登録日:2023/02/23(木) 22:52:00
更新日:2026/07/20 Mon 11:55:40
所要時間:約 4 分で読めます
機体概要―「最新鋭」に非ざる最新鋭機―
リンクス戦争後のローゼンタールは、元々の力関係では上だった
オーメルが表に出るようになり、「ローゼンタールグループの盟主」から「オーメルグループの傘下企業」となった。
そんな情勢下で
TYPE-HOGIREの
後継機として開発されたのがTYPE-LANCELである。
本機はセットで開発されたローゼンタール初の
レーザーブレードと
レーザーライフルのレーザー兵器二種に対応するため、軽量化とEN武器適性の向上が図られており、より接近戦向けかつ攻撃的な機体となっている。
ローゼンタール製の兵器は最先端の技術を導入しない代わりに量産性を確保する方針で、TYPE-LANCELも同様であると思われる。そのため、比較的高価だった先代と比べて、フレーム全体が共通して非常に安価という特長を得ている。
これはダメージが嵩みやすいミッションで使用すれば修理費を抑える事ができるため、中々馬鹿にならない。
また、リンクスという存在の在り方が「最後の切り札」から「通常兵器以上・アームズフォート以下の傭兵」となったfAの時代でリリースする上で、低コスト化・低価格化が為された事は「廉価版に格下げされた」のではなく「普及してナンボの存在である兵器としてより『らしい』姿になった」と肯定的に解釈する声もある。
|
+
|
「名ばかりの新型機」という風評について |
本機については、「技術的な進歩が無く、旧標準機の再設計機、マイナーチェンジ版に過ぎない」、「旧式化した技術を使わざるを得なかった『名ばかり新型機』であり、本当の意味で最新鋭機とは言えない」、「おそらくオーメルは傘下企業となったローゼンタールとの力の差を明確にするために技術協力を渋っている/最新鋭機開発を邪魔している」等といった言説が、かつての当記事も含めあちこちで囁かれているがこれは正しい表現とは言えない。
先代機のビジュアルと 汎用性に優れているという二大コンセプトがそのままなのは確かだが、本機はセットで開発されたローゼンタール初の レーザーブレードと レーザーライフルのレーザー兵器二種に対応するため軽量化とEN武器適性の向上、より近接戦向け―――更に攻撃的なコンセプトへの転換が図られている。
新たな主力武器であるレーザー兵器二種はオーメルの技術支援によって開発に成功したものであり、つまりオーメルとてローゼンタールに全くもって非協力的などということは無く、むしろ必要な範囲では協力するのも吝かではないという姿勢を示している。
このように、LANCELには旧標準機から技術的に進歩した部分があるのである。
公式資料集『A NEW ORDER of “NEXT”』によると、「(ローゼンタールは)最先端の技術を導入しない代わりに量産性を保持している」、「オーメルは希少価値の高い技術を独占する傾向があり、ローゼンタールが使用しているのは一歩遅れた技術」とあり、おそらくこれが誇張された結果、上記の言説につながったと考えられる。
「旧型の再設計機」や「名ばかり新型機」云々に関しては、少なくともゲーム内テキストや『A NEW ORDER of “NEXT”』、『ARMORED CORE DESIGNS 4 & for Answer』の記述中には確認できない。
上記がローゼンタールのモノづくり全体の傾向の話であるとすればTYPE-LANCELも同様であると思われ、その意味では「ランセルが『最新鋭』ではない」というのは中らずと雖も遠からずかもしれないが、それは技術不足やオーメルからの積極的な妨害でそうせざるを得なかったのではなく、ローゼンタールという企業の方針と考えた方が自然である。
何なら「 性能と方向性を維持(どころか一部は向上)させておきながら価格だけ大幅に引き下げ量産性確保に成功している」訳であり、進歩の無い名ばかり新型機どころか 技術的に見れば「枯れた技術」を見事に使いこなした名機と呼んだ方が相応しいくらいである。
|
機体構成
フレーム
軽量化の影響かAPこそ先代から低下しているものの、PA性能や機動力の向上により、防御面が一概に低下したとは言えない。
特にEN耐久力はほぼ変わっておらず、機動力を加味すればむしろ向上していると言えるだろう。
流石に素の実弾耐久力は下がっているため、PA貫通力の高い実弾兵器にはかなり弱くなっている。
