ミホノブルボン(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/05/26 Wed 23:20:24
更新日:2025/04/09 Wed 22:50:33
所要時間:計測…読了までの時間は約 50 分と確認


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Absolute Faith CODE:グラサージュ G00 1st. F∞; MB-19890425 Mihono Bourbon RRI UMA STARS アホノブルボン ウォーズマン ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー ウマ娘界のウォーズマン ガンダム ガンダムおるー! クラシックディスタンス クロックアップ グランドライブシナリオリンク対象 ゲーミング勝負服 コスモピュエラ サイボーグ スパルタの風 スパルタの風。 チームN デカ尻 トレセン学園高等部 ハイレグ パウリ効果 パーフェクトブート ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃん ミホノブルボン ミホノブルボンSJ メカジョーク メカ殺し メカ疑惑 ユメヲカケル! レオタード ロボとバラと委員長 努力の天才 努力は才能を凌駕する 史実クラシック期リタイア勢 困難を乗り越える者 坂路の申し子 天然 完璧なエラー対処術 小島貞博 尻神様 巨乳 従順 情緒が幼い 戸山為夫 所要時間30分以上の項目 栗東寮 栗毛のサイボーグ 機械音痴 美浦のブルボン←なのに栗東寮 覚悟 走るEMP爆弾 逃げウマ 逃げ切りっ!Fallin' Love 逃げ切りシスターズ 長谷川育美 高校生 黒沼T


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー メインストーリー第2章「小さながんばり屋」
© Cygames・JRA

ターゲット確認。

オペレーション『三冠獲得』を開始



ミホノブルボン(Mihono Bourbon)とは、ウマ娘 プリティーダービーの登場キャラクター。
CV.長谷川育美

モチーフ元である競走馬『ミホノブルボン』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:指示は絶対厳守!サイボーグ・ウマ娘
誕生日:4月25日
身長:160cm
体重:増減なし
スリーサイズ:B86/W54/H87
靴のサイズ:左右ともに24.0cm
学年:高等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:にらめっこ
苦手なこと:電化製品の操作
耳のこと:眠っていても命令が入ると即座に起きる
尻尾のこと:尻尾で立てるほどの筋力がある…との噂アリ
家族のこと:家電がよく壊れるため一家でアナログ生活中
マイルール:言語化できないものがあることを忘れない
スマホ壁紙:設定したいが、いつもクラッシュする
出走前は…:湿度、気温、風向きを目と耳と肌で測定

ヒミツ:①父親の冗談のせいで雷が鳴ったら尻尾をとられると思っている / ②おんぶしてもらった人からは『とっても背中が大きく感じた』と評判*1
自己紹介:私の名はミホノブルボン。目標は三冠ウマ娘に設定されています。脚質などは別データをご覧下さい

「信念の鎧」

誰かが叫ぶ
お前には無理だと
大声が響く
お前にも限界があると

他人の勝手な
思い込みや決めつけなど
弾き返してやれ

今日まで鍛え上げてきた
信念という名の鎧を
身にまとって

2020年URA「名ウマ娘の肖像」ミホノブルボンより

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「Heroes」第3弾「ただ一度も先頭を譲らなかった事実」篇
© Cygames・JRA

正確無比なる

努力の権化

ウマ娘 プリティーダービー】CM
「Heroes」第3弾「ただ一度も先頭を譲らなかった事実」篇より

従順にして温厚、温厚ゆえに堅忍。
正確無比な時間配分、淀みのない足運び。ハードなトレーニングを耐え抜いて築いた鋼のごとき肉体──『サイボーグ』の異名を持つ二冠馬「ミホノブルボン」がモチーフのウマ娘
ただでさえ過酷な坂道トレーニングをむしろ積極的に行い、体が悲鳴を上げるスレスレを責め抜く鍛錬法から『坂路の申し子』の二つ名も取る。

外見

栗毛のセミロングに、吊り気味の鋭い目、堅い印象とは見合わないほどメリハリがつきまくった豊満なボディが目を引くウマ娘。
耳飾りからしてサイボーグの通り名に沿うような光るリングで、カチューシャやアンテナのようなパーツもメタリックな銀色で揃え一風変わったコーデを好む。
勝負服も宇宙で光線銃を交わすパイロットかというような白レオタードに、加速器モチーフとおぼしきサイバーなパーツを装備したまさにSFチックで特徴的なものとなっている。なんかボーカロイドとかっぽい。
後述する彼女の体質を考えると、おそらく装飾品は全て非機械。
これは彼女がオーダーしたデザインで、よくよく見ると胸元はネクタイで隠れてるようで隠れていなかったり、超ミニスカートの下はレオタードだったりとかなり際どいのだが、本人はいたく気に入っている。
ウマ娘の数だけ勝負服があるとはいえ、主に世界観が違う方向で現状かなり目立つものとなっている。
なお、腰回りの円状パーツは史実での勝負服に描かれた「黄銭形散」を元にしている。
私服はパーカーにジャケットを合わせたパンツスタイルで、カジュアルかつスタイリッシュ。総じて彼女が自分の服に求めるのは機能性と着心地で、デザインへの言及はほぼない。

性格

トレーナーを「マスター」と呼び、命令(オーダー)にどこまでも愚直に従う寡黙気味の性格。

『ステータス「高揚」を感知。……オーダーをいただければ、通常以上の成果を約束します』

『動作確認、完了済み。新規コマンドの入力を受けつけ次第すぐ実行に移します』

……といった独特の喋り方をし、これらを平坦な声色で告げがちなので、「冗談ではなく本当にサイボーグなのでは?」という風評を加速させている。
本人に特にこれといったこだわりがある様子は見受けられず、機械的な構文めいた部分を除けば普通の敬語なのもあいまって、自然にたどり着いたものである可能性も。
幼少期は敬語で普通に話す子で、スパルタ漬けの生活を送っているうちに数少ない外的刺激のSF作品を学習しつつトレーニングに適した思考言語を導いたのかもしれない。

ともすれば冷たい印象を与えるいっぽう、感性は年相応……どころか情緒の発達が幼い節さえある。
これはスペシャルウィークに並ぶんじゃないかというド田舎出身ということ、元来大人しい子だったこと、ほとんどを鍛錬に捧げていたため学習機会そのものが少なかったことが原因。
ウサギの人形を可愛いと感じ大切に扱い、「(ウサギの人形に)留守番を任せてるから私の部屋に不備はありません」と平然と述べる、
勝利や敗北に際して湧き上がった感情の導線がなく辞書的知識に留まってトレーナーに諭されて始めて認識する、etc……
事務的、社会的なやり取りに問題はなく、むしろ年齢以上にしっかりし過ぎているのとのギャップが激しい。物腰が幼いが情緒や対人には人一倍敏感なライスシャワーとは対照的である。
「友達作れるように頑張ろうね」ぐらいのニュアンスな親心を「三冠を志すなら取材やファン交流に向けて習熟が必要」と解釈してしまうなど、根本的に経験値が少ない傾向にある。
これらのせいか、表情次第では“無垢”の印象を受ける場面もあり、力を抜いてリラックスしていると別人のように間が抜け……雰囲気が柔らかくなることも。

生真面目が突っ張って天然の“け”があり、通りがかりにサインをねだられた際、

「ミホノブルボンさん! 握手してください!」

「私も、サインしてください!」

「アタシも! オムライスにケチャップで『ミホノブルボン』と可愛らしく描いておくれ!」野外の道端である

「いいでしょう。最後のはよくわかりませんが、善処してみます」

「かわいらしく……かわいらしく……」

と大真面目に受諾。真剣そのものでケチャップを握る三冠目前の豪傑がそこにいた。
これが悩ましく難しいオーダーだったらしく、三冠へ向けて背中を押される談話の最中、

「……それはそうと会長。ひとつ、お聞きしたいことがあります」

「サインを書くとき、もっと可愛らしくする為にはどうすればよいでしょうか」

とこれまた睨めつける勢いの迫真さで聞き、これにはさしものシンボリルドルフ
「……それは、私にとっても難しい質問だな……」と苦笑いするしかなかった。
他にも、逞しく“強い”ウマ娘として存在感を放つブルボンに憧れて話かけてきた子に「必要性が見当たらないけどきっと意味があるはずだから今のはどういう意味の声掛け?(意訳)」と平淡に返し、
萎縮させてしまったのち、同じ子が「憧れてつい距離感を間違えちゃうことがあるの」と謝ってきたら「なるほど、理解しました。距離感の把握が苦手ということですね? 私は得意です」と答えた。
とつとつと目視した距離を例示し始めるブルボンに思わず「……もしかして、ブルボンさんって天然なの?」と言うも、「体にメカニックな要素はなく、全て自然由来ですが」と返されたので、「わぁ~! 天然だ!」と一周回って大はしゃぎ。
悪意があったわけではないことが露見し誤解(?)が解け、わだかまりがなくなり“友人”ができた一幕も。

