アグネスタキオン(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/4/18 Sun 2:25:00
更新日:2021/05/17 Mon 19:00:09NEW!
所要時間:約 7 分で読めます






すべては実験材料なのだよ、モルモット君。君も、ウマ娘も、私自身も!



アグネスタキオンとは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:上坂すみれ

圧倒的な強さで三冠確実と言われたが、名前の由来となった超光速の粒子「タキオン」のごとくあっという間に消えていった幻の三冠馬、アグネスタキオンがモチーフ。

+目次

◆プロフィール

生年月日:4月13日
身長:159cm
体重:計測拒否
スリーサイズ:B83・W55・H81
学年:高等部

2001年 皐月賞
そのウマ娘は、僅か4度の戦いで神話になった。
異次元から現れ、瞬く間に駆け抜けていった。
ライバル達を絶望させ、見る者の目を眩ませる。
"超光速の粒子" そのウマ娘の名は・・・
2012年 JRA 皐月賞CMより

アブない研究に没頭し、肉体改造を極めようとするマッドサイエンティストキャラ。
間違いなく頭はいいのだが、研究優先でテストに参加しないことがあるので結果として成績は良くない。
自分含む周囲全員を実験・観察対象として見ている節があり、周りからは奇人・変人扱いされているが、タキオン自身は全く頓着していない。
外見は元ネタ通りの栗毛色のショートヘアに細身の体、目も同様に栗毛色だが平時はハイライトが入っておらず少し不気味な印象を受ける。
専用の勝負服は袖がだだ余りな白衣。腰には大量の試験官がセットされており、常時発光したいモルモット君も安心の仕上がり。
……ぶっちゃけ空力的にも実験的にもメチャクチャ不利そうだが、タキオンの真意は本人のみぞ知る。
極度の甘党で、紅茶は溶解度の限界まで砂糖を入れたものを好む。コーヒーは苦いので飲めない。

育成シナリオにおいてはレースへの意欲がないと判断され、学園側から退学勧告を受けるところまで追い詰められている。
そんなタキオンと「モルモット君」ことトレーナーの出会いから彼女の物語は始まる。


◆アニメ版での活躍

「BNWの誓い」で登場。
「チームN」に所属し、視察に訪れたダイワスカーレットの背後から抱きついて「なんだか他人の気がしなくてね」と笑っていた。
なお、元ネタの方ではダイワスカーレットはアグネスタキオンの娘である。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:G マイル:D 中距離:A 長距離:B
脚質 逃げ:E 先行:A 差し:B 追込:F
レアリティは☆1。中距離、先行の適性が「A」。成長率補正はスピード20%と意外にも根性10%。育成を進めればその理由の一端を垣間見れるだろう。
固有スキルは「introduction : My body」(☆1~2)→「U=ma2」(☆3以上)。
「レース後半で控えていると」という条件でスタミナが回復するため一見すると差し向きに見えるが、この条件がナイスネイチャのようにかなり緩い(1位でなければ発動する)ので、先行でも問題なく使える。
育成においては中盤の菊花賞とラストの有馬記念を見据えて長距離の適性を上げておくのがベター。
差しBなので適性を上げて差し型にもできるが、パワー成長率補正が無いので先行型の方が安定しやすい。
一応差し型は覚醒レベルを上げると覚えるスキル「独占力」を発動させられるのがメリットになる。発動率が怪しいは禁句
また初期から汎用性の高い「根幹距離○」を覚えられるのも強み。天皇賞(春)などで役に立つが、育成の鬼門である菊花賞と有馬記念が対象外なので注意したい。
総じて「中距離用に成長率補正を生かせるスピードをメインに伸ばし、長距離で足りないスタミナは優秀なスキルで補っていく」という育成方針の定めやすいウマ娘であり、
中長距離ウマ娘の中では育てやすい部類に入る。

育成シナリオ

才能をトレーナーに見い出され退学を免れるも、当のトレーナーを世話係兼被検体扱いし、奔放な実験を繰り返すようになっていくタキオン。*1
時折「プラン」という謎めいた言葉をつぶやき、目の前のレースとは別のものを見ているような彼女だったが、その真意が明らかになるのは、
史実では出走の叶わなかった菊花賞を走り終えた数日後になる。


──つまり私の脚は、いつ走れなくなってもおかしくない状態だったんだよ。


かつては自分自身の脚でウマ娘の限界に到達したいと考えていたタキオンだったが、彼女の身体は天性のスピードと脆さを併せ持った、曰く「エンジンばかりが立派な機体」だった。
ゆえにタキオンは、自分自身が限界に挑む「プランA」と他のウマ娘を代わりに到達させる「プランB」を並行して研究していたのだ。
中々選考レースにエントリーしなかったのもそのためで、そんな時出会ったのがトレーナーだったのである。


