サイレンススズカ(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2018/09/13 Thu 21:15:00
更新日:2025/04/06 Sun 08:07:18
所要時間:約 37 分で誰より先に読み切る…!


タグ一覧
B70 Figure-rise Standard S.H.Figuarts Silence Suzuka Silent Star scenery transforming あの日見た夢の先 いちご大福 その逃げは皆の夢 まな板にしようぜ もう一人の主人公 ウソでしょ... ウマソルジャーV ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー カルストンライトオも絶賛の直線 グランドライブシナリオリンク対象 グリーンスズカ サイレンススズカ サイレントイノセンス シリウス スピカ スピードの向こう側へ ツッコミ役 トレセン学園高等部 フリージア マイラー ユメヲカケル! リギル ワールドフリッパー 七色の景色 先頭の景色は譲らない…! 先頭を、どこまでも先頭を。 先頭民族 初期実装組 史実ドロップアウト組 大逃げ取得組 巻き込まれ体質 平たい胸族 旋回癖 最大集中 最速の機能美 栄光の日曜日 栗東寮 武豊 水平線のその先へ 波間のエメラルド 瑠璃色エスケイプ 生真面目のフリをしたド天然 異次元の逃亡者 看板ウマ娘 胸のボリューム気をつけてください 蒼天を駆けるラーファガ 讃弟夷 貧乳 走れウマ娘 逃げることは挑むこと 逃げウマ 逃げ切りっ!Fallin' Love 逃げ切りシスターズ 速さは、自由か孤独か。 高野麻里佳



画像出典:ウマ娘 プリティーダービー メインストーリー第5章「scenery」
© Cygames・JRA

ただ見たいだけ……。
誰もいない先頭の景色を



サイレンススズカ(Silence Suzuka)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:高野麻里佳

モチーフ元である競走馬『サイレンススズカ』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:静かなる疾走者。音速の先をめざして
誕生日:5月1日
身長:161cm
体重:増減なし
スリーサイズ:B70・W53・H79
靴のサイズ:左:23.5cm 右:23.0cm
学年:高等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:走り続けること
苦手なこと:人の多い場所
耳のこと:走る事を考えていると、たまに何も聞いてない
尻尾のこと:空気抵抗を減らすため手入れを欠かさない
家族のこと:シューズ用にとお小遣いを増やしてくれた
マイルール:ホットミルクには蜂蜜をひとさじ入れる
スマホ壁紙:猫のキャラクターの壁紙
出走前は…:初めて走った時の心地よさを思い返す

ヒミツ:①ペン回しが得意 / ②同じシューズを何足もストックしている
自己紹介:サイレンススズカです。走るのが好きです。先頭は、誰にも譲りません。えっと……その、以上です

キャラクターソング:七色の景色
          Silent Star
          transforming(アグネスタキオンとのデュエット)*1
担当トレーナーの呼び方:トレーナーさん

「逃げることは挑むこと」

魔物の手から逃れたいなら
先のことなど考えず
振り向かずに駆けろ
自由を得ようとするなら
失速の恐怖に打ち勝ち
前のめりに飛ばせ

常識を疑い
己が限界を否定して
摂理を覆すための
挑戦を始めるのだ

2019年URA 名ウマ娘の肖像「サイレンススズカ」より

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第7弾「黄金色に輝いた時代」篇
© Cygames・JRA

その逃げは皆の夢

ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第7弾「黄金色に輝いた時代」篇より

他馬に影も踏ませぬ大逃げで大勝するというそのレースぶりから、日本競馬史上最強の逃げ馬として挙げられる競走馬「サイレンススズカ」をモチーフとするウマ娘

無口で物静か。不思議な透明感と、どこか影のある憂いを秘めたクールな美少女。
走ること以外への興味関心が薄く、ストイックにトレーニングに打ち込む姿は、当人の儚げな雰囲気もあって危なっかしく見えるほど。
こういった性格からも分かるように社交的なタイプではないため、一見近寄りがたいが、
気心の知れた人には柔らかい表情を見せ、時には冗談を言ったりからかったりと悪戯っぽい一面を見せる。

一方で、走ることに対しては並々ならぬ情熱・執着を持ち、これが関わるとスズカはとても自分に正直になり、思い切りも良くなる。
普段のスズカが物静かで大人しく、品行方正なだけに、スズカをよく知らない人ほど普段と走ることが関わった時のギャップに意表を突かれてしまう。
このように、普段は大人しい優等生に見えて、走ることになると目の色を変えて自分に正直になるスズカの性格は「先頭民族」と揶揄されることも。
アニメ作中の時点ではスランプが原因である程度落ち着いているが入学当時はもう少し尖っていたらしい(コミック版で見られる)。
ハチャウマではバスケなどの競技中に走り回ると、走ることそのものに夢中になって競技を放り出してどこかに行ってしまうというヤバめな問題児っぷりが浮き彫りになった。

イメージカラーはもちろん緑。耳のポンポン風飾りと合わせ史実の装飾から来ている。
制服姿や通常勝負ではロングストレートの髪を前後左右ともぱっつん切りにしているが、実はこれも実馬の前髪や鬣をちゃんと模したものである。鮮やかな茶髪も、モデル馬の明るい栗毛が由来だろう。
スレンダーで均整の取れた体型であり、B70という数字は今のところスリーサイズの公表されている全ウマ娘でワースト4位
ちなみに1位はドリームジャーニーのB662位はニシノフラワーのB67*23位が誕生日が一番遅く小食であることを示す描写がされているナリタタイシンのB69といった面々。
そして彼女たちが軒並み小柄(ニシノフラワー135cm、ドリームジャーニー144cm、ナリタタイシン145cm)なせいでカップ計算ではその3人に劣り全ウマ娘ワースト1位タイ
しょっちゅう赤ちゃんにされる幼児体型をネタにされているタマモクロスB72の身長140cmである。
微妙にBあるけどW太い分並んでるウマ娘がいるけど
速さだけを求め、走るのに余計なものを削り切った「最速の機能美」と言い換えられるかもしれない。短距離最速のタイキシャトルはグラマー体型じゃないかって? 知らんよ。
設定画にも「胸のボリューム気をつけてください<B70>」と注意書きしていたにもかかわらず、所々でサイズを盛った不届き者もスタッフにはいたようで……
アプリ版でも、スズカと仲が良いがスタイルは対照的なタイキシャトルの1コマ漫画で、胸囲の格差社会で弄られている*3
ちなみに実馬のサイレンススズカも競走馬時代は時代は430〜450kgと小柄だった事で知られており、500〜530kgと大柄だったタイキシャトルと比べると、70kg前後の体格差があった。

好物はいちご大福。
【WINNING DREAM】のサポートカードイベントでの記念ライブの練習中、
ゴールドシップからの無茶振りを受けたスズカが咄嗟のアドリブでいちご大福のジェスチャーをしていたほか、
【まだ見ぬ景色を求めて】の方ではファン交流イベントに出席したスズカが好物であると公言している。
走ることと同格に語られているため相当の好物なのだろうか?
また、2022年2月には『ウマ娘』とファミリーマートのコラボ商品が発売されているが、
「メジロマックイーンのやる気UPスイーツ」や「トウカイテイオーのはちみードリンク」等と共に、
「サイレンススズカのいちご大福」もラインナップされている…のだが、他の商品の大半は該当ウマ娘の普通の立ち絵がプリントされているのに対し、
いちご大福は件の「いちご大福のジェスチャーをするサイレンススズカ」がプリントされている*4ウソでしょ…。

