太鼓の達人DS ドロロン!ヨーカイ大決戦!!

登録日:2024/01/01 Mon 09:41:40
更新日:2025/02/08 Sat 14:25:57
所要時間:約 3 分で読めるドン!





太鼓の達人DS ドロロン!ヨーカイ大決戦!!』とはニンテンドーDSのソフトの一つである。

概要

本作はDS『太鼓の達人』シリーズで3本目にあたる。テーマは『妖怪』と『忍者』。前作を引き継いでストーリーモードが存在し、ポケモンのようなRPG性が取り入れられた。
前作と異なる点がいくつか存在し、
  • 踊り子が最大で5人までになった。
  • 配点方法が当時のAC版*1と同じになった。
  • マップがゲームボード方式からある程度自由に動かせるようになった。
  • 難易度が3段階に増えた。*2
ストーリーモードの他には演奏ゲームや腕試し道場、着せ替えモード等が実装されている。
なお、裏譜面は実装されておらず、次回作の3DSソフト
太鼓の達人 ちびドラゴンと不思議なオーブ』まで待つこととなる。



ストーリー

どんちゃんとかっちゃんは、すすり泣きを聞く。そこへ向かうと、女の子の幽霊が泣いていたのだ。すると、突如ワープホールが現れた。どんちゃん達は吸い込まれ、なんと江戸時代の日本にタイムスリップしてしまった。どんちゃんはそこで出会ったの女の子「ポンコ」と共に失踪したポンコの父を探す為に日本中を行脚することとなった。

登場人物

どんちゃん

本作の主人公の太鼓。マイペースかつ活発な性格。「ドン魂」を見出だされ、ポンコと共に旅に出ることになった。

かっちゃん

どんちゃんの双子の弟。吸い込まれた際にどんちゃんとはぐれた。玉手箱のせいでおじいちゃんになる等不憫である。

ポンコ

本作のヒロイン。化け狸の妖怪で頭から上はおかっぱの女の子に化けている。関西弁で話し、強気な性格をしている。行方知れずの父親のことを慕っており、時おりを浮かべることも。
彼女の母親の形見である葉っぱの髪飾りが原因で、妖怪大王の手下の妖怪達に狙われている。

おやかたさま

ポンコを匿っている忍者の初老。当初はポンコが旅に出るのに反対していたが、どんちゃんの力を認めて、彼と同行することを条件に許可した。
終盤では意外な形で登場する。

ちょうちんうなぎ、かめ

各地でアイテムを売っている。それ以外の人物もたまーに何か売ってる

和田テツオ、高橋はな等他のキャラ

演奏ゲームの踊り子や手紙で登場。一部の曲では特別な衣装で登場する。

ドン子

どんちゃんに片思いしている太鼓。本作は手紙で彼の熱愛ぶりを伝える。

メカドン、メカカツ

ロボットの太鼓。太鼓をタッチした数をカウントしており、特別な数字に達成すると、隠し曲や着せ替え等をプレゼントする。また、メカドンはオプション「オート」の演奏時にも登場する。

ドコン団

前作の敵を務めた牡丹、ニャッキー、ドラボットの3人組。腕試しで段位を上げていくと彼女達からメッセージが届く。


わにゅうどう

最初に対面するボス妖怪。街中を駆け巡りあちこちで火事を起こしていた。ただし悪意があってやっているわけではなく、妖怪大王の姫を探そうと走り回っていたはいいが、自分で止まれなくなってしまったのが原因。バトルでは譜面の上を走って妨害してくるが、最初だけあって譜面の把握は容易。曲は『ラブリーX』でボス曲では唯一の新規曲ではない。
ただし終盤の再戦では譜面が加速しており、ノーミスは難しい。

きゅうびきつね

白い化けぎつね。怠惰な殿様が城を抜け出し遊びに行った隙に彼に化けてなりすましていたが、ポンコには匂いで見破られた。バトルでは偽物の音符を出す等のお邪魔攻撃を行う。曲は『百鬼夜行』。
コイツの化けた殿様はツリ目のいかにも意地の悪そうなビジュアルだが、本物の殿様は穏やかな顔付きをしており、「ホンモノ」と書かれた旗を背負っている。
ただし終盤の再戦では譜面が加速しており、お邪魔が意味を成さない。

人魚の女王

竜宮城に住んでいる着物を来た魚人の妖怪。「太鼓の神様」もといかっちゃんを気に入り、龍宮城に閉じ込めようとしていた。バトルでは泡や水面を上げて妨害する。曲は『バブリィ☆クイーン』。
他の人魚は想像通りのビジュアルをしているが、彼女の見た目のみどう見ても二足歩行の魚だが、人魚達には美しいと思われているらしい。
ちなみに、珊瑚礁の様な髪はカツラで、バトルに勝つとすっぽ抜ける。

