メジロパーマー(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2022/05/28 (土) 01:15:26
更新日:2025/04/16 Wed 12:19:42
所要時間:26 分くらいで読めるらしいよ?


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Line Breakthrough Mejiro Palmer のぐちゆり ぶっちぎりロード ウマ娘 ウマ娘 シンデレラグレイ ウマ娘 プリティーダービー ゴルフ ステイヤー ズッ友 トレセン学園高等部 ハダル パマちん パリピ パーマー号 フリースタイルレース ムードメーカー メジロの異端 遅れてきた逃亡者 メジロパーマー メジロ家 メジロ御三家 メジロ讃歌 ユメヲカケル! 主人公に勝ったキャラ 声真似:S 大逃げ取得組 山田泰誠 影が薄い 松永幹夫 栗東寮 波乱の逃げウマ娘 湿度が高い 爆逃げ 爆逃げコンビ 異端児 社交的 空気 育ちの良いギャル 赤心のトナカイさん 逃げウマ 遅れてきた逃亡者 長期ファン稼ぎ勢 面倒見が良い 頭が高い(物理)



なんか悩みごと?
ま、なんでも適当に頼ってよ



メジロパーマー(Mejiro Palmer)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
CV:のぐちゆり

モチーフ元である競走馬『メジロパーマー』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:気楽にいこーよ。頼れるポジティブギャル
誕生日:3月21日
身長:160cm
体重:微減
スリーサイズ:B84・W57・H86
靴のサイズ:左右ともに24.0cm
学年:高等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:ゴルフ、穴掘り
苦手なこと:ハードル走
耳のこと:風向きと風の強さを感知できる
尻尾のこと:他人の脚をくすぐって笑わせることがある
家族のこと:父はゴルフの師匠だが、スコアは逆転した
マイルール:「逃げてもいい」と言う時は自分が逃げ場に
スマホ壁紙:ギャル仲間たちとの集合写真
出走前は…:ライバルでも緊張している子は励ましにいく

ヒミツ:①教わったパリピ語をすべて日記に残している / ②日焼け止めはとにかくいいものを使う主義
自己紹介:メジロパーマーだよ!元気してる~?ま、なんかあったらいつでも聞くからさ。気軽に話しちゃってよ♪

「そしていつか」

友人たちの躍進に
誇らしさを感じながら
自分へのもどかしさも
また抱いていた

いま先頭で走る私は
逃げているのではなく
実は彼女らの後ろ姿を
追いかけているのだ

少しずつ差を詰めよう
そしていつか抜き去ろう

2021年URA「名ウマ娘の肖像」メジロパーマーより


◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第1弾「己が勝利を求めた時代」篇
© Cygames・JRA

メジロの異端

遅れてきた逃亡者

ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第1弾「己が勝利を求めた時代」篇より


勝ったり負けたりの乱高下、時に障害レースに転向したりしながら、最終的に爆逃げという武器を手にして名を馳せた、遅れてきた逃亡者こと『メジロパーマー』がモチーフのウマ娘

名門メジロ家に属するウマ娘の1人であり、彼女も生まれは間違いなくお嬢様ではあるが、そんな堅苦しさなど殆ど感じさせない、非常に親しみがいのあるムードメーカー的な存在。
周囲の微小な変化を敏感に感じ取り、常に細かな気配りを忘れない。

しかし、表向きはさっぱりした親しみやすさを感じさせる一方で、名門メジロ家のウマ娘として相応しい走りを求められることを重荷に感じている面が強い。
自身のスタイルが明確に固まるまでは、いざレース本番になると緊張して固くなってしまい、思うように実力が発揮できないということが多々であった。
特にパーマーの同期には、メジロ家の中でも抜きんでた実力を持つマックイーンライアンがいたため、
彼女達との相対比較も含めてパーマー自身にはあまり注目が向いていなかったなんてことも。
そんな悩み多き中でパーマーは、後述する唯一無二のパートナーにしてズッ友であるダイタクヘリオスとの出会いと、
爆逃げという己自身の武器を手したことで、他のメジロ家メンバー含めた数多のウマ娘たちの中で頭角を現していくことになる。