◆アニメ版での活躍

Season1

1話から登場。駆け引きも何もない、圧倒的な大逃げで他をぶっちぎり優勝を決める。
その姿は観客席から眺めていたスペシャルウィークに「あんな風になりたい、スズカさんと同じチームで走りたい」と強い憧れを抱かせる。
が、当の本人はそのレースの後チーム〈リギル〉を脱退し、新設チーム〈スピカ〉に移籍を決めていたり。
運命か偶然か同じチームになり、寮の同室に住むことになったスペシャルウィークを先輩として導き、信頼関係を築いていく。

毎日王冠ではエルコンドルパサーグラスワンダーを相手にするが、誰もスズカの大逃げを捉えることができず結局、

どこまで行っても逃げてやる!!
(by アオシマバクシンオー*5

とばかりに先頭のままゴール。
ダービーでスペシャルウィークと互角の勝負を演じたエルコンドルパサーをも千切ることで劇中におけるスズカの立ち位置を表現した*6
毎日王冠の後トレーナーの計らいで機会を作ってもらい、チームに「秋の天皇賞、ジャパンカップの後アメリカに飛ぶ」と告白。
そしてトレーナーにはチームに誘ってくれたことに対し感謝を告げる。


なんだよ急に……なんだ、寝たのか……


……(チラッ


そして、舞台は11月1日に行われる秋の天皇賞へ。



どこまで続くポールトゥウイン、エキゾーストノートはいらない
(当日の本馬場入場時のフジテレビ塩原恒夫アナによる、F1に引っ掛けた「ポエム」*7



スズカは1枠1番1番人気、過去最高のコンディションでレースに臨む。
レース展開もエルコンドルパサー、ヒシアマゾンメジロライアンらがサイレンススズカを捉えられるか否かと予想されていた。
良スタートを切り、予想通り……予想以上の独走を展開。3コーナーの手前、1000mの標識を57秒4の超ハイペースで通過しても、その足は淀みなく加速し続ける。


気力も体力も、今までで最高。まだまだ私は走れる!まだまだ……


だが、「府中の二千にいる魔物」は容赦なく襲い掛かる。

あぁっと!おぉっと!スピードダウン!スピードダウン!
サイレンススズカ、スピードダウン!故障発生か!?
サイレンススズカ、4コーナーの手前でスピードダウン故障発生か!?競走中止!!
実況(史実):福澤浩行(日本放送協会(NHK))*8


大ケヤキの付近で絶好調で駆けていたスズカの左足首に突如異変が起こり、体勢が大きく崩れる。響いていた歓声が鳴り止み、動揺が会場全体に伝わる。
まさしく、「沈黙の日曜日*9」。
スズカが第4コーナーを回ることなく、彼女のレースは終わった……

意識を取り戻したスズカが見たのは病室の天井、そして厚く固定された自分の左足。診断は骨折だった。

また全力で走れるかどうか、言葉を濁すトレーナーと顔を俯くスズカの横で、スぺは力強く治ると宣言する。
「一緒に走る」。だってスズカさんは私とそう約束したんだから、と。
事故当時、トップスピードのまま転倒すれば命の危険があったにもかかわらずスズカが骨折で済んだのはスぺの力が大きかった。

スズカさん…!スズカさん!スズカさぁん!!

左脚を地面に着けるなぁ!救護班だ、早く!!

体勢を崩したスズカを見るや観客席から駆け出し受け止めたスぺと、故障個所を地面に着けないよう指示したトレーナー。
彼らがいなければ最悪の結末も有り得たのだ。
スぺとの「約束」を果たすため、スズカの再起への道程が始まる。


あの天皇賞秋から1年と1ヶ月、身体面精神面のリハビリを終え、ついにサイレンススズカがオープン特別でレースに復帰する。
とはいえスズカも「負けられない」、「勝てるって信じてる」と内心余裕を欠き、観客らも復帰を喜ぶものの完走できれば充分という見方が強かった。
一方、レース場へと続く長いパドック。スズカに隣にはトレーナーが付き添っていた。


スズカ。俺な……嘘をついていた

嘘……ですか?

医者にな、レースへの復帰は絶望的だろうって言われてた

だけどスぺはお前を信じて、みんなもお前を信じて、今日お前はレースに戻ってきた。だからさ、俺は……

トレーナーさん

私、勝ちますね


トレーナーの言葉を遮り、真っ直ぐな目で勝利を宣言する。少し前まで不安にかられていた少女の姿はもうそこにはなかった。
レースが始まるとスタートから出遅れ、最後尾に着く。
第4コーナーを過ぎてもポジションは動かず、会場の空気が最後まで走り切れるかどうかに変化した時、呼吸を一つの後意を決して爆発的に加速し、凄まじい追い込みをかける。
ものすごい声援の中、サイレンススズカが追い上げてきた!眠れるサイレンススズカが目を覚ました!一つ、また一つと順位を上げていくサイレンススズカ!
そのまま先頭を走るサンバイザーに追いつき、難なく追い越して更に加速し圧勝を決める。

あの事故から1年1ヶ月(史実からは20年という節目)。誰もが待ち望んだ「あの日の続き」、長かった日曜日の沈黙を切り裂く鮮烈なる復活劇を魅せつけ仲間たちに迎えられたのだった。



まさか一着とはなぁ……

トレーナーさん

ん?

泣いたって本当ですか?

……はぁ!?泣いてないって……なんだ?

これからも、よろしくお願いします


あれ?今泣いて……

だから、泣いてねえって


観衆<(周りに大勢いるのに何やってんだよ……)



そして彼女と交わした約束のあの場所へ。


Season2

2期では単身アメリカに遠征しており、主にビデオ通話の相手として登場。
チームメイトのレースを中継で見守るシーンもあったが、日本との時差もあり、一人睡魔と戦っていた。
ご時世がご時世なだけに一部視聴者からは「リモート出演」などと言われているとかいないとか。

最終回ではトウカイテイオーの復帰第一戦である有馬記念を観戦するためこっそり一時帰国し、レースを終えてテイオーの勝利を祝うスピカの面々と合流した。
なおその後のウイニングライブではちゃっかりトレーナーのすぐ隣に陣取っていた。主人公を退いた2期でも貫禄の指定席ヒロイン待遇である。

スタジオKAI発行の原画集表紙では、右にトレーナー・左にスペという両手に花状態でご満悦だった。スズカさんが嬉しそうで何よりです。

うまよん

アニメうまよんでは下記の逃げ切り☆シスターズ以外にも第1話、第8話に登場。
  • 第1話「40点下!トレセン学園追試特別」
補習となったスペシャルウィーク、エルコンドルパサー、グラスワンダーのテストの過程を解説する役目として登場。
真面目な解説をすることはあれど、ほとんどスペに対して小言を言っている。
ちなみに解説席は何故かテストをしている教室の後ろにあるが、試験官をしているエアグルーヴ含め誰も気にしていない。何故だ。

