電撃鬼/世界鬼(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)

登録日:2023/04/18 Tue 23:13:50
更新日:2024/04/13 Sat 22:35:10
所要時間:約 5 分で読めるというお話





電撃鬼及び世界鬼は特撮テレビドラマ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する怪人である。

【概要】

電撃

真之助…どうして私を見てくれないの?私ダケヲ見テェェェエッ!

髮サ謦?姶髫(電撃戦隊)

CV:鵜川もえか
身長:189cm
体重:220kg
スキン:ミリタリードラゴン
ベース:シソツ鬼
むかしむかし:たまきは邪鬼になったことがあるそうな…。

世界鬼共にドン47話に登場。
ドン39話で邪鬼に変貌したことがある若い女性・たまきの「私だけを見て」という欲望から生まれた、電撃モデルヒトツ鬼電撃な戦隊と法則外れに縁がある
軍隊のヘルメットとジャケットを身につけた宇宙人のようなスキン「ミリタリードラゴン」を纏っている。
ヘルメットにガスマスクとストレートに歩兵っぽいルックスで、小さな翼のようなものが両肩についていたり竜のような面長な顔つきだったりとモチーフ戦隊の要素が詰め込まれているが、
肌が青く目が多数あるなど顔はかなり異形感が強く、全体的には地球侵略にやってきたエイリアンの一兵卒といった雰囲気。

人を超えたハートに火がついた鬼となり、彼氏の真之助に自分だけを見て欲しいとどんどんメッセージを叫んだ。
モンスター化すると、ドンブラザーズたちを厳重(幻獣)に体内に吸収していった。世界鬼と触れあって元に戻ろうとするが、ソノシ息吹(伊吹)く矢を受けて、さらに狂暴にチェンジしてしまう。

モチーフは『電撃戦隊チェンジマン』。
スーツは救急鬼の改造。東映公式サイトでデザイン画が掲載され、モチーフが明かされており「ミリタリー+ドラゴン」のイメージ、とのこと。*1
また、電撃戦隊の指揮官である伊吹長官=ヒース星人ユイ・イブキそっくりで、スーパー戦隊オフィシャルのTwitterでドン47話の振り返りを担当したイブキ本人も「私に…少し似ている…!?」と困惑していた。


世界

そんな…たまきちゃん…?ソンナ…ウウッ…ウワァァァァアッ!

繝輔ぅ繝シ繝舌??ェ(フィーバーJ)
*2

CV:栫良太
身長:196cm
体重:239kg
スキン:バトルダンサー
ベース:ベニツ鬼
むかしむかし:真之助は考えていることがたまきにはお見通しだったそうな…。

電撃鬼共にドン47話に登場。
若い男性・真之助の「たまきちゃんに元に戻ってほしい」という欲望から生まれた世界モデルのヒトツ鬼。
燃える炎と国旗が混ざったようなスキン「バトルダンサー」を纏っている。
真っ赤な頭に白いボディとスカーフ、とわかりやすく醜く歪められたバトルジャパンそのまんまな出で立ち。
胸にはバトルフィーバー隊と同じ配色の5つのマスが万国旗のように並んでおり、真ん中のマスには「J」の文字が刻まれている。
また、その真っ赤に燃えた髑髏の頭と白い僧服のような胸は炎に包まれた神官もしくは邪神を思わせる。
また秘密結社エゴスの首領であるサタンエゴスは怪人製造カプセルでバトルフィーバー隊をバトルフィーバー怪人に変えようと目論んだことがあった。世界鬼はそれが実現したIFの姿…とも言えるかもしれない

人を超えた修羅場の鬼となり、彼女のたまきを助けようとどんどん後を追った。
モンスター化すると、ドンブラザーズたちに躍り(踊り)かかって体内に吸収していった。電撃鬼と触れあって元に戻ろうとするが、ソノシの吹き矢を受けて、さらに狂暴にフィーバーしてしまう。

モチーフは『バトルフィーバーJ』。
スーツは忍風鬼の改造で、おそらくバトルジャパンモチーフ。色以外変わってないように見えるが、左肩の炎部分がなくなっている。
またフィルムを模した部分をカラフルにリペイントする事で並んだ国旗に見立てている*3
邪鬼同様、命名規則から外れた戦隊がモチーフであるため注目されていたが、結論としてモチーフを意識した名前となった。



電撃鬼ング



身長:52.3m
体重:2122.8t
スキン:超サンダーボルト
ドロップ:チェンジマンギア

世界鬼ング


身長:52.8m
体重:2164.8t
スキン:バトルダンサーJ
ドロップ:バトルフィーバーJギア

ウウ〜ッ!無視スルナァ!