TYPE-LANCEL系フレーム共通の特徴で象徴的なデザインを持つが、必要十分な機能性は持ち合わせており、万能のコンセプトは継承している。
特にEN防御は中量頭としてはテルス頭に次いで2位、他の性能も満遍なく優秀…と言えば聞こえは良いが、実際には器用貧乏なパーツとなっている。
というのも頭部パーツに求められるのはまずカメラ性能と安定性能の高さであり、両者に優れる047AN02か、軽くて空力特性にも優れるHD-HOLOFERNESのどちらかで事足りてしまう。
その他のパラメータは機体性能への影響が小さいため、カメラ性能と安定性能がどちらも平凡なHD-LANCELは、安さと見た目くらいしか取り柄の無いパーツになってしまっている。
HOGIREから軽量化が図られたコア。EN防御とPA性能がやや向上している。設定画と比べてやや大きく、ゴツくなったように見える。
標準武器の変化に合わせてEN武器適性が向上し、実弾武器との併用にも対応する汎用的な腕部。「063腕」と並び、できる事の多い高負荷万能型といった中量腕。
EN武器適性は高くなっているが、活かそうとするとEN消費の高さが足を引っ張るので扱いは難しい。
先代機から軽量化が図られ、機動性が向上した中量二脚。
安定性や積載量は流石に中量二脚の中でも低め。
レギュレーションによるEN消費の変動が激しいが、最終レギュレーションのVer1.4ではやや低めに落ち着いている。
- FCS:FS-HOGIRE
- ジェネレータ:GN-HOGIRE
- ブースタ:
- メイン・・・CB-HOGIRE
- バック・・・LB-HOGIRE
- サイド・・・AB-HOGIRE
- オーバード・・・KRB-PALLAS
ほとんどがTYPE-HOGIREと共有するが、唯一オーバードブースタのみアサルトアーマーを搭載したKRB-PALLASとなっている。アサルトアーマー搭載型としては比較的安価で最も普及しているスタンダードパーツとされる。
武装
ローゼンタールが自社開発したレーザーライフル。剣のようなビジュアルが特徴。
ER-O200の大型版と言える性能で、近接適正と総火力に優れる。
資料集によると、これも↓と同様オーメルの支援の下で開発されたとのこと。
R500と同じくオーメルの支援による自社開発のレーザーブレード。こちらは盾のようなビジュアル。
当初はそのままの形だったが、後にアップデートで変形モーションが追加され使用時にパーツが展開するようになった。
レーザーブレードとしては非常に安価(オーメル製レザブレ2種の半額)だが、ブレードレンジ、威力、EN消費等は優秀で実用に足る。
これが標準兵装となっていることから、TYPE-LANCELが近距離での戦闘を想定していることが分かる。
背中武器:CG-R500
TYPE-LANCEL用に開発された
チェインガン。非使用時は鎌のようなビジュアルとなる。
マシンガンよりも一歩引いた間合いからPAを削れるほか、瞬間火力と近接適正が高い。
なお、ガトリングガンの見た目であった初代~ラストレイヴンまでの同名武器とは打って変わって現実の同名兵器に則った単砲身型となっている。
使用者
fAにおいてフルフレームで使うリンクスはダリオのみ。
野心を隠そうとしない、
どこぞのオリジナルのような人物。
コアのみアルゼブラ製の
SOLUHに換装。
武装はオーメル・インテリオルの混成で、攻撃的な武装に仕上がっている。
ローゼンタール寄りの独立傭兵であり、機体と雇用費は安価だが戦闘力は高い。
初期機体のうち、オーメルの支援を受ける場合に支給される一機。
ライフル(RF-R100)、レーザーブレード(EB-R500)、散布
ミサイル(MP-O200)、チェインガン(CG-R500)と無難な装備だが、
初期機体の中では唯一アサルトアーマー搭載型OBを装備しており、fAの新要素を最速かつ無料で体感できる。
ACの基本にして伝統的な機体構成であり、ある意味最も初期機体らしい機体。
高火力な
飛び道具が無く、中距離以遠では決め手に欠けるのが欠点だが、代わりに汎用的なブレードを装備しており、対アームズフォート戦では役に立ってくれるだろう。
少々燃費が悪いフレームに対し、
ジェネレーターが貧弱気味なのが欠点。
レイヴン作品程極端に悪い性能ではないが、早めに買い替えたい所。
ローゼンタールに繋がる絶好の機会です。(追記、修正することは)そちらにとっても、悪い話ではないと思いますが?
