つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2022/09/02 Fri 22:09:28
更新日:2023/12/15 Fri 10:20:09
所要時間:約 14 分で読めます





「つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ」とは、『ウマ娘 プリティーダービー』における育成シナリオの一つ。
アプリ版ウマ娘1.5周年に合わせる形で、2022年8月24日のアップデートにより実装された。

既存の「新設!URAファイナルズ」「アオハル杯~輝け、チームの絆~」「Make a new track!!~クライマックス開幕~」に続く第四の育成シナリオ。
略称は「グランドライブ」「グラライ」
ウマ娘というコンテンツにおいてその存在意義を疑われ続けてきたウマ娘のライブに焦点が当たるシナリオとなっている。

ストーリー概要


ウマ娘たちにとっての夢の舞台、『ウイニングライブ』。
しかし、メインで歌えるのはひと握りの子だけ。

1人1人が自分のファンに向けて
感謝の想いを歌う機会を復活させるべく、
『グランドライブ再建計画』が始動!

グランドライブの実現に向けて
トレーニングやレッスンを重ねよう!

――今まで支えてくれたファンへの
感謝と『想い』を分かち合うために。

※公式サイトの概要より




ゲームシステム

基本的な育成システムは当初より実装されていた「新設!URAファイナルズ」と同様。
「シナリオリンク」の対象となる育成ウマ娘およびサポートカードは「スマートファルコン」「ミホノブルボン」「サイレンススズカ」「アグネスタキオン」、
そして新友人「ライトハロー」の5人。

シナリオリンク対象のウマ娘を育成、あるいはサポートカードを編成しつつ条件を満たすと、シニア級11月前半に5択が発生。
対応するレアスキルのヒントを入手できるが、育成にも編成にもいない場合は下位のスキルになる。
  • スマートファルコン「一緒に呼びかけあえる歌」→「全速前進!(「まっしぐら」上位スキル。ダート専用のスキルで、ラストスパートで前方にいると速度アップ)」
  • ミホノブルボン「走れることへの感謝」→「コンセントレーション(「集中力」上位スキル)」
  • サイレンススズカ「ただいま」→「切り開く者(「前途洋々」上位スキル)」
  • アグネスタキオン「打開する力」→「決死の覚悟(「ありったけ」上位スキル)」
  • 「歌でつながる」→「レーンの魔術師(「臨機応変」上位スキル)」
ウマ娘の指定がない「歌でつながる」は無条件でレアスキルになり、かつそれなりに使えるスキルであるため、編成していない場合でも安心。
リンク対象のスキルが中距離前方に偏っている一方で、「レーンの魔術師」は距離を問わず後方脚質の方が有効に働くスキルなので、需要のバランスという意味でも安心。

またシナリオ実装と同時となった2022年8月24日のアップデートに伴い、ステータスの上限が上昇するようになったが、
このシナリオではスピード+400根性+300スタミナ・パワー・賢さ+100となっている。

グランドライブとは

トレセン学園でかつて行われていた、学園所属のウマ娘全員がステージに参加していた年に1回のライブで、個々のウマ娘が自分のファンに向けて感謝の想いを歌ったという、
まさしく「夢のライブ」であった。
しかしトゥインクル・シリーズが大きく成長しレースが増えたことで、トゥインクル・シリーズに登録するウマ娘の数も増加。グランドライブではカバーしきれないほどにまで成長していき、
元々ウマ娘独自で行っていたイベントであったグランドライブでは負担が増えていったという。
そうしたある日に、URAから「ウイニングライブ」のシステムが提案。
応援への感謝であるならばレースの後に行ったほうが効率がよく、またURA側で管理しやすいこともあり、人気は逆転。
「ウイニングライブ」というシステムは勝ったウマ娘も負けたウマ娘も、そしてなによりウマ娘のファンもセンターを望むようになり、トゥインクル・シリーズ発展に大きく寄与することに。
こうしてグランドライブは廃れ、実質的な廃止状態になっていったのである。

しかしウイニングライブは勝者の舞台という意識が先行しすぎるあまり、勝利してセンターに立たなければファンに感謝は伝えられない、と考えるウマ娘が増えるという弊害を生んでしまう。
ウマ娘たちが素直に純粋に、ファンへの感謝を伝えられる場所を、というコンセプトで始まったのが、「グランドライブ再建計画」なのである。

