ウォルフガング・シュライバー

登録日:2011/03/19(土) 01:11:34
更新日:2023/05/14 Sun 18:32:37
所要時間:約 6 分で読めます





「僕が助けるわけないだろっこれはさあ! 敵討ちなんだよ!いい?分かる?か・た・き・う・ちっ!君が生きてたら、あいつはカタキにならないだろおぉぉォッ?ねえ、わかってんのォッ?」





Wolfgang Schreiber

Dies Irae -Acta est Fabula-の登場人物の一人で、聖槍十三騎士団の団員


CV:日椰たぬき(PC版)/環有希(CS版)

身長:158cm
体重:50kg
誕生日:2/7
血液型:A型

黒円卓:第十二位
階級:少佐
称号:悪名高き狼(フローズヴィトニル)
ルーン:狼


元ドイツ軍武装親衛隊第三師団トーテンコプフに所属、兼、東部戦線遊撃部隊、移動殺戮集団アインザッツグルッペン特別行動部隊長。

他の幹部同様に物語開始直後は訳あってこの世にいない。

見た目は右目にトーテンコプフの描かれた眼帯を付けた隻眼の男の娘



だが、見た目とは裏腹に作中随一の危険人物。
一見すると無邪気な子供だが、倫理・道徳が無く、味方にも平気で手を出す完全に「壊れた」殺人狂。
メルクリウスを除く団員全員を親しく思っているが、同時にラインハルトを除く団員全員に殺意を持つ人格破綻者。
当然他の団員たちもそのほとんどがシュライバーを嫌悪しており、あのヴィルヘルム・エーレンブルグが「自分の方がまだマシ」と漏らす程。

しかしその実力は折り紙付きで、黄金の近衛を任される三騎士の席に座る実力者。
殺人に関しては異常なまでに優れた技能を持ち、誰よりも狩り方を熟知している生粋のマンハンター。
危険思想と絶大な暴力を併せ持つ超危険人物であり、「暴風」「狂獣」等の禍々しい異名で呼ばれ恐れられている。


彼が喰らった魂の総数は18万5731人と桁違いで首領に次ぐ数。「人間を直接殺して喰らった数」なら団員最多である。

自らの主と認めるラインハルトにのみ絶対の忠誠を誓うと同時に彼のみがシュライバーを止められる。
逆にメルクリウスに対しては「誰にも愛されない」という呪いから他の団員同様に憎んでいる。


彼の性格は幼少時の「トラウマ」から来ており、他者に触れられる事を無意識に忌み嫌っている。




ネタバレ















彼は娼婦の子供で、幼い頃に女の子みたいという理由で娼婦として働いていた。
しかし、母親以上に人気が出た事で、キレた母親にチンコを切り落とされる
更に、父親に眼窩姦された事で精神崩壊し、自分の知人を全員殺害。そして今のシュライバーに至る。
幼年期の性倒錯環境、強烈な頭部への打撃、と典型的な殺人鬼の製造法らしい。








聖遺物
暴風纏う破壊獣(リングヴィ・ヴァナルガンド)
形態・人器融合型
位階・創造
発現・求道型


大戦中のシュライバーの愛機で、常軌を逸した数の血を浴びて聖遺物となった軍用バイクZundappKS750

シュライバーの意思で超高速で動き、通常なら攻撃すら与えられない。

コレとは別に狼のルーンを施したスネイルマガジン装備のルガーP08とモーゼルC96の二丁拳銃も使う。
本来なら肉弾戦に本領発揮する聖遺物だが、前述のトラウマにより他者に触れられないために基本は銃で戦う。
とはいえ、銃のみでも平団員を一蹴できるほど実力はかけ離れている。

活動位階の段階ですら蓮や司狼の目で視認できない程度のスピードを出す事ができる。
シュライバーの疾走は、家屋も車両も通行人も関係なく、残らず薙ぎ倒して貪り尽くす血のハリケーン。
大気が爆発するような轟音を弾けさせ、ビルやアスファルトが砕け散る様は、まるで見えない巨人が暴れ回っているかのよう。
重力すら振り切る超加速の切り返しは宇宙速度にも達しており、見る間に街が瓦礫の山と化していく。
一際激しい衝撃と共に、アスファルトがクレーターのように陥没する。
視界に映るのは抉れ砕けた街の惨状。シュライバーが走り回るだけで、数百単位の人間が死ぬ。