根底には「無感情な自分と一緒にいても楽しくない」という考え、「迷惑をかけたくない」気持ちがあるようで、それが自分の欲求を押さえつける心理につながっている模様。
決して自己評価が低いわけではなく、彼女らしく公平かつ冷静に分析できているのだが、根本的に大人しい性格がともすれば及び腰に働くのだろう。
一緒に楽しもうと誘われると場合によっては珍しくゴネることまであるなど、とことんストイックなのかと思わせるが積極的に楽しむことに慣れてないのが実情だろうか。
誕生日には「マスター、今日は私の誕生日です。……希望はトレーニング器具の新調。……その、よろしい……でしょうか?」と遠慮がちながら要望を言ってくれて、
レースに直結するとはいえ金銭も発生する“お願い”なのだから、彼女としては破格の勇気。

上述した不器用な面を除けば総じてスペックは非常に高く、ダンスも歌も覚えが早いうえハイパフォーマンスかつ表情トレースも可能、
手先の器用さは精密機械並でミシンが使えない代わりに手縫いがミシン縫いレベル、
主食からスイーツまで幅広く美味しくい作れる調理スキル(ご多分に漏れず“適量”は徹底抗議)etc…
接すれば接するほどお硬い印象とは裏腹なぐらいの、家庭的な面も見せてくれる。それも彼女の魅力だろう。
事あるごとにトレーナーへ感謝をしたがり、性格もあって下調べを徹底しフォローまで完璧にするいい子。バレンタインであればより感謝が伝わるからと手作り(本当は豆から自作しようとした)し、
福引で懸賞を引き当てればマスターに贈り物ができると張り切り、温泉も完全にトレーナーへの慰労が目的だった。にんじんが当たれば手ずからちょっとオーバーな量の料理を振る舞う、
クリスマスでは取り寄せたメリノウールで手編みマフラーを編むなど、彼女の素直な想いの丈なのだろうが世間的な範囲では加減が効いてない節さえある。
ちなみにブルボンの認識だと「クリスマスは家族、友人、恋人と過ごす日」であり、そのうえで「マスターと一緒に過ごすべき」だそう。……ん?
逆にお礼ができないとなると無表情を崩し困り顔になり狼狽し、たとえ衆目のある舞台でも多少照れながら飾らない感謝の言葉を述べるなどブルボンの父親が親バカめいて可愛がるのもわかるというもの。

メカ扱いについては「他者からの評価は気にならない」スタンスなのもあってほとんど意に介していない。
ただサイボーグ視が行きすぎて怖いとの先入観を持たれ、噂がひとり歩きしてコミュニケーションに問題が発生するのは不本意で、解消にたびたび頭を悩ませている。
パック飲料を飲んでるところを見られて「あのブルボンさんが食事をとっている……」「やっぱりサイボーグじゃなかっ……いやあれがオイルという可能性も……」などとザワつかれるあたり相当である。
しかもそれを言ってるのが親しい部類のマチカネタンホイザとトウカイテイオーかつふざけてる様子もないので、よほどだろう。
トレーニング量からの誤解については不可抗力としても、言動があまりに無機質というかメカっぽいのでブルボン自身の責任も大いにあるのが難しいところ。
よくよく見ればあくびをしていたり、肉まんを食べて火傷しそうになったり、愛らしく人間っぽいとこはたくさんあるのだが。
一部からはほぼ完全に悪意なくメカ娘として扱われていて、つまりメカだろうと接し方が変わらない喜んで良いのか複雑な人間関係と言えなくもない。
とはいえ“メカジョーク”と称して意識的にそれっぽい喋り方をかましたり、「それがコミュニケーションの一助になるなら」と逆に利用するお茶目なのかやはり天然なのかなブルボンなのであった。

サイボーグ・ミホノブルボン

G1でトップを目指す多くのウマ娘からしても異常なレベルのハードトレーニングをこなす、いわく努力の天才。
幼い頃に“三冠”を夢見てから始めた適性距離を伸ばすためのもので、本来ならトゥインクルシリーズの最初の三年間で短距離適性から長距離を視野に入れるのは無謀もいいところなのだが、
たゆまぬ鍛錬によって本職トレーナーの指導次第で実現可能に至るまでの素地を築き上げている。
こうした高負荷の運動をほぼ無表情で、弱音も吐かず淡々と行う様も「やっぱりサイボーグなのでは?」という噂を加速さs(ry
その鍛え抜かれた肉体は尋常なそれでなく、パワーとガッツにあふれるスマートファルコンでさえ息を切らす35曲ぶっ通しライブでも息ひとつ乱れない、
トレーニングの専門家から見ても一瞬圧され近所迷惑が予期される特注アンクルウェイトを追加トレーニングで引こうとする、など疲れ知らずと言って問題ないタフネス。
もちろん底なしのスタミナはレースに活かされるが、同時に実直すぎる性格との悪魔合体を起こし、できてしまうために無茶をしがち
クールダウンとして指示された運動に具体的な終了ラインが設定されてないと一晩を超えても実行し続け、示されたら示されたで一単位のブレもなく達成されない限り止めようとせず、
電動ハンドミキサーが使えないとはいえ何も食べず72時間生地を混ぜ続けバレンタインチョコを作る……作れてしまうのが時に困りもの。
辛抱強さや正確性が買われたのか花見の場所取りをお願いされたら当たり前のように徹夜で敢行し、色んな意味で皆から怒られてしまったことも(本人は困惑気味)。
味音痴ではないはずだが栄耀重点であらゆるものが入り混じった凄まじい構成のパフェ*2を頼みそれを平らげるなど、
真面目がすぎるそんな彼女を適度にセーブする采配もまたトレーナーに問われているのだろう。
ちなみに食事量は特筆されてないことからアスリートウマ娘平均を大きく逸脱しない範疇だと思われるが、圧倒的な運動量と筋肉を備えるだけあって、その気になれば相当なボリュームを詰め込める様子。……けぷっ

体質?

そんな彼女だが、機械オンチ……というよりパウリ効果めいた機器類との相性の悪さに悩まされる身。
どれぐらいかというと、電源に指で触れたらショートするという現代生活が不安になる域。
別に電源でなくてもこれは起こり、[冷蔵庫を開けようとする→壊れる→故障の報告をしようとする→スマホが壊れる]とのある意味芸術的なコンボを決めたことも。
ただここまでのことはさすがにレアなようで、「……。バッドステータス、『踏んだり蹴ったり』です」とションボリ。
タイミングや条件はハッキリとしておらず、必ずしも故障に繋がるわけではない模様。じゃなかったら最初から手ぇ出さないし。
本人もこの体質を自覚しているため、ゲーセンなどに興味があっても不用意に遊ぶことができず、トレーナーと一緒に取ったクレーンゲームの景品と思い出はいたく大切にしている様子。
また、4コマ版うまよんではわざとバクシンオーの前でリモコンを触ってテレビを爆破している。
資金が潤沢なトレセン学園はともかく、実家では不定期に家電が壊れてはたまったものではないので、一家単位でアナログ生活を半ば強いられているらしい。
ブルボンが力加減を間違えて物理的に壊すといった様子はなく、マニュアル化可能な機械の扱いそのものはむしろ得意分野のはず。果たして彼女の体質の秘密は……?
それはそれとしてグラマスシナリオから登場する三女神達はAIだが大丈夫だろうか…?