グランドライブ

4回の告知ライブを経て、シニア級12月後半終了後のグランドライブ開催まで漕ぎつけると、楽曲「GIRLS' LEGEND U」が解禁される。
「ウマ娘」というコンテンツを代表する一曲でありながら、長らくアプリではオープニングでの1回きりだった楽曲が満を持してのシナリオ曲として実装。
ステージに立つのは6人で、歌唱があるのはそのうち3人。そしてこの楽曲、バックダンサーが存在しない楽曲である。
シナリオ公開時点で歌唱が用意されているのはシナリオ実装時点で育成実装されているウマ娘全員
まさしく「全員が主人公のライブ」である。

春も夏も秋も冬も超え、キミと共に生み出すハーモニー。
高鳴る鼓動をリズムに変えて――やっと、みんな会えたね。



育成の特徴

前回の「クライマックス」では封印されていたウマ娘の個別シナリオ・目標レースなどが復活しており、
改めて各種固有イベントの存在を意識しながらプレイすることとなる。
つまりマックイーン等の育成は再びマックEーンの恐怖に怯えながら育成することになる
実装されたはいいが育成面で露骨に不利を被る形になっていたサイレンススズカメジロパーマーの「大逃げ」スキルなどもようやく組み込みやすくなった。
季節イベントも従来通りに行われるため、温泉にも行ける。

トレーニング中心で煩雑な操作をする部分は少ないため、プレイ時間はアオハル杯と同程度となる。
クライマックスの周回時間に疲れたトレーナーへの福音。

シナリオ上での制約として、SSRサポートカード【紡がれてゆく想い】チーム<シリウス>は編成できない。
チームメンバーであるスズカがシナリオリンクに含まれている影響だろうか?

育成を終えた際に確率で獲得できるシナリオ因子は「グランドライブシナリオ」。
スピードと根性が上がる因子となっている。

トレーニング

トレーニングによるステータス増加量が抑えられているのはアオハル杯と同様*1だが、トレーニングレベルの上げ方はURAファイナルズと同じ、
踏んだ回数によってレベルが上がっていく仕様となっている。

このシナリオのトレーニングでは、Da(ダンス)、Pa(パッション)、Vo(ボーカル)、Vi(ビジュアル)、Me(メンタル)の5つからなる「パフォーマンス」をステータスとは別に入手できる。
トレーニングで入手できるパフォーマンスは毎回ランダムだが、順番通りDa→スピード、Pa→スタミナ、Vo→パワー、Vi→根性、Me→賢さのトレーニングに対応している(それが入手できる場合が多い)と考えてもらえばいい。
パフォーマンスはトレーニングのレベル及び参加しているウマ娘の人数が増えるほど入手量が多くなるほか、友情トレーニングだと2種類のパフォーマンスを伸ばすことができる。

レッスン

グランドライブシナリオにおける特徴その2。
トレーニングで入手したパフォーマンスを消費して、ライブに役立つテクニックとして様々な恩恵を得ることができる。
その内容としては直接各ステータスやスキルptを上げるもの、得意な距離・脚質・バ場に応じたスキルのヒントを入手できるもの、体力回復など様々。
これらのテクニックを習得していくと、ライブの期待度や成功率を高めることができる楽曲の習得が可能になる。
楽曲のレッスンはテクニックのレッスンとは異なり、「その場で効果を発揮するボーナス」と「告知ライブ後から発動するライブボーナス」の2種類を得ることが可能。
楽曲の習得には通常のレッスンよりも多いパフォーマンスが必要になるがその分効果が大きく、シナリオ進行にも関わってくる重要な要素となるため、こちらも積極的に習得していくのが基本。
その場で発動するボーナスには通常のレッスンと同じく直接ステータスやスキルptを上げるものに加えて、各ステータスやスキルptへのボーナスがある。
ライブボーナスには友情トレーニング効果を上げるもの、サポートカードの連続イベント発生率アップ、得意率アップなどの効果があり、
これらのボーナスはシナリオ中永続し、かつ重複するため、楽曲を習得すればするほどトレーニング効果が高まっていく。

レッスンはターンを消費することなく行えるほか、テクニックの習得に足りないパフォーマンスがある場合は「予約」が可能。
習得のために不足しているパフォーマンスを表示してくれるほか、習得可能になるとウィンドウで教えてくれるため、取っておきたいテクニックや楽曲がある場合は積極的に使っていこう。