ヘリオスの影響で彼女自身もパリピ系のギャルであるというイメージが強くなりがちであるが、
天然ものであるあちらと違い、こちらはあくまでヘリオスに合わせるために後学で学んだもの。
なので、ノリの通じない相手にはパリピ語の使用を控えるなどの使い分けをしたり、節々でメジロのお嬢様である事を思い出させる上品な仕草を見せてくれる。
アプリ内のヒミツによれば、ヘリオスから教わったパリピ語はすべて日記に残しているそうで、こういった部分からも彼女の人の良さとヘリオスへの信頼がうかがえるというもの。

プロフィールによると得意なことの一つがゴルフだそうで、既に師匠である父親を超える実力なんだとか。このゴルフネタは育成シナリオのファン感謝祭イベントでも触れられている。
ゴルフに詳しいというヒミツが明かされたクリーク、史実の主戦騎手が普通に大会に出る程のゴルフ好きなせいで詳しくなりそうなタルマエスティルとのゴルフ対決が待たれる

◆アニメ版での活躍

マチカネタンホイザツインターボらと同じくSeason2において初登場。
トウカイテイオーメジロマックイーンの裏で度々登場するメイン級の1人。
他の多くのウマ娘が前のめり、前傾姿勢で走る中、真っ直ぐに身体を立てた物凄く姿勢の良い状態で爆逃げする姿に視聴者の注目が集まったりもした(割と史実)。

私だって天皇賞出られるくらい色々頑張ってんのに、いまいち注目されないんだよね~

メイショウドトウ「救いはないのですか~?」

同期のマックイーンやライアンに比べていまいち注目を浴びれてない自分に何が足りないのかを、マチカネフクキタルに占ってもらい、「パートナー…パートナーの存在が不可欠」との助言を受ける。

メイショウドトウ「救いはあるんですか~?」

直後、占い小屋のすぐ近くでダイタクヘリオスと出会い意気投合。「バカ爆逃げコンビ」を結成した。
元々社交的な性格だったこともあってかヘリオスとは「ズッ友…ううん、逃げ友」と称す程ウマが合うらしく、
初対面ではほぼ理解不能だったギャル語もヘリオスに教わりすぐに使いこなせる様になった。
その後、今度はヘリオスと共にフクキタルの占いを受け、ただの逃げではない尋常じゃない逃げ、「爆逃げ」というスタイルに臨むことを決意し、才能を開花させた。
以降、ヘリオスと共に数多くのレースに爆逃げで挑み、宝塚記念や有馬記念で勝利を勝ち取っていく。

やったよトレーナー!あれ?トレーナー!?

しかし、宝塚記念でG1を初勝利した際は、何故かトレーナーはレース場にいなかった*1
天皇賞(秋)でもヘリオスとコンビで爆逃げしたが、この時は逃げ切れずテイオーやヘリオスと揃って撃沈。
続く有馬記念はヘリオスと一緒に超ハイペースの爆逃げを打ち、逃げ切って春秋グランプリ連覇を果たした。

後は任せたー!

私達ズッ友だよー!

第8話の天皇賞(春)においては、単身爆逃げを敢行し、前年よりも明らかに早いレース進行を生む引き金となった。
マチカネタンホイザやイクノディクタスが脚を溜めて差す機をうかがう中、その機を許さぬスピードで先頭に立ち続けるが、
前年のテイオーとの対決時以上の仕上がりで迫るメジロマックイーン、そしてそのマックイーンにピタリと貼り付くライスシャワーの鬼気迫る激走に最終コーナーで追い抜かれ、
彼女たち二人の一騎打ちの裏で3着に沈む。
レース後はミホノブルボンのクラシック三冠制覇に続いて、マックイーンの天皇賞(春)3連覇を阻んだ事で、
観客からの心ないブーイングを受けるライスに対し、マチカネタンホイザやイクノディクタスと共に拍手を送った。これだからヒトミミは…

第11話におけるバレバレすぎるテイオーの偵察には笑顔でカメラ目線を送っており、所々で彼女の根底にある人の良さがうかがえるシーンなんかも結構あったりする。
なお、この際テイオーからは「メチャクチャなペースで逃げるから走り辛い」と評されている。

二期の最終レースとなる有馬記念では、何時ものように爆逃げで先頭を突っ走るも、
第4コーナーでビワハヤヒデとそれを追うトウカイテイオーに躱され、「トウカイテイオー奇跡の復活!」の裏で6着に沈んだ。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:G マイル:F 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:A 先行:E 差し:F 追込:G
2022年5月20日に☆3「Line Breakthrough」として実装。
実装当初、ウマ娘として姿を見せていたラモーヌ以外の6人のメジロ家メンバーとしては、後発のメジロアルダンメジロブライトに遅れ、最後の育成実装となった。まさに遅れてきた逃亡者
また、2023年11月30日には新衣装として☆3「赤心のトナカイさん」が実装されている。