  • 第8話「ヒーロー劇場・ウマソルジャーV!!」
ウマソルジャー5の一員グリーンスズカとして参加しているが、ここではさらにツッコミ役となっている。
ピンクウララピンクバクシンオーの色が被っていることや、ヒシアマ長官のタイマン発言、
タイマンと言いながらウララとバクシンオーが同時に攻撃する、必殺武器を敵役のDr.マッドタキオンが解説、
ダークマンハッタンCドーピング紅茶を拒否して何故かタキオンが爆発…と、
ツッコミ一人には到底捌ききれないボケのオンパレードに、「もうツッコミきれませーん!」と逃げ出した。

うまゆる

  • 第12話「鎖威拒宇血夷武(さいきょうちーむ)!波羅離螺(ぱらりら)!」
史実のサンデーサイレンス産駒で結成された「讃弟夷(サンデー)」の総長として登場。
トニービン産駒で結成されたトーセンジョーダン達「東京徒弐偉(とうきょうトニイ)」・ブライアンズタイム産駒で結成されたウオッカ達「無頼暗(ブライアン)」と一触即発となるも、駿川たづなに強制的に解散させられた。

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:D マイル:A 中距離:A 長距離:E
脚質 逃げ:A 先行:C 差し:E 追込:G
レアリティ☆3「サイレントイノセンス」としてサービス開始当初から育成枠に実装されているウマ娘の一人。
性能面については、端的に言えばやはりというべきか清々しいほど逃げに特化したキャラ
脚質は逃げAでその他は軒並み低く、距離適性は「中距離を短距離のように走れるウマ」であったことを反映してかマイル~中距離がAでそれ以外はD以下。
ただし短距離適性はD、長距離適性はEと、どちらも因子継承で初期適性Aにすることも可能な範囲に収まっており、汎用性が高いと言える。
史実のサイレンススズカは1600m~2400mしか走っておらず、顛末が顛末なだけに産駒も残せなかったため、
本来なら短距離適性と長距離適性がGになるはずなのだが、短距離D、長距離Eは特例中の特例とも言えるだろう。
それなら史実で1800mを勝ってるのにマイル適性がFのウマ娘も優遇してあげてください…。
特に短距離適性の高いウマ娘は貴重なので、手持ち次第ではチームレース等での短距離要員として仕上げるのも手。

そして2023年07月31日には別衣装として☆3「波間のエメラルド」が追加実装された。

[サイレントイノセンス]

誰よりも前に、誰よりも先に…。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[サイレントイノセンス]サイレンススズカ」勝負服
© Cygames・JRA

「スズカ」冠名で知られる永井啓弐氏*10の勝負服、「黄袖緑一本輪」をベースに、
緑と白、差し色に黄色を基調にしたセーラー風のもので、足色を反映してか左足は茶色、右足は白のローファーっぽい靴を履いている。
余計な装飾はほとんどなく、ただスピードを求めるスズカらしいと言えばスズカらしい。
原案では緑のケープを羽織っていたがアニメ以降はオミットされている。

ステータスの成長率補正は、スピードが20%、根性が10%となっている。
逃げで最も重要視されるスピードをトレーニングで強化しやすいうえに、習得スキルもとにかく先頭を維持することに特化した構成になっており、
キャラクターのコンセプトとそれを活かす育成方針は非常にわかりやすい。

所持スキル
進化スキルは前者は加速力がわずかに上がる効果が追加、「異次元の逃亡者」はわずかに前に出るようになると、より大逃げに有用なスキルになる。
大逃げとの相性もあり、スズカの逃げを極限まで伸ばすスキル構成となる。

通常スキル:
集中力、押し切り準備、前途洋々、(覚醒Lv2)左回り〇、(覚醒Lv4)急ぎ足

レアスキル:
(覚醒Lv3)コンセントレーション(スタートが得意になり出遅れる時間が少なくなる)
最大集中(スタート時に出遅れる時間が少なくなり加速力がわずかに上がる)

(覚醒Lv5)逃亡者(最終コーナーで先頭だと加速力が上がる/逃げ)
異次元の逃亡者(最終コーナーで先頭だと加速力を上げさらにわずかに前に出る/逃げ)



…やっと見えた!


スピードの向こう側、静かでどこまでもきれいな、


私が見たかったもの…!!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[サイレントイノセンス]サイレンススズカ」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキル:『先頭の景色は譲らない…!』
(レース後半に差をつけて先頭にいるとさらなる脚を使って、速度を上げる)

いわゆる「逃げて差す」走りを再現したものと思われる。
2022年2月24日…アプリリリースから1周年の節目に行われた大規模なバランス調整により大きく修正されたスキルの一つ。

調整前は、ラストスパートに入った際の速度アップスキルとして使われていた。
リードと言っても2番手から1バ身程度離れていればいいので、最終コーナー~直線で他の逃げウマを差し返したような状況でも発動してくれることが多かった。

調整後は発動タイミングが大幅に前倒しになり、後半に入ってリードを保っていれば、向こう正面だろうとコーナーだろうと発動するようになった。
ラストスパートでのスピードアップは期待できなくなってしまったが、その代わり前半の逃げ同士の競り合いにさえ勝っていれば発動してくれるようになり、
後半に入った際に持っているリードを維持ないし拡大するのに一役買ってくれるようになった。
後述する大逃げとも相性がよく、調整前後で役目が大幅に変わってしまったが、上方修正されたスキルであるとする見方が多い。
理想的なレース運びが出来ていればだいたい発動するので扱いやすく、逃げ切りの安定感向上に一役買ってくれる。

これが…私だけの景色…!

[波間のエメラルド]

海の色みたいで素敵ですよね。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[波間のエメラルド]サイレンススズカ」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント『夏の陽は、青く凪ぐ』に合わせて遂に実装された待望の別衣装。
因みに同じ別衣装未実装の初期キャラ仲間であったアグネスタキオンも同イベントにおいて同じく別衣装が実装されている。

露出の少ない控えめ且つシンプルな通常衣装から一転、グリーンカラーをベースにしたビキニとパレオが眩しいセクシーな水着衣装。
露出度高めながらも均整の取れたスズカのスタイルの良さを抜群に引き立てる、まるで天女を彷彿とさせる美しさであり、
これまでスズカの別衣装をまだかまだかと待ち続けていたトレーナー諸氏からも非常に高い評価を得ている。
また、制服や通常衣装などで装着されていたグリーンのイヤーカバーが外され、スズカの生耳を堪能できるのもポイントの一つ。

こちらの成長率はスピードとスタミナに+15%ずつ。

所持スキル
通常衣装と同様、得意とする中距離及び逃げに特化したスキル構成。
特に一番乗り/誰より前へ!は水着スズカ実装と同時に追加された新スキルであり、こちらも大逃げと組み合わせることでスタート直後から爆発的なスタートダッシュを発揮できるだろう。
進化スキルは双方共に元スキルの効果が更に強化されており、スズカの大逃げをより強力なものとできる。

通常スキル:
直線回復、急ぎ足、一番乗り、(覚醒Lv2)逃げコーナー〇、(覚醒Lv4)尻尾上がり

レアスキル:
(覚醒Lv3)脱出術(レース中盤に前方にいると速度が上がる/逃げ)
瑠璃色エスケイプ(レース中盤に前の方にいると速度がすごく上がる/逃げ)

(覚醒Lv5)誰より前へ!(スタート時に加速力が上がる/中距離)
蒼天を駆けるラーファガ(スタート時に加速力がすごく上がる/中距離)



誰もいない空、海、


そして──


ふふふっ…! どこまでも続く…道!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[波間のエメラルド]サイレンススズカ」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキル:『水平線のその先へ』
(終盤突入時に先頭だと少し前に出る、そこが第3コーナーで中盤に大きく差をつけて先頭にいた場合すごく前に出る)

第2条件の「中盤に大きく差をつけて先頭にいた場合」というのは具体的には3バ身差以上という検証が上がっている。
その上で残る条件の第3コーナー時点で終盤となると大半の中距離レースに該当するため、上述の中距離向けスキル諸々と組み合わせることで効果を最大限に発揮できるだろう。

固有演出は夜の海岸に佇むスズカの下に一つの光が降り立ち、それがスズカの眼前に光の道を指し示し、勢いよく駆け出していくというもの。
神秘的な雰囲気満載であり、陸であろうと海であろうと走るの大好きで平常運転なスズカらしいとも言える。

景色が、彩られていくみたい…!