告知ライブ・グランドライブ

グランドライブシナリオにおける特徴その3。
シニア級12月後半の終了後に開催される「グランドライブ」の告知をするべく、4回の告知ライブが開催される。
告知ライブはジュニア級12月後半、クラシック級の6月後半と12月後半、シニア級6月後半のターン終了後で、アオハル杯と同じタイミング。
ライブが成功するかはレッスンで習得した楽曲の数がカギになり、2曲で成功、3曲以上習得すると大成功になり、結果に応じてステータスが上がったりファン数が増えるため、
各サイクルで3曲以上習得するのが育成のミソとなる。

告知ライブの際には、習得した楽曲からランダムに、サビの部分をちょっとだけ踊る演出が見られる。
習得できる楽曲の多くはキャラソン枠=ライブシアター未実装の楽曲なので貴重だったりもする。

育成時はサポートカードに編成しているウマ娘とスマートファルコンが合流し、告知ライブ後には興味を持ったウマ娘が1人~4人ほどトレーニングに合流してくれるようになる。
固定メンバーとしては、告知ライブ1回目の後にアグネスタキオンとサイレンススズカが、2回目の後にミホノブルボンがライブ後に加入してくれるウマ娘とは別枠で合流。
タキオン・スズカ・ブルボンを編成、あるいは育成している場合は最初からライブに合流するというわけではなく、上述したタイミングからライブに参加してくれるようになる*2
なお、トレーニングに参加する他のウマ娘はアオハル杯のように固有の特徴を持たず、どのウマ娘が加入しても有意な差はない

また4回目の告知ライブ後から12月前半までに3曲以上習得しライブ大成功の条件を満たしつつ、合計習得曲数を19曲以上*3にすれば「特別なライブの予感」が発生し、グランドライブの後に新レアスキル「キミと勝ちたい」のヒント+1を入手可能。
非常に難度は高いが、レッスンで習得できる楽曲を全て習得してグランドライブを迎えた場合、ヒントレベル+3になる。
条件を満たしていなかった場合は下位の「夢の途中」のヒントになる。4回目のライブまでに16曲以上習得することでも「夢の途中」ヒントを入手可能。

スキルの効果としては「レース後半に前の方だと(わずかに)速度が上がり、さらに加速力がわずか(ほんのわずか)に上がる」というもので、「ファンが多いほど効果が高まる」というもの。
クライマックスの「一番星」と似ているが、回復効果はなし、加速は少なめ速度は多めという比較的普通のスキルとなっており、
さらに位置指定があるため、ウマ娘の脚質で使い勝手に差が出る。

育成のヒント

+ 開く

基本・育成の方針

序盤の立ち回りは絆上げが最優先、というのは他のシナリオとは変わらず。
なんなら物凄く大雑把な事を言ってしまえば「追加要素を加えたURAシナリオ」でしかないので、基本的な立ち回りもURAシナリオとそこまで変わらない。
シナリオギミックであるパフォーマンスを得る手段が基本的にトレーニングだけであるため、このシナリオでは相対的にレースに出ることのメリットが小さく、目標外のレースに出ることはあまり推奨されない。
アオハル杯にも同様の傾向はあったが、スキルptを稼ぐためにはレースに出ることも必要なアオハル杯と違い、グランドライブではトレーニングで多くスキルptを稼げるので、さらにメリットが少ない。
任意出走系の目標や、目標外のレースを前提としたイベントなどの回収は多少難しさを伴ってくる。

なお固有スキルのレベルアップはURAシナリオ・アオハル杯シナリオと同じくファン数が必要になってくるため、目標レースだけではファンが足りない場合にも要注意。
シニア4月前半のファン感謝祭では秋川理事長の絆ゲージも従来通り要求されるため、その点も忘れずに。

レースの大きな利点であるスキルptも実装後のバランス調整で稼ぎやすくなったのもあり、前シナリオでかなりのウェイトを占めていたレースボーナスの重要性がかなり下がっており、友情トレーニング効果アップや得意率アップのサポート効果が非常に役に立つ。
ステータスを上げるためには友情トレーニングの質が大事だが質の低い友情トレーニングであってもパフォーマンス2種類の恩恵が大きいので、初動を早める初期絆ゲージも従来より重要。