ろくろっくび

ギャルのイタコ『アゲハ』が取り憑かれて変貌した姿。声がかわいい。バトルでは譜面に向け首を伸ばし喋りまくって吹き出しで妨害してくる。曲は『天妖ノ舞』。
再戦(任意)時には再び口寄せして自ら憑依されて戦うことになる。仕様上仕方ないとはいえそれでいいのか。

ゆきえ&みゆき

綺麗好きの雪女の少女二人組。オババの家を凍らせ、温泉を冷たくした張本人。
しかし輪入道同様悪気はなく、姫を探すついでに発見したゴミだらけのオババの家を掃除しようとして自らの放つ冷気で凍らせてしまったのが原因。バトルでは譜面を磨く等で妨害する。曲は『mint tear』。

うしおに

を引き連れている妖怪。「雨降りの玉を奪った人喰い妖怪」と恐れられているが、実際は文字通りの草食系な臆病な性格でいつもびくびくしている。奪ったと思われた雨降りの玉も落ちていたのを拾ったはいいが、人が怖くて返しに行けなかっただけ。バトルでは鼻息を起こしゴミや虫を飛ばして妨害してくる。曲は『KAGYUKIYO』。本曲はナムオリ曲「KAGEKIYO」をアレンジしたものであり、本作でしかプレイできない激レア曲。

魔術師ドコン

前作のドコンにそっくりの人物。ご先祖様だろうか?部下にデーモン、フランケン、ミイラを引き連れており、ドコン団のメンバーに似ている。バトルではデーモン達を呼び寄せ妨害してくる。曲は『常闇の森 序章「邪神復活の夜」』。
フランケンの話によると、「妖怪大王が以前大きなタヌキを丸呑みにした」らしいが…?
ちなみに、ここら辺から一回り上の難易度の譜面も使用されるようになる。

だいだらぼっち

巨大な紫色で一つ目の妖怪。人語を話せず、「うおおおおおおおおん」と唸り声しかあげないが、実は理知的な性格であり、ストーリークリア後に受け取れる彼からの手紙もかなり達筆。バトルでは図体に似合わない跳躍力で飛び上がり、譜面の大部分を踏み潰すというダイナミックな妨害をしてくる。更に初回の妨害以降、ダイダラボッチが奥に引っ込んでから譜面が元に戻る僅かな猶予を除いてひっきりなしに妨害を行ってくる為、前座という扱いながらある程度譜面を覚える事も必要な強敵。曲は『大多羅捌伍伍壱(だいだら8551)』。おそらく初見で読める人はいないだろう...。

妖怪大王

赤い強面に白い髭と閻魔大王のような姿をした妖怪。名前の通り全ての妖怪を統べる存在であり、本作の黒幕。攻撃は極めて過激で、なおかつ常時譜面の右に居座り、妨害時に右半分を隠した上で更に譜面への妨害が入る為、難易度は非常に高い。曲は『地獄の大王』で、他の媒体にはあまり収録されていないレア曲である。
+ ネタバレ
正体はポンコの父である大ダヌキ。こちらも娘同様関西弁。
ポンコが大王の探しているお姫様というのはある意味間違いではなく、妻の形見である髪飾りを目印にしていたが、彼女が人間に化けていた為気付かず、姫=ポンコの命を奪って髪飾りを盗んだと勘違いして襲いかかってきた。
更に、妖怪大王の姿も彼が幻の術で作った着ぐるみの様なものだった事がEDで判明した為、上述のフランケンが言っていた丸呑み云々も、大王の着ぐるみに入っていた際の様子を見て勘違いしただけと思われる。

その他の妖怪

妖怪大王に指示されて「葉っぱの髪飾りをしている姫」を探す為に全国に赴いている。妖怪の種類によって曲やオプションがバラバラであり、ストーリーが進むにつれて、レベルが上がり手強くなる。

システム

敵とは演奏ゲームでバトルすることになり、相手のHPを0にすれば勝ち、残っていれば引き分け、自身のHPが0になると負けになる。勝てば経験値とお金が手に入り、それ以外の場合は本来の半分の経験値が手に入る。
ステータスは「たいりょく」「こうげき」「ぼうぎょ」の3つに分かれており、「たいりょく」はレベルを上げて、「こうげき」は太鼓の音色を変えて、「ぼうぎょ」は服を着せ変えることで上げることができる。
これらは店で売られていたり、NPCのお題をクリアすることで貰える。
また、一度クリアした場所では、「さるとびの術」を使うことで瞬時にワープできる。
宿に入ればHPが回復し、たまにどんちゃんとポンコが話をすることがある。
RPGとしてはやや大味気味で、防具はともかく武器(太鼓の音色)はその時点で手に入る最強装備、もしくは準最強装備を使用しなければボスにはLvが上向いていても引き分けがやっとというバランス。
ただし、引き分けが何度か続くと開始時のボスの体力が少量ずつ減少していく。


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最終更新:2025年02月08日 14:25

*1 AC13、14

*2 前作は「甘口」「辛口」だったが、本作は「甘口」「中辛」「激辛」の3つ。後者に行くにつれて難しい。