登録日:2024/04/07 Sun 14:03:09
更新日:2025/03/10 Mon 14:44:06
所要時間:約 2 分で読めます
二つ名:地獄の美しきストーカー
能力:絶対に逃がさない程度の能力
テーマ曲:振り向かない黄泉の道
登場作品:東方獣王園
スペルカード:執行者「脱獄ストーカー」
○概要
『東方獣王園 〜 Unfinished Dream of All Living Ghost.』にて初登場。種族は黄泉醜女。
シリーズ恒例の従者ポジションで、
ゲームの内容的には
ちゆり及び
小町の後輩にあたる。
不用意に地獄に近づく者を甘い言葉で誘い、引きずり込むのが主な仕事。逃げ出す者に対してはどこまでも追いかけるため、日狭美のターゲットにされれば必ず地獄に落ちるという。
東方における黄泉醜女は、地獄に引きずり込んだ数だけ報酬がもらえるというシステムになっており、日狭美はその報酬を地獄に引きずり込む対象との交渉材料としても使っている。おかげで彼女のせいで地獄行きとなった人間からは嫌われていないらしい。
いや、その理屈はおかしい。
その働きぶりは
予定以上の霊が地獄に落ちるほどで、閻魔様から目をつけられているんだとか。
本編でもかつて
映姫に「業が深すぎて地獄にすら行けない」と言われた
霊夢に対して「貴方ならいつでもウエルカムでございます」と言い、
お燐に対して「地獄から死体を持っていくな」と怒るシーンがあり、とても仕事熱心な模様。
見習え小町。
『獣王園』の黒幕であり新地獄の支配者である残無のことを一方的に慕っているが、日狭美はかえって彼女の邪魔になることもある。
…というのも、この時の日狭美の行動は「残無に叱られたい」という考えに基づいており、発言は完全にドMのそれ。
「私も怒られたいですー残無さまー」
「ああ、残無様……手加減する必要はないのですよ」
「調子悪いのですか?いつものようにメッタメタにしてくださいませ」
一応言っておくが、全部原文そのままである。東方では非常に珍しい、公式で二次創作みたいな設定のキャラであり、プレイヤーの度肝を抜いた。
最近の神主がヲタクを翻弄して遊ぶのを気に入ってるとも言える
○容姿
黒髪ロングの目隠れ長身美女。ただし目を隠しているのは髪の毛ではなく、ロベリアの花のような髪飾り。
服装は濃い紫色で葡萄の模様をあしらったチャイナドレスのような半袖のワンピース。袖がつぼみのように膨らんでいて、スリットがとても長くふとももが眩しい。
身長に関しては
身体にいろいろとコンプレックスがありそうな八千慧が羨むほど高い。
手足には黒い長手袋と黒いブーツを着用している。
○元ネタ
日本神話に登場する、黄泉神に仕えている黄泉国の住人。
冥界の鬼女で、『日本書紀』では
泉津日狭女と呼ばれる。死んだ伊邪那美命が黄泉国へやってくると彼女に仕えるようになった。
種族名こそ醜女だが、これは元々「強い霊力を持つ女」という意味。容姿については定かではない。
伊邪那美命と伊邪那岐命の夫婦喧嘩においては、伊邪那美命の指示で黄泉国から逃げようとする伊邪那岐命を追いかけた。
だが、伊邪那岐命が髪飾りをなげて山葡萄やタケノコを作ったため、食欲に負けて伊邪那岐命を取り逃がしてしまう。
それでもなお伊邪那岐命を追いかけ、黄泉比良坂でとうとう手が届く……というところで今度は伊邪那岐命が桃(魔除け)を投げたため完全に追い払われた。
日狭美がこの時の黄泉醜女かは定かではないため注意。
もしそうなら瓔花と袿姫がドン引きしそう。
また、これが東方にそっくり当てはまるのなら、
日狭美の同類の黄泉醜女を旦那にけしかけた伊邪那美命と、
それから逃げ切った伊邪那岐命という、
やばすぎる夫婦喧嘩を
Kikuriは
言葉だけで仲裁したということになる。
○余談
東方の二次創作では
百合CPが人気なので意外と思われる方もいるかもしれないが、公式でそういった感情を明確に臭わせるキャラは日狭美が初めてである。
ファンからの通称はそのビジュアルから「シコ女」「エロナス」「変態マゾ茄子」。
ひでぇ!
そのインパクトからよくも悪くも『獣王園』でも屈指の人気キャラとなり、第19回非公式
人気投票では52位と本作初登場キャラとしては最高位にランクインしている。
二次創作では「残無になら何をされてもいい無敵メンタルの持ち主」という扱い。
つまり原作からまったく変わっていない。
追記・修正は黄泉醜女から逃げ切ってからお願いします。
- 日本神話モチーフだけどチャイナドレスで上司より年上の可能性がある女 -- 名無しさん (2025-03-10 14:44:06)
最終更新:2025年03月10日 14:44