ただしジュニア~クラシック1/4期の期間にファン数を稼ぐ目標が提示されているウマ娘の育成において、GⅠレース*4直行を目指す場合はサポートのファン数ボーナスが43%*5以上必要になる点に注意。ファン数ボーナスはレースボーナスと紐づいている場合が多いため「GLシナリオではレースに出ないからレスボいらね」とスルーすると序盤でいきなり躓くことになる。

なお、レッスンで底上げされる項目には得意率も含まれるため、得意率が低めのサポートカードでも友情トレーニングを発生させやすくなる反面、得意外のトレーニングに来る事が前提のカードは微妙に噛み合わない。

バランス調整以後はクライマックスシナリオに匹敵するスキルptも稼げるほどになったが、
シナリオギミックでのスキルヒント入手はクライマックスに比べてかなり頼りないので、ヒントの供給源を意識していないとスキルptがだだ余る結果になりやすい。
トレーニング重視なのでサポートカードからのヒント入手が狙いやすいのはもちろん、サポートカードイベント、想いの継承、
そして育成ウマ娘自身の所持スキルおよび固有のイベントなど、あらゆる手段を利用したい。

レアスキルヒントに関する注意点として、
シニア級11月前半までに16曲習得していないと5択が出ないこと、
「キミと勝ちたい」のためには12月前半までに18曲必要なことに注意が必要である。
単純に取るのを後回しにしすぎてはいけないという点に加え、
マイルCSやジャパンCが目標レースになっている場合、11月前半のトレーニングで必要なパフォーマンスを稼ぎきっていなければならないのだ。

楽曲の習得に関するプレイング

レッスンで楽曲が選択肢に出るタイミングはランダムではなく、「その時期に楽曲を出した回数」に応じて一定回数で固定となる。
これらの回数のカウントは告知ライブのたびにリセットされる。
そのため、中途半端な回数だけテクニックを習得し、楽曲が選択肢に出てくる前の状態で告知ライブを行うと、その回数カウントは無駄になってしまう。
一方、楽曲を選択肢に出したまま告知ライブを行った場合は、その選択肢が保持されたまま進行し、
その状態から楽曲を習得した場合、テクニックを習得したのと同じ扱いで回数カウントされるため、テクニック1回分が浮く形になる。

つまり、告知ライブを行う時点で、「楽曲を習得した直後」か「楽曲を習得する直前」のどちらかにするのがベストである。
ライブボーナスのためには習得できるならしておいた方が良いのだが、次のノルマに余裕を持つために後回しにするという考えもある。
また、年をまたぐとテクニック1つあたりのコストが重くなる*6ため、年をまたぐジュニア級・クラシック級後半の終了前に多少パフォーマンスに余裕があるなら、後者を狙った方が楽曲習得数のうえで効率が良い。
ただし、告知ライブごとに新たに楽曲が解禁されていくので、有用な楽曲を習得できている状態でこれをやると、ハズレだらけの選択肢が出てきやすいリスクもある。
ジュニア級は選択肢自体が少なく、シニア級前半からの楽曲は使い勝手が良いことも加味すると、どちらが良いかは一概には言えない。


優先して習得したい楽曲

グランドライブシナリオで習得できる楽曲はGLUを除いて22曲。

ユメヲカケル!

必要パフォーマンス:Pa21、Vi21
即時発動ボーナス:トレーニングのスキルpt上昇量+2
ライブボーナス:得意率アップ+5

クラシック級前半から解禁。
スキルptを盛ることができ、ライブボーナスも文句なし。

ぼくらのブルーバードデイズ

必要パフォーマンス:Da21、Vi42
即時発動ボーナス:トレーニングのスピード上昇値+2
ライブボーナス:得意率アップ+5

クラシック級前半から解禁。
基本的にどんな育成でもスピードはトレーニングで最も重視することになるので、固定値ボーナスの中では積んでおく価値は高い。
ユメヲカケル!とあわせて、根性に対応するので狙いにくいViがこの時期では大量に要求されることになるため、その点に注意したい。
これを優先するのは「この時期で取れる楽曲の中での」優先順位という側面があるため、
万が一シニア級まで取れなかった場合、他にも取るべき楽曲が増えてくるので無理に取らなくてもいい。

グロウアップ・シャイン!