形成位階では武装具現の形態をとる。そして慣性の法則、物理常識を無視した動きが可能。
神速で突進した状態から一切の減速をせずに真後ろへ飛び退くなど、一瞬でベクトルを切り替えることができる。
螢ルートでは、音速の百倍を超えており、バイクの突進で隕石の直撃を受けたのと変わらない威力を出している。
プロローグでは、バイクの突撃で街が焼け野原と化している。




創造

死世界・凶獣変生(ニブルヘイム・フェンリスヴォルフ)

「誰にも触れられたくない」という渇望のルールを具現化した能力。
能力は「どんな速度でも必ず相手よりも速く動き、どんな攻撃もそれを上回る速度で絶対回避する」というもの。
初手から音速の千倍を超えて速くなり、光速すら超えることも可能。
このルールの強制力は凄まじく、後手が先手を追い抜くという不条理さえも引き起こし、因果律を崩壊させている。
完璧な創造を発動せずとも時間軸を歪み狂わせ変調させて、詠唱を止めるべく創造により加速した蓮が、呆然と突っ立ったままのシュライバーにどれだけ駆けても近づけないという現象を起こしている。

「誰よりも」速く動くという性質上、無限加速を行える藤井蓮にとっては相性が悪い天敵。

しかし、前述のトラウマからただ触るだけで自身の世界が崩壊して砕け散ると、作中最弱の防御力のかなりピーキーな能力。


だが、これは不完全な形態。

その真の力は本人さえ自覚しておらず・・・










[余談]
無印版ではこれといった活躍は無く、挙げ句に無印でも貴重な燃えシーンを「ウザい」という理由で無理矢理終わらせるというKYぶりを見せた為ユーザーからの人気は皆無に等しかった。

しかし、完全版では新規CGの大量追加、蓮の(相性面での)ライバルとしての対決、更にはヴィルヘルムとの因縁の対決と活躍するシーンが非常に多い。
特に、ヴィルヘルムとのバトルは明らかに他のシーン以上に力が入り、作中屈指の名バトルに挙げられる。
ある意味では、最も完全版で優遇されたのかも知れない人物。

しかし、同時にコンシューマ化最大の難関でもあり、怒りの日がコンシューマ化決定した時のファンの第一声が「シュライバーどうするんだよ?(規制的意味で)」となった程。



18万5731もの魂を食らっているが、マキナ、エレオノーレと違い兵士以外にも子供や老人と言った弱い魂も含まれている。
ちなみにこれであっても、全時代の中ではキルスコアはトップ10にすら入らない。神を除けば、惑星が主食という化物や、たった88人で数億を虐殺した殺人姫などが始まりの神座にて存在する。


意外にも作中でもトップクラスの料理上手でチェスが強く、音楽の才能にも優れるなど壊滅的な出自と性格に反して多芸な少年。




神咒神威神楽ではまさかの殺人バイクの擬人化という衝撃の事態が。
更に、ロリ声で「〜ですの」口調。
…完全に原型留めてない








「誰にも追記、修正されたくないってのがね、僕の渇望なんだってさ。別にそんなことはないと思うんだけど、副首領が言うにはそうらしいんだよ」


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • Dies irae
  • 聖槍十三騎士団
  • 環有希
  • 白髪
  • 男の娘
  • 声優の本気
  • 神座万象シリーズ
  • あの小奇麗なあの小奇麗なツラ杭だらけにしてやるからなぁぁぁ
  • 料理上手
  • ウォルフガング・シュライバー
  • 「抱きしめて」
  • 狂気
  • 白騎士
  • 忠義
  • 戦闘狂
  • シリアルキラー
  • 悪名高き狼
  • 正田崇
  • フローズヴィトニル
  • 第四神座
  • 暴風纏う破壊獣
  • リングヴィ・ヴァナルガンド
  • 死世界・凶獣変生
  • ニブルヘイム・フェンリスヴォルフ
  • 創造
  • 創造位階
  • Briah
  • ブリアー

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年05月14日 18:32