距離適性については、史実で特に大活躍を見せた宝塚記念や有馬記念での勝利を反映し、中距離・長距離が共にAのステイヤー型。
反面、短距離とマイルはそれぞれGとFと、初期因子補正で補うにも厳しいものとなっている。
クライマックスシナリオでは、ジュニア期のマイルレースでポイント稼ぐのが難しくなるため、育成のハードルは少々高めとなる。

そして脚質適性はもちろん、逃げが最高のAとなっている。他については先行がギリギリ因子で補えなくもないEで、差しと追い込みはそれぞれFとG。
ただ、後述する固有スキルの事を考えると、やはり逃げ以外で育成する旨味はあまり無い。

[Line(ライン) Breakthrough(ブレイクスルー)]

どうよ、アメカジスタイル♪ やっぱアガるね!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Line Breakthrough]メジロパーマー」勝負服
© Cygames・JRA

黄色のへそ出しインナーに、お馴染みメジロカラーである白と緑のツーカラーのブルゾンにスカートというスタイル。
ブルゾンだけで史実の馬主メジロ牧場の勝負服「袖緑縦縞」の再現度は抜群…というかそのまま落とし込んだレベル。
ブーツは右が黒で左が白のアシンメトリーの他、腰にはライトパープルのスカーフも巻き付けている。
アニメSeason2で初登場したためか原案と全くと言っていいほどデザインの差異が無く、ほぼそのままの状態で実装版に落とし込んである。

衣装名についても今までのメジロ家ウマ娘たちが「○○・ライン」という名称で統一されていた中、「ライン・ブレイクスルー=従来とは違うやり方でラインをぶち破る」という名称となっている辺りからも、パーマーがメジロ家の中でも異端児であることが強調されていると言える。

成長率はスピード、スタミナ、根性にそれぞれ+10%ずつとなっている。

所持スキル
距離、脚質双方の得意な適性に合わせた逃げや長距離向けのスキルが揃う中、伏兵〇が習得可能なのは史実の注目度の低さと大盤狂わせを反映しての事だろうか?
先陣の心得とその進化スキルである神逃げの心得から、史実ウマ娘双方で強調されている大逃げスタイルが推奨されるだろうが、
後の分岐進化であるテンアゲスタイルはその逆で"競り合い"が条件となるため、その場合は通常の逃げウマとしての運用も視野に入れるか、
もしくはチーム戦の場合は大逃げウマ娘を複数投入するというリスキーな作戦を取っても面白いかもしれない。

通常スキル:
逃げ直線〇、リードキープ、遊びはおしまいっ!、(覚醒Lv2)先駆け、(覚醒Lv4)伏兵〇

レアスキル:
(覚醒Lv3)お先に失礼っ!(すぐ後ろにウマ娘が長くいると速度が上がる)
パないっしょ?(すぐ後ろにウマ娘が長くいるとしばらくの間速度が上がる)

(覚醒Lv5)先陣の心得(レース中盤に差をつけ先頭だと速度が上がる/長距離)
神逃げの心得(レース中盤に差をつけ先頭だとしばらくの間速度が上がる/長距離)
テンアゲスタイル(レース中盤に競り合うと速度がすごく上がる/長距離)



はぁぁっ! …絶対に…乗り越えてっ!


私は…私の自由を…掴むん、だぁぁぁッ!


ははっ、どうよ…!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Line Breakthrough]メジロパーマー」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「ぶっちぎりロード」。
効果は「スタート後からレース後半まで前の方をキープすると気分を爆アゲして持久力を回復しさらに速度を少しずつ上げる」というもの。
回復効果と速度アップ効果を兼ね備えており、速度アップは効果量が控えめな代わりに持続時間が長めと、長距離レースでの運用に特に特化したスキルと言える。
発動条件がスタートから後半までの前方キープのため、安定して発動したいのなら実質的に推奨される作戦は逃げ1択となる。
序盤で逃げ切れずに中位~下位に沈んでしまうと発動条件を満たせなくなってしまうため、他のスキルでしっかりと逃げ切れるようにサポートしておきたい。

発動演出はFallGuys、あるいはSASUKEもしかしたら風雲たけし城を思わせるようなポップな色合いのコースの仕掛けを次々と乗り越えていくというもの。
史実のパーマーが嘗て障害レースに挑んでいたことをイメージしたものだろうか。そのせいで緑山大障害とか言われてるそうな

パないっしょ? これが私の実力だよ!

