屯地娘。開催頻度は低め。

  • 無料製造
連休などに、たまに実施されるイベント。単発の場合も10連の場合もある。
所持枠以外のリソースを一切食わない回し得、排出ラインナップもイベント製造に近いという大サービス。


指令

指定された条件を満たすことで報酬を得られる、ミッションやクエストの類。日毎、週毎、月毎、二週程度のイベント限定などが存在する。
全ての指令を同時進行可能なので「3回XXせよ」の後に「5回XXせよ」が登場する場合、5回XXしてから一気に報酬をもらえる。
イベント二週目の追加指令がメンテ明けの瞬間に達成済みなんてのもよくある話。


購買

有料アイテムの購入。
陸自娘・装備品の保有枠、生産・修理ライン、装備品に消耗品、果ては駐屯地娘の衣装替えverまで。
店舗はどこからか調達した揚陸艦で、ティッシュペーパーから戦車まで揃えると豪語する謎の女マツコが取り仕切っている。
どう見てもマッコイ爺さんです本当に(ry ただし本人の戦闘能力も高いんだとか。


戦闘

基本的な勝利条件は以下の通り。例外は多々ある。
  • 戦闘ユニットの全滅
  • リーダーユニットの大破(一部例外では破壊。敵リーダーが存在しない場合もある)
  • 拠点の破壊
  • 制限ターン終了時に戦力が優勢

また、(ほぼ)全てのユニットがこのような仕様を持つ。

撃破されたユニットは全ての装備品が外れた状態で隊員一覧から離脱して別枠に入り、有料の復活剤で回復させるまで一切の操作が出来なくなる。
逆にダメージによる破壊からのロストは存在しない、若干マイルドな仕様と言える。

オート戦闘も存在するが、全体的に突撃癖というか敵と隣接しに行く挙動を取るため、傷を負いやすくフルオートにはリスクがある。
だが、詰めの作業が自動になるだけでも大したもの。

自ターンであればいつでも撤退可能。当然敗北となるが、致命的事態になるよりはマシである。『まだ行けるはもう危ない』の精神は大事。

出撃

北陸三県を手始めに各地を奪回していく本作のメイン部分。制限ターンは20。出撃コストは先払い。
先制権は偵察アイテムを使用した場合、出撃したマップと部隊の偵察値によって偵察の成否が決定され、失敗時は後攻かつ偵察アイテムを失う。アイテム不使用の場合は後攻固定。

都府県がヘクスマップで描かれ、そのヘクス一つ一つで交戦して勝利すると"解放"されていく。解放済みヘクスにも哨戒任務として出撃可能。
各々の戦闘マップで出現するユニットは基本固定、一部の枠がランダムに悪堕ちユニットに入れ替わる。
敵の武器娘を鹵獲したり、戦闘終了時に駐屯地娘や『目撃情報』をゲットして手を広げていくことになる。

出撃一回につき一度『支援要請書』を使用可能(支援娘とは別枠)。
F-2支援戦闘機が出来る限り敵を巻き込むように爆撃してくれる。


  • ボス戦
火山を主とする一部ヘクスではボス戦が発生し、大体要塞級が配置されている。この場合敵リーダーユニットの大破ではなく破壊が勝利条件となる。
またへクス自体に体力があり、一定の時間内に仕留めなければ回復されてやり直しとなってしまう。
なお、完全開放に成功した後の哨戒任務では通常の勝利条件に戻される。

  • 特殊なマップ
一日一回限定の特別訓練マップや、イベント専用マップも存在するほか、出撃制限のあるマップも多々ある。
四国の『五人以下(支援娘は除く)』を筆頭に、『武器娘三人以下』『駐屯地娘限定』などが存在する。
ややこしいのは東北・九州に多い『MBT系出撃不可』で、MBT(主力戦車)とは何ぞやという方には難儀な事になっている。
よくわからない場合はヘリに頼ろう。

演習

半日に五回実行可能なPvP。他プレイヤーの第一部隊と交戦する。マップも演習専用で、移動しやすさは極端に振れる。
ダメージが後に残らないため気楽にユニットを育成できるが、支援娘は一時的に外される。
先制権はプレイヤー先行確定。

