鬼哭愚連隊

登録日:2023/10/08 Sun 19:00:04
更新日:2025/05/31 Sat 11:56:32
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ポポラァ~~ッ 4千年の歴史をほこるわが中国超人が

たかだか200年ごときの浅き歴史しかもたない国の超人に屈するわけはなかろう!


【概要】

鬼哭愚連隊(きこくぐれんたい)とは、『キン肉マンⅡ世』の「究極の超人タッグ編」に登場した、死皇帝ザ・ガオンのタッグ・チーム。
「亜細亜超人タッグ金剛杯優勝」のタイトルを持つ、中国出身の悪行超人タッグ。

【メンバー】

始皇帝が手に入れることができなかったトロフィー球根を
この死の皇帝である朕はなんとしても手に入れたい~~っ


死皇帝


所属:残虐超人(悪行超人)
身長:210㎝
体重:130㎏
出身地:中華人民共和国
超人強度:221万パワー
個人タイトル歴:中国超人武術天下壮士(横綱)、超人アームレスリングチャンピオンV10

チームリーダー。その名の通り秦の始皇帝の漢服をモチーフにしたコスチュームを纏う。
一人称は「(ちん)」で、皇帝らしく尊大な口調で話す。
口癖は「ポポラー」「ポポラッパー」等。
創作の始皇帝がよく不老不死に執着する暗君として描かれるように、死皇帝もまた不老不死の妙薬として優勝賞品であるトロフィー球根(バルブ)に目を付け、大会に参加した*1

中国王朝の『凌遅刑』の作法に則り、蛇腹手で対戦相手を少しずつ傷つけ止血しながら嬲り殺しにするファイトスタイル。
普通に相手が反撃してくる超人レスリングでは舐めプってレベルじゃない

自分のチームが何故か人気超人の集まるAブロックの蔵前国技館で試合をすることになったため、得意気になってBブロックの川崎球場行きが決定したチームをバカにしていた。

峨眉山(がびさん)落とし
相手の頭にヘッドシザース気味に両脚を巻き付け、自らの体を捻るように回転させて脇固め気味に極めながら落下する技。

・帝王蛇腹手/超人凌遅刑
自身の右腕を鋼鉄の蛇状に変化させ、自在に伸ばすこととで切り裂く、巻き付けて拘束するといった攻撃を行う。
ロビンマスクの鎧の隙間に潜り込ませ外させ奪い取るという器用な真似もできる。

また相手を切り裂きつつ、死皇帝の体内で生成したキモい気泡を使い止血することで凌遅刑を再現した拷問技に繋がる。
心の弱い者がこの超人凌遅刑を目にすると気が動転し失神や絶叫、自傷行為等の異常行動に出てしまうらしい。
もっと凄惨な試合がいくらでもあっただろ、とか言ってはいけない

だがd.M.p出身のケビンマスクからすれば子供騙しに過ぎず、「おまえらの残虐殺法など屁でもねえ」と一蹴された。

アドレナリンブリッジでKOされた顔に皺が浮かび髭が白くなっていたので本来は元々高齢超人だったのかもしれない。
素顔を隠していたネプチューン・キングと違い、どうやって若く見せていたのかは不明。

小物かつ俗物なので軒轅星の下にいたら普通に潰されそうな気がする。


どんな平穏な空間をも地獄の底に変えどんな冷静沈着な者も心が乱れる!
これぞ“死を呼ぶ冥府の皇帝“のなせる技ぞ~~っ!


ザ・ガオン

所属:残虐超人(悪行超人)
身長:182㎝
体重:76㎏
出身地:中華人民共和国
超人強度:700万パワー
個人タイトル歴:全宇宙超人散打チャンピオン

死皇帝の家臣と思われる悪行超人だが、何故か死皇帝への敬称は「様」ではなく「殿」。まぁゆでだから
口癖は「ガオ~ン」「ガオガオ」等。
拳法着を身に纏いのマスクを被った姿をしており、モンゴル相撲で鍛えた腰と腕力を生かして闘う。
超人強度は死皇帝はもとより決勝トーナメントに進出したかませ犬脇役超人チームの中ではずば抜けて高い。でも別に強くはない

・ガオンライド
コーナーポストから飛び上がって繰り出す、強烈なボディプレス

【ツープラトン】

・鬼哭・袈裟斬り脚
相手の首を前後から挟み込む形で死皇帝が前から、ガオンから後ろからニールキックを繰り出す。

血煙牙怨蜻蛉(ちけむりガオントンボ)
ガオンの左足を水平に上げ、死皇帝がガオンの右足を両手で抱え上げ、竹とんぼのように回して相手に向かって飛ばす。
これにより高速回転するガオンの左足による蹴りを連続で食らわせる。

ガオンの右足を回す際に強烈な摩擦熱を加えることでガオンの全身を発火させた状態で繰り出すことも可能。
試合序盤ではキッドを苦しめたが、終盤発火状態で繰り出した際にはロビンとの「タッグフォーメーションA」で勢いづいたキッドの「テキサストルネードエルボー」で迎撃されKOされた。

どこぞの炎使いのようにガオン自身にダメージはないものと思えたが、迎撃された時にはガオンの全身が燃え尽きてしまった。

【活躍】

一回戦でロビンマスクとテリー・ザ・キッドの『ジ・アドレナリンズ』と対決する。
決勝トーナメントでは最初に試合が始まったのは万太郎カオス組ではなくこちらの方。

アドレナリンズを苦戦させている…が、キッドはともかくロビンの苦戦は外的要因によるところが大きい。
世界五大厄に傷を負わされたアリサの容態が悪化しクリアベッドに囚われているケビンマスクの肉体消滅が進行したことでロビンが冷静さを失ってしまったのである。
さらにロビンが試合中に傷を負わされることによってケビンの肉体消滅がさらに進行してしまう*2
何より最大の問題はアリサは非常に特殊な血液型のため病院でも満足に輸血ができないことだった。

だがケビンマスクが粉砕したクリアベッドの欠片で自らの体を傷つけ、母アリサへの輸血を申し出たことで事態が急変。
この時はハラボテ委員長やキン肉マンが新世代超人の言うことを信用しないせいで面倒なことになっていたが、冷静なドクターが居合わせたことで無事輸血が行われた。
完全に回復とは行かないまでもアリサの容態はある程度安定、ロビンが本調子に戻り大渦(メイルストローム)パワーを発動させたこともあり鬼哭愚連隊を圧倒していく。

本来の連携を取り戻したアドレナリンズはタッグフォーメーションA、オリジナルツープラトンの『アドレナリンブリッジ』を炸裂させ鬼哭愚連隊をマットに沈めた。
KOされた死皇帝は急速に老け込み、そのまま倒れて動かなくなった。

なお、アドレナリンブリッジを食らったのは後にも先にも死皇帝のみである。
世界五大厄戦では使う暇もなく負けてしまったので…


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最終更新:2025年05月31日 11:56

*1 トロフィー球根を食すことで実際に不老不死になれるのかは結局不明のままだったが、作中では特に否定されていない

*2 死亡が確定していないのに傷を負わされただけで消滅に影響するのか?と思うかもしれないが、ゆでワールドではそういう扱いのようだ