固有二つ名は共通して「異次元の逃亡者」。
獲得条件は「連勝を継続しつつ作戦「逃げ」かつ1番人気で重賞を6勝以上し、そのうち1戦は宝塚記念でスタート200m地点からゴールまで1番手のままで勝利する」というもの。

元々逃げに特化した性能なので『「逃げ」で重賞を6勝以上』を『連勝を継続しつつ』達成するのは簡単だが、後半の『宝塚記念でスタート200m地点からゴールまで1番手』がなかなか曲者。
200m地点から先は一瞬たりとも他のウマ娘に1番手を譲ってはならないので、他に逃げウマが出走していると結構な頻度で邪魔されてしまう。
マヤノトップガンセイウンスカイなどのネームドウマ娘たちはもちろん、モブウマ娘も時々バカ逃げを打ってくることがあるので怖い。
どうしても運が絡んでくるところではあるが、達成を狙うなら前に出やすくなるタイプのスキルを積んだり、賢さを高めに振っていると安定させやすくなるかもしれない。
見逃しがちだが実はクラシックの宝塚記念でも達成可能なので、継承でのステータスの底上げが十分にできているなら相手が弱いクラシックのうちに出走させてみるのも手。

また、『1番人気で』という条件も(そもそもどういう基準でパドックでの評価と人気が決まるのかが不明瞭なこともあり)狙って達成しようとすると意外に難しい。
ただ頭バクシンな育成方針、つまりはあまりにも尖ったステータスにすると人気は下の方になるという声は多いため、
これを狙うならば、スピード優先は良いとして、他のステータスもある程度平均的に伸ばしていく方が(特にデメリットもないので)良いかもしれない。
実際、育成を繰り返していけばそのノウハウもわかるようになる上に、イベントやガチャでサポートカードの揃いも良くなっていくので、
ステータスも確保しやすくなり、意識しなくても自然に取得出来るようになっていくはずである。

育成について

育成難易度はかなり低く、初心者にも育成がしやすいウマ娘の一人。
完全に逃げ特化、かつ長距離レースが目標に存在しないので、多少スタミナと賢さに振ってあとはスピード特化という割と頭バクシンな形で育成方針を定めやすく、
得意な脚質もバ群に飲まれる事故も起こりにくい「逃げ」なので、レースでは安定して勝ちやすい。
育成目標も、要求される着順は厳しめだが目標レースはG2主体でライバルがそこまで強くなく、スケジュールにも余裕があるので総合的には結構楽。
日本ダービーや菊花賞、天皇賞(春)、有馬記念等の難関レースで勝ちを求められないのもありがたいところ。
一方で、育成目標をこなしていくだけだとファン人数やスキルポイントが不足しがちで、所持スキルの獲得や、固有スキルのレベル上げが難しくなってしまうという欠点もある。
育成難易度そのものにはあまり影響しない部分ではあるが、育成後に対人戦のメンバーに組み込むことまで考えている場合は注意しなければならない。
幸いにも、安田記念やマイルCSを筆頭に、金鯱賞の直後に同じ距離で開催される大阪杯、天皇賞(秋)の2ターン後に開催されるジャパンカップ*11など、
育成目標には設定されていないが、距離・バ場適性の両面で問題がなく、しっかり育成できていれば十分勝ちを狙いに行けるG1レースは非常に多い。
ステータス強化が最優先ではあるが、勝てる見込みがあるのなら育成の合間を縫って目標外のG1レースに積極的に出走したいところ。
ランダムイベントにある『今日の空模様』では、天気によってテンションと体力が上下する。晴れ以外ではやる気が一つ強制的に低下するので、育成中はスズカが勝手に走りに行かない事を祈ろう。

2022年の2月24日に追加された育成イベントで「大逃げ」のスキルが獲得可能になった。
このスキルを習得したウマ娘は通常の「逃げ」とは一線を画し、序盤から後続を大きく大きく引き離し、そのまま押し切るレーススタイルとなる。
またこの時同時に追加された「位置取り争い」システムは、作戦が「逃げ」のウマ娘とのハナの奪い合いになるのだが、「大逃げ」を所持している場合は例外となる。
ただし「大逃げ」のスキルを持つウマ娘が複数出走している場合は発生する。
この「大逃げ」だが、通常の逃げよりも要求スタミナ量が大幅に増えており、さらに「大逃げ」で位置取り争いが発生すると途方もない量のスタミナを消費する。
そうなっては1600mのマイルレースであろうと、長距離レベルのスタミナを盛った上で「円弧のマエストロ」など金回復スキルを搭載しない限りは逆噴射し、
チーム競技場でもモブウマ娘にすら大きく離されての下位に終わることもままある。
また「大逃げ」は継承因子が存在しないため、他のウマ娘に習得させることは不可能。

現在はスズカ以外にも、メジロパーマーダイタクヘリオスツインターボカツラギエースタップダンスシチーの計6人が習得できるようになっているが、
それ以上に実装ウマ娘自体が100人以上になっているため、上述のウマ娘の一部は衣装違いVerもあるとはいえ、入手難度という意味での希少性はあまり変わっていない。

一方でチャンピオンズミーティングでは、逃げウマ娘の要求水準が非常に高くなっており、
先頭を取る競り合い能力、運良く先頭を取れたら問答無用でねじ伏せるほどの爆発力のいずれも持たないスズカは目立った活躍の場を得られていない。
この点は先述の「大逃げ」のスキルが欠点の克服できるのではという考察もされている。
通常の逃げウマ娘と競り合うことなく先頭を奪う方法が与えれられたというのは、大きな武器になる可能性が十分あるだろう。
どんな距離にも投入できたり、必携とされる「コンセントレーション」を自前で供給できる点も優秀。

ちなみに、シナリオでは最初クラシック三冠を狙う流れになるが、実際に挑戦すると長距離の菊花賞が混ざるので(継承なしでは)達成はかなり厳しい*12
三冠を狙うなら、マイルと中距離で構成されているトリプルティアラ*13がおすすめ。

第4の育成シナリオ「グランドライブ」では主要メンバーに抜擢。
グランドライブの開催に際しては当初は懐疑的だった(それどころかウイニングライブにすら疑問を持っていた)が、
1回目の告知ライブ後にアグネスタキオンとともに協力者としてトレーニングに加入。
シニア級11月前半終了後に条件を満たしつつ、スズカを育成orサポートカードに編成していると「切り開く者(「前途洋々」上位スキル)」の、それ以外では「前途洋々」のヒントをそれぞれ入手できる。