- 古い項目が上がって来たと思ったらまさか新記事とは驚いた -- 名無しさん (2023-02-23 23:11:51)
- 見た目は割と正統派なのに扱う奴の癖が強いんじゃ -- 名無しさん (2023-02-24 09:09:01)
- マッハで蜂の巣にしてやんよさんのイメージが強い。野心家さんは空気 -- 名無しさん (2023-02-24 10:54:24)
- 無人ネクストとか量産することになった際は便利そう。(フロム脳) -- 名無しさん (2023-02-24 16:37:55)
- 初AC時、レイレナードで始めてマザーウィルで詰んでやり直すとき、次点でかっこいいのはこれと思って選んだけど凄い使いやすくて飛んでも全然エネルギーが減らないって驚いたのを思い出す。 -- 名無しさん (2023-02-24 18:19:40)
- LANCELが古い技術を用いたとか旧式機の再設計機という話どこに書いてありましたっけ?資料集を漁ってみても見当たらないのでしばらく様子を見て反対が無かったら記述を改めようと思います。 -- 名無しさん (2026-03-14 10:22:39)
- 「旧式機の再設計」の明確なソースはまだ見つけられてないがオーメルのインタビューの中で「オーメルとの差は最先端の技術を導入しない代わりに量産性を確保」とある。良い意味であれ悪い意味であれ、またこれが本文のような国家解体戦争当時から全く進化していないという意味とは限らないが、少なくとも相対的に古くなった技術が使用されているのは間違いなさそう。「再設計」云々は自分も気になってたことではあるので引き続き捜索中 -- 名無しさん (2026-03-14 21:58:02)
- ↑情報ありがとうございます。ネイサンの言うところの「武器」にネクストも含まれるなら少なくとも最先端の技術が使われていないことが確定できそうですね。 -- 名無しさん (2026-03-14 22:10:04)
- ↑ 文脈的にあれは「ローゼンタールのモノづくりの傾向」の話なのでネクストも含まれると見て良いでしょう(再設計云々は引き続き調査中) -- 名無しさん (2026-03-14 22:23:29)
- ↑確かに文脈上そうですね。同資料集内に「ローゼンタールが使っているのは一歩遅れた技術」という記述もあるのでこれも裏付けになりそうです。それはそうとしてfAの資料集は2冊しかないので再設計云々はどこ情報なのやら… -- 名無しさん (2026-03-14 23:36:32)
- 資料集などで公開されているものに従い記述を改めました。 -- 名無しさん (2026-03-21 13:04:27)
- 余所様の記述や過去の記事について物申している部分は折り畳みました。色々と憶測混じりですし -- 名無しさん (2026-07-02 17:25:36)
- 間違った風評が広がった理由が色々書かれてるけどこれあくまで憶測だよね?他社の方針転換を持ち出してるのも良く分からないし。特に根拠のある話でなければ後々編集するね。 -- 名無しさん (2026-07-08 21:02:27)
- ↑ 推測ではありますが、その間違った風評「ランセルは旧標準機の再設計機に過ぎない」自体が推測どころかソース不明の憶測なので、「その源流と考えられる可能性のある公式資料の記述」はそれに対する反論の根拠になるのではないでしょうか。「他社の方針転換」云々は、「ローゼンだけ旧標準機と方向性が変わっていない」という評価に対する比較の意味で例に出しただけなので実際に関係があるかはこの際別問題かと。 -- 名無しさん (2026-07-08 21:20:37)
- ↑他社のネクストは進化or方針転換している→しかしランセルは先代と同じ→そのため~という記述なので文としては因果関係があるように読める。これで唯の例示というのは無理があるかと。あとそもそも方針転換は進歩とは別の話だから例示すること自体に意味が無くいたずらに文を冗長にしていると感じられる。 -- 名無しさん (2026-07-08 21:43:48)