◆アニメ版での活躍

BNWの誓い

春の感謝祭では目玉企画である『BNW駅伝』に出走。
皐月賞ウマ娘で固められたチームNに加わっていた。なぜかぼんやりと空を見てたり、自己紹介の時に懸垂をしたり、仮面ライダーカブトの決めポーズを取ったりと完全にチームの雰囲気に引っ張られていた。
後に、本当にクロックアップを習得することになるとは誰が想像しただろうか

Season2

2期でフォーカスが当てたられた時は黒沼トレーナーに師事、及びそのチームに所属する強豪ウマ娘として登場。
性格は概ねアプリ版と一緒だが、平淡な喋り方が常であっても普通の敬語で話している。
情緒も豊かに映り、色々濃すぎる鬼教官・黒沼トレーナーとの関係、チームの面々との交流でまた違う学習を成したのだろう。影響を受けやすい子とも言える。

圧倒的な運動量と試合運びで、テイオー無念の欠場に代わるように現れた無敗の二冠ウマ娘。
初登場は昼食中に「すごい子」としてエルコンドルパサーグラスワンダースペシャルウィークが噂していたらご本人が近くに、という形。
サクラバクシンオーに「あなたはどう見てもスプリンター向きなので共にバクシンしましょう!!(要約)」と熱く説かれるも、
「“三冠”はマスターからのオーダーなので」とにべもなく断る。委員長のアドバイスなのに~

チームメイトがへばる中、追加トレーニングを受けても平然とこなす姿は流石の一言。
当初、ちゃっかり尾けて並走してくる謎の黒いウマ娘ことライスシャワーは練習・試合ともに歯牙にもかけていなかったものの、徐々に縮まる着差から明確なライバルとして認識。
三冠を賭けた菊花賞では、序盤から先行逃げ切りを狙うも、最後の直線でライスシャワーとマチカネタンホイザに躱されてしまい、マチカネタンホイザは意地で抜き返すも、ライスシャワーには届かず二着。
前年のテイオーと同じく、クラシック三冠制覇にはあと一歩届かなかった。

敗北をバネにジャパンカップに向けての調整中、大きな怪我をしてしまう。
当面の間出走は中止。どころか、もう一度走れるか不安に駆られ、あのブルボンをして走るのをやめようと思った時期もあったほどのもの。
楽しそうに走るウマ娘を眺めながら一人静かに療養していたブルボンは、「三冠を達成すればかつて見たことがない、マスターの笑顔が見られたかもしれませんでした」と寂しげな表情で語る。

しかし三冠の夢が叶えられなかったからこそ、新たな走る理由が生まれました。
ライスシャワーです。
唯一私が負けたウマ娘。私の夢を阻んだ相手。初めてライバルと呼べるのは彼女なのかもしれません

そんな中、テイオーからライスが失意の淵にあることを知らされる。
最大のライバルであり、同じ苦難を経験し、きっと憧れでもある彼女の言葉ならライスも考えを改めてくれるかもしれない──と。
「上手いこと言ってよ」というテイオーの耳打ちに「任せて下さい。私にはマスター直伝の教えがあります」と自信満々のブルボン。
これなら心配要らない……安堵したテイオーが事の顛末を見まもって──

ライス……四の五の言わずに走りなさい!!!!!!

ひぃぃい!!!

おかしいです、マスターにはいつもああして檄を
あーいいから追いかけるよ!

やっぱりブルボンはブルボンでした。


借り受けたゴルシちゃん号がバッテリー切れそれは本当にバッテリー切れか?したり、紆余曲折の鬼ごっこのすえ、ライスと改めて対峙する。
口に出すだけで胸が痛くなるライスの──疎まれた勝者の嘆き。

ライスが出ても誰も喜ばない またがっかりさせるだけ 走る意味なんてない

しかし、それでもなおブルボンは走りなさいと叫ぶ。あなたに走ってほしいからだと。

あなたは私のヒーローだから

怪我で挫折し、鍛錬に打ち込むこともできない時間だけが過ぎていく。
こんな想いをするならいっそ……そんな中で心に浮かんだのは、自分を負かせた唯一の相手。
オーダーは達成できなかった。怪我をしてむしろトレーナーを謝らせてしまった。
そんな自分に生まれた新しい“走る意味”。それが他ならないライスシャワーだったのだ。
次は勝ちたい。今度は負けたくない。強いあなた(ライスシャワー)と走りたい。
機械的だった少女にあるいは初めて芽生えた火。逆境に潰されてなお這い上がる意志。
厳しいリハビリもライスの存在あってこそ続けていられる。

なのになんですか!! あの有馬記念8着は!!!*3

どんな想いだったのだろう。自分を負かせる足る優れた相手が、喝采を浴びるべき立場のものが、
まさに自分との戦いで傷つきその足を止めようとしている……。
誇らしくあってほしい、強くあってほしい。負けたくないと執着すら覚える存在なのだからと。
もはや自分も涙を浮かべて叫ぶ。

あなたは私のヒーローなんです! “強いウマ娘”なんです!

天皇賞に出てそれを証明しなさい!!!


……勝手なことばかり言わないでください。そんなこと言われても迷惑です

もう一度走ってほしい。そう願う者はここにいる。
しかしライスの拒絶の通り──ブルボンの言葉もまた、勝者へ向けられる“勝手なこと”に過ぎない。

でも……ブルボンさんの気持ち、受け取りました

ライス、もう一度頑張ってみます

果たして……ブルボンとテイオーの想いはライスへ届く。
ライスを取り巻くものは何も変わっていない。ただ前向きになっただけ。
それでもライスには、支えてくれる人が確かにいたのだ。他ならないライスの頑張りによって。
こうして無敗の二冠ウマ娘と黒い挑戦者の長い長い“三冠”は終わり、また新たな勝利へ向かって歩み始めるのだった。


この一件ですっかり仲良くなったらしいブルボンは、療養中なのもあり公私にわたってライスをサポート。
また失踪したかと思われた際には「無断で外泊するような方とは思わなかったので」というライスのことを知ればこその視点でトレーニング先へたどり着く。
天皇賞に向け黒沼トレーナーの理論と近い形を目指して特訓するライスにどこか嬉しそうに微笑むいっぽう、
ハードトレーニング主体の自分ですら言葉を失うあんまりにもあんまりな追い込み方には驚きを隠せなかった。

行け…ライス!

春の天皇賞本番では会場のファンの大半がメジロマックイーンの天皇賞(春)三連覇を待ち望む異様な雰囲気のなか、ブルボンはまっすぐライスだけを見つめて応援。
レース後はマックイーンを相手にレコードタイムで見事に完勝したライスを地下バ道で真っ先に出迎え、こらえきれなくなって涙を流す彼女を優しく励ます。

ブーイングって痛いですね…やっぱり…痛かったです…

ブーイングはチャレンジャーの勲章です。傷つく必要はありません

でもいつかこれが歓喜と祝福の声になる日は必ず来ます。あなたが勝ち続ければきっと

だって…あなたの名前はライスシャワーなんですから

受けたのは以前と同じかそれ以上の仕打ち。傷ついてもなお、折れそうになっても、「ライス、頑張るね……」と笑ってみせる彼女に、「それでこそ私のヒーローです」と微笑み返した。

それからもちょくちょく一緒にいる様子が見受けられ、交流はずっと続いている模様。
有馬記念では変わらずライスを見守るかたわら、まさかの食らいつきを見せるテイオーにも目が向く。
近い状況のブルボンにとってもテイオーの復活は勇気をもらえるものであり、これ以上ない励ましでもある。
接点ができていたのもあって、彼女からしても息をつかせない瞬間だったに違いない。
レース後は描かれていないが、きっとまた暖かくライスを迎えたのだろう。また八着に怒号を飛ばしていないことを願いたい

Season3

泣かれようが喚かれようが、頼まれたからには手は抜きません。
よろしくお願いします。

第4話において、惜敗続きで壁にぶつかり悩んでいたキタサンブラックの特別強化合宿のコーチとしてライスシャワーと共に登場。
持ち前の頑丈さを鍛えるべく、ハードトレーニングについては専門外だったスピカトレーナーが黒沼トレーナーに協力を申し出た結果抜擢された。
尚、地味にライスシャワーへの呼び方がアニメ2期の呼び捨てからアプリと同じさん付けに変わっていたりもする。
因みに合宿中は普段のジャージの上からマスターである黒沼トレーナーのジャンバーを羽織っていた。
が、何故かその後その黒沼トレーナーが上半身裸で佇んでいる姿が映されたことで「一張羅を奪い取ったまま返してないのでは?」などとネタにもされている。私は誓って盗みはやってません!
そしてその後の11話で黒沼トレーナーが上半身裸のまま他のトレーナーと共にバーに行っていたことから本当に返していない疑惑が濃厚になってしまった。
替えのジャンパー持ってない黒沼トレーナー側にも問題あるけど。
そして最終話では観客席でジャンパーを羽織ったブルボンと学園のテレビでレースを見ている黒沼トレーナーが映された。

