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更新日:2024/02/23 Fri 17:51:10
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●概要
『ALIVE(あらいぶ)』は高橋ツトムの
漫画作品。1999年に集英社の「週刊ヤングジャンプ」誌上にて連載された。
1巻で完結しているが、『
地雷震』『スカイハイ』同様のハードな世界観が展開される。
2003年に「VERSUS」「あずみ」の北村龍平監督によって映画化された。
映画版は殆どSF映画ばりの非日常的なセットを舞台にした上、
監督の手癖だった「
マトリックス」風のVFXアクションシーンを追加している。
北村監督はその後、高橋ツトムの作品の
実写化に何度も関わる。
原作漫画は絶版な上、映画版も主演の榊英雄が近年になって(よりにもよって本作の主人公のキャラに反するようなことを)
やらかしていたことが発覚し、今後DVD/ブルーレイなどが再販される可能性が限りなく低い状態である。
●登場人物
◆八代天周
演:榊英雄
恋人を
レイプした連中を皆殺しにした死刑囚。
結局死刑執行になるが、その直前に科学者達が目の前に現れ、
執行を免除される代わりにとある実験に参加する。
死刑囚を扱う実験が人道的なわけがなく、
現れた被験体の<魔女>に心の闇を暴かれていき、そしてついに――。
◆三枝
演:小雪(「下の名前は「明日香」)
実験に参加する女性研究者。
被検体である<魔女>に対しとある理由で強い思い入れがある。
◆<魔女>
演:りょう
天周がいる実験室に突如出現した若い娘。実験の本当の被検体。
蠱惑的な雰囲気で天周を挑発するかと思いきや、別人のように怯える二重人格めいた人物。
権藤に狙われる彼女に天周は恋人のみさ子の影を重ねるが……。
正体は三枝の姉の百合香。「異次物」により発狂した父親をなんとかしようとして憑依されたしい。
(妹よりも若い容姿なのは「異次物」の影響により加齢してないためである)
◆小島
演:國村隼
実験のチーフを担う博士。
原作では比較的若い容姿だが映画ではオッサン。
◆権藤
演:杉本哲太
実験に参加したもう一人の死刑囚。遊び半分で警官の銃を奪い乱射事件を起こした。
(映画ではネクロフィリアの
殺人鬼)
当然というべきかただのゲス野郎で、途中から天周と衝突する。
◆原みさ子
演:小田エリカ
天周の恋人。
男達にレイプされ、相手を殺した天周とともに逃亡するが耐えきれずに自殺してしまう。
(司法上は彼女も天周が殺したことになっている)
どうやら天周が人を殺したことは不本意だったらしく……。
◆「代表」の男
演:ベンガル(「徳武」という名前)
国家安全顧問機関から派遣されて実験に同行。天周に異次物が転移すると部下を寄越して確保しようとする。
原作では
イケメンだが映画ではオッサ(略)。
●用語
◆「異次物」
地球外からやってきた精神体のようなもの。
三枝の父親が遭難中に食べたサルに取り憑いていた。
殺意がより強い相手に憑依する性質があり、憑依された人間は相手に幻覚を見せたり精神世界に送って発狂させたり、サイコキネシスで人間をふっ飛ばしたりできる。
しかし、憑依されると人格が徐々に「異次物」に入れ替わり、最後には元の人格を喪失する。
また、上記の性質から憑依された人間が自殺するしか実質無力化する方法がないらしい。
なお、映画版だけの設定として地球に来た「異次物」は百合香に憑依したものを含めて2つであり、
もう1つは国家安全顧問機関が人間と融合させ「ゼロス」なる兵器に仕立てている。
(ちなみにゼロス役は「VERSUS」主演で北村作品の常連だった坂口拓である)
◆「第二の刑」
天周と権藤が参加した実験。当初は閉鎖した環境にずっといればいいというだけの実験だが、
途中から激しいストレスが課されるなど自由なようで(当然だが)人権はない。
(ようするに
こいつらと同じ扱いである。)
最終目的は百合香に憑依する「異次物」を死刑囚に移し替えることで、どの道天周(と権藤)に生きる選択肢は最初からなかった。
追記・修正をお願いします。
- これ昔レンタルビデオで観た記憶あったけど……そうか……件の人が主演だったのか…… -- 名無しさん (2024-02-21 21:02:35)
最終更新:2024年02月23日 17:51