そうだ、あの時、夕日に照らされた君は、随分狂った色の瞳をしていた。


……。──いや、違うな。訂正しよう。


君は今も……『随分狂った色の瞳をしている』


土埃、足音、遠ざかる背中。その全てが、光を放ち、目を奪われた──。
ウマ娘の限界の追及に狂ったタキオンと、タキオンの走りに狂ったトレーナー。「俺(私)も、一緒に"果て"が見たい」と言った“モルモット君”に、いつしか彼女も狂わされていた。
そして、諦めるという選択肢を自分から奪ったトレーナーと共に、タキオンは「プランA」を採ることを決めた。さぁ、2人で限界のその果てを見よう。


なお、皐月賞を「コンディション『普通』以下で勝利」すると、直後の目標が日本ダービーからNHKマイルカップに変更されるという隠し要素がある。
皐月賞後に故障が発覚し引退を余儀なくされた史実を反映しているものと思われ、素のマイル適性がDということもあり実質バッドエンドルート
要所でやる気アップイベントが入ることもあって普通にやっていればフラグが立つ可能性は低いが、直前のトレーニング失敗などには気を付けよう。
ただしここでNHKマイルカップを突破できればそれ以降は何事もなく本来のルートに戻る。
高いマイル因子を継承していれば突破もそれほど難しくないが、別に目標がダービーだった時と比べて特に何か見返りがある訳でもなく、わざわざ狙う必要は無い。
不意にやる気が下がった時の為だけのためにマイル対策するのも勿体なく、イベントを見たいというのでもなければ気にする必要はないだろう。
ちなみに現実のアグネスタキオンは引退後、産駒としてNHKマイルカップ勝利馬*2を輩出しており、バッドエンドルートとしてNHKマイルカップが選ばれたのは、皐月賞やダービーに近い時期に開催される、史実で勝っていない距離で、尚且つ史実と絡みのあるG1レースである点からだと思われる。
恐らくこの後他のウマ娘へ望みを託すプランBへと進むであろう彼女が最後に選んだのが、史実で産駒が活躍したレースと言うのも何となく含みを感じさせる。


好感度を上げた後に開放されるウマ娘個別シナリオではかなりのギャップがあるギャップ最終兵器の一人。
例えば食事に関しても、「栄養がとれればサプリメントでも何でもいい」という考えの持ち主だったのだが……

不規則な食生活を行うタキオンを心配したトレーナーがタキオンにお弁当*3を差し入れた結果、
見事にトレーナーに餌付けされたらしく、弁当箱を返しに来た時に(特に約束も言付けもしていないのに)ナチュラルに今日の分*4を要求。
当然用意していないトレーナーに「ないけど…」と返されると、「えー!?」と愕然とし、駄々っ子のように食事を要求。これからも食事を用意することを約束させた。
普段の姿とのギャップもさることながら、担当声優の上坂すみれ氏の妙に癖になる演技も好評で、タキオンベスト可愛いシーンと言われるとだいたいここが挙がる。
この他、ウイニングライブでは普段は入っていない目のハイライトが入ったり、うまぴょい伝説ではしっかりコメくいてー顔やあたしだけにチュウするをしてくれたり、春の限定ボイスでは普段のトーンからはおおよそ想像のつかないやけに甲高いくしゃみをしたり、と随所でギャップ萌えを見せてくれる。


◆関連キャラクター

ダイワスカーレット

史実では娘にあたる馬であり、タキオンを手放しで尊敬しているほぼ唯一の存在。
スカーレットにも実験への協力は申し入れているのだが、なぜかトリートメント*5や茶葉など普通の日用品を提供して感想を聞いている。
タキオン自身もスカーレットを好ましく思っているようだが、特段自分は気にしていないのに、自分の悪い風評に憤慨する彼女にはやや困り顔。

マンハッタンカフェ

同期のライバル。
タキオンは「他人に見えないものが見える」というカフェに興味津々なのだが、向こうからは残念ながら塩対応気味。
ちなみに名前の通りコーヒー党で、その点でもタキオンとは対照的。勝負服は黒のコートで、こちらもタキオンとは対照的。
史実では弥生賞でタキオンに完敗し、しばらくは雌伏の時を過ごすことに。
後にカフェは菊花賞で勝利を収めるも、そこにタキオンの姿はなかったのだった。
ショートアニメ「うまよん」ではDr.マッドタキオンの手によって怪ウマ娘・ダークマンハッタンCに改造されてウマソルジャー5の前に立ちはだかるが、必殺のウマソルジャーバズーカを受けて爆散。ついでにDr.マッドタキオンも巨大化する特製紅茶をダークマンハッタンCに飲ませようとするが「紅茶はイヤ」と拒否されて共に爆散した。