そして考案されたメニューが「山道ダッシュ4本、巨大タイヤ引きダッシュ10本、インターバル走1000m10本、瓦割り100枚、崖登り10本、これらを最終的に3時間以内ですべてこなせるようになること」という、キタサンですらドン引きするような超スパルタメニューであった。
それでもめげずにキタサンはブルボンの下でこれらのメニューに全力で取り組むことに。

途中で停滞期に入ってしまい、タイムも伸び悩み始めた頃には同行していたスピカトレーナーもこのままで大丈夫なのかと不安を口にしていたが、それに対してブルボンは、本来これらのメニューは復帰後の自分のために黒沼トレーナーが考案したものであったことを語っていた。

拮抗した勝負を制するのは精神力。
極限状態でも勝利を掴み取ろうと足掻き続けられる強い意思。
それを手にできるかどうかは、ここからの彼女にかかっています。

私はマスターの願いに応えることはできませんでした…
だからこそ、私と似ている彼女には、これを乗り越えて欲しい。

キタサンと同じくサイボーグと称される程の頑丈さを誇っていた逃げウマたるミホノブルボン。
どこか物悲しそうに、それでも穏やかにキタサンには期待をかけているという胸の内を明かしていた*4

そして翌日、自分と同じく日本ダービーという晴れ舞台で敗北しながらも決して頭を下げずに前を向いていたサトノダイヤモンドの姿も目にしたことでキタサンは再奮起。見事にブルボンのメニューを達成するに至り、天皇賞(春)において華々しい勝利を飾って見せたのだった。

うまよん

  • 第9話「夢を叶えよう!逃げ切りシスターズ☆」
スマートファルコンが逃げウマ娘を集めて結成した「逃げ切り☆シスターズ」のメンバーとして活動している。
当初はブルボンとファル子、サイレンススズカの三人で活動していたがファル子が「逃げ切りシスターズは今日から五人になります!」という夢を見た為メンバーを増やすことを決定。

新メンバー集めでアイネスフウジンを勧誘する際、「着いてこれたら聞いてあげる」というアイネスの言葉に火がつき、本気で追いかける。
結果は直前のシーンから考えれば恐らく4着くらいだろうか。

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:C マイル:B 中距離:A 長距離:B
脚質 逃げ:A 先行:E 差し:G 追込:G
レアリティ☆3「MB-19890425」として2021年3月9日から実装され、また2022年1月28日には新衣装の☆3「CODE:グラサージュ」が実装。

幅広い距離適性を備えた芝の脚質。本来の適性である短距離はCと、少し因子を盛れば簡単に補える範囲。友人とバクシンさせてあげるのもまた一興かもしれない。
本来がスプリンター気質なのを反映したのか、中長距離を主戦場とするウマ娘にしては初期スタミナがかなり低いが、
スタミナの成長率を考えればそこまで問題ではなく、史実さながらにスタミナ練習を重ねていけば十分に戦える数値まで持っていけることだろう。
いっぽう作戦適性は純然たる逃げウマ娘といった塩梅であり、脚質改造は趣味の領域になるだろう。

[MB-19890425]

これほど体にフィットする服は他にありません。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[MB-19890425]ミホノブルボン」勝負服
© Cygames・JRA

ミホノインターナショナルの勝負服「黄銭形紋桃袖」がモチーフ。
名前は英語表記Mihono Bourbonが1989425日生まれなことから。

白のハイレグとミニスカートに、腕や腰、尻尾などに水色に発光するメカメカしいパーツが付属。踵付近にブレードめいた装飾のあるゴツい靴を履いている。
総じて非常に露出多めで、レース終盤のカメラワークだとスカートの中まで見えてしまうおそらくは史実でバキバキに鍛え上げられたトモの強調と思われるが際どすぎる。オマケにアニメ2期では明らかに胸周りの布地が減っており谷間と横乳がガッツリ出ていた
腰についているパーツや尻尾に付属する2つのリングは浮遊している。しかも尻尾の動きに合わせて寸分違わず連動する超技術。
発光パーツはご丁寧にちゃんと黒影シルエットに反映されることからガチャではゲート前の時点でバレバレ
同じ現象は新衣装トウカイテイオー餓狼ナリタブライアンネオユニヴァースでも起こる。

成長率はスタミナに+20%、パワーに+10%。

所持スキル
逃げにとって最重要かつ混戦になりやすい序盤に抜き出しやすくなる「先手必勝」、金枠スタミナ回復「切り開く者」とこれまた安定性に寄与するものが多い。
総じて自己完結性が高く、盤石にして徹底した走りを目指しやすい。
惜しむらくは「切り開く者」は中距離限定の回復スキルであるため、一番欲しいであろう菊花賞及び天皇賞(春)では発動しないところか。菊花賞で敗北し、そのまま故障で引退した実馬らしいと言えばらしいが…。

通常スキル:
雨の日〇、先駆け、前途洋々、(覚醒Lv2)逃げ直線〇、(覚醒Lv4)逃げコーナー○

レアスキル
(覚醒Lv3)先手必勝(スタート時に加速力が上がる/逃げ)
クロックアップ(スタート時に加速力がすごく上がる/逃げ)

(覚醒Lv5)切り拓く者(レース中盤に前の方にいると疲れにくくなる/中距離)
困難を乗り越える者(レース中盤に前の方にいると持久力を回復し速度がわずかに上がる/中距離)



起動開始、リミッター解除。セット、オールグリーン。


ミホノブルボン、始動……!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[MB-19890425]ミホノブルボン」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「G00 1st. F∞;」。
「最終直線までみずから崩れることなく前の方にいると速度が上がる」とのことで、とにかく出遅れも掛かることもなく機械の如き正確な走りができるかが肝。賢さを気持ち多めに上げてあげるといいかもしれない。
デバフによる影響もあり、厳しいといえば厳しい条件だが、逆に言えば掛かりと出遅れさえしなければレース展開に左右されることはほぼないので緩いとも言える。
逃げで運用していれば“前の方”にいるのもそう難しくないはず。「集中力」やその上位スキル「コンセントレーション」を持たせてあげるとさらに安定感が増す……かもしれない。
他を寄せ付けない再加速で突き放すサイレンスズカと比べると爆発力は譲るものの、極端な優位を取れていなくても追い縋れる安定性はブルボンに軍配があがるといったところか。
2周年の調整では「出遅れずに最終直線で前の方にいると速度が上がる」となり、不発条件の掛かりが削除され、コンセントレーションがあれば実質確定発動、
さらに「前方の順位(上位20%)をキープしていた場合はすごく上がる」効果も追加。
これにより、進化スキルと合わせて後述のバレンタイン版と大きな差別点となるほか、大逃げは自ずと条件を満たせるため、サイレンススズカやツインターボなどと言った大逃げウマ娘への継承固有としての価値が大きく上がった。

演出は、どこかで見たことがあるような発進ゲートから宇宙空間へ向けて発進するブルボン、となかなか近未来チックにぶっ飛んだもの。カタパルトから走り出す姿はなかなかにシュール。
固有スキル名の「G00」は工作機械における言語「Gコード」の一つで「指定の位置へ早送りで移動させる」というもの。さらに「F∞;」も工作機械の言語「Fコード」の一つで、主軸の送り速度を指定するもの。本来は∞の部分には数字が入る。
また、演出の走りだす直前に瞳の中に映る3ケタの数字3つは「ライスシャワーの菊花賞上がり3ハロン*5のラップタイム」。つまり最後にこのタイムを超えられれば菊を取れる、という数字である。
これも合わせて「目標タイムより早く無限大の速度で走り指定座標・1位へ行け」という意味になっている。

全機能確認、オールクリア、完璧な『勝利』です。

[CODE:グラサージュ]

スイーツ作りの工程を勉強しました。
糖分補給の際には、お役に立てるかと。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[CODE:グラサージュ]ミホノブルボン」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント「栄冠のパティスリー」と併せて実装された別衣装。
チョコレートをイメージしたブラウンカラー主体の可愛らしいパティシエ風ドレスとなている。

