登録日:2024/09/21 Sat 15:42:00
更新日:2025/03/08 Sat 00:11:15
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もういいよ
息するように悪いことやってしまう ここにいる皆そうだろ──
●目次
前提として
だが、コミカライズ版においては、気が狂ったようなテンションのギャグが混じるなど初期から片鱗はあったが概ね上記あらすじの通りに進んでいたものの、作画の業務用餅による独自解釈によってどんどん原作から逸脱化。
- 中世ヨーロッパ風の世界観の中にパチンコ屋が平然と現れる
- 見た目日本のステレオタイプなオカンの暗殺の母という冗談みたいな見た目のオリジナルキャラクターが作中屈指の実力者として物語に絡んでくる
- 原作のなろう系ファンタジーの世界観や雰囲気が完全に消え、裏社会や公権力の思惑が入り混じるヤクザ映画やVシネみたいな作風となり、バトル描写も冒険者固有の魔法による駆け引きを描いたHUNTER×HUNTERや呪術廻戦を思わせるものに変化する
……といった具合に原作とは全く別物と言って差し支えないものと化すのであった。
その辺の細かい説明に関しては
本編記事も参照のこと。
前置きが長くなったが本項における半グレは、そんなコミカライズ版だけに登場するオリジナルの勢力であり、そしてコミカライズ版が原作から完全にかけ離れた象徴とも言える「半グレ編」におけるメインヴィランである。
概要
元は大陸5大冒険者ギルドの一角で、物語の主な舞台となるゼルージュ王国にある「王獣の牙」所属の冒険者たち。
「王獣の牙」はギルドマスターのバリオスが軽い気持ちで主人公のレインを追放した後、彼に報復としてそれまでギルド所蔵の武器に付与していた強化ポイントを回収されてしまったことで弱体化。
副ギルドマスターのグレンダ主導によるレインの拉致・監禁による再強化案も企てられたが、レインの暗殺を目論んでいた冒険者コーネリアスの雇った暗殺者ミラベルによってグレンダが殺害されてしまったことで頓挫。
グレンダは行方不明扱いとなったが、ただでさえ団員離れが続くギルドは事実上の内紛によって更なる打撃を受け、トップのバリオスも弱腰な人物ともあって見限る冒険者が続出。
「半グレ」は、その際に優柔不断な態度を取っていたバリオスに特に怒りを抱いていた親グレンダ派の「半分」という人物が仲間を引き連れて脱退して独立した勢力である。
呼び名の由来は「グレンダを慕っていた『半分』が率いるグループ」であることから。
「だいたい何が半グレだい!半分グレーって結局グレーだろーがそれはぁ~!!」
「半分グレンダだよバカヤロー!!」
元々冒険者自体が強大な魔力を持て余した荒くれ者揃いということもあり、リーダーの「半分」も含めた面々は正にチンピラといった言動や風貌。
半グレとなってからは「王獣の牙」やグレンダという縛りが外れたからか、冒険に出る気配すらなくなり、街での恐喝・詐欺・婦女暴行等の反社会的行動を始めた。
半分も無理にメンバーを縛りつけようとは思っておらず、統制から完全に外れた下っ端などはカタギに対する迷惑行為を平然と行うなど、ヤクザよりも数段質の悪い悪党と化している。
一応メンバー全員が常日頃から無法を働いているというワケではなく、特に半分や彼に近しいメンバーは一般的な社会常識や倫理を守る場合もある。例えば、
- 配下が客人に暴力を振るって無理矢理連れてきた場合は激怒し、配下の方を殴って𠮟りつける
- 指名手配されたことで飼育が困難になった犬をペットショップに預けて別れる
- 暗殺の母を無力化した後、残ったその子供達には手を出さず「勉強頑張れよ!」の言葉をかけて去る
- 指名手配中に立ち寄った飲食店で店主に気付かれても口封じも行わず、律儀に代金を残して静かに去る
このように仁義や情も理解した上で、ただそれでも息するようにどうしても悪いことをしてしまう。本当にどうしようもない悪党の寄る辺こそ半グレなのである。
全員見た目こそチンピラだが、元大手ギルドの構成員なだけに戦闘能力と知能は軒並み高い。ブランクがあるとはいえS級冒険者のリリィを当時名無しのモブだったエンディが出し抜いて一撃を加えるほど。
正真正銘の名無しのモブであっても、急襲したにも関わらず構成員34人の犠牲につき国王軍23人を死傷させて道連れにするレベルに集団としての練度も高い。