[赤心(せきしん)のトナカイさん]

クリパのはしごとかしちゃう?

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[赤心のトナカイさん]メジロパーマー」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント『A Gleaming Mejiro Gala』にてメジロブライトと共に披露された新衣装。
メジロ家主催のクリスマスファンイベントに合わせたトナカイモチーフの衣装。
右耳部分にはトナカイをあしらったアクセサリー付きのシルクハットも着用。
全体的に落ち着いた色合いながらも活発なパーマーに似合うどこか開放的な印象も持たせる。

こちらの成長率はスピードが+10%、スタミナが+20%となっている。

所持スキル
通常衣装と同様に得意とする逃げ、長距離に合わせたスキル構成となっている。特に逃げウマの重要スキルである地固めが自前習得できるようになったのが大きい。先駆けも続投しているため、地固め発動用のスキルも一つ確保できているの強み。
メリ☆クリ↑パーリーの方は後述する固有スキルと共に登場した初の大逃げ限定スキルであり、中山レース場でなら速度上昇も回復も両方上昇する強力な複合スキル。
とはいえ大逃げはただでさえスタミナを大幅に消耗する上に最もスタミナが求められる長距離限定のためかなりリスキーなスキルとも言える。

通常スキル:
先駆け、長距離直線〇、バイブス上昇、(覚醒Lv2)直線巧者〇、(覚醒Lv4)地固め

レアスキル:
(覚醒Lv3)烈風一閃(直線で速度が上がる/長距離)
北風一蹴(直線でしばらくの間速度が上がる/長距離)

(覚醒Lv5)ブチ☆アゲ↑バイブス(レース中盤に速度が上がりさらに持久力を少し回復する/長距離)
メリ☆クリ↑パーリー(レース中盤に速度がすごく上がりさらに持久力を少し回復する。中山レース場で絶好調なら回復量が増える/大逃げ・長距離)



メリクリー! はーい、おかわりどうぞー!


おっ、となり失礼。


じゃあ改めて…メリクリ♪


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[赤心のトナカイさん]メジロパーマー」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「jingle all the way」。
効果は「レース中間付近以降の直線で先頭だと長めに速度を少し上げ続ける、さらに中山レース場で「大逃げ」が発動していると長めに加速力をちょっと上げ続ける」というもの。
逃げウマであるパーマーに合わせた先頭時における速度上昇が持続するスキルで、中山レース場で大逃げを取得しているとは更に加速力上昇も追加された複合スキルとなる。
上述した進化スキルのメリ☆クリ↑パーリーも合わせると、史実の代表レースである有馬記念で最大の効力を発揮すると言える。

発動演出はクリスマスのパーティー会場においてパーマーがテンションアゲアゲで周囲にドリンクを配って回っていたかと思いきや、パーティーの雑踏から離れた噴水の近くでトレーナーの隣に寄り添い、ロマンチックな瞳と声色で見つめてくるという、クリスマスに相応しいラブロマンス全開なもの

運んできたよー!
私たちの勝利を!

固有二つ名は「波乱の逃げウマ娘」。
取得条件は「作戦「逃げ」かつ4番人気以下でG1を勝利し、作戦「逃げ」かつシニア級で天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念を勝利し、逃げ適性をS以上にする」というもの。
二つ名の名称からもわかるように、とにかく逃げでのレース展開が密接に関わっている。そして見ての通りの特殊な条件の数々により、取得難易度は全体で見てもかなり高い方。
作戦「逃げ」での宝塚や有馬での勝利は然程問題ないだろうが、4番人気以下でのG1勝利という他に例のないものを求められる。
ある程度育成に慣れればシナリオ中の人気は基本的1番、少し下がっても2番程度になることが殆どであるため、まず狙ってシナリオ中に4番人気以下にするということ自体が相当にハードルが高い。

何とかこれらの条件をパスした先で更に待ち構えているのが逃げ適性S
こちらは4月前半の因子継承が無ければその時点で終わりなため、完全に運任せなので更にシビア。
それ以前に初期段階で逃げ適性がAのパーマーに、逃げ因子持ちの継承要員を用意しないといけないというのもまた面倒な所。

