登録日:2024/07/06 Sat 18:50:55
更新日:2025/04/13 Sun 21:59:36
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人間の血を吸う「
吸血昆虫」は非常に多い。
繁殖のためにメスが血を吸う
カや
アブ、
ブユに、人間の血そのものが食料の
トコジラミや
ノミ、
ツェツェバエ、昆虫以外でも
マダニや
ヒルなど、人間の血を求めて訪れる厄介者は後を絶たない。
そして、それらの多くの種類が血を吸う際に自身の唾液を注入し、それが免疫系と反応する事で強烈な痒みを引き起こしてしまうのだ。
今回紹介する昆虫の仲間であるシラミも、人間の血を吸って生活する吸血昆虫の代表格。
しかも、ただ猛烈な痒みを与えるだけではなく、様々な病気も蔓延させてしまう、古くから人間を苦しめてきた存在なのである。
この項目では、様々な毛の中に潜む小さな吸血鬼について紹介する。
皆様も、いざという時のため、心して読んで頂きたい。
【目次】
【概要】
シラミの仲間は、チャタテムシという小さな昆虫と同じ「
カジリムシ目」、または「
咀顎目」と呼ばれる昆虫のグループに属する。
名前は「カジリムシ」だが、かの有名な「
おしりかじり虫」とは関係ない。
かつては独自の「シラミ目」と言うグループに属すると考えられていたが、形態学や遺伝学などの研究が進められた結果、チャタテムシに近い昆虫である事が明確となり、1つのグループに纏められた経緯を持つ。
後述のように、シラミの仲間は、よく知られている「血を吸う」種類と「フケや体毛を食べる」種類、2つのタイプが存在する。
ただ、どちらにも共通しているのは、様々な動物の体表で餌を食べ、卵を産み、成長する、という寄生生活を過ごす、という事。
その過程で、動物に痒みを与えたり病気を蔓延させたり、様々な悪影響を与えてしまうのである。
また、動物の体表から離れても数日間は生きる事が出来るが、それを過ぎると餌が得られず死んでしまう。
同じく人間の体に引っ付き血を吸う昆虫にはノミもいるが、ぴょんぴょん跳ね回るノミとは異なり、シラミは肌を歩き回ったり毛にしがみ付いたりする。
また、体の形も異なり、縦に狭いノミとは異なり、シラミの腹は横に広がっている。
【主な種類】
<人間に寄生するシラミ>
人間に寄生するシラミの仲間は、現在の所3種類、もしくは2種類(1種類・2つの亜種+1種類)が確認されている。
近年は遺伝子研究の進歩でその進化の歴史が少しずつ明らかになっているが、同時にシラミに長年悩まされていた人間たちの進化や発明の歴史も少しずつ判明している。
厄介な寄生虫の遺伝子には、ホモ・サピエンスに至るまでの人間の歴史も詰まっているのだ。
◇アタマジラミ(Pediculus humanus capitis)
頭虱。
「ヒトジラミ(
Pediculus humanus)」と呼ばれるシラミの種類のうち、人間の頭に寄生するシラミ。成虫の大きさは2~4mm程で、白っぽい外見が特徴。
一部の人を除き多数の髪の毛が生えている頭に潜み、成虫・幼虫共に血液を吸いながら暮らしている。
特に新陳代謝が盛んな子供の血液が大好きなため、近年でも
幼稚園や
小学校で被害が相次いでいる。
卵は髪の毛にセメント質の頑丈な「糊」のようなもので貼り付けられているため、ちょっとやそっとでは剥がれない。
また意外と身動きが素早く、幼虫や成虫を摘まんで退治するのは困難である。