こちらはスピード、スタミナ、パワーにそれぞれ+10%の成長率補正がかかる。

所持スキル
特記事項としてチャンピオンズミーティングの逃げウマ娘にとって不可欠とも言える「地固め」をも因子やサポートカードに頼ることなく所持している点にある。
覚醒スキルでは「逃げのコツ〇」を習得可能でもあり、ファン数6万人以上が条件だがバレンタインで「先駆け」、通常衣装と共通して「道悪〇」のヒントを入手可能なイベントがあるため、
自前で地固め発動要件を満たすスキルを全て習得できるという恐ろしいアドバンテージを持っている。
通常衣装と違い先駆けの上位スキル「先手必勝」の取得については3連クルーンを要求されるSSRツインターボに頼らざるを得ないのがネック……だったが現在ではスタミナのSSRメジロパーマー及びスピードSSRスマートファルコンのイベントを完走することで確定入手が可能となったためだいぶやりやすくなった。そもそも先手必勝に頼らずともコンセ先駆け逃げコツで地固めを発動すれば十分すぎるスタートダッシュができるため大した問題でもなかったりする。
中盤のポジション取りも脱出術と固有スキルで盤石である。
と言うより、「脱出術」に関しては得られるサポカがスタミナSSRセイウンスカイとパワーSSRダイタクヘリオスのみ、しかもどちらも絶妙に採用しづらい上にあげません族であるため*6、入手難易度が非常に高い金スキルであった。現在は根性SSRタップダンスシチーが脱出術持ち、しかもあげます族となっているが、自前で脱出術を持っているが故に根性枠が自由になるのがアドバンテージ。
広い距離適性、スキル厳選も簡単、そして非の打ちどころがない高い性能からチャンミなどの対人戦で非常によく見かけていたウマ娘であり、誰が言ったかウマ娘界のドラパルトと呼ばれていた。

しかし現環境では各距離でもっと強い逃げウマ娘が実装されたり、後述する賢さSSRが使えない、進化スキルによる強化が控えめなこともあり、かつてほどの暴れっぷりは鳴りを潜めている。
それでも汎用性自体は失われておらず、自前で逃げ用のスキルを大量に持っている上に後述するように固有スキルが有用な関係で因子周回要員としても優秀であり、まだまだ有用であることに変わりはない。
勿論弱点がないわけでもなく、ただでさえ低かった初期スタミナがさらに低くなっている(星3の状態で68、星5まで開花しても83)上にスタミナの補正も下がっているため、特に育成序盤では掛かるとあっさり逆噴射してしまうところが難点。

通常スキル:
集中力、急ぎ足、別腹タンク、(覚醒Lv2)逃げのコツ〇、(覚醒Lv4)地固め

レアスキル
(覚醒Lv3)脱出術(レース中盤で前の方にいると速度が上がる/逃げ)
完璧なエラー対処術(レース中盤で前の方にいると速度が上がり、さらに持久力をわずかに回復する/逃げ)

(覚醒Lv5)コンセントレーション(スタートが得意になり出遅れる時間が少なくなる)
パーフェクトブート(スタート時に出遅れる時間が少なくなり全ての基礎能力がちょっと上がる)



通常運転中。…っ? エラーを検知。巨大チョコ発見。


たぁっ!


副産物を取得しました。


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[CODE:グラサージュ]ミホノブルボン」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「オペレーション・Cacao」。
効果は「中盤のコーナーで先団を走行中後ろに他ウマ娘を検知するとわずかに息を入れ、さらに速度を上げる」というもので、速度アップとスタミナ回復を兼ね備えたスキルとなっている。
これだけの性能にスタミナ回復まで完備、全く隙がない
継承スキルとしても、水着マルゼンスキーやクリスマスオグリキャップの固有のトリガーとなるため非常に相性が良く、
それ以外でも、複合型の固有スキルにしては珍しく、継承させても殆ど効果が弱体化しないため、逃げウマや先行バには基本的に付け得と言っても差し支えない性能である。
と言うより、長距離が主戦場の逃げウマである上に自前で一切回復スキルを持たないキタサンブラックには必須級の継承固有とも言えよう。
他にも、性能が長距離向けでないにもかかわらず目標で菊花賞や春天を走らされるハロウィン版スーパークリークや正月版キタサンブラックなどの育成にもこれがあると安定感がまるで違う。
しかし、後ろが離れすぎていると発動しない関係上、大逃げをメインとするウマ娘には不向き。そういう意味では上述の通常版に軍配が上がる。

演出ではチョコレート工場で機械を操作中に、突如としてエラーが発生。
転がり落ちてきた巨大チョコに臆せず向かっていき、ハートの型を叩きつけ、
満足げな笑みと共に巨大ハートチョコをこちらに向けてくるという、何とも可愛らしいもの。

速度の最適化に成功。完璧な『調理』完了です。

固有二つ名は共通して「坂路の申し子」。
取得条件は「作戦「逃げ」かつ無敗で朝日杯FS、皐月賞、日本ダービーを1番人気で勝利し、スタミナ1200以上になる」。
スタミナ上げと人気が課題となるくらいで、ひたすら勝ち続けるだけなので取得難易度は普通といったところ。
マイル適性をAに上げておくと安定性が増すかもしれない。

第4の育成シナリオ「グランドライブ」では主要メンバーに抜擢。
グランドライブの開催に際しては「与えられた指示に従う」としつつも参加を迷っていたが、2回の告知ライブを経て、2回目の告知ライブ後に協力者としてトレーニングに加入。
シニア級11月前半終了後に条件を満たしつつ、ミホノブルボンを育成orサポートカードに編成していた場合は「コンセントレーション」のヒントを、それ以外の場合は「集中力」のヒントを入手できる。

サポートカード

汎用RとSR【鍛えぬくトモ】のほか、「ウマ箱2」第2コーナーの購入特典としてSSR【祝福はフーガ】、期間限定イベント「Make up Halloween!」の報酬SSR【幽霊さんとハロウィンの魔法】が実装されている。
また2022年8月24日の1.5th Anniversaryに合わせてSSR【U & Me】が配布。2023年4月28日にはイベント「神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ」に合わせて【ミッション『心の栄養補給』】が実装されている。
1期主人公のスペシャルウィークと2期主人公のトウカイテイオーを除くと、最もサポートカードの種類が多いため、ある意味優遇されているとも言える。

SR【鍛えぬくトモ】

スキルは「雪の日〇」や「逃げコーナー〇」、「先駆け」といった逃げウマ娘の汎用スキルが揃っている。
選択肢次第で「コーナー回復」(※こちらを選ぶと絆ゲージが下がり、次回以降のイベントが発生しなくなるので注意)、「集中力」のヒントがもらえるので狙うのもあり。
この“トモ”は二重の意味。

もう1SET──えい、えい、おー

SSR【祝福はフーガ】

得意練習はスタミナ。
固有ボーナスはレベル30からで、性能こそガチャ産SSRと比較すると控えめだが、最初から完凸の状態で入手可能。
イベントを完走すると確率で「逃亡者(「押し切り準備」上位スキル)」のヒントを入手できる。
イベントではライスシャワーとの関係性がクローズアップされている。

SSR【幽霊さんとハロウィンの魔法】

得意練習は賢さ。
配布サポートカードの宿命か性能はガチャ産と比較すると控えめ、固有ボーナスもレベル40から。
しかし念願の逃げ向け賢さサポートカードであるほか、賢さサポートカードでありながらスピードボーナスと初期スピードアップがついているなど性能も申し分なし。
さらにイベントを完走すると、レアスキル「先手必勝」のヒントレベル1を確定で入手可能。
役割こそ違うが、失敗した時点で即打ち切りの3連クルーンを要求されるターボ師匠に頼ることなく入手できるようになったのに加え、
2022年2月24日のアップデートにより、発動タイミングがスタートした瞬間に前倒しされたため疑似的に「地固め」と同じ役割を果たし、
さらには「先手必勝」自体も「地固め」の発動条件を満たすスキルとして機能するようになったため、逃げ育成において非常に強力になった。
さらにグランドライブシナリオではこの1枚で「先手必勝」「コンセントレーション」の逃げに不可欠なレアスキルを確保できるため非常に強力。
これにより、イベスペと並んで手に入れられなかったトレーナーから復刻を強く望まれており、後に回想のしおりで誰でも入手可能となった。

現在は後述するガチャ産賢さSSRとの併用が不可能なことや、同じく先手必勝が入手可能な上に逃げ育成においてトップクラスの性能を誇るSSRスピード【波間のオフショット】スマートファルコンが実装されたことなどもあり、スキル要員としての採用率も下がってきていると言える。