エアシャカール

タキオンと同じレベルで科学の話ができる数少ない相手。
ただしロマン寄りのタキオンと異なり、彼女は理論と数字を絶対視しているため考え方は真逆。
そのため、タキオンからはフレンドリーに接しているが、シャカールは鬱陶しく思っているという一方通行な関係。
史実では直接の関係はないものの、タキオンの全兄であるアグネスフライトがエアシャカールの日本ダービー制覇と武豊のダービー3連覇を阻んでいる。
また、アグネスフライトの手綱を取った河内洋は武豊の兄弟子であり、タキオンを含むアグネスレディー牝系の馬を代々任されてきた騎手である。
2000年ダービーの「夢(河内)」と「意地(豊)」が激突したゴール前の叩き合いは必見。

シンボリルドルフ

我らがカイチョー。
タキオンのウマ娘としての素質を高く買っており、彼女を庇うために手を尽くしていた。

アグネスデジタル

同室のオタっ娘ウマ娘。
ウマ娘ちゃん大好きなデジタルは陰からタキオンをhshsしている。ただの平常運転。
タキオンはデジタルを他のウマ娘と同様に扱っているようだが、自身が観察される側になるのは新鮮とも語っている。


◆余談

モチーフ馬が「神話になった」とまでいわれるのは、走ったレースが全て危なげない快勝だった上、彼が負かしたライバルたちが後に素晴らしい成績を叩き出したことが理由。
ジャングルポケットは「マル外(外国産馬)開放元年」と呼ばれたダービーに勝利して内国産馬の意地を見せつけ(角田晃一騎手も悲願のダービー制覇)、
ジャパンカップではテイエムオペラオーを破って年度代表馬に輝いた。
マンハッタンカフェは菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)とビッグレースを立て続けに制し、クロフネはジャパンカップダートをレコード勝ちしている。
3歳時点で古馬を圧倒したことから、この世代を「最強世代」と呼ぶ声もある。
メインどころがとっとと引退したせいで古馬になってからは微妙だったが

+超光速のダート馬?
引退後のアグネスタキオンは種牡馬として活躍し、変則二冠馬ディープスカイやウマ娘としても人気のダイワスカーレットといった名馬を多数輩出したのだが、
孫世代はなぜかダートで活躍する馬が多いことで知られている。
実現はしなかったものの、ダイワスカーレットもドバイ遠征を目標とし、ダートG1フェブラリーステークスへの出走が予定されていた。

アグネスタキオンの母父であるロイヤルスキーはダート種牡馬として結果を残しており、その血が強く出たものと思われるが、
ゆえにアグネスタキオンについても「実はダートの才能があったのでは?」との推測が一部で囁かれている。

実際のアグネスタキオンは芝でしか走っておらず、ゲーム上でもダート適性は皆無である。
しかしもしこの推測が設定として反映されたなら、ゲームバランスがだいぶ変動することは間違いないだろう。
ダート担当が足りないんです!お願いしますサイゲさん!

また、アグネスタキオンはキャリアを通じて2000m戦でしか走っていないのだが、世界最強ダート馬決定戦であるブリーダーズカップ・クラシックとドバイワールドカップは
いずれもダート2000mの条件である。
もし故障することなく秋を迎え、海外への遠征が実現していたならば、世界最強馬の称号さえ手にしていたかもしれない。
無限の可能性を持ちながら、能力を発揮することなく引退に追い込まれた悲運の馬であった。


担当声優の上坂すみれ氏は、当初はダイワスカーレットの担当として設定されており、一時名前が消えた後でアグネスタキオン役として発表された。

その独特の性格とストーリーで見せるギャップからアプリ版リリース後に人気(特に女性ファン)が爆発したといわれ、サジェストに「夢モルモット夢女」と表示されることが話題になった。

OVAでは仮面ライダーWの変身ポーズのような両手を横に広げるポーズを取っており、アプリ版でもこのポーズは採用されている。
また科学者ライダーというある意味ぴったりな個性を持つ仮面ライダービルドとのクロスオーバーも二次創作では散見され、
アプリ版でのG1レース勝利時の、両腕を腰のあたりでぐるぐるするモーションはビルドを意識しているのではないか*6という声も。



追記・修正は発光するモルモットになってからお願いします。

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最終更新:2021年05月17日 19:00

*1 スカウトの際に奇妙な色味の薬を3本飲むトレーナーもどうかしているが

*2 ディープスカイとロジック

*3 味・栄養バランス共に、タキオンから見ても優れたもの

*4 ちなみにこの時要求しているのは昼食ではなく朝食。その後の台詞から察するに、三食用意してくれていると思っていた模様。

*5 ビワハヤヒデの頼みでヘアスプレーを制作した際の副産物

*6 ビルドは変身時・必殺技発動時等に、腰のベルトに備え付けられたレバーを回す。