サポートカード

2021年3月18日に共通のRと、SSR【バカと笑え】が実装されており、2022年9月29日にはSSR【月下の悪魔ちゃん♪】が実装されている。さらに2023年6月29日にはSSR【カモメのように】が実装された。

SSR【バカと笑え】

得意練習は根性。
アプリ初期においては根性サポートというカテゴリ自体が微妙な評価を下されていた上に、
連続イベントの1回目で体力を使うことから根性カードの中でも評価が低い方であった。
この評価は1stアニバーサリーの大規模アップデート以降に急変。
連続イベント1回目で削られる体力の減少+選択肢に応じたスキルヒント+1に加え、高い友情ボーナスと得意率、
1凸以降はパワーボーナス、そして連続イベント完走での大量の根性ステも兼ね備えていることから、
特にクライマックスシナリオにおける根性育成における選択肢として非常に高い評価を得た1枚となっている。

SSR【月下の悪魔ちゃん♪】

得意練習はスタミナ。
固有ボーナスが「現在の体力が高いほどトレーニング効果がアップ」と変則的。最大効果になるのは体力が100以上の時に20%。
スキルがかなり変更…というかほぼ刷新されているが、いずれにしても逃げ向けのスキルが揃っている。

練習性能としては、1凸からスキルptボーナスを所持し完凸すれば得意率80と高い効果を得られ、
初期スタミナ&根性に+30というのも優秀な点だが、初期絆ゲージがやや低めな点が少々不利か。
またグランドライブシナリオではそこまで重要ではないものの、レースボーナスやファン数ボーナスが0なのも今後の新シナリオ次第では不安要素か。
連続イベントを進めると確定でレアスキル「先手必勝(「先駆け」上位スキル)」のヒントを入手可能。
逃げウマには取得が優先される貴重なスキルであり、実装当初の他の入手手段は3回ものランダム判定を要求されるSSR【ターボエンジン全開宣言!】ツインターボや、イベント限定配布のために基本的に再入手手段の存在しなかったSSR【幽霊さんとハロウィンの魔法】ミホノブルボンの2枚だけだったため、
連続イベントさえ完走すれば確定入手&すり抜け前提とはいえ、入手手段が残されているといった要因から、スキル要員としての価値が高かった。
現在は【幽霊さんとハロウィンの魔法】についてはイベントストーリー報酬の回想のしおりを使用することで再入手が可能となっている他、同じく先手必勝が入手可能なことに加えてその他の性能も非常に強力なSSRスピード【波間のオフショット】スマートファルコンなども実装されているため、パーマー自身にこのサポカが使えない問題も含めて評価は落ち着いてきている。

因みに連続イベント1回目で下の選択肢を選んでしまうと体力を大きく回復できるが連続イベントが打ち切られてしまうため注意。

SSR【カモメのように】

得意練習はスピード。
固有ボーナスが「最大3個まで持久力を回復するスキルの所持数に応じてスピードボーナス」というもので、最大でスピードボーナス+3。
要するにSSR【刻下、桜花爛漫】サクラローレルの固有ボーナスをスタミナからスピードに変えたもの。
回復スキルを最序盤に取る事は殆ど無い事や、スキルヒントで回復スキルを貰える事自体が少ない事も相俟って、固有ボーナスを最大限に活かせることは非常に困難。

練習性能もレースボーナス10%を持っているもののトレーニング効果がないのが欠点であり、
固有の使い勝手の悪さも相俟って中々ステータスが盛りにくくなってしまっている。
連続イベントを進めると確定で「ブチ☆アゲ↑バイブス(「バイブス上昇」上位スキル)」を入手可能。固有スキルみたいな名前だが、歴としたレアスキルである。
長距離レース中盤に速度が上がり、さらに持久力を少し回復する複合スキルで、連続イベントを最後まで進めるとLv2かLv3かでランダムで貰えるが、
連続イベント2回目でも下の選択肢を選べば連続イベントが打ち切られる代わりにLv1で貰えるため、あげません!される場合があれば下を選んでイベントを打ち切ってしまうのも手。

個別ストーリー

どうにもタイミングが悪く、目当ての子を見つけても他のトレーナーに先を越されてしまう…、
そんな感じで担当が決まらず凹んでいたトレーナーが出会ったのがメジロパーマーというウマ娘。
名門メジロ家の出身でありながら、自分の様な新人にも気さくに声をかけてくれる彼女にトレーナーは惹かれるも、
後日の選抜レースにおいて、メジロ家の名を気にするあまり緊張して思うようなレースができず、落ち込み悩むパーマーの姿を目にすることに。
そんなパーマーに対しトレーナーは、もっと自分に合ったレースのスタイルがあるのでは? と、ふと思ったことを口にし、
それを聞いたパーマーは悩んでいた姿から一変、何かを思い立ったかのような反応を見せていた。