- ↑ 確かに進化と方針転換は別ですが、元々それらは分けて書かれており、また「方針が変わらない→だからマイナーチェンジに過ぎない」も元より否定の対象であり、「ランセルも進化しているし転換もしている」というところに着地するなら意味の無い記述ではないんじゃないかなと。或いは「そもそも方針転換は進歩とは別の話」という記述を追加してそれを明確化しましょうか? -- 名無しさん (2026-07-08 22:09:46)
- そもそも他社を例示する必要ありますかね?ランセルは先代と同じ→そのため~で終わる話が虚飾によって冗長になっているように感じますので前述のようにまとめ直した方が良いと思います。 -- 名無しさん (2026-07-08 22:32:02)
- オーメル内に限定して「パーツの数」で差を定量化させてみましたがどうでしょう -- 名無しさん (2026-07-08 22:39:16)
- ↑3↑1因果関係があるように読めるという件に関して回答がなく直近の編集でも問題が解消されてないので↑2の案に賛成。 -- 名無しさん (2026-07-09 12:35:14)
- ↑ 上でも話していますが、そもそも「他社は『明らかに新技術が導入』されたり『方針転換』したりしている」→「しかしランセルにはそれが無いので進歩が無い」はランセル実質旧式機派の主張であって自分のではないですし、自分としてはそれを否定する(進歩もあるし転換もしてるしそもそも実質旧式機とは資料には書かれてないぞ派)側の立場ですよ。「『因果関係があるように読める』のはそれ自体が誤解」という話をする為の文章のつもりなのですが。因みに「まとめる」「編集する」というのは具体的にどのように編集するつもりか聞いても良いですか? -- 名無しさん (2026-07-10 01:43:13)
- ↑例えばこのページの編集履歴だと「実はリンクス戦争から10年以上経った中で当時の従来技術を使用して開発されており、新型とは言いつつも実際には旧式機の再設計機という、他企業の新型のような本当の意味での最新鋭機とはまた異なる代物となってしまっている。」としか書かれてないし、ピク百だと「ACfAはAC4のリンクス戦争から12年の歳月が経過しているのだが、その間にローゼンタール社はオーメル社からネクストに関する開発能力の技術的支援を得ていない。その結果、TYPE-LANCELはリンクス戦争当時の旧式技術のみで製造される事となり、名ばかりの新標準機という悲運を背負う事になる。」となってる。そこの部分を盛ったり明確に因果関係があるように書いたりしたらそれはあなたの主張になるのでは。まとめ方については風評部分の最初の段落を誤った風評の内容を簡潔に書くだけに改めて、2段落目以降は今の文章を基にする形が良いと思う。 -- 名無しさん (2026-07-10 12:54:33)
- ↑ つまりは、「そのため、~」の行の内容を「ただの再設計機」「旧式技術しか使われてない」という旨に留めて(新技術開発云々はカットして)、以降は現行を基に他企業との比較してるような部分を適宜削除ということで良いですか? それであれば自分としては反対は無いです -- 名無しさん (2026-07-12 21:03:36)
- ↑こちらの書き方が曖昧だったようで申し訳ない。最初の段落は「『fA』で~言えない。」の部分を指したつもりだった。 -- 名無しさん (2026-07-13 00:17:58)
- ↑ 左様でしたか。その部分に関しては「ただの再設計機」「旧式技術しか使われてない」をまず一旦否定する内容であれば問題は無いです。 -- 名無しさん (2026-07-13 00:33:08)
- 上記の提案通り編集しました。 -- 名無しさん (2026-07-15 19:59:47)
- 汎用性を保持しつつ攻撃的な調整を施したっていうのがアリーヤとの合いの子っぽさあっていいんだよねえ コアも前後に長いし -- 名無しさん (2026-07-20 11:55:40)
最終更新:2026年07月20日 11:55