第6の育成シナリオ「プロジェクトL'Arc」は凱旋門賞をフィーチャーしたものであるため、
モチーフ馬は凱旋門賞には何の縁も無く、特にボーナスなどはないのだが、ゲーム的にはちょっとした特徴がある。
というのも、このシナリオの目標レースとなる重賞はちょうど6戦で、宝塚記念がシニア級で目標レースに含まれている
さらにステータスも伸びやすく育成レース限定の強烈なバフもかかるため、強く育成できれば勝手に固有二つ名を獲得できる…と言いたいところだが、
凱旋門賞連覇が出来たとしても、クラシック級で1番人気を奪うのは至難の業。
そこで大逃げを解禁するためにジャパンカップに勝利し、シニア級凱旋門賞で1番人気を奪うと、1番人気での重賞勝利数が確実に6になる
こうすれば、宝塚記念の条件さえ達成していれば固有二つ名を獲得。
当然、強く育てるためにはサポカ編成などもしっかり組む必要があるが、それでも特に固有二つ名を意識していなくとも、
強く育てようとして目標外レースに出したりすれば自然と固有二つ名を獲得できてしまうのは彼女ただ一人*14である。


サポートカード

RとSSR【輝く景色の、その先に】が実装されているほか、ハーフアニバーサリー記念にはSSRサポートカード【WINNING DREAM】が配布され、
メインストーリー第5章の報酬としてSSR【まだ見ぬ景色を求めて】が入手可能。さらに2023年6月9日にはSR【夕立の向こうからのぞく】が実装された。

SSR【輝く景色の、その先に】

得意練習はスピード。
無凸段階でも得意率が高く、高めのスピードトレーニング性能に加え、
レースボーナスやファン数ボーナスなど無凸でも必要どころは揃っているため無~微課金には優しい仕様。
ただ、トレーニング効果は持たないので他の練習に来た時の旨みは少ない。
また、イベントもマイナス面こそないが地味な内容となっている。
凸数が少ない段階から使いやすい代わりに凸数を上げても成長が緩やかで、最終的には他の凸数を上げたSSRと比べるとやや物足りない性能になる。
所持スキルはイベントで貰えるものを含めて殆どが逃げ専用スキルという清々しいまでの逃げ特化。
貰えるレアスキルは「逃亡者」でこれも逃げ専用。イベントを完走すれば確定で貰えるのは嬉しい所。
逃亡者は最終コーナーで先頭である事が発動条件と厳しめではあるが、逃げの戦術の展開と噛み合っている。
総合的に見ると逃げのウマ娘を育成する際には汎用性が高いが、それ以外では物足りないと言った性能になっている。
逃げ育成要員として比較対象になりやすいターボ師匠と比べるとレアスキルガチャがないのでストレスが溜まりにくいのも評価点と言える。

SSR【WINNING DREAM】

得意練習はスタミナ。
完凸にはハーフアニバーサリー記念ミッションの全制覇と期間中のログインボーナスが必要。
例に漏れず性能がガチャ産と比較して控えめ、固有ボーナスもレベル40からとなっている。
イベントを完走すると「コンセントレーション」のヒントを確定で入手できる。
また固有ボーナスを重ねると完凸時には初期スタミナ+55の状態で育成を始めることができる。スタミナ枠を入れにくい短距離やマイルの逃げウマ娘の育成に重宝するだろう。
…と月並みな説明で済めばよかったのだが、実はこのサポカ、貴重なコンセントレーションが手に入るサポカな上に回想のしおりにも非対応である。
そのため、ハーフアニバーサリー以降に始めたトレーナーや、運に見放されて完凸出来なかったトレーナー*15からの、
「強い逃げウマを育成したいのでトレーニングパスでもいいからどうか再配布を…。」という嘆きの声も上がり続けて……いた。

そんなトレーナー諸氏の訴えが公式に届いたのか、後の2025年2月24日の4thアニバにおいて、他の再入手不可だったいくつかのサポカと共に、このSSR【WINNING DREAM】もフレンドポイントによる交換が可能となったため、1年目ハニバ以降に始めたプレイヤーでも容易に完凸分を入手することが可能になった。

ただ、上述のように短距離やマイルにはそもそも採用自体が厳しいスタミナサポカなこと、レアスキル以外のその他性能は初期実装サポカ相当なことなども踏まえると、コンセントレーションのためだけにこのサポカを採用するというのもなかなか難しいものがあり、
プレイヤーのサポカ資産次第ではSSR賢さ【オートクチュール・メモリー】アストンマーチャンや、SSR根性【Cutest in Ur ♡】カレンチャンが優先されることも多いか。

尚、同じように話題に挙がることの多かった根性SSRハルウララはそれに含まれなかった…ものの、再入手の機会自体は後に与えられている。*16

SSR【まだ見ぬ景色を求めて】

得意練習はスピード。
ご多分に漏れず性能はやや控えめ、固有ボーナスもレベル40からだがサークルptさえ集めれば誰でも無課金で完凸可能。
得意率もそれなりに高く、スキルヒントもレベル3の状態で入手できるのも優秀。
レースボーナスが5%、ファン数ボーナスが0なのがやや心許ないが、とはいえレースボーナス0%よりはマシで、大きな穴はない。
イベントを進めると、レアスキル「切り開く者」のヒントを確定で入手可能。
更に第6章で配布された新タイプのサポートカードである「グループ」カード第一弾のSSR【紡がれてゆく想い】にも「シリウス」の一員として参加している。
…のだが、イラストでは何故か一人だけリモートでの出演となっている。遺影とか言わない
ここら辺の事情は6章のストーリーが大きく関係している。参照することを強く推奨。

SR【夕立の向こうからのぞく】

得意練習はスピード
育成イベントやヒントでは逃げに使えるスキルを多く入手でき、固有ボーナスも含めて初期絆が35と高いために早く友情トレーニングを発生させる事ができる。
連続イベントではディス地球や獅子舞を使って晴れ乞いをするスズカが見られる…


育成シナリオ

前日談となるキャラストーリーにおいては、トレーナーがついたものの彼女の指導方針が自分に合わず、スランプに陥っていたところを、
スズカの走りに魅せられたプレイヤー(トレーナー)との出会いと彼/彼女からのアドバイスをきっかけに自分の望む走りに気付いてスランプを脱出。
そのことから前任トレーナーからスズカを託されたプレイヤー(トレーナー)と組んでトゥインクル・シリーズに挑むことを決める…という、
史実での迷走とそこからの躍進を落とし込んだストーリーが描かれる。

一方迷走を乗り越えた後の育成シナリオ本編では、純粋に走ることを楽しむストイックさや天才肌といったスズカの様々な一面と、
史実のサイレンススズカを襲った「あの」悲劇をいかに乗り越えるかという点にフォーカスが当たっている。

シニア級天皇賞(秋)直前には左足の不調を訴えるという特大のフラグ*17が立ち、否が応でも不安を抱かされることとなるが……
史実で掴めなかった栄光を彼女が手にすることができるかはそれまでのトレーナーの育成次第。ここで勝つと聴ける専用実況は必聴モノなので是非とも飛ばさないように。
また、1周年以降は「NEXT FRONTIER*18」の歌唱が追加されているため、こちらも必聴モノである。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
栄光の日曜日の主役となったのはサイレンススズカ!
第4コーナーの向こう側から
みごと盾の栄誉を勝ち取りました!

