登録日:2012/06/20(水) 18:06:47
更新日:2021/10/11 Mon 14:45:40
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ああ 恐れるな怖がるな 誰も汝を傷つけない 我が腕の中で愛しい者よ 永劫安らかに眠るがいい
Sei guten Muts! Ich bin nicht wild, sollst sanft in meinen Armen schlafen!t.
我はこの荘厳なるヴァルハラを燃やし尽くす者となる
So - werf' ich den Brand in Walhalls prangende Burg.
さあ 騎士達よ 罪人に その苦悩もろとも止めを刺せば 至高の光はおのずから その上に照り輝いて降りるだろう
Auf! lhr Helden:Totet den Sunder mit seiner Qual, von selbst dann leuchtet euch wohl der Gral!
創造とは『
Dies Irae』に登場する用語である。
作中に登場する魔術、
エイヴィヒカイトの第三位階。
いわゆる必殺技であり、Dies irae名物の
厨二全開な詠唱の大半は、この創造を発動するときに唱えられる。
ちなみに創造発動時の詠唱は個々人が考えているわけではなく、発動する際に自然に頭に浮かんでくる。
詠唱の元ネタは戯曲や古典であることが多い。
自分の渇望が反映された自分だけの異界を文字通り創造する能力。
創造は
渇望によって
覇道と
求道の二種類に分けることができる。
覇道型は
「~であればいいのに」という外に向いた渇望が、求道型は
「~になりたい」という内に向いた渇望が元になっている。
二つの型の創造がもたらす具体的な現象の違いとして、異界の発現の仕方がある。
覇道型は渇望が外に向いているため、異界は外に発現される。
いわゆる結界のようなもので、そこに複数の相手を取り込むことができるため、多人数を相手に戦う際に真価を発揮する。
ただし、覇道型の創造は取り込む人数が多いほど強度が下がり、効力が細分化するという弱点がある。
「術者の渇望」で構成された結界では、それとは全く異なった「それぞれ自分の渇望」を持つ他者はいわば異物であり、あまりにも数が多いと術者にとって負担となるのである。また、術者の許容量を超える魂を保有する存在が入り込んでも同じことが起きる。
例えばベイの創造「死森の薔薇騎士」の内部に三騎士が一度に出現した際には、危うく創造が崩壊しかけた。
求道型は渇望が自分に向いているため、自分自身を異界とする。
いわゆる自己強化であり、自分そのものを理想の姿に変容させる。基本的に多人数相手には向かないが一対一の戦いでは覇道型以上の力を発揮する。
展開する世界が自分の内に閉じているため、異なる常識と戦う軋轢が少なく、ゆえに覇道型よりも維持可能な時間が長い。
◆作中に登場した創造一覧
人名 |
創造 |
型 |
能力 |
藤井蓮 |
美麗刹那・序曲 |
求道 |
自分の体感速度を遅らせ、超高速で活動できる |
涅槃寂静・終曲 |
覇道 |
序曲の効果に加え、同じだけの時間の停滞を周囲に強いる。 |
死想清浄・諧謔 |
覇道 |
生者でない者を弱体化させる |
遊佐司狼 |
名称不明 |
覇道 |
銃弾に自壊の理を乗せる |
櫻井螢 |
爾天神之命以布斗麻邇爾ト相而詔之 |
求道 |
自身の肉体を炎に変化させる |
櫻井戒 |
許許太久禍穢速佐須良比給千座置座 |
求道 |
自身の肉体を毒に変化させる |
ヴァレリア |
神世界へ翔けよ黄金化する白鳥の騎士 |
求道 |
聖約・運命の神槍を限定的に使用できる |
ヴィルヘルム |
死森の薔薇騎士 |
覇道 |
自身を吸血鬼に変化させ、生命力を吸い取る夜の結界を展開する |
ベアトリス |
雷速剣舞・戦姫変生 |
求道 |
自身の肉体を雷に変化させる |
マキナ |
人世界・終焉変生 |
求道 |
両腕に死の理を付与させる |
ルサルカ |
拷問城の食人影 |
覇道 |
自分の影を操り、影に触れた者の動きを止める |
エレオノーレ |
焦熱世界・激痛の剣 |
覇道 |
砲身状の結界に相手を封じ込め、内部を一部の隙も無く焼き尽くす |
シュライバー |
死世界・凶獣変生 |
求道 |
誰よりも速く動ける。速ければ速いほど自身の速度も上昇し、後から動いても必ず先制できる |
櫻井武蔵 |
此久佐須良比失比氏罪登云布罪波在良自 |
覇道 |
周辺環境を腐食させる |
櫻井鈴 |
乃神夜良比爾夜良比賜也 |
覇道 |
腐食の呪いを矢にして射出する |
ラインハルト |
至高天・黄金冠す第五宇宙 |
覇道 |
自身が全力を出せる城を創り、死者を吸収し戦奴として使役する |
ちなみに第四位階である
流出は神の領域であり、特に選ばれた存在でなければ踏み込めない。
そのため、エイヴィヒカイトの術者はそのほとんどが創造を切り札としている。
同じ創造の使い手でもその実力はピンキリ。
聖槍十三騎士団の大隊長は同じ創造位階であるにも関わらず、平団員では足元にも及ばない。
せいぜい能力的に相性のいいベイが姉さん補正や既視感補正を総動員してなんとかシュライバーと渡り合えるレベルである。
追記・修正は創造位階に達してからお願いします。
シュピーネさん「――Briah――」
(冥ω殿)ねーよ(笑)
- 一見覇道的だけど、実際は求道的な渇望の場合はどうなるんだろ -- 名無しさん (2014-02-02 00:25:41)
- 初体験が○○の人に聞けばいいじゃね -- 名無しさん (2014-02-02 00:27:41)
- 夜行みたいになるんじゃね?「全てを殺したい渇望」→「万象殺せる者に変生する求道」みたいな。 -- 名無しさん (2014-02-02 07:33:17)
- 項目の内容を元の文章、タグに戻しました。ログインユーザーの方がいらっしゃれば項目名を「創造(Dies irae)」に書き換えていただければ幸いです -- 名無しさん (2021-05-27 11:16:52)
最終更新:2021年10月11日 14:45