後日、パーマーは街中でトレーナーと再会した直後、近くの呼び込みから「フリー・スタイルレース」なるものに飛び入り参加することに。
トレセン学園のそれとはまるっきり違う、王道から外れた我流の荒々しい走りが繰り広げられるそれに、
最初は戸惑いを見せていたパーマーも、今はメジロ家の名は関係ない、パーマーという1人の自由なウマ娘という思いの下、どこか吹っ切れたような圧倒的なレースを展開し、
周囲のフリー・スタイル参加ウマ娘たちからの喝采を浴びる。

ね……あんなの初めてだよ……選抜レースの時とは大違い。
私がメジロだって知らない人まで『パーマー!』って……!

背負う家名から解放され、自分自身の最高の走りができたことに高揚感を覚えていたパーマーに対し、トレーナーは思わずスカウトの申し出を行っていた。

夢の手伝いを、俺にさせてもらえないか?

思わぬタイミングでのスカウトにパーマーは一瞬キョトンとするも、自身のスタイルを見つけ出すきっかけを与えてくれたトレーナーの申し出を快く受けることに。

しかし、後日の模擬レースでは再び以前の様な緊張のせいでパーマーは思うように実力を発揮できない。
フリー・スタイルレースの時とは違い、トレセン学園でのレースにおいてはどうしてもメジロ家としての自分が見られているという緊張感が抜けきらない。
そこから脱するにはどうすればいいのか? と、悩む中、パーマーはある1人のウマ娘、ダイタクヘリオスと出会う。

楽しそってか楽しーよ! ガチのマジ!!
ウチはオールウェイズバイブスブチ上げだかんね~!!

楽しむことが1番、シンプルで最高であるとひたすらに前向き。
レースにおいてすら馬鹿みたいに笑い、自分が楽しむことをひたすらに曝け出すその姿に、
パーマーは過去のフリー・スタイルレースでの出来事も交え、やはりあの時のように自由に走ってみたいと心を新たにする。
そのことをトレーナーに対して打診した時でさえ、未だ自身の立場やメジロ家の名を気にするかのようなそぶりを見せいてたが……

名前を残すのが、夢だったよな?

へっ? あ、うん、そうだけど……。

残したい名前は『メジロ』?

……っ!

それとも『メジロパーマー』?

あ──

トレーナーとのやり取りにより、パーマーは嘗てフリー・スタイルレースで浴びた喝采と高揚感を思い出し、
あの時の様にメジロ家としての自分ではなく、メジロパーマーとしての己を知らしめたいという熱意を燃え上がらせることに。

そして後日の模擬レース、今までの様な緊張感に縛られたお堅い走りとはまるで違う圧倒的な爆逃げスタイルによって見事に勝利。
周囲の他のトレーナーや同じメジロ家であるマックイーンやライアンの視線も集める中、
パーマーは今の自分を形作るきっかけを与えてくれた親友であるヘリオスと、そしてトレーナーと共に改めて進んでいくことを決意していた。

テンアゲでいこーーーうっ! ウェ~~~~イ!!

育成シナリオ

……こんな感じで個別ストーリー内の時点で吹っ切れたかと思いきや、
育成シナリオ内においてはまだまだ己自身を明確に貫くことが難しい中、時に悩みながらも少しずつ前に進んでいく。
やがてはトレセン学園、及びトゥインクルシリーズという王道の舞台においても、
名門メジロの名に縛られることのない、メジロパーマーという己自身のスタイルを貫く強さを手にしていくという成長物語が展開される。

またキャラクターストーリー冒頭にもあるように、他人の相談に乗って親身になってくれることもあり、
バレンタインイベントではメジロマックイーンを筆頭にウマ娘やファンからの相談を受けている。
しかし、「(他人事の体で)チョコを渡しても変な雰囲気にならないか」と事前にトレーナーに入念に念押しした上でチョコレートをトレーナーに渡した後、
「もし本当に、自由に生きられるようになったら思うままに暮らすのもいいかも。相談に乗ってくれる人がいれば、それでね」とトレーナーとの距離を一気に詰めてくる甘酸っぱいシーンもあり、
またクリスマスイベントでも駆け落ちとも取れなくはない発言もあるため、トレーナーの間ではエイシンフラッシュ級の恋愛つよつよウマ娘とも言われている。
???「聞いてますかファルコンさん」「しゃい☆」
一方で、普段の軽いノリや気安い接し方とのギャップもあり、「実は結構重い子なのでは?」と言われることも。というか会話の端々からして相当な湿度を放っている…