元ネタ:1998年天皇賞(秋) フジテレビ・塩原恒夫アナ

また2022年2月24日の更新で追加された「連覇の先に」という育成イベントで先述の新スキル「大逃げ」のヒントを入手可能。
検証によれば、イベントの発生条件は「シニア級の天皇賞(秋)までに重賞を6連勝(=秋天を含めて7連勝)」が条件と言われている。
なおこのイベントが発生するのはURAシナリオもしくはアオハル杯シナリオ、グランドライブシナリオ、グランドマスターズシナリオのいずれかで、
イベント追加と同じ日に実装されたクライマックスシナリオでは獲得できない。
ちなみに、プロジェクトL'Arcシナリオではジャパンカップに勝利した上でシニア級宝塚記念に勝利すれば大逃げのヒントを入手できる(これは他の大逃げを獲得できるウマ娘も同様)。

メインストーリー

第5章「scenery」では主人公としてチーム「シリウス」に移籍してくる。
圧倒的なポテンシャルを持ちながら、勝利を求めるあまりスランプに陥るスズカ。
しかしトレーナーと「シリウス」に加わったスペシャルウィークとの出会いを経てスランプを脱し、誰も見たことのない走り──"景色"へと繋がっていくことになる。

ストーリー展開も、王道のスぺちゃんや「シリウス」とそのトレーナーとの信頼関係だけでなく、
エアグルーヴやマチカネフクキタルといった友人たちとの絆が描かれ、非常に見応えがある。
スズカ同様に『ウマ娘』で「史実のその“先”」が描かれるアグネスタキオンが、ラストシーンでスズカを表現した言葉は、
ストーリー展開や気合の入った演出と合わせて、特に史実のサイレンススズカを知っているならば涙腺を刺激されること間違いなしである。

余談だが、ストーリー公開直後の第11話のとあるシーンでフリーズが発生しアプリが落ちる事態になっていたのだが、
そのシーンがよりにもよってスズカが天皇賞(秋)の大ケヤキに差し掛かるシーンという、ホラーのような現象が一時発生していた。



◆関連キャラクター

ルームメイトで後輩。スペシャルウィークにとっては憧れの先輩である。
アニメ・アプリ共に仲良くしている姿が印象的だが、最初から意気投合していたというわけではなく、
特に漫画「STARTING GATE!」では最初はやや馴染みにくい感じだったものの、色々勘違いからなんやかんやで友達同士として仲良くなっていくところが見られる。
スズカも他のウマ娘並に気持ち等を抱え込みがちでそれに気づかないスペちゃんや、アニメ等では依存しすぎて自身に気づかなかったりというところも見られたが、
アプリではスズカの不調を見て出走を取りやめて休養するよう伝える場面もある(スズカはスぺの気遣いに感謝しつつ、出走は取り消さなかった)。

史実では同父かつ主戦騎手が同じ武豊。どちらも実績を考えたら被って当然のレジェンドだが*19
また、「沈黙の日曜日」の翌年の天皇賞(秋)を獲った馬でもあり、この時の武豊騎手の「サイレンススズカが背中を押してくれた」というコメントがこの2人の関係の元ネタと思われる。

史実は同期の競走馬。こちらでは友人同士。
タイキは明るく社交的な性格で、大人しく控えめなスズカとは体型含めて対照的だが、それがむしろ功を奏してか結構仲良し。
また、「陽気なアメリカン」を地で行くタイキほどではないが、スズカも案外ノリが良く、茶目っ気を見せることもあり、そういった意味でも仲が良い。
なお、アプリのホーム台詞では、短距離を少し苦手(ゲームでは初期適性がD)とするスズカが、短距離を得意とするタイキに助言を求めるも、
「エンジョイスピリッツデース☆」とだけ返されたと困惑するものがある。…何もわからない…。

同じく同期。その油断を許さない爆発的な末脚を知る身として、基本的に先頭の景色を見ることが目的のスズカが珍しくライバル視する相手でもある。
とはいってもそれ以外の時は比較的仲は良い。スズカはフクキタルの話を半分くらい聞き流している疑惑があるけど。
一方でフクキタルも逃げシスのアピールについてスズカにだけダメ出ししたり、物まねをしたりとイジっており、仲が良い故に相手に遠慮がないのかもしれない。
なお、よくフクキタルから開運グッズを貰っている様子だが、チョイスが謎なので時折訳の分からない物を渡されて困っている様子。
しかし置き場所に困るぐらいのものであってもとりあえず捨てるつもりはなさそうだったり、
スズカの正月ボイスにフクキタルからもらった門松をやっと飾れると喜んでいるものがあったりと、微笑ましい関係である。
ちなみに、リリース当初こそ生真面目クールな印象をユーザーから抱かれていたスズカであったが、月日が経ってその人柄が知られ始め、
天然っぷりや「先頭民族」*20っぷりがユーザーに広まり、「何食わぬ顔で時折おかしなことを言い(やり)始める」印象が付いた反面、
一方のフクキタルは、あまりにもインパクト抜群なしいたけ目を始めとしたビジュアルや、主に占い関係での奇行や奇声で変人扱いされているが、
特に育成シナリオを見ると意外なほど常識人な言動もしていることから、「フクキタルの方がスズカよりマトモで常識人なのでは?」という声が日に日に増えつつある。ウソでしょ……

先輩後輩の間柄だが、お互い気の置けない友人関係。
基本的に目上の人には敬語を遣い、「さん」付けで呼ぶスズカがエアグルーヴのみ名前だけで呼び、敬語を遣わず接しているのもその顕れ。
エアグルーヴが彼女の悩みに気づいて、それを相談するスズカと言った場面がよく見られる。
しかし何が何でも走ろうとするスズカの飽くなき願望に呆れ果てることもしばしば。
スズカの育成イベントでは数少ないライバルウマ娘としてシニア宝塚記念と対決することになる。

史実では1997年の天皇賞(秋)と翌年の宝塚記念において直接対決をしており、前者をエアグルーヴが、後者をサイレンススズカが制している。

何故かスズカが巻き込まれたアイドル……もといウマドルユニット「逃げ切り☆シスターズ」*21の2人。
なお史実ではミホノブルボン>サイレンススズカ>スマートファルコンの順に年上だが、
ウマ娘界ではファル子の方が先輩(但しデビューはスズカの方が早い様子)でブルボンは恐らく同学年(スズカが先輩呼びしていないため)。
3人とも逃げを得意としている、ということで「うまよん」ではミホノブルボンの紹介の時に何故かスズカが巻き込まれてウマドルユニットを結成している。大事なことなので2回言いました。
アプリでもいつの間にか結成されていてやっぱりスズカも巻き込まれている逃げシスからは逃げられない。逃げウマ同士は惹かれ合うらしい。
基本的にスズカはマイペースなため突っ込みを受ける方なのだが、メンバーが揃いも揃って輪を掛けてマイペースに突っ走るため、逃げシス内では突っ込み役として困惑していることが多い。
とはいってもなんだかんだでノリが良い楽しいらしく、ファル子の育成イベでの学園オリエンテーションにて一緒に歌を歌う場面もある。
まぁ普段は対応できずに結局巻き込まれているのだが……。頑張れスズカ。ウソでしょ……
余談だが、チームレースの各距離・バ場のリーダーに設定されているウマ娘の組み合わせ次第では、レース開始時に短い掛け合い台詞が発生することがあるのだが、
逃げシスの縁からか、スズカとファル子にも専用の掛け合いがあったり(スズカは他にも、アニメ等で仲が良いスぺなどとも掛け合い台詞がある)。