この項目を読んでいる皆様の中にも、
プール授業の前後に注意喚起を目にした覚えがある方も多いだろう。
チンパンジーに寄生する
チンパンジーシラミ(
Pediculus schaeffi)に近い遺伝子配列を有しており、遅くとも550万年前にはチンパンジーシラミから分化する形で現れたと考えられている。
その後、人間の先祖、いわゆる「原人」が進化を遂げる中でアタマジラミは2つの系統に分かれ、一方はそのままホモ・サピエンスと共に全世界に広がったが、もう一方は途中で原人「ホモ・エレクトス」に寄生し、
118万年前に彼らがホモ・サピエンスの先祖と接触した際に再度宿主を変えやがったと考えられている。
なお、生物学上は次に述べるコロモジラミと同一種と考えられている一方、世界保健機関(WHO)は別の種類と見做しており、
そちらの場合の学名は「Pediculus capitis」となる。
◇コロモジラミ(Pediculus humanus humanus)
衣虱。
進化の過程でヒトが体毛を失う中、例外的に体毛が多く残る「頭」へ寄生先を選んだアタマジラミであったが、やがて彼らは体毛とは異なる新たな寄生先を見つけた。
それが、様々な毛や糸を使って縫われ、裸の肉体を寒さや風、障害物から守る「服」である。
そして、10万年前頃から一部のアタマジラミが服の中へと寄生場所を移すようになり、やがて「コロモジラミ」と呼ばれる新たな亜種へと進化していったのである。
コロモジラミはアタマジラミと非常に似た外見を持つが、体は若干大きくアタマジラミより更に白っぽい。
普段は肌に直接触れる下着を始めとした衣類の縫い目の中に潜み、数時間おきに皮膚へ移動しては血を吸う生活を過ごす。
後述の通り、生活が厳しい人や難民キャンプでの生活を余儀なくされている人、囚人、前線にいる兵士など、服を着替えたり清潔にしたりすることが難しい人が主な寄生のターゲットになる。
また、近年はそういった人でなくても、ネットカフェに潜むコロモジラミに吸血された事例も報告されている。
なお、前述の通りWHOはアタマジラミとは別の種類と見做しており、その場合学名は「Pediculus humanus」となる。
◇ケジラミ(Pthirus pubis)
毛虱。
アタマジラミ、コロモジラミとは別の種類であるシラミの仲間。外見も両種とは異なり、カニのように横に広い胴体が特徴である。
寄生先は、頭部と並んで人間に残された、毛がボーボーに生えている場所である「陰部」。
そう、このケジラミが主に寄生するのはもっさりとした「
陰毛」であり、ケジラミは陰毛をがっちり足で掴みながら血を吸う。
そして、感染者が他人とエッチをするのを見計らって、相手の陰毛へと移動してしまうのである。
また、肛門の毛や髪の毛、腋毛、男性の口髭からもケジラミが報告されている事もあるが、これは
そういうプレイをしたから感染したというだけに限らず、
陰毛付近を拭いたタオルや毛布を介してケジラミが移ってしまった、という可能性も考えられる。
そんなケジラミに最も近い近縁種のシラミが寄生するのは、なんと
ゴリラ。
遺伝子の研究により、ゴリラに寄生する
ゴリラジラミ(
Pthirus gorillae)から330万年前頃にケジラミが分化し、やがてそれが人間に伝染してしまった、という歴史が判明したのである。
ケジラミが移ってしまうほどの
濃厚な関係がゴリラと人間の先祖の間で築かれていたのだろうか……?