デビュー戦時点でも思ったよりもまだまだ硬さが抜けきらないため、ヘリオスの助言を受けた上で、
今後のレースも自分が楽しめるように自由にやっていけばいいという方針で進めていくことに。
故にジュニア級からクラシック級の途中までにかけては己自身のスタイルに注目してくれるファン数集めを目標にしつつ、
クラシック三冠の王道路線についてもその時の気分次第で出場すればいいという何ともフリーダムな展開に。
なので目標外ではあるものの、皐月賞、日本ダービー、菊花賞への出場や勝敗によって隠しイベントが発生。
そして行く行くは明確な目標レースとして春秋天皇賞、宝塚記念、有馬記念などを定めていき、ヘリオスと共に爆逃げで駆け抜けていくことになる。

また、クラシック級、シニア級双方の有馬記念とシニア級の宝塚記念、計3つのレースで勝利することにより、
サイレンススズカと同様に「大逃げ」のスキルが入手できる隠しイベントが発生したりもする。
しかしこれまたURAとアオハル杯、及びグランドライブシナリオ限定で、クライマックスシナリオでは入手不可となっている。
なお「大逃げ」が入手できるイベント内では、シンボリルドルフ「グランプリ3連覇は、私の敬愛する、あの方以来の快挙なのだから」と発言しているが、これはスピードシンボリのこと。*2

特殊実況は宝塚記念の勝利によって発生。文面的にはこの子逃げ以外やらないと思うが多分逃げであることも条件。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
パーマーだパーマーだ! パーマー逃げ切った!
メジロパーマーがまんまと逃げ切って
グランプリを制しました!

元ネタ:1992年宝塚記念 関西テレビ・杉本清アナ


◆関連キャラクター

メジロパーマーを語る上では絶対に外すことのできない存在。パーマーにとっての太陽でありズッ友なパリピ仲間の爆逃げコンビ。
史実においても、コンビとして有名であった。

アニメ、アプリ双方において、お嬢がツレないんだよぉ~!!*3と嘆いていたヘリオスに対し、
いつものごとく「悩みがあるなら聞こうか?」とパーマーが声をかけたのが出会いのきっかけ。
以降、何かと悩みがちなパーマーをヘリオスが底抜けの明るさとパリピムーブで引っ張っていくことになり、
いつしか2人は互いが互いにとって欠かすことのできない最高のコンビとなっていた。

アプリ版ではアニメ以上にパーマーが悩む時期が多いこともあり、時にヘリオスが憤りをぶつけることなどもあったが、
それでも決してパーマーを見限るようなことは絶対にせず、自身の距離適性の違い*4で無理をして倒れたりしながらも、
最後までパーマーが己自身を貫けるように支え続けた、太陽の名に相応しいだけの大活躍を見せている。

というかアプリ版のパーマー育成シナリオではヘリオスがほぼ出ずっぱりであり、
「ヘリオスのトレーナーは何してるんだ?」「寧ろパーマーとヘリオスのダブル担当状態」なんてツッコミが入ったりもしていた。

ヘリオスと同じギャル仲間のウマ娘たち。
特にジョーダンについては「心根ではなかなか自分に自信が持てない」という共通点からか、ジョーダンの育成シナリオにおいてもデビュー戦でその不安を察し、
トレーナーに席を外してもらった上でジョーダンに不安を吐き出させた上でアドバイスを授けるなど、ここでも人の良さを発揮している。

季節イベント『#Summer_#Besties』ではシチーの悩みを聞き出し、解決のお手伝いをしている。

共に同じメジロ家出身のウマ娘にして同期のライバル。史実においても同期で対戦経験がある。

メジロの名を重荷に感じるパーマーにとっては、その家名に恥じず王道のレース展開で実力を示す憧れであり、自分には真似できない気後れを感じる相手でもある。
そんな彼女たちに対し、メジロではないメジロパーマーとしての己自身のスタイルでぶつかっていく姿も育成シナリオにおける醍醐味の一つ。

