登録日:2023/07/10 Mon 21:47:24
更新日:2024/08/20 Tue 07:35:35
所要時間:約 6 分で読めます
概要
Power Rangers: Battle for the Gridとは、nWayが開発した
パワーレンジャーシリーズの2D対戦型格闘ゲームである。
略称・別名はBFTGやパワレン格ゲー等。
対応プラットフォームはPS4、Xbox One、Switch、Steamでありクロスプレイも対応と手広いが、シリーズの例に漏れず
日本からは購入できない「おま国」になっている。
その為、入手には通販で取り寄せたり海外アカウントが必要になったりと少々面倒。またゲーム内言語も全て英語だが対戦で遊ぶ分には何ら問題ない。
ストーリーを理解するのは難解だが。
マブカプシリーズのように交代ありで3対3のチームバトルとなっている他、後述するゾードをアシストとして召喚可能と画面が賑やかになることが多い。小技から10割上等とコンボゲーの一面もあるが、開発も割り切っているのか10割前提のゲームバランスが見受けられるのでそこは安心してプレイして欲しい。
幾許のアップデートによりマイティ・モーフィンからダイノチャージまでの一部作品から数キャラが登場している。パワレンの特性上カラフルなチームになることが多い反面、選べるカラーはデフォルト含め2種類だけな上に、闇落ちしたかのような色合いになっていて少々味気ない。まぁ色は戦士を象徴するものなので個性が失われると考えれば納得できる。
また、
『ストリートファイター』シリーズとのコラボによりリュウと春麗が参戦した。
プロローグ
自らの世界を征服したロード・ドラッコンは平行世界にも手を伸ばし始めた。平行世界の自分をも手にかけ、強大な力を有したドラッコンに対しパワーレンジャーがなすすべはあるのか…。
システム
コンボゲーならではなのか固有システムが多いので割愛して紹介する。
この
ゲームの
必殺技はリュウ・春麗を除きコマンドを必要としない。というかコマンドの概念がない。そのため
必殺技は
必殺技ボタン+レバーの向きで出る。
交代は生で出せる他、アシスト中でも交代できるので表裏が簡単に作れる。控えの仲間2人を同時に出すことも可。
体力減少と共に増加するゲージを使い、一定時間だけ巨大
ロボットを召喚できる。攻撃範囲が広いので相手の行動を長時間制限させる他、体力回復やデバフ効果を持っているゾードも存在する。なお相手が召喚中ならばこちらは召喚できない=ゾードが2体存在することはない。
技ごとにダメージ補正のかかり方が細かく設定され、コンボ中に攻撃を多く当てるほど一発一発のダメージは減っていく。長いコンボだと後半のダメージが微々たるものになる…と思いきや、この
ゲームには残り体力によるダメージ補正が無く補正の最低量も緩いので後半でもごっそりダメージを持っていかれる。10割コンボ上等の要因の一つ。
キャラクター
追加キャラ含めマイティ・モーフィンからダイノチャージまで+コラボキャラで計26キャラ参戦している。
ゲーム内表記/元ネタの順で記載する。
初期キャラクター
- Jason Lee Scott/ティラノレンジャー
マイティ・モーフィンの主人公兼リーダーであるジェイソン・リー・スコット。
2P側の初期カーソルは彼。
- Mastodon Sentry/マンモスレンジャー
ロード・ドラッコンが指揮する戦闘員。コミック版に登場。
斧は使わずライフルで攻撃してくる。
- Cenozoic Blue Ranger/トリケラレンジャー
リメイク版映画Power Rangers(2017)のブルーレンジャー。
自己強化が必要なもののワープや全画面攻撃と技が多彩。
- Dragon Armor Trini/タイガーレンジャー
イエローレンジャーのコミック版での強化形態。
ドラゴンアーマーとあるがドラゴンレンジャーの胸プレートとは関係なく、ドラゴンを着込んでいるような姿。
平行世界のピンクレンジャーが洗脳された姿。コミック版からの登場。