両種の間で何が起こったのか、それは今でも謎のままである。
なお、ゴリラの剛毛とヒトの陰毛は構造がよく似ているらしい。
<その他の動物に寄生するシラミ>
シラミの仲間が寄生する動物は人間や類人猿ばかりではなく、多種多様な動物がその対象となる。
ウシには
ウシジラミ(
Haematopinus eurysternus)、
ウマには
ウマジラミ(
Haematopinus asini)、ブタには
ブタジラミ(
Haematopinus suis)、
イヌには
イヌジラミ(
Linognathus setosus)といった具合である。
特に、怪獣……ではなく「海獣」、
アザラシやオットセイ、アシカ、セイウチのような海に暮らす哺乳類に寄生する
カイジュウジラミ科の種類は、ほとんどが陸上や空中、淡水で生活を過ごす昆虫の中で例外的に海水にも耐える体を有しており、
特にミナミゾウアザラシに寄生する種類(
Lepidophthirus macrorhini)は、水深2000m近くという高い水圧や低温と言う条件下でも頑張って血を吸い続ける、非常にタフな生態を有する。
一方、シラミの仲間にはこれらのような「血を吸う」種類以外に、皮膚のフケや体毛を食べて生活し、頑丈な顎を備えている種類が多く存在する。
これらのシラミは纏めて「
ハジラミ」と呼ばれており、血を吸うシラミ(シラミ上科)に近いものやそれとは別個に進化したものなど多種多様なグループが確認されている。
ニワトリやツバメ、ハヤブサ、ペンギンなど鳥類へ寄生する種類が多いが、
イヌハジラミ(
Trichodectes canis)、
ネコハジラミ(
Felicola subrostrata)などのように哺乳類に寄生する種類も確認されている。
また、ミャンマーで発見された1億年ほど前の琥珀の中からも、
恐竜のものと思われる羽毛と、それにしがみ付いているハジラミのような昆虫が見つかっている。
ハジラミに寄生されると身体がむず痒くなり、時々大きな顎で皮膚を噛まれて痛くなってしまうなどの被害が生じるが、
もしかしたら恐竜、特に羽毛恐竜もそういったハジラミの被害に悩まされていたのかもしれない。
他にも、
ゾウに寄生する
ゾウハジラミ(Haematomyzidae)と呼ばれるシラミのグループも存在しており、シラミやハジラミ双方の特徴を有する、シラミの進化上のミッシングリンク的な存在として注目されている。
なお、これらの様々なシラミはそれぞれ寄生する種類が決まっているため、家畜やペットのシラミが人間に感染してしまう心配はない。
ただし、イヌハジラミやネコハジラミは人間に寄生する寄生虫「条虫」を体内に有している場合がある。
最近は猫の体に顔をくっつけてスーハーする「猫吸い」が流行っているようだが、ハジラミをうっかり吸ってしまうリスクがある事を考慮した方が良いかもしれない。
【シラミの被害】
人間におけるシラミの被害といえば、何といっても体を襲う
痒さである。
冒頭でも述べた通り、シラミは人間から吸血する際、血液の凝固作用を防いだり人間が感じる痛みを麻痺させるため、自らの唾液をちょっぴり人間の体に注入する。
この唾液に、人間が外敵から身を守るための免疫機構の1つであり、本来は寄生虫に対抗する抗体である「
IgE(免疫グロブリンE)抗体」が反応してしまい、
それが体の
マスト細胞を活性化させヒスタミンを大量放出した結果、痒みを引き起こしてしまうのである。
要は、カに刺された時の痒みと同じ仕組みと考えて貰えれば分かりやすい。
1匹や2匹程度ならそこまで痒みは感じないが、逆にそれは気づかないうちにシラミの増殖を許してしまう可能性がある、というものである。
猛烈な痒みを感じた時には、頭や肌、陰毛などに大量のシラミが潜んでいる可能性が高いのだ。
そして、その痒みは皮膚に傷を作り、そこから厄介な細菌が侵入して更なる病気を引き起こしてしまうのである。
だが、シラミの恐ろしさはこの猛烈な痒みだけに留まらない。シラミから人間に感染する病気も、非常に多いのである。
特に代表的なのは以下の3つの病気だが、それ以外にも多数のシラミ由来の病気が知られている。