なおこのトリオのほかにアニメ『うまよん』ではマルゼンスキーアイネスフウジンが新たに追加されている。スズカの負担がさらに増えそう。
マルゼンかスズカの短距離適性を上げれば、短・マイル・中・長・ダートと距離及びバ場適性が綺麗にばらけるため、
この5人をリーダーにして「逃げ切り☆シスターズ」とその仲間たちでアオハル杯を戦うことも可能になる。さらに逃げ道を塞がれた。
ちなみにウマ娘を紹介するCMの『ただ一度も先頭を譲らなかった事実』編でもこの4人は一緒に紹介され……あれ、1人足りない*22

育成シナリオでの登場はないが、メインストーリーで登場。
スズカの走りを「ウマ娘を次のステージへ押し上げるための要素」と認識しており、仔細を聞き出すべくトレーナーを拉致。
スズカの走りに可能性を見出す一方で、「ウマ娘の限界を超えた走りは、スズカの脚を壊してしまうかもしれない」という危惧をトレーナーに打ち明ける。
メインストーリーの最後にはスズカとのデュエット「transforming」のライブでもなぜか登場する。

これまで特に関わり合いが無かった両者がデュエットした事に困惑したトレーナーも多かった。
しかし実はスズカの事故を語る上で彼女以上に適役はいない
二人は共にサンデーサイレンス産駒、要するに異母兄弟。それもタキオンとスズカだけがSS産駒の中でも例外的な脚質だった*23
両者とも早めに仕掛け先行からそのままぶっちぎるタイプで、スズカはタキオンがデビューする前にあの秋天でこの世を去っている。
また小柄で華奢な体躯で驚異的なスピードを持つが、その爆発的加速に細い脚が耐えられないという爆弾を抱えていた。
タキオンの異母兄であり僚馬でもあったアグネスゴールドもまた、脚質は違うが脚に爆弾を抱えており、皐月賞直前に故障脱落。
そしてタキオンは兄不在で兄弟GⅠ対決ができなかったが、スズカのように圧倒的人気で皐月賞を余裕で勝利。
4戦全勝、無敗の三冠達成が期待されたが5月に左前浅屈腱炎を発症し日本ダービー出走を断念、復帰も叶わず引退に追い込まれている。

またタキオンのシナリオを見れば分かるが、彼女は自分の脚の脆さの危険性に気付いている
それゆえ自分自身が限界に挑む「プランA」と、自分の経験と研究で他のウマ娘を大成させる「プランB」を並行して進めていた。
史実では“限界に挑む前に怪我をして引退した”タキオンと、“(無意識に)限界に挑んだ結果、全てを失った”スズカ
スズカの怪我の可能性に気付けるのは、自分と同じ脚質かつ自他共にウマ娘の限界を研究していたタキオンに他ならない。
そしてスズカの怪我の可能性を回避できるという事は、すなわち同じ脚質のタキオンの可能性を広げる事になるのだ。
タキオンのデビュー前にスズカの事故があった為、史実的に接触は無いのでウマ娘でも関わり合う事はない。
だが『スズカの怪我』という話となれば、タキオン以上に適任なウマ娘はいないだろう。

  • 元トレーナー
キャラストーリーに登場する、当初スズカと契約を結んでいた女性トレーナー。と言うと単なるモブキャラであるのだが……。
スズカの望む走り方を察することが出来ず、脚質に合わない走り方を勧めたことでストレスとなっていた事をプレイヤーとスズカをが話をしに来た事で悟ると、その事をスズカへと丁寧に謝罪*24
プレイヤーはスズカの可能性を伸ばすよう進言したが彼女は「自分では型にはまった指導をしてしまうため、窮屈な思いをさせてしまうかもしれない」とし、
柔軟な思考を持ちウマ娘の意向を尊重した指導の出来るプレイヤーの元へ移籍するよう提案。
彼女の活躍を応援すると同時に自分の担当ウマ娘と勝負する際は容赦はしないと発破をかけた。
このようにモブキャラの中でもかなりの人格者であることからプレイヤーの印象にも残りやすい、ベテラントレーナーらしいお方である。
ちなみにクリークやミホノブルボンのキャラストにも「ベテラントレーナー」は登場するが、こちらは声からして男性なので別人だろう……
メインストーリーの方でも同一人物っぽい人が登場し、経緯はカットされるがスズカの移籍を快諾する。

史実の「途中から大逃げに転向する」「武豊に乗り替わると共にその能力が開花した」といった要素を再現するためのキャラと言える。
ウマ娘世界におけるチーム移籍は競馬で言う転厩にあたる概念と言えるが、実際には転厩はしておらず、ウマ娘に置き換えた時にこの方が自然な経緯だからこのような形にしたのだろう。
また、「女性ベテラン」という設定はアニメ版でほぼ同じ役回りを演じた「おハナさん」こと東条ハナを意識したものと思われる。


◆余談

ひたすら「走りたい」で構成されるウマ娘のスズカの性格について、なんと実馬の管理調教師であった橋田満氏が以下のように感想を残している。

ウマ娘のキャラクターもサイレンススズカの特徴をよく掴んでいただいてるかなあと思うんですけどね、はい。
あの、本当にあの気持ちよく走って、もう素直にただ走りたいだけで走ってるという感じの、あのサイレンススズカだったじゃないですか。
そのへんがなんかよく掴んでられるかなあと思います。


元ネタと同じく考え込むと左旋回で歩き回るクセがあり*25、スズカのいた場所にはミステリーサークルができているらしい。
でもおハナさんも旋回させないようタイヤを吊るしたりしなかったはず。

第7R放送後、競馬情報サイト「netkeiba.com」でその週のメインレースに出走する競走馬たちを抑えサイレンススズカがアクセス数ランキング1位になった。
また、第7Rは特別EDで、キャラクターソング「Silent Star」に合わせて入院中のスズカをスペちゃんらが見舞った後、
夜空を見上げ、スペちゃん直筆の「がんばれ!」と書かれた札を見るスズカで〆ている。
この演出や武豊へのラブレターとも史実のスズカへのレクイエムともとれるこの歌詞は、視聴者のみならず、史実を知り競馬をやめた人や競馬ファンも涙腺崩壊したとか……。

第12Rで描かれたジャパンカップをよく見ると、モブウマ娘に混じってスズカによく似たウマ娘が出走しているのがわかる。
実はこのレースの元ネタになった第19回ジャパンカップにはサイレンススズカの半弟であるラスカルスズカも参加しており、馬番が一致する事から彼女がラスカルスズカなのではないかと推測されている。

アニメ一期でトレーナーがスピカメンバーたちを車に乗せて移動した場面は劇中3回あるが、いずれも助手席に座っていたのはスズカだった。
有名な97年弥生賞でのゲート潜り事件が「直前まで付いてきていた厩務員がいなくなり寂しがってしまったのが原因」と言われている事からも分かるように、
モチーフ馬は厩務員を務めた加茂氏にかなり懐いていたらしく、トレーナーとの関係がクローズアップされていたのはその影響とも言われている。
あと妙なところで天然かつノリが良いところとかもこの事件が元ネタとも。