電撃鬼ング・世界鬼ング共にドン48話に登場。
電撃鬼ングは倒された電撃鬼のパワーが脳人レイヤーに積み重なって生まれる、巨大な電撃モデルヒトツ鬼ング
ヒトツ鬼ングの体に電撃鬼の頭部が融合したスキン「超サンダーボルト」を装備。

オー!イエス!と世界鬼ングと力を合わせて戦う、幻の「コンビネーションスキル」を得意とする。
立ち止まらず、振り向かずにネバーストップで敵に突進攻撃する。
覚醒した虎龍攻神と、それを受けてタロウの謎パワーでパワーアップしたゴールドンオニタイジンに突っ込んでいくが当然敵わず横一文字に斬られて敗北した。絶対戦力過剰
倒されると「チェンジマンギア」をドロップする。
モチーフはチェンジロボ

世界鬼ングは倒された世界鬼パワーが脳人レイヤーに積み重なって生まれる、巨大な世界モデルのヒトツ鬼ング。
ヒトツ鬼ングの体に世界鬼の頭部が融合したスキン「バトルダンサーJ」を装備。

鋼鉄のスクラムで電撃鬼ングと力を合わせて戦う、電光「コンビネーションスキル」を得意とする。
バトル中にリズムを取れば無敵の力・ペンタフォースを発揮することができる。
特に見せ場もなく、トラドラオニタイジン極の「銀河桃一・ドンブラファンタジア・極」を食らって爆散した。やっぱり戦力過剰
倒されると「バトルフィーバーJギア」をドロップする。
モチーフはバトルフィーバーロボ。スーパー戦隊初の巨大ロボがTV本編最後のヒトツ鬼ングのモチーフとして選ばれることとなった。


【劇中での活躍】

2人ともドン39話に登場したカップルで、ドン脳会議中の喫茶どんぶらに来店。
真之助がはるかとソノニに目移りしたせいでまたもたまきがヒトツ鬼に変貌、それを見た真之助も変貌してしまい、2人して近くのイチャついてるカップルを吸収しながらそれぞれの欲望を叶えようとする。要するにはた迷惑な痴話喧嘩
それだけならヒトツ鬼が2体現れただけのちょっとしたレアケースだったのだが、タチの悪い事にヒトツ鬼の状態でも互いを認識し愛し合っている為、脳人監視隊の横槍もあり次々と新生ドンブラザーズを吸収。
遂には猿原ソノイだけになるという絶体絶命の状況に追い込んだが、彼らの決死の作戦と脳人監視隊の舐めプが功を奏し、ソノイのザングラソードで撃破される。
そのまま両名ともヒトツ鬼ングへと変貌するが、同時に吸収されたタロウ達が生還し、ヒトツ鬼ングも撃破。
二人とも元の姿に戻り、漸くヨリを戻す事ができた。

余談

  • テレビ朝日公式サイトではドン48話のあらすじが公開された際に登場もしていないのにヒトツ鬼態・ヒトツ鬼ング態のプロフィールが一時的に公開されてしまうというミスがあった(何れも数分後に削除され、改めて一週間後に公開されたものの、一週間前のものをそのまま使用したものだったので、更新翌日に一部が修正された*4)。

  • 電撃鬼+世界鬼の2体で晴れて『キラメイジャー』までの全レジェンド戦隊モデルのヒトツ鬼をコンプリートした。

  • 真之助を演じた栫良太氏は、つよし役の鈴木氏とソノザ役のタカハシ氏が所属している「ミシェルエンターテイメント」の俳優でもある。


追記・修正はライバルと手を取り合ってからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
  • スーパー戦隊シリーズ
  • ドンノーかいぎ
  • 9にんのドンブラ
  • 電撃戦隊チェンジマン
  • 電撃鬼
  • 電撃鬼ング
  • 鵜川もえか
  • バトルフィーバーJ
  • 世界鬼
  • 世界鬼ング
  • 栫良太
  • TV本編最後の巨大戦
  • オーバーキル
  • 戦隊悪役
  • 痴話喧嘩
  • 真之助
  • たまき
  • ヒトツ鬼
  • カップル
  • 怪人
  • 戦隊怪人

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月13日 22:35

*1 デザイナーの篠原保氏は「後半の怪人は改造/リペイントになる」制作事情を知っている為、救急鬼→電撃鬼の改造は元より勘定に入れデザイン。さらに電撃鬼のデザイン画には「※登場未確定」とあるため撮影状況に関わらず対応できるよう他のヒトツ鬼もデザインされている可能性がある。

*2 『バトル』部分がないのは劇中のエフェクトそのまま。また「J」は全角でないとこの文字化けにはならない。

*3 よく見ると左から青(バトルフランス)、橙(バトルコサック)、黒(バトルケニア)、桃(ミスアメリカ)、赤(バトルジャパン)と並んでいるが、これはバトルフィーバーJのOPの歌詞で名前を呼ばれる順番と一致している

*4 ドン47話をドン48話に変えたのみ