また、個人の交友関係でニッチな情報網を持ち、かつ知り得た情報は全て共有した上で臨機応変かつ即座に活動に移すフットワークの軽さも強み。
後のエピソードで「当時の王獣の牙でレインの強化付与の恩恵を受けていたのは中堅以下の構成員のみで、王獣の牙の中でも上澄み冒険者である『半分』達はレイン抜きでも一流の使い手」という事実が判明した。
つまりレインの役割は中堅以下の戦力を実践レベルまで底上げする事であり、居る恩恵は大きいが必須級の存在ではないという立ち位置なので、半グレの存在はこの手の追放モノで疑問に上がる「なぜ必須級のメンバーを軽々しく追放するのか」の回答にもなっている。
方針としては「来る物拒まず、去る者追わず」らしく、半グレが討伐対象となってから抜けるメンバーに対しても特に咎めもしないどころか、半分自ら「逃げたいやつ逃げろ」と言うほどに寛容。
その反面、仲間に害を成す形で裏切った者に対しては容赦ない制裁行為を加え続けており、典型的な「身内にだけ優しい」組織である。
とは言え、半分の「孤独な奴の手は俺が取る」という思想自体は本物。
孤児や家庭環境に問題を抱えた人員を多く抱えており、孤独から救ってくれた半分への恩義から忠誠を誓ったり、仲間意識が強いメンバーも多い。
大半のメンバーの関係性も損得勘定ではなくお互いの強い信頼意識で結ばれた対等の仲間であり、半分のカリスマ性もあって一枚岩の集団である。
しかし、半分の方針は同時に弱点にもなっており、特に精査もしないまま仲間を増やし続けていくため余計な火種を抱え込みやすい。
半分の傍を居場所と定めたメンバーの結束は固いが、もしその一枚岩の強さを利用されることがあれば……
実際、王国側からスパイを潜り込まされていた上、半分にとっての親の仇であるミラベルをそうとは知らずに仲間に引き入れてしまったこともある。
読者の間では最初の方こそ
「グレンダ」の名前から思いついたダジャレみたいな組織ということもあり、
コミカライズ版特有のイカれた展開の中の一発ネタという認識だった。
しかし、物語が進むにつれて半分が持つ凄みと怖さ、悪党ではあるが身内同士の仲は良い魅力が注目されるようになり、構成員が固有能力を活かして頭脳戦を繰り広げるようになってからは、それこそ
幻影旅団のような魅力的な悪の組織として人気を博すようになった。
半グレ編に入ってから能力の駆け引きとかの他に絵柄や演出もハンターに寄って行ったような気がする……
作中での動向
リーダーの「半分」自体の登場は早く3巻の時点で登場している。その際にグレンダが行方不明になったことで彼女が進めていた「レインの拉致・監禁」というギルドの方針を撤回したバリオスに怒りを直接ぶつけて取り巻きと共に脱退を表明した。
最もこの時点では名無しのモブであり、ただ単に「王獣の牙」からの脱退者が続出している背景を端的に説明するだけの出番に過ぎなかった。
彼が半グレを組織して本格的に物語に絡んでくるようになるのが続く4巻。
半グレが冒険者から外れた反社会的存在と化して社会問題となる頃には既に「王獣の牙」も解散しており、バリオスもキッチンカーの店主というセカンドライフを送っていたのだが、半グレは報復の為にバリオスを強襲して殺害。
続いてグレンダを殺害したことをうっかり酒場で吹聴してしまったコーネリアスを浚って報復に及ぼうとするものの、コーネリアスが命惜しさに「そもそも『王獣の牙』崩壊の理由が強化付与魔術師であるレインの離脱にあること」「グレンダも捜していたレインの強化付与能力が規格外であること」を明かしたことで「レインの拉致」という方針を定める。
そのことを知ったミラベルやエルシーら「青の水晶」の面々が「レインは浚う価値があるほどの強化付与魔術師ではない」という偽情報を浸透させる情報操作や、暗殺の母率いる暗殺者ギルドを半グレと敵対させてかち合わせる工作を施すも、情報伝達の行き違いにより失敗。
却って状況は悪化し、半グレと暗殺の母が協力して「青の水晶」を潰しに向かうという最悪のタッグが組まれることとなる。
しかし、エルシーはゼルージュ王国への反逆行為を行ったことを自首することで反逆者として拘束され、「青の水晶」自体も捜査対象として国王軍の管理下に置かれるという奇手を放つ。
さしもの半グレも「国王軍の管理下に置かれた『青の水晶』に手を出す=王国全体を敵に回す」ことは出来ず、ひとまずレインを巡る一連の争いは小康状態となった。