「メジロらしさ」で悩みを見せるという点から、ライアンとの共通性が語られたりすることもあるが、
あくまでもマックイーンという自身を更に上回る王道の体現者との相対比較で悩むライアンと、
そんなライアンも含めたメジロの名そのものへの悩みを抱えるパーマーとでは根本的な部分が異なるとも言える。

育成シナリオ内でもクラシック三冠や春秋天皇賞といった数々のレースでライバルとして立ちはだかる。
特に天皇賞(春)におけるマックイーンは、嘗てのライスシャワーのシナリオの如く、豊富なスタミナを中心とした高いステータスと優秀なスキル構成で、
育成に慣れない初心者を容赦なくすり潰す高い壁として登場する。

こちらも同じメジロ家出身のウマ娘。史実ではパーマーよりも生まれが早く世代がやや離れている。
ウマ娘においても、パーマー含め他のメジロ家メンバーよりもお姉さんの立場にある。

病弱な深窓の令嬢であるアルダンにとって、パーマーとヘリオスのパリピムーブは新鮮なようで、意外とノリノリで付き合ったりすることが多い。
ヘリオスを巻き込んで映画談義で盛り上がったり、ヘリオスの影響でパーマーの事をパマちんと呼ぶようになったりと、順応性が高い。
デビュー当初の時期にあたる『ウマ娘 シンデレラグレイ』18巻ではマックイーンと一緒に彼女と会話していた。

アニメ2期におけるチームカノープスのメンバー。
アプリ版では彼女達とも仲が良いらしく、ヘリオスも交えて6人で盛大なクリスマスパーティーを楽しんだりする場面もあった。

2023年2月に追加発表されたウマ娘の一人。その後まもなく開始したストーリーイベントの報酬サポカにて、パーマーのルームメイトである事が判明した。

エースの方が先輩で、片や名家育ちのお嬢様、片や反骨精神溢れる田舎育ちと境遇だけ見ると対称的にも見えるが、互いに明るく面倒見の良い気質な事も手伝って関係は良好。
苦手な電車の乗り換えに難儀していたエースをパーマーが懇切丁寧にサポートした際には「最高のルームメイトだ」と絶賛していた。

史実では世代が離れているため対戦していないが、両者ともに逃げ馬として名を馳せた名馬。
カツラギエースはジャパンカップでかの皇帝から逃げ切った事があり、
メジロパーマーは有馬記念で皇帝の息子である帝王から逃げ切った事がある。


◆余談


声を担当するのぐちゆり氏は、公式プロフィールの特技欄に「モノマネ」を上げており、
「ぱかチューブっ!」でダイタクヘリオス、ゴールドシチー、トーセンジョーダンのギャル組で他のウマ娘のモノマネをするという動画が上がった際には、
ゴルシではなくポーズ込みでナカヤマフェスタのモノマネをするジョーダン、あの見た目でユキノビジンの田舎娘ムーブ完コピをしてのけるシチー、
大方の予想通り喋る前からダイイチルビーのお嬢アピールをするも、台詞にパリピを隠しきれていないヘリオスと、(しっかり声・仕草を似せつつ)ややネタ寄りの面子の中、
パーマーは仕草はもちろん、声色まで「中の人変わった?」と言いたくなるレベルのクオリティーのマックイーンのモノマネを披露している。
ちなみに、アプリ版パーマーの誕生日台詞でも、同じ台詞の中でスイッチを切り替えるようにライアンとマックイーンそっくりの声真似をするという、何気に凄いこともしている。




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最終更新:2025年04月16日 12:19

*1 BD特典の小説で裏事情は明かされており、要約すると「パーマーがついにG1勝ちそうになって興奮の余り倒れて救護室送り」と、せっかく現場にいたのにその瞬間だけいなかった。恐らく史実においての宝塚記念での口取り式の再現。

*2 アプリ4周年を迎えると同時にウマ娘としても参戦している

*3 放送当時からこの「お嬢」はダイイチルビー説が挙げられており、アニメBD特典小説ではヘリオスの語りによりガッツリと登場する。そして2022年8月21日のぱかライブにおいて、そのダイイチルビーが新規ウマ娘として発表され、追加された1コマ漫画等で大方の予想通り、ヘリオスの言う「お嬢」がダイイチルビーであることが確定した。

*4 中長距離のステイヤーであるパーマーと違い、ヘリオス本来の適性はマイラー。