必要パフォーマンス:Da21、Vo21、Me21
即時発動ボーナス:トレーニングのスキルpt上昇量+3
ライブボーナス:サポート連続イベント率アップLv+1

クラシック級後半から解禁。
ユメヲカケル!に比べるとライブボーナスは劣るが、この時期の追加曲は方針によるがそこまで優先順位が高くないのでこれを取っておくべきだろう。

大好きのタカラバコ

必要パフォーマンス:Da42、Vi26
即時発動ボーナス:スピード+26
ライブボーナス:友情トレーニング獲得量アップ+10%

Fanfare for Future!

必要パフォーマンス:Da26、Vi42
即時発動ボーナス:根性+26
ライブボーナス:友情トレーニング獲得量アップ+10%

いずれもシニア級前半から解禁。
この時期の解禁曲は全て「能力値直上げ+友情トレボーナス」の組み合わせで汎用性が高いが、必要パフォーマンスが多い代わりに友情ボーナスが大きいのがこの2曲。
シニア級後半は間違いなく友情トレーニング連打が前提となってくるため、前半でこれらを習得できればお釣りがくるだろう。
なお、お勧めするのはあくまでシニア級前半のうちでの取得。
後半になってから取るとライブボーナスを得られるのは最後の3ターンだけなので、魅力が損なわれてしまう。
と言っても、能力値直上げに安定したリターンがあるので、他のメリットの少ない曲を取るよりは良いだろうが。
この2曲に加えて「Fanfare for Future!」の下位版にあたる「春空BLUE」まであるためこの時期はDa・Viの要求が激しくなりやすい。Daはスピードトレ対応なので余ることも多いがViは要注意。またか




登場キャラクター

ライトハロー(英:Lighthello)


絶対に成功させましょう!
彼女たちの『グランドライブ』を……!

CV:植田佳奈
職業はイベントプロデューサー。秋川理事長やたづなさんのようなトレセン学園職員でもなければ、樫本理事長代行のようなURAの職員でもないし、
「月刊トゥインクル」記者の乙名史記者のような雑誌記者でもない、いわば完全な部外者である。安心沢は別ベクトルの部外者、もとい不審者だが
「グランドライブ」復活のためにトレセン学園へと掛け合い、スマートファルコンが賛同するところからシナリオがスタートする。
名前から分かるようにれっきとしたウマ娘、それもトレセン学園のOGでもある。またウマ娘アプリ内において、「大人のウマ娘」がビジュアルとして登場したのも初。
誕生日は3月25日。身長は157cmで、スリーサイズはB95*7、W65*8H89*9とかなりのナイスバディである。
オリジナルウマ娘ではあるが当然コンテンツ規約の対象内なのでくれぐれも用心するように

+ サポートカード
汎用R【イベントプロデューサー】とSSR【from the GROUND UP】が実装されている。

SSR【from the GROUND UP】

友人サポートカード。
固有ボーナスが「友情トレーニングが発生しているトレーニングに参加した場合体力消費ダウン」で、友情トレーニングと被るかは完全に運任せだが、効果を発揮した際の体力消費はかなり軽くなる。
そしてグランドライブにおいてはシナリオリンク対象でもあるため、イベントの効果量がアップしているもの追い風。
さらに、ライトハローがいるトレーニングを行うと確率で根性とスキルptを上げてくれるほか、その時点で所持数が一番少ないパフォーマンス+20という破格の効果を持つ。
パフォーマンスを稼ぎにくい序盤から、レッスンに必要なパフォーマンスが増える終盤にかけて、足りないパフォーマンスを底上げされる恩恵はかなり大きい。
またシナリオリンク効果により、5回目のライブで「特別なライブの予感」のために必要な楽曲を1曲ぶん減らすことができる。
一方イベントの方は、ほぼ全てが体力回復+やる気アップ付きと非常にわかりやすい育成安定要員。
お出かけ5回目では、確定でレアスキル「お先に失礼っ!(「遊びはおしまいっ!」上位スキル)」のヒント+1or3を入手可能。
どんなウマ娘にも一定の恩恵がある汎用的なスキルであり、シナリオのスキルヒント事情とも噛み合っていると言えるだろう。

お出かけでは遊園地に息抜きに出かけたり、疲れを取るためにピクニックでマッサージ、
実家近くの海岸に招待され、確率で雨に降られて流れで実家訪問*10、という大胆なアプローチで、とどめに公共の電波で匂わせというなかなかの強者。お先に失礼っ!ってそういう…