SSR【U & Me】

得意練習はスピード。これにより、ミホノブルボンのサポートカードは全ステータス網羅にリーチがかかっている状態である。
完凸には期間内のログインボーナスと期間限定ミッションの達成が必要となる。
固有ボーナスは「絆ゲージが80以上の時、トレーニング効果アップ」というもので、条件を満たした際の効果は10%。
所持スキルに「ポジションセンス」「先頭プライド」「集中力」が追加され、「雪の日〇」が削除。
トレーニング効果としては配布の宿命で控えめだが、スピードボーナス+2とスキルpt+1とボーナス面では優秀。
初期絆ゲージが30と高めなのも嬉しいところ。

SSR【ミッション『心の栄養補給』】

得意練習は賢さ。これまで多数のサポカが実装されてきたブルボンだが、何気にガチャ産SSRとしてはコレが初となる。しかし、根性ではないため、全ステータス網羅とはならず。残念…。
固有効果として「編成しているサポートカードのタイプに応じて初期基礎能力がアップ*7」という独特なモノを持つ。対応する種類のサポカごとにステータス10アップ、友人orグループサポカの場合は全ステータスが2ずつアップとなっている。
友情ボーナスに加え、完凸時には15%と高めのトレーニング効果アップを持ち、賢さトレーニング以外でもある程度の効果の底上げが期待できる。得意率も最大65と高めなため、もちろん賢さの補強役としても十分に効果を発揮する。
また、連続イベントでは合計で40も体力を回復でき、殆ど隙がない。

「先駆け」「急ぎ足」「押し切り準備」「地固め」といった逃げに有用なスキルを数多く揃えている他、連続イベントを完走することで地固めの上位スキルである新規レアスキル「盤石の構え」を取得できる。
下位スキルの地固めの時点で逃げウマには必須級と言われているだけに、その上位互換スキルということで逃げウマ育成時にはぜひとも取得を狙っていきたい。もちろん、トリガーとなる緑スキルのヒントも備えており、抜かりがない。
実装当初はレアスキルこそ強力なものの、レスボ0が足を引っ張り*8、採用率は低かった。しかし、プロジェクトL'Arcシナリオ*9、U.A.Fシナリオ*10が実装されるにつれ、評価が大きく上昇したサポートカードである。
この辺りは【その背中を超えて】サトノダイヤモンドに近いか。
ただし、現環境では汎用性という意味では【かっとばせー!ですわ!?】メジロマックイーンに譲っている。

難点としてはブルボン自身の育成に使えないこともそうだが、同じく逃げウマの育成には取得が優先されるレアスキル「先手必勝」を持つ上述のSSRサポカ【幽霊さんとハロウィンの魔法】との併用が不可能ということだった
自前の覚醒スキルで先手必勝を持っていない逃げウマ娘の場合、先手必勝と盤石の構えを両方覚えるためにはSSRメジロパーマーやSSRツインターボを更に編成する必要があった。
現在は上述の通り【波間のオフショット】スマートファルコンが実装されたことにより、この問題はほぼ解決している。

もう一つ、このサポカ自体が練習性能やレアスキルの重要性なども含めて逃げ育成の特化型賢さサポカとして強力なことに変わりは無いのだが、上述した【かっとばせー!ですわ!?】も含めたその他の脚質特化型賢さサポカと比較すると、スキルPtボーナスを持ってないためにスキルPtの取得数値に差が出ることが弱点として見られるようにもなってきていた
単純な同条件での数値比較だと、その他のトップ級賢さサポカ*11よりも1回あたりの友情トレーニングの取得スキルPtに2~4前後の差が生じている。

特に逃げウマは他の脚質と比較して必要なスキル数が多いということもあり、今後の更なるインフレに伴いこの点がどのように響いてくるかを不安視する声も見られていた
SSRダイタクヘリオスが性能に難ありなせいで逃げのパワー枠が実質SSRウオッカ一択だったり、「コンセントレーション」持ちのSSRアストンマーチャンがコレと競合して採用しにくかったりと、逃げ向けのサポカだけやたらと冷遇されているのは気のせいだろうか…?

そして後の2024年10月29日、新たな賢さサポカとして実装されたSSR【緋色の君へ風が吹く】ダイワスカーレットが、スキルPtボーナスを持っていること含めてこちらを上回る更に強力な性能を有している…のだが、あちらは序盤加速スキルを全く持っていないという、どうにも無視できない欠点が存在する。
あちらは賢さボーナス+3と法外なボーナスを持っているため、賢さを伸ばす能力についてはこちらが劣ってしまうものの、トレーニング効果アップは上のため賢さ以外への出張性能に関しては僅かに上回っていることと、それ以上に今となっても尚、唯一無二の地固めの上位スキルを持っていることもあり、一概に完全下位互換とは言い切れない。
実際、地固めの因子周回でも使われているほか、固有ボーナスで全冠チャレンジというニッチな需要にも応えてくれる。
総合的な評価こそ下回るかもしれないが、序盤スキルの有無を中心とした差別化要素も少なくないことを踏まえると、各プレイヤーの需要やサポカ資産状況によっては、こちらもまだまだ有用であることは間違いないだろう。

メインストーリー

第2章では主人公であるライスシャワーのライバル役として登場。
もちろんレースにも出走し、二着以内に収まればストーリーを進行できるのだが……
このストーリーブルボン、凶悪な強さを誇る
まずランクがそもそもSランクである。サポートカードがぼちぼち揃ってノウハウも掴んできて、それでやっとAランクに届くか届くまいか──と多くのトレーナーが四苦八苦する中、Sランクである。
この時点で圧倒的ステ差により勝ちは相当遠のく。事故ってくれればあるいは、と期待したくなるが、賢さがB+あるので望み薄。当然ながら作戦は逃げのため、バ群によるランダム要素もめったに起こり得ない。
他はもうさておいても、スピードSS+とスタミナS+から繰り出される安定高速に追い付かないことには始まらない。

元々実装当初から数値の暴力、難関と称され話題となり、このブルボンを抜き去れば中堅以上は手堅いといった評価だったのだが、アップデートによりスキル面が大幅強化*12。代わりというようにスピード以外のステは軒並み100程度下がったものの、総合的にはより強敵になった
固有スキルも備わったが、Lv1なうえ他スキルも安定性に寄与するものばかりで速度に影響しないものばかりなのはせめてもの慈悲…だったのだが、2周年の調整では前述の通り、固有スキルがすごく族になった上、ステータスの高さから独走を許しやすくなり、凄まじい強敵と化してしまった
このストーリーブルボン、まず間違いなく育成最終レースよりはるかに強く、数ランク上に位置づけられる腕試しイベント「レジェンドレース」よりもっと上。
彼女をちぎって一位を取れれば、あなたは間違いなく十二分に育成が上手なトレーナーである。
インフレが進んだ現在の環境ではそこまで苦戦する相手ではないが、新規に始めたトレーナーにとっては試走のいい相手になるだろう。

個別ストーリー

絶対服従と呼んで差し支えない、忠誠とさえ例えてしまえるほどに従順なブルボンはトレーナー視点では素直で御しやすいウマ娘に映るが、
唯一“三冠の獲得”だけは絶対に譲らないという確固たる意志を持つ。
それは、いかに適性を諭され、勝手な自主練を禁止されていようとがむしゃらに自主練を続け、有益なら担当外からの指導さえ受けるほど。
それが原因で前トレーナーと不穏な空気になり、諦めるように強く言い渡されても頑として受け入れなかった。

「君がそんなに愚かだったとは……失望したよ、ブルボン」

結果として契約破棄を言い渡されてしまう……ウマ娘にとって専属トレーナー獲得は一生を左右するか細いチャンスであり、解約はよほどのことがあっても避けねばならない事態。
ブルボンも強いショックを受けるが、やはり態度を変えることはなかった。
補足すると、元トレーナーも決して悪意や利己的な思惑があったわけではない。「無茶なことをして辛い思いをするのは彼女だ」と語っており、
実際適性の短距離路線でも勝てる保証などというものはどこにもない。特にブルボンは同期にナチュラル“王”のバクシン委員長とかその王すら打ち破る飛び級少女とかいるし
ベテラントレーナーということで、同じようなことをして失敗したウマ娘を見たことがあるのかもしれない。
競争ウマ娘にとって最初の三年間は今後の趨勢を決定づける重要な期間で、みすみす安定性を捨てる蛮行は避けるべきなのだ。
またその辺りの事情はカレンチャンのシナリオで詳しく語られるが、トゥインクル・シリーズでは三冠路線の人気が高く、短距離はそれに比べるとやや抑え気味の人気というのが実情。
「高い実績を得るために無謀な挑戦をさせてウマ娘の将来を奪った」などという評価に終わっては、互いの箔に傷がつくだけ。
当然ながらブルボンもそれは覚悟の上。むしろ、懸命に努力しても中々スタミナがつかず、べそをかきながら弱音を吐く幼少期を続けた彼女こそ、道のりの遠さは身にしみてわかっているはず。それでも──