◆発熱や嘔吐、発疹などで人々を苦しめ、第一次世界大戦中にヨーロッパ全土で数百万人もの死者を出した発疹チフス
◆発熱や悪寒、頭痛の時期と無症状の時期を何度も繰り返して人々を苦しめる回帰熱
◆勇猛な兵士たちを発熱や悪寒で痛めつけた事で知られる塹壕熱
特に、発疹チフスの原因となる発疹チフスリケッチアは、人間のみならず寄生したシラミをも殺してしまう事が知られている恐ろしい細菌で、旧ソ連が生物兵器として研究したほどである。
【日本のシラミ】
古くから日本人は多くのシラミの被害に悩まされており、痒みに加えて発疹チフスを始めとした病気も蔓延していた。
第二次世界大戦後、この状況を見兼ねた連合国軍は日本各地で大規模なシラミ退治を行い、強力な殺虫剤・DDTの大量使用によって次々に根絶していった。
そのお陰で、1950~1960年代にはシラミ被害は急速に減り、一時は「過去の害虫」になりかけていた。
だが、DDTを始めとする殺虫剤は当初は人体への害が少ないと考えられたものの長期的な影響が問題となり、1970年代初頭までに使用が中止。その結果、一時日本からシラミを退治する薬が無くなるという事態が起きてしまった。
当然、シラミにとってはこれ以上ない好都合な状況であり、同年以降日本各地の小学校や幼稚園で、アタマジラミによる被害が多発するようになってしまったのである。
その後、ピレスロイド系など人への害が少ない殺虫剤が再度開発され、現在もシラミ対策の主力として用いられているが、それでも現在まで各地でアタマジラミの被害報告が相次いでいる。
また、コロモジラミについても、特にホームレスや一人暮らしの高齢者などを中心に、1990年代以降再び蔓延が続いている。
そして、陰毛にとりつくケジラミもまた1990年代以降感染者数が増え続けているようで、令和の世になっても人々がエッチをする隙を見て勢力を広げ続けている。
シラミは、決して「過去の害虫」ではなく、現在進行形で被害が広がっている、厄介な害虫なのである。
【予防・駆除】
シラミ対策の前提として、まず「シラミは貧乏人や不潔な人に寄生する虫」という考えは偏見や誤解である、という事をしっかり覚えて欲しい。
例え科学が発達した令和の世でも、頭や体を清潔にしていても、シラミが様々な経緯で伝染してしまう事態が考えられるのだ。
そんなシラミの予防・対抗策としては、衣類やタオルなど肌に触れるものを感染者と共有しない、こまめに服や寝具を洗う、などがある。
特に、洗濯物は先に・55度以上の熱湯に5~10分間ほど漬けておくと、それらに潜んでいたシラミが熱さで死に絶える。
そして、頭についたシラミは、市販のシラミ対策の専用シャンプーや専用ローションを使ったり、目の間隔が狭いシラミ対策用のくしを使って退治する事をお勧めする。
また、陰毛につくケジラミについては、陰毛を全部剃る作業が駆除のために必要となるので、色々と覚悟をしておいた方が良い。
ただ、対策が不十分だと専用シャンプーやローションの薬剤を受けても死なない薬剤抵抗性を身につけたシラミが生き残ってしまう可能性がある他、シラミによって様々な病気が媒介されてしまっている恐れもあるため、
一番の対処法は「病院へ行って治療を受ける」事かもしれない。
アタマジラミとコロモジラミは皮膚科、ケジラミは泌尿器科・婦人科に相談するとよい。
なお、日々シラミやハジラミの被害に悩まされている人間以外の動物たちも勿論黙って耐えているだけではなく、毛づくろいや羽づくろい、砂浴び、アリを全身にまぶす蟻浴などでシラミやハジラミを駆除している。
もしかしたら、羽毛を生やした恐竜たちも、日々こういった体のケアを行って厄介な寄生虫を退治し続けていたのかもしれない。
また、大切なペットがシラミに感染した場合には、人間のように駆除薬や専用シャンプーを使って退治する事、なるべく早めに動物病院で診断してもらう事をお勧めする。
【余談】
- 害虫と言う事もあってか、シラミモチーフのキャラクターは少ない。
ただ、ショッカー怪人の「シラキュラス」、メダロットの「シラミン」など例が無い訳ではない。
- 英語では単数形が「louce」複数形が「lice」と言う。