なお、サポート効果の成長曲線は樫本代理と同系統で、1凸と2凸でトレーニング効果が5%ずつ上がる点を除いて尖った伸び方はしない。
そのため、中途半端な凸段階でも比較的見劣りしにくい部類。

R【イベントプロデューサー】

Rなので固有ボーナスはなく、お出かけでも「遊びはおしまいっ!」しか貰えない。それ以外はSSRに準ずる。
アオハル杯における樫本代理同様、シナリオリンク効果による恩恵が何より大きいため、完凸すればグランドライブにおいては採用が十分検討できる*11


+ 元ネタ?
上述したように誕生日が3月25日で、耳飾りの場所が元の競走馬が牝馬であることを示す左側についていること。
祖母が中山のG1を勝利し母がG1ウマ娘であること、そして自身が目立った戦績を残せなかったこと。
そしてその祖母がグランドライブ創設時に奮闘したウマ娘であることや、サポートカードイベントのタイトルに月に由来するワードを入れていることから、「ムーンライトローズ」を意識しているのではないかという説が有力視されている。

これまでのシナリオのオリジナルウマ娘でまともに元ネタの存在を類推できたウマ娘はいなかったので「元ネタがある」という前提は必ずしも成り立たないのだが、
かなり漠然としか絞れなかったこれまでに比べて類推できる要素がだいぶ多いため、扱いが異なると見ることはできるだろう。

ムーンライトローズ号は1994年3月25日生まれの元競走馬、繁殖牝馬。通算戦績は18戦0勝(0-0-0-18)。
父が皐月賞*12を制したハクタイセイ、その父が皐月賞と宝塚記念を制し第一次競馬ブームを巻き起こした元祖アイドルホース・ハイセイコーという血統。
ハイセイコーの人気は凄まじく「さらばハイセイコー」という曲が作られたほどであり、「さらばハイセイコー」が創設当初のグランドライブの元ネタではないか、という考察もある。


余談

バランス調整ミス?

シナリオ公開当初、「クライマックス」に比べた入手できるスキルptの少なさや、上限突破後のステータスが与える影響が非常に小さい*13*14などの影響で
「グランドライブ産のウマ娘はクライマックス産のウマ娘に勝てない」とみなす動きが高まっていった。
また入手できるスキルptも運営側の想定とは異なる挙動があったとして、上限突破後のステータス調整及びスキルpt入手量の調整などのバランス調整が9月2日に行われ、
同時に詫び石1500とタフネス30×10本が配布された。額面だけ見ると多くはないが普段の詫び石が150とかだったりするため、かなり重く見ていたようである。
*15

今でこそ落ち着いたが、上限突破まわりの仕様周知が十分とは到底言えなかった*16ため、本シナリオと共に開始したガチャのピックアップ対象サポートカードである上記のライトハローとSSRアグネスタキオンのガチャを早々に回した一部重課金者が激怒、Twitterで「実質1250」がトレンドに入り、引退宣言や返金を要求するプレイヤーの書き込みが多発して大炎上する事態となってしまっていた。*17
また、1ヶ月前に実装され、最強クラスのグループサポカと言われた「玉座に集いし者たち」がグランドライブ環境に適さず*18僅か1ヶ月でサポカ最上位クラスから陥落してしまい、これを大量に課金してまで引いた人達の怒りをも買ったのも炎上が拡大した原因の一つと思われる。
(もっともこの点については、新環境でカードの使い勝手が上下すること自体は必然でこういう事案はどうしても起こることなので明確な不手際というわけではない。*19

こうなった原因として、シナリオリンクキャラであるスマートファルコンや重要な要素であるファン数にフォーカスを当てたイベントがエイプリルフールに開催された事、
主題歌である「GIRLS' LEGEND U」がピックアップされている事*20
何より今シナリオで獲得できる称号がクライマックスシナリオの称号*21の前(アオハル杯称号の後ろ)に差し込まれる形で表示される事から
「本来はこちらのシナリオが1周年で先に実装される予定だったのがスケジュールの都合で前後した(ので両シナリオがこのような調整になった)のでは?」という説が囁かれている。
まあこの説が正しかったとして、前倒しされたクライマックスはともかく後回しになったグランドライブは十分調整期間あっただろという話になるが

トレセーン!