元々主張というものをほとんどしない物静かな子が、鮮烈な想いと共に抱いた夢……トレセンへの入学も“三冠”のためであり、挑みさえできないなら所属する意義もないとする。
彼女が求めたのは、“無謀な挑戦をさせてくれる人”。自分に向いた道での栄光やキャリアではなく、破滅を承知で共に歩んでくれる人。
その懸命な姿を支えたいと思ったトレーナーと、どこかズレた、しかし暖かな足取りで進んでいく。

育成シナリオ

そのトレーニング量と完成されつつある肉体が注目され、デビュー前から有名な一人。デカイし光ってるし目立つのもたしか
既にベテラントレーナーにスカウトされていたものの、適性から諦めるように再三にわたって告げられつつオーダーを超える“夢”は譲れなかった。
こっそり自己流で無茶な練習を続ける姿を見ていられなかった新人トレーナーの指導を受け、紆余曲折あって契約破棄→新契約に至ったのは前述の通り。

真面目で従順すぎるがゆえにどこかズレたブルボンの扱いに苦戦しつつ、一皮むけば幼い子供のような彼女の情緒もまた育んで良好な関係となっていく。
“三冠”を夢ではなく、目標に据え邁進するいっぽう。
初めて公の場で2000mを走りきってみせたブルボンに胸が熱くなったトレーナーは、ブルボンにとってかつて見た三冠ウマ娘がそうだったように、「感動を与える」ウマ娘になることをオーダーする。当初エモーショナルな分野に疎かったブルボンは意外に感じるも、マスターの言うことならあるいは、と受諾する。

ブルボンがデビューしてしばらく、「短距離を走らせてあげてほしい」との声が激しく上がっていた。
中にはマナー違反スレスレかアウトな待ち伏せまでして訴えるファン紛いもいたほど。
ただでさえ厳しいレースの世界、適性外に労力を割くのは自殺行為と言っても過言ではないし、ウマ娘にとって三年を棒に振りかねない暴挙でもある。
ちょっとでも実績を稼いで生き残ってほしい、場所がどこであれ向いてるほうが勝ちやすいし本人のため。それは心の底から親切心だろうし事実でもあるのだろう。
だがミホノブルボンとトレーナーは止まらない。これは互いにとっての大博打でありキャリアと人生を賭けた一蓮托生の挑戦なのだから。
最初にそう約束したのだから──。

自分を憧れだと言って追ってくるライスシャワーの出現、その戦い、沸いてくる言語化不可能な“わだかまり”。
勝負に臨むのも緊張はなかったが、いつの間にか増してくる焦燥感。
これは、ひたむきに夢に人生を捧げた少女が駆け、ヒトとしても成長していく坂道。

特殊実況は神戸新聞杯に設定されているが、第3コーナーで発生するため最終コーナーまでスキップしてしまうと聴くことができない点に注意。
+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
菊近し 仁川の丘越え ひとり旅
ミホノブルボンといったところであります

元ネタ:1992年京都新聞杯 関西テレビ 杉本清アナ

当時は京都新聞杯が菊花賞トライアルだったが、現在は日程が変更されたためこのように改変されている。ちなみにマチカネフクキタルもこの影響を受けている。
実際には「仁川の丘」ではなく「淀の坂」。しかも実況が発生する阪神レース場第3コーナーは下り坂であるため少々変なことになっている。

◆関連キャラクター

友達以上、仲間でライバル。
同期であり、一見すると外見も性格も正反対のようだが意外なほど仲がいい。練習もよく共にしているらしい。
放っておくとライスがどこまでも縮こまって後退していくので自然と引っ張る形となり、ブルボン側の遠慮が発揮されにくい事情も手伝っていると思われる。端的にさらっと否定するため加害妄想めいたネガティブ言動を意に介さないのも良相性。
それらを差し引いても全霊でぶつかり合った経緯のせいか壁がなく、人間関係としてはお互いに珍しい部類。
いっぽうでコミュ力の低さ自体は依然として横たわり、「ライスさんに会話がうまく続かなくてごめんなさいと謝られました。どうすればよかったんでしょう……」と悩む場面も。
アニメでは呼び捨て、アプリでは「さん」付けで呼んでいるのが大きな違いで、二次創作ではどの媒体を元にしているのかの判断基準とされている。

同期のライバル……にバクシン的長い目でなるかもしれない友人。
少なくともミシンの授業だと補習仲間(壊れるのと頭バクシン)で、同期ということもあり向こうからグイグイ来まくる。
根拠のないバクシン理論には都度ツッコんでいるものの、ブルボンの平淡さゆえに\あーはっはっは!/高笑いされて終わりなため、ほぼ徒労に終わっている。ニシノ神はすげぇよ……
頼まれずとも断っても全生徒の模範として!/どこからともなく駆けつけ世話を焼いてくるので、遠慮がちなブルボンにとっては頼りになる友である。
「自販機を使いたくなったらいつでも呼んでください!」と屈託なく言えるのは美徳だろう。明確な工程がないとそう思えないブルボンにとって、「友達ですから!!」と言ってくれるのも嬉しい。
……まぁ、おそらく素でブルボンのことをサイボーグだと信じており、差し入れとして電池を持ってきたりするのだが
そしてブルボンも食料(そう)とは気づかず純粋な贈り物として受け取っているのだが。これが天然と天然……
プライベートでの交友も盛んらしく、オフの日は時おり『カフェへバクシーン!』などしているらしい。
上記の通り、アニメではバクシンオーの方から同じ短距離路線に進むよう提案するという一幕も。
ハーフアニバーサリーイベントでもBNWに負けじとロボ(Robo)ローズ(Rose)委員長(Iincho)でRRIを結成するなど同期の乗りには乗ってくる。なお委員長はChairman(チェアマン)なので委員長の学力がお察しに

適性外のレースへの出走を望む面は似ているが、委員長は「皆の模範となる委員長として」「全距離を走れてこそ模範生」「可能性を否定されたくない」といった考えであり、
ぶっちゃけてしまえば「短距離しか走れないのは嫌」というのが本音である。
一方、ブルボンは入学の理由がクラシック三冠の達成であるため、「短距離をやらされるならもはや走る意味がない」と考えている。
また、大前提として委員長は「短距離なら出走すればまず勝てる」という王に相応しい実力と資質の持ち主であり、短距離戦のキャリアを積ませないのはもはやトレーナー失格である。
なにより、3年という時間は距離延長に取り組むための期間としてあまりにも短い。
中山1800mですらピタッと止まって倒れ伏す娘を府中2400mや中山2500mで勝たせろというのがそもそも無茶苦茶である。
委員長トレーナーが「スピードが極まればいずれは長距離も走れるかもしれない(が、今はその時ではない)」と必死に先送りにしているのもむべなるかな。

しかしうまく誘導されているようでいて、よくよく聞けば「はいはいまた短距離で……えっ!? 距離伸ばしていいんですか!?」との反応を見せることもあり、
内心では「今の私に中長距離は無理」「でも、いつかは本当に走らせて(そして、勝たせて)くれますよね?」と思っている節がある。
言ってしまえば「上手に信じさせて欲しい、騙して欲しい」のが委員長、「無茶を許して欲しい」のがブルボンといったところ。
似ているようで根底の事情が異なるので、一概には同列視できない2人である。