戦競

戦競専用部隊を編成してのPvP(設定上は精鋭部隊による演習、よってダメージは残らない。しかし経験値も入らない)。
先制権はコイントスで決定される。

全員が体力満タンならばユニットの職種/強化スキルが発動する。
武器娘の強化スキルは自己バフなのでさほどでもないが、駐屯地娘の職種スキルはかなり極端な効果も出て来る。
究極的には部隊の相性とコイントス(とマップの引き)で勝負が決まる運ゲーになる。勝てる時に勝てるように、頑張って戦力強化しよう。
また、まれに運営側の用意した、名前の青い部隊に遭遇することもある。弱い上にスコアも高いので有難く頂こう。

2022年6月時点では本作唯一のスタミナ制で、最大五回分の参加権が三十分に一回分回復という形式。
勝利すると『戦競スコア』を勝利時の状況に応じて得られ(敗北時も僅かにもらえる)、既定のスコアでクラスアップ&参加権フル回復。
勝利を重ねてクラスを上げることで『戦競メダル』を得られ、それで装備品や限定品の武器娘を購入できる。
特に五月の総火演では良い装備が放出されるのでメダルを貯めておきたい。

勝利条件のうちリーダーユニットの大破が破壊に変更される。また、嫁でも駐屯地でも捕縛される(ロストはしない)。
制限ターンは20だが、3ターン以内の勝利でスコアが微増するので狙っていきたい。というか速攻出来なければまず負ける。


共闘

共闘専用部隊を編成してのレイドボス戦(だったもの)。出撃でランダムドロップする『目撃情報』を消費して出撃する。
戦競と同様に全員が体力満タンならばユニットの職種/強化スキルが発動する。先制権はプレイヤー先行確定。

数種類の要塞にそれぞれ初級・中級・上級の難度があり自由に選べる。また、イベントでも上級に挑戦する必要はない親切設計。
逆に言えば上級はエンドコンテンツに近く、生半可な部隊ではあっさり蹴散らされる心折設計である。

マップが横方向に拡大、敵拠点ユニットが7ヘクスの大きさを持つ*13超大型ユニット『機動要塞』に差し替えられ、勝利条件も10ターン以内での機動要塞の破壊のみ。
敵フェイズにカウントダウン、0になると『要塞全体攻撃』が行われ、マップ上の味方ユニット全てが割合ダメージを受ける。
10ターン目は『士気が高揚しています!』と表示され、味方の火力が二割増しになる。

打ち漏らした場合は再挑戦が可能な他、『救援要請』によって他プレイヤーの力を借りることもできる。救援するプレイヤーはノーコスト出撃となる。
機動要塞はユニット仕様の例外で、大破状態でも反撃を行い、無傷から即死しうる(ただし低難度でのレアケース)。

直接ドロップやメダル交換によって得られる『キメラ装備品』、ポイント交換で得られる『SSNO装備品』が報酬となる。
前者は撃破した要塞にちなむ、やや尖った性能の装備。後者は奈良駐屯地*14ツクヨミ機関謹製の超強力装備で燃費も極悪。


  • 迎撃作戦
機動要塞の『変種』が襲撃してきたという設定の戦闘。
1日1回~3回の限定があり、ダメージが残らず経験値もない仕様で、目撃情報は不要かつ救援要請もできない一発勝負。
ほとんどのユニットは『属性』を持つのだが、それが戦闘に直接、大きくかかわる。
……の四すくみ型で、要塞の弱点属性のユニットでなければまともにダメージが出ない。
この条件下で、変種要塞撤退までの10ターン間にダメージを稼ぐステージである。よって、ターン超過で敗北にならない例外。

報酬を貯めることで一品物の携行品である『神装』を購入できる。
この神装、ゲーム的にやたら難儀で、多大なボーナスとペナルティ*15をもたらすのでユニットのバランスを一気に崩す。
さらには小国行だの大包平だの雷切だの鬼切だのと国宝級乱舞。設定上そのレベルでないとこれほどの力は出せないらしいのだが、それを借りて来るのは司令官自身……ゲットまで遠いわけだ。


戦記

ストーリーモードに相当するもの。日本奪回作戦の進捗を描写している。
戦闘を挟む場合もあるが、読むだけで報酬(司令官のLvキャップ上昇など)を貰えたりと中々美味しい。
以前は進行にかなり厳しい条件があったが後に撤廃、簡単に報酬を得られるようになった。


そのほか

  • コラボレーション
イラストレーター繋がりの『魔法少女ここねはかく語りき』『リトルアーモリー』や、軍事系の『月刊パンツァー』*16ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』、『シーエ*17イジらないで、長瀞さん』、声優アイドルユニット『ピュアリーモンスター』などなど。
節操のないというか、やたら手広いコラボが行われている。コラボキャラがユニットとして入手可能な場合、基本的には属性なし・結婚には専用の指輪が必須・服ビリがマイルドといった特性がある。
長瀞さんに至っては愛情度なし・結婚不可で最初からLvキャップが149という特別仕様。イジらないで(設定的な意味で)ってことか