本シナリオの〆を飾る楽曲である『GIRLS' LEGEND U』は、シナリオ追加時点で実装されている育成ウマ娘全員に歌唱が用意されている*22ため、
どのポジションにどのウマ娘を置くかも含め、ライブシアターでの聴き比べのし甲斐が非常にある楽曲(MV)となっている。
中でも、集団でのランニング中の掛け声めいた歌詞である「トレセーン!」のところは、続く「ファイ!(オー!) ファイ!(オー!)」部分も含め、
歌唱するウマ娘のキャラクターの特徴が色濃く出ており、「トレセーン!」だけを集めた動画がTwitterやYouTubeに投稿され、「トレセーン」がトレンド入りすることに。
トレーナーのアニヲタ諸兄も自分の推しを探してみよう。

GRAND LIVE

事実上の同社作品かつ実装直前にコラボした『デレステ』には通常より多くのアイドルが参加できるのが特徴な「GRAND LIVE」というモードがあるため、初報時には一部でネタにされた。
ちなみに、GRAND LIVEのフルゲート最大人数は15人立てなので、こっちのグランドライブのMVの方が人数でちょっと勝っている。



追記・修正はグランドライブを成功させてからお願いします。

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最終更新:2023年12月15日 10:20

*1 ただし数値が同一なわけではなく、別個に調整されている。

*2 ライブシーンで出てこないというだけで、練習には顔を出してくれる

*3 後述のライトハローのサポカを編成に入れると18曲に軽減

*4 朝日杯FS、阪神JF、ホープフルS、ジュニア優駿

*5 メイクデビューの基本値700人×1.43=1001人>出走条件の1000人で確定になるライン

*6 ジュニア級は10、クラシック級は16、シニア級は24。ステータス・スキルpt上昇のテクニックのみ該当する。

*7 ヒシアケボノとメイショウドトウの99、スーパークリークの97に次ぐ4位

*8 単独1位

*9 スーパークリークの91、タイキシャトルの90に次ぐ3位タイ。同率89はメイショウドトウとヒシアマゾンで、1つ下の88はマルゼンスキー・ゴールドシップ・ビワハヤヒデ・ヒシアケボノ・シンコウウインディ・キタサンブラック・シンボリクリスエスの7人とかなりの激戦区

*10 こちらは失敗パターン。成功パターンでは商店街でお食事に行くことになる

*11 SSR1凸とR完凸を比較すると、サポート効果に関してはほんのわずかにR完凸の方が上。

*12 90年。アイネスフウジンやメジロライアンなどと争った。

*13 検証によって、バランス修正前のグランドライブのデフォルトであるスピード上限1600は実質1250相当=1/8になっている。そして上限突破後は成長量自体が1/2となるので、効率としては実に1/16。

*14 ちなみに、当初1/8という減衰率はあくまで検証からの推測でしかなかったが、修正内容の公表により正解だったことが判明した。

*15 ・・・が、お知らせに書いていたのはともかく、あまりユーザーが見ていないであろうヘルプの部分にステ上昇値の影響の部分をこっそり追加していたのは擁護のしようもないが

*16 上限突破後の影響が減ること自体の記述はされたが、具体的にどの程度になるかは公式からは一切知らされず、シナリオ実装直前に配信されたぱかライブTVでも十分な説明がされたとは言えなかった。ぱかライブTV配信の時点で情報を運営がきちんと説明していれば、その後のバランス修正で批判はあれど、大炎上に発展する事態は防げていた可能性はあった

*17 それこそ優良誤認(具体的には商品・サービスの品質を実際よりも優れていると偽って宣伝したり、競争業者が販売する商品・サービスよりも特に優れているわけではないのに、あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為の事)とみなされ消費者庁案件になる寸前の事態になっており、今回の事態は前半部分に該当する可能性があった

*18 ライトハローの優先順位が突出して高く、友人/グループはグランドライブの仕様上複数採用しにくいのが要因。相性の問題であり、直接的な弱体化があったわけではない。

*19 実装直後から人権と称されたサポカは多数あったが、それらの中でも一際強力なサポカと言われていただけに、重課金してまで入手・完凸したのに早すぎた凋落の憂き目に遭ってしまい、ユーザー達のショックと落胆が大きかったと思われる

*20 1周年という節目でピックアップする方がより自然というだけで、こちらも1.5周年という節目かつメインストーリー1部終了後といった要素があるので不自然なわけではないが

*21 「最強」、トゥインクルトップスター、買い物大好き

*22 本シナリオ追加とほぼ同時期に初実装されたコパノリッキーまで