寮ではルームメイトの飛び級天才少女。史実では同期のクラシック勝者繋がりがある(ブルボンは二冠・フラワーは桜花賞)。
メカめいた言動に引っ張られず、純粋に尊敬する年上として慕ってくれている。
模範生同士ということで関係は良好なのだが、フラワーは完璧に見えるブルボンに未熟な自分が迷惑をかけてしまうのを恐れて踏み込みきれず、ブルボンも純真で明るい彼女は無愛想な自分より他の人と一緒にいたほうが楽しかろうと身を引くことがしばしば。
とはいえお互いもっと仲良くなりたいのは同じなので、不器用ながら交友を重ねていっている。
ブルボンはフラワーが飾る花が好きで、不思議と安定する(おちつく)とのこと。

同期のライバル。
アニメ菊花賞では彼女に差されるも意地で差し返した、何気に大接戦の相手。
マチタンからは“普通”の自分とはまるで違う、強くて個性的なスターウマ娘としてリスペクトされ、動向を追い研究も怠らない。
個性を出そうと試行錯誤する中、ライスとブルボンに「個性的な走り」を監修してもらうもブルボンからは冷静な批評を受けた。まぁカニ走りじゃね……
“普通”脱却で暴走しがちな面を除けば振り回されがちな常識人の部類(変人でないとは言ってない)だが、そんな彼女をしてブルボンサイボーグ説は信じたくなるほどの信ぴょう性らしい。

なお2021年10月時点でウマ娘になっている史実で牡馬の同期は以上の4人、だがスプリンターのバクシンオー、ステイヤーのライスと幅広いため全員が一堂に会したことはない…
と思われるが実は1992年の皐月賞の前哨戦・スプリングステークスでは唯一全員が相まみえた。
結果勝利したのは序盤から先頭に出て逃げ切ったブルボン、ライス・マチタンは4・5着、バクシンオーは中盤まではブルボンを追走するも終盤沈み12着だった。
ニシノフラワーは牝馬だったため皐月賞ではなく桜花賞を目指し前哨戦・チューリップ賞に出走している。
その後同期の中では同じ短距離向きだったバクシンオーとスプリンターズステークスで2度競い結果は1勝1敗だった。

別世界では最強のライバルになったかもしれない、無敗の二冠ウマ娘同士。
ブルボン育成では菊花賞後、立ちはだかる強大な敵として登場。互いに闘志を燃やしながら、「勇気を与える」存在として意識し合う。
こちらが揺るぎない世代最強バ候補として君臨する一方、テイオーは怪我続きからの復活として対比されている。

  • 逃げ切りシスターズ
ファル子ことスマートファルコンの発案により結成された、サイレンススズカも巻き込んだウマドルユニット。
当初は3人だったが、アニメうまよんにてアイネスフウジンマルゼンスキーが加わり5人組ユニットとなった。後に本家うまよんでも明言はされていないが5人になった描写がある。
ホームではファル子・スズカと作戦会議する一幕があり、どこぞの書籍を真に受けたブルボンがやたらアクロバティックな新体操を提案するなど、この中だと明確に天然ボケに位置する。
ファル子も押しこそ強いほうだが真面目な相手は無下にできず、スズカも自分が対応しないといけない場面ではウソでしょ……なのでド真面目な対ブルボンは苦戦しがちな模様。
ファル子は育成イベントでも登場し、ブルボンが真摯な頼みは聴き入れる性格なのもあって一緒にアイ活……ウマ活? したりする。

  • 父親
彼女の父はいわく“元トレーナー”であり、トレセンに来るまでスパルタトレーニングを施していたのは彼。
ブルボンをして「無骨」と言わしめる人物らしいが、意志薄弱だった子がG1レースを走る三冠ウマ娘を見たのち、
自分もそうなりたいと不器用ながら言ったのをたいそう喜んで「珍しく笑顔になった」と娘に印象深く記憶されている。
トレーナーが実家を訪れたら快く迎え、感慨深くブルボンの思い出話をするなど総じて非常に娘想いの父親であることがわかる。
ブルボンがデビュー前までに体を作り上げられたのは彼の指導の賜物に違いなく、弱気になっても手を緩めない優しいからこそ厳しい一面も。
……いっぽうで今に至るまでブルボンが【雷が鳴ったら尻尾を取られると思っている】のは彼の冗談に端を発し、
勝負服が宇宙系SFなのも「父が見ていた映像に感嘆していたから高い評価に足る対象だと思った(意訳)」からで、娘に与えている影響は良かれ悪しかれ凄まじい*13
言わずともバレンタインを敢行しトレーナーにサラッとチョコをくれたのも、「母と共に父に毎年贈るのが恒例行事だったから」とのこと。
「お父……マスター」と言いかけたり、『暖かさ』が似ていると評するなど、トレーナーと父を重ねている節がある。
容姿や性格、声紋は似ても似つかないうえでの自身の評価を不思議に感じていて、なんと父に抱く気持ちとの差異を確かめるために実家へ招くある種大胆な行動に出たことも。

なお、「トレーナー」で、娘のブルボンがウマ娘ということから、一部では「ブルボン父は担当ウマ娘と結婚したのでは?」との考察がなされている。

  • 黒沼
アニメ2期でブルボンの指導員を務める男性トレーナー。ブルボン以外にも二人ほどウマ娘を担当している模様。
「スピードは天賦の才、スタミナは鍛錬でカバーできる」を信条に厳しく指導するスパルタ派トレーナーで、元々ストイックなタイプのブルボンとはウマが合うのか、ブルボンからは「マスター」と呼ばれ慕われている。
しかし、彼女が疲労と思われる骨折で入院した際は流石に落ち込んでおり、病室を訪れた際は、「プレッシャーをかけすぎてすまなかった」と謝罪していた。
モデルは史実のミホノブルボンの調教師を務めた戸山為夫氏。
彼もまた担当した馬たちにハードトレーニングを行っていたスパルタ派として知られており、怪我する馬も続出したため当然批判が殺到したが「馬は走るために生まれてきた、鍛えて強くせねば肉にされてしまう」と反論しリスクと批判を恐れない態度を見せた。
なおビジュアルは明らかに中の人がモデル。


◆余談


アプリ版においては比較的初期から実装されているにもかかわらず、4周年を迎えつつある2024年11月に至る今なお、歌唱対応しているG1勝利曲が存在しない
特に史実では無敗の二冠を達成しているにもかかわらず皐月賞、ダービー、菊花賞のいずれかを1着で解禁される「winning the soul」に未対応であることを嘆く声は少なくない。
専用キャラソンに関しても長らく存在しない状況が続いていたが、アプリリリース5年目となる2025年にようやく待望となるソロ曲「Absolute Faith」が発表された。

コマンド『追記・修正』の要請を受理。ステータス「良好」を確認、メモリからデータを参照したのち該当媒体への接触・行使を──あ。

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最終更新:2025年04月09日 22:50

*1 1996年に放映されたJRAのCMで女優の鶴田真由が実際に跨った時の感想が元ネタ。

*2 あんまりにもあんまりな具材だったため、パティシエの職人魂に火をつけ挑戦と受け取られた

*3 ちなみにこの時隣にいたテイオーは11着。ブルボンに悪気はないとはいえ、とんだ流れ弾にテイオーは気まずそうに視線を明後日の方へ逸らしていた。

*4 この会話内容からアニメ時空のブルボンはケガこそ治ったものの、その後レースへの復帰は成し遂げられなかったのでは? と予想する視聴者もいる。

*5 1ハロン200mで、上がり3ハロン=最後の600m

*6 セイウンスカイはスーパークリークなどと競合、ダイタクヘリオスはパワータイプな時点でお察し

*7 SSRシンボリルドルフ【Enchaînement】やSSRダイタクヘリオス【お日さま天使ちゃん♪】と同じ効果。

*8 三女神サポカがレスボ&ファンボ0が大きかった

*9 その特殊な仕様により、レスボ&ファンボ0という弱点を実質克服している

*10 連続イベントの体力回復が大きな助けとなるため、賢さ枠はとりあえずこれを入れとけと言われている

*11 SSR【かっとばせー!ですわ!?】メジロマックイーン、SSR【百花の願いをこの胸に】サトノダイヤモンド、SSR【Take Them Down!】ナリタタイシン、SSR【Lucky☆Summertime】コパノリッキーなど

*12 「集中力」「先駆け」がそれぞれ金スキルの「コンセントレーション」「先手必勝」に。「左回り〇」も地味に習得しているためスピードがちょっと上がっている

*13 ただしこの件に関しては「父がテレビで天気予報を見ようとした際にたまたま映ったSFアニメの映像に幼い頃のブルボンが反応した」というだけで、全くの偶然。