『ウマ娘』のCMソングである『走れウマ娘』を歌っているキャラの一人でもある。
また、実況部分ではやはり先頭で走っていることがわかる。

2023年夏放送のテレビアニメ『レベル1だけどユニークスキルで最強です』で高野はイヴ・カルスリーダー役で出演しているほか、
メジロマックイーン役の大西沙織も同作ではセレスト役で出演しており、ウマ娘声優が競走馬と違った立場の役で共演している。

2024年8月発売のゲーム「熱血ハチャメチャ大感謝祭」では出演した声優陣がイラストと共にお祝いのコメントを寄せた...のだが
スズカの声優である高野麻里佳氏が描いたのは、髪の毛がバトルマンガか何かのように浮き上がり、凄まじい目力で薄ら笑いを浮かべたインパクト抜群のスズカの顔であった。
この画伯っぷりには多くのトレーナーが芝を生やし、ファンアートも多数描かれる事態に。
本人も「私の絵はオモチャにしていいけど本物はダメだからね!©黒スズンカにしてね」と注意喚起をしつつ
黒スズンカ」という新たなウマ娘(?)が爆誕したのであった。
なお実際の作中では「あまりにも走りたさすぎてたまに試合中に無意識に走りに行って画面から消える」とんでもない姿を披露した

追記・修正は譲らない…!

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  • 瑠璃色エスケイプ
  • 蒼天を駆けるラーファガ
  • 平たい胸族
  • 逃げることは挑むこと
  • S.H.Figuarts
  • Figure-rise Standard
  • カルストンライトオも絶賛の直線
  • まな板にしようぜ
  • フリージア
  • 史実ドロップアウト組
最終更新:2025年04月06日 08:07

*1 スズカとタキオンの他に、スペシャルウィーク、マチカネフクキタル、エアグルーヴにも歌唱が用意されている。

*2 原案では飛び級。アプリリリース後は飛び級という描写が長らく無かったため没設定になったと思われていたが、2022年1月末に実装されたSSRサポートカード及び4月に育成実装された際のイベントにて飛び級であることが明言されている。

*3 「スズカの方がゲート広いデース!!」「タイキ…広さはみんな同じよ…」

*4 特殊な立ち絵としては他にも「キタサンブラックのロールケーキ」に、合宿中の根性トレーニング(巨大タイヤを引っ張るアレ)を行うキタサンブラックとそれをサポートしている(タイヤに乗っている)サトノダイヤモンドがプリントされている。

*5 フジテレビ青嶋達也アナの愛称。短距離にだけ定評がある事から、ウマ娘化もされている名短距離馬サクラバクシンオーになぞらえて命名された。イタリア・セリエAを特集したCXのサッカー番組では「マルカトーレ青嶋」というあだ名も。

*6 史実ではエルを含む外国産馬はダービー等のクラシックレースと春秋天皇賞の出走資格が無かった。

*7 塩原アナは年間100本以上は観るという趣味の映画鑑賞で培われたボキャブラリーを生かし、競馬やF1などで様々なポエムを披露した。特にF1では、この年(1998年)のベルギーGP(スパ・フランコルシャン)において、用意したポエムが雨に端を発するスタート直後の大クラッシュでレースが即中断され台無しになった後、再スタート時に即興のポエムを作る職人技を披露している。

*8 長野県松本市出身 中央大学卒 1977年入局 野茂英雄の米国初登板試合や2002年ソルトレイクシティ冬季五輪など、数多くの重要なスポーツ中継で実況を担当。競馬ではこの1998年天皇賞(秋)の他、ディープインパクトが敗れた2005年有馬記念が有名で、衝撃的な結末を迎えたレースになぜか縁がある。現在、東京・渋谷NHK本部の管理職たるエグゼクティブアナウンサーの地位にいる。

*9 フジテレビで実況を担当していた塩原恒夫アナが、事故発生直後の東京競馬場の雰囲気を、父サンデーサイレンスになぞらえつつ表現した言葉で、このレースを形容する言葉として定着している。制作時この言葉も実況の台詞に入れようと言う案があったが、いとうPの判断により見送られた。

*10 「スズカ」のほか「サンレイ」「ミスズ」「サン」など複数の冠名を使用しているが、勝負服は共通。

*11 しかもクラシックとシニアの2回チャンスがある

*12 史実ではダービーのみ走っているが、その後路線を中距離に定めたため、菊花賞は走っていない。

*13 なお、現実におけるトリプルティアラは「牝馬三冠」のことなので牡馬のサイレンススズカは出走不可だったレースである。

*14 他のウマ娘は獲得ができないか、固有二つ名の為だけに目標外レースに出走しなければならない。詳しくは個別記事参照。なお、マヤノトップガンだけは目標外レースなしで獲得可能。

*15 完凸に必要なミッションの一つに特定の青因子☆2獲得というものがあったため、運が悪ければ何十回と育成しても達成(完凸)できなかった。虹の解放結晶を使えば可能だが、貴重な結晶を使うかというと…

*16 1周年の調整前は根性サポカ自体不遇だったこともあり、蹄鉄にしてしまったトレーナーの後悔の声が、根性ウララの強さが話題に上がる度に度々挙がる。ただし、そもそも入手手段がないスタミナスズカと異なり、根性ウララに関しては誰でも、いつ始めても完凸することは可能であり、二枚目以降を虹蹄鉄にしたのはそのプレイヤーの自己判断(自己責任)であるため、「大人しく限凸アイテム使え」「ウララちゃんの笑顔を自ら砕いた者に慈悲はない」などの厳しい声も上がりやすい。

*17 なお史実ではアニメ版同様、秋天にはむしろこれ以上ないくらいに万全のコンディションで望んでおり、負傷についても当時の騎手である武豊が「原因はわからないのではなく、ない」と語るほどだったため、ここは対人療法を応用できる医術も含め、やや意思疎通が容易な「ウマ娘」としての要素が強くなっている。

*18 天皇賞(春)、天皇賞(秋)、有馬記念のいずれかを1着で解禁

*19 実際同じ組み合わせのウマ娘は、登場済みのウマ娘に絞っても他にマーベラスサンデー、アドマイヤベガ、エアシャカール、エアメサイアの4人が該当。

*20 『ドラゴンボール』に登場するサイヤ人のような、大半が戦いしか考えていない「戦闘民族」と、大逃げで「先頭」を取ることに拘るスズカの性格を掛けた造語。ちなみに何かと一番に拘るダスカも先頭民族扱いされることも。

*21 媒体によって表記は☆抜きの場合もある

*22 当時まだ実装されていなかったアイネスフウジンが省かれ、代わりにマヤノトップガンが入ることに。

*23 ディープインパクトも例外的だが、こちらは末脚がとんでもない追い込み超特化型。

*24 ただし、スズカの本来の走り方は非常に危ういものであるため、それを矯正しようとする彼女の指導は常識的な判断で、スズカ自身も自分なりに調べた上で理解を示している。実際に育成では上述の通りシニアの天皇賞(秋)の前に左脚に不調が起こっている。

*25 シナリオ中や覚醒スキルで「左回り〇」を習得可能