我らがトミー・オリバー。なんと1P側の初期カーソル。
ストーリー序盤で退場するけど。
超必殺技ではドラゴンゾードを召喚するため、ドラゴンダガーの音が聞ける。
アレコスでは強化状態やホワイトレンジャーになり、ホワイトレンジャー状態では召喚する
ロボットがホワイトタイガーゾードになるなど気合が入っている。
MMPRのヴィラン。
- Load Drakkon/ドラゴンレンジャー・キバレンジャー
平行世界のトミー・オリバーであり今作の
ラスボス。コミック版からの登場だがスーツが作られている。
二代目の方。スーパーアーマーを使った力強い技が多い。
S.P.D.のサポーター。
ご存知の通り海外でのデカスワンはネコとして描かれているので、こちらでもネコを意識した動きをしている。
ミスティックフォースの指導者。
メガフォースではなくスーパーメガフォースからの参戦。ゴーカイチェンジは不可。
シーズン1追加キャラクター
タイムフォースのリーダー。アシストの拘束時間が結構長い。
- Tery of Triforia/キングレンジャー
劇中では3人に分裂していたが、今作では変身後のみなのでずっと1人。
MMPRの
ラスボス。超必殺技では彼の背後にZの文字が浮かび上がる。
シーズン2追加キャラクター
- Anubis 'Doggie' Cruger/デカマスター
とてつもなく強い長官。アレコスでは変身前の姿になり、特徴的な顔も出ている。
原作寄りのストーリーが展開される中で生き残れた人。
中の人ネタなのかバージルに似たモーションがある。
見た目はリオだがロンの要素が散見されるヴィラン。ステージを縦横無尽に駆け巡る野性的な動きが特徴。
シーズン3追加キャラクター
- Robert "RJ" James/ゲキバイオレット
ピザ屋を営みながらジャングルフューリーに技を教えている。超必殺技がまんま神龍拳。
なんと姫の方が参戦。刀を持っているためリーチが全体的に長い。
MMPRだとゴルダーの妻ではない。モチーフ通り相手を毒状態にさせることが可能。
シーズン4追加キャラクター
2代目ブラックレンジャーが変身前の姿のみで参戦。
夫であるスレッジやケーキを召喚して戦うトリッキーなキャラ。
リタ様がBFTG最後の追加キャラクターとして登場。かなり似ている。
ストリートファイターコラボキャラクター
- Ryu - Crimson Hawk Ranger/リュウ
いつも通り波動昇龍竜巻を持っている永遠の求道者。
EX版
波動拳であるHanto Hadokenが何なのかは永遠の謎。
- Chun-Li - Blue Phoenix Ranger/春麗
シリーズおなじみ格ゲー女性キャラの代表格。
鳳翼扇の再現度の高さは必見。
ゾード
メンバーにゴルダーを入れていても召喚可能なため、ゴルダーがメガゴルダーを召喚する図が見れる。
攻撃範囲が広く、拘束時間も長めなため初心者にうってつけ。
空中ガード不能のデバフが中々に凶悪。地味に体力が回復することもある。
相手にデバフを与えたり畳まれた状態の折神を出したりと画面がうるさい。
コミック版から登場。
余談
トミー・オリバー及びロード・ドラッコンを演じているフランク氏が2022年に没したため、今作はトミー・オリバーとしての最後の作品になる。
追記・修正お願いします。
- エリックにバージル風のモーションがあるのなら、アダムにはネロ風のモーションがあったりするのだろうか -- 名無しさん (2023-07-11 14:52:13)
- 日本で購入できないのか -- 名無しさん (2023-07-17 20:15:40)
- Adam Parkの忍者レンジャースーツは現地オリジナル。ニンジャブラックのスーツはエイリアンレンジャーのブラック用として使われている。 -- 名無しさん (2024-01-16 17:07:05)
- ミスティックマザー(マジエル)がリタのアレコスとして実装されなかったのが惜しい。 -- 名無しさん (2024-01-16 17:08:13)
最終更新:2024年08月20日 07:35