  • 派生作品
キャラクタ画像を利用した作品がいくつか存在する。
『りっく☆じあ~す 花札こいこい』 そのまんま、花札の「こいこい」。どっかで見たような
『りっく☆じあ~す 麻雀ソリティア』 いわゆる『上海』、商標を避けるとこう名乗ることが多い。
『りっく☆じあ~す サイバーパニック!』 『QIX』系陣取りゲーム、というか『ギャルズパニック』。
いずれもクリアしていくことでコスプレ画像を拝めるという趣向。
Steamでは成人向けタグがあるがPS4,SwitchではCEROB~C。後者の認識でいると期待は外れないかと。DLsiteでの販売はSteamキーなので注意。

  • 大人の事情
スマホ版は規制のためブラウザ版に比してイラストの露出度が低い。というのはよくある話。
しかし、喫煙描写はブラウザ版でもアウトだったらしく棒付きキャンディに変更されたとか。JKが建前だし仕方ないね

  • 現実(というか時間経過)とのギャップ
サービス開始から七年間で現実の自衛隊に再編があったため、現存しない部隊に言及するキャラがいるのはご愛敬。
逆に奈良県に自衛隊を呼び込む動きもあったりするし、未来はどうなることやら
逐次声を採録すると、声優さんのスケジュール問題も出て来るので致し方なし。やって地獄見たゲームあるし

他にも初期に『浜名湖底の四式中戦車』をサルベージするイベントがあったが、本物は後に原型をとどめていないと発覚したり。
ただしこちらは後に四式中戦車AMTRSとして『戦車成分が微小のモノノケ』になっている。別な意味でサルベージしきった

  • 木更津茜
2012年の木更津駐屯地航空祭において公開された『痛コブラ』に描かれたキャラ。
陸幕に怒られてしまい2013年を最後にお蔵入りとなったが、りっくに駐屯地娘として登場している。イラストは当時と同じ藤沢孝。
この事情*18があるため、通常の屯娘の中では例外的なコラボキャラ仕様で服ビリがかなり控えめになっている。また、戦闘服がデフォの珍しいキャラでもある。
妹の葵、若菜(AH-1S)*19、柚子(OH-1改)の三人も、イベント限定だが入手は可能。

なお、他の陸自娘の説明をしていくと所要時間30分を大幅に超えたため割愛する。



司令官殿、任務中に追記はなさらない方が。いえ、誤記を修正頂いたことは大変光栄です。お気遣い頂きありがとうございます。


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最終更新:2023年12月31日 15:14

*1 完全に余談なのだが、警察の『桜の代紋』と言われるアレは太陽である

*2 同時に、PEに搭載するタイプは『荒魂』であると明かされた

*3 例えば、体内に収まっていたムカデ状の器官が飛び出す。内臓のようにも見えるのでグロ具合はなかなかのもの

*4 普通は角が欠ける程度で、痛々しくはないが副腕がもげてしまうキャラもいる

*5 カムチャツカ半島を筆頭に、結構火山の多い国である

*6 筆頭はイエローストーン火山。女王候補による半独立状態らしい

*7 米軍兵器モチーフの場合は英語になる

*8 ただし、第2~第4部隊は派遣任務に使う場合支障が出る

*9 同キャラのバリエーション(衣装違い・悪堕ち・色違いetc.)は別ユニット扱いである

*10 雑に言うとRPGによくある『アクセサリ』枠

*11 改造や解体で消えたユニットの装備品は消えずに残る。戦車は解体すると装備品が増える

*12 基本的には、海外製の武器娘がマグマ軍に鹵獲され運用されたものが日本で再度鹵獲され浄化されたもの……という設定の模様

*13 本体は左側の1ヘクス

*14 実在しない。秘匿機関と共に設定された架空の駐屯地である

*15 例:装甲70%増&全火力40%減

*16 Ⅲ号戦車にコラボの名残がある

*17 コスプレしない素のシーエであるため戦闘もOKな模様。また、コラボキャラなので後述の通り下着は見えない(嘘は言っていない)

*18 著作権はイラストレーターが持っている

*19 MMOコンバットゲーム『War Thunder』にも出演経験あり