LとRの発音が苦手な日本人がriceと言ったつもりで「自分は毎日liceを食べる」だの「カレーをかけたliceが好物」だのと言っているように聞こえて相手がギョッとする、というのはちらほら聞かれる話。
- 「物事を残らず片端から一つ一つ処理してゆくこと」を表す慣用句が「しらみ潰し」である。
【おまけ:シラミではない「シラミ」】
ノミと並ぶ吸血昆虫として古くから知られている事もあり、古くから日本ではシラミを連想させる生物に「シラミ」という名前を付けるケースが多かった。
そのため、シラミの仲間ではないけれど「シラミ」と名付けられた生物が多数存在するという紛らわしい状況が生まれてしまっている。
以下、シラミと呼ばれているが正式にはシラミの仲間ではない生物の代表種を取り上げる。
◇トコジラミ
床虱。
一時は激減したが、2000年代以降日本を含む世界中で急速に被害が拡大している吸血昆虫。
シラミと同様に血を吸うが、シラミの仲間ではなく翅を失ったカメムシの仲間。その証拠に、潰すと独特の香りがする。
元がカメムシの仲間というだけあって目に見えるほど大きく、あまり掃除の行き届いていないホテルやネットカフェでワサワサ動いてるのを見てげんなりした人も少なくないだろう。
かつては「ナンキンムシ(南京虫)」とも呼ばれていた。
◇コナジラミ、キジラミ
トコジラミと同じカメムシ目(半翅目)に属する昆虫のグループだが、こちらはアブラムシやカイガラムシに近い仲間。
植物の汁を吸って生活しており、農業害虫として厄介者になっている種類が多い。
◇シラミバエ
虱蝿。
名前の通り、ハエ目(双翅目)に属する吸血昆虫のグループ。
日本を含めた世界中で200種類以上が確認されており、様々な哺乳類や鳥に寄生して血を吸う。
今のところ人間からの吸血に特化した種類は確認されていないようだが、近い種類にはアフリカで猛威を振るう「アフリカトリパノソーマ病(眠り病)」を媒介するツェツェバエが存在する。
また、シラミバエ自体も刺されると相当痒くなる他、様々な病原体を媒介するため畜産業では油断ならない存在である。
また、昆虫の中では比較的珍しく、卵ではなく蛹になる直前の幼虫を産み落とす事が知られている。
◇ウオジラミ
魚虱。
淡水の中に住み、魚に取りついて体液を吸う甲殻類の仲間。正式な和名は「
チョウ(Argulus japonicus)」。
勿論昆虫の「
蝶」とも全く関係ない。
観賞魚は勿論、養殖業においても厄介な寄生虫として扱われている。
◇ウオノシラミ
魚の虱。
上記のウオジラミと名前が紛らわしいが、こちらは海に暮らす甲殻類で、グソクムシや
ダンゴムシに近い。
普段は海底で暮らし、腹が減ると近くを通りかかった魚の体にしがみ付いて体液を吸い、満腹になると離れて海底に戻る「
半寄生性」と呼ばれる暮らしぶりが特徴。
日本を含めた世界各地から40種類ほどが報告されているが、種類の判別は口(口器)の形を確認する必要があり、解剖しないと種類が分からない。
その中で、日本の水族館で飼育され、死亡後に「
ホソウオノシラミ(Rocinela angustata)」と判明した個体は、その身体の色合いから「
サーモン寿司」「
シャリタツ」と呼ばれ話題になっていた。
◇クジラジラミ
鯨虱。
「ワレカラ」と呼ばれる甲殻類のグループに近い、クジラの表面に大量に付着して生活する寄生虫。
種類にもよるが、クジラの頭や背中に白いゴツゴツがあったら大抵フジツボかコイツ。キモい。
◇ヤブジラミ
藪虱。
こちらは節足動物どころか
動物ですらない、
ニンジンやパセリなどが属する「セリ科」の植物のグループ。
ユーラシア大陸や日本、カナリア諸島など周辺の島々に分布する植物で、和名の「シラミ」の由来は、実が服に引っ付きやすいのをシラミに例えたものである。
いわゆる「雑草」の1つだが、こちらは他の「シラミ」とは異なり一応無害な存在である。
頭や股間の痒みが酷い人、追記・修正をする前に、シラミが潜んでいないか確認しましょう。
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最終更新:2025年04月13日 21:59