それでも半グレ構成員による反社会行動が静まることはなかった。
そんな中、レインが半グレメンバーに襲われていた来来軒親子を助け、その縁から彼らを祖国のウラリス王国に帰すための護衛任務が発生。
半グレ側は「ナメられたら殺す」の精神もあり、ゼルージュ王国の法と権威が及ばないウラリス領の道中にて親子を襲う計画を立て実行。「青の水晶」の警備を出し抜き、構成員の一人エンディが来来軒親子の乗る自動車に攻撃を仕掛けて報復に成功……する筈だった。
エンディの攻撃はレインが咄嗟に親子の乗る自動車に強化付与を施したことで阻まれ、そのまま自動車は走り去ってしまう。
だが、それはレインの能力が「大量に強化付与できる」どころではなく「科学技術で作られたものは魔力に触れるとダメになる」というこの世界の常識を根本から覆す「魔科両立」を可能にするものだということの証明に他ならなかった。
手榴弾に強化付与すれば大都市すら一発で破壊できる程の、文字通り世界を変えられる力を前に半グレ達は勢い付き、不在の半分も含む仲間達にこの情報が共有されることになる。
しかし、ここで半グレを危険視する王国内の勢力により「(半グレが魔科両立を手に入れることで)王位を簒奪する動きがある」という報告が成されてしまう。
冒険者特権によりこれまでの無法も黙認されてきた半グレはここに来て一転「反逆者」となり、冒険者特権は剥奪され討伐対象に認定される。
これにより各地の拠点を王国軍や、半グレに面子を潰されていたヤクザ勢力等に襲われ半壊状態へと陥ってしまう。
王国内にいれば国王軍にヤクザ、賞金稼ぎに常に命を狙われ続け、かと言って国外に逃亡してもゼルージュ王国との軋轢を恐れる他国によって通報されるという四面楚歌の状態。
完全に「詰み」となった半グレだが、ここに来て半分が今後の方針を表明。
「何すんの?」
「おもしれーことまだ何かあんのか!?」
「ああ お前ら俺に命預けろ」
「国王と戦って王座奪っちまおう」
それは完全に開き直った王座簒奪のクーデターであった。
その後、半グレは国王軍と戦いながら、国家転覆の鍵となる力を持つレインの拉致を本格的に開始。
ここに来て半グレの悪事は国家規模へと肥大化していくのであった。
メンバー
リーダー
「半分」
「だから俺も同じようにしてる 孤独な奴の手は俺が取る」
「本物の人間なんて全然いねぇ 法律守ってさえいれば自分は人間だと思ってる偽物ばっかりだよォ~」
「俺らを待ってる仲間がいる 今はそれ以上に大事なことなんてねぇんだよ」
本名不明。半グレの創設者にしてリーダー。逆立った金髪が特徴的な男。
「俺の半分はグレンダでできている」と口癖のように語ったことで「半分」と呼ばれるようになった通り、グレンダへの思慕の念は深く「王獣の牙」末期にはとっくに彼女の実力を超えていたが、親の顔を立てたかったのか彼女の部下のままで居続けていた。
冒険者としての力量は非常に高く、「王獣の牙」でも三指に入る隊を率いたコーネリアスをして(なんだよこのバカでけえ魔力は…!?)と言わしめるほど。
魔法の他に体術や考察力も優れており、ブランクがあるとはいえS級冒険者のエルシーを相手に互角以上に立ち回って出し抜いている。
加えて冷静沈着な判断能力と大胆な行動力の両方を持ち合わせており、戦闘中であっても大局的な視点で物事を判断し瞬時に合理的な動きに移ることができる。
それでいて本来使用すれば魔力が落ちるはずの拳銃をためらいなく使う描写もあるなど、総じて底の知れない人物。
元々は身寄りもない孤児だったらしく、王国第三門という廃城を根城に生活。
その時から尋常ならざる魔力量と強力な能力は健在だったらしく、近づく冒険者に危害を加えるなどして突っ張っていた。
その実力を見込んだ「王獣の牙」の副ギルドマスターであるグレンダに誘われたことで孤独から救われ、以降は彼女を実の親のように慕うようになる。
その経験から恩義や信頼を重んじる一面を持っており、自身も同じように孤独な者に手を差し伸べることで仲間を増やしており、それが半グレの結束の強さとなっている。
喧嘩や冒険での怪我が常でよく入院する半グレ構成員に対してフルーツ持参の見舞いも欠かさないなど、仲間にとっては優しくマメな性格でもあり、劇中でもしょっちゅう見舞いに行っている。
仲間を優先する姿勢は徹底しており、例え自身の一番の仇敵であるミラベルを今すぐに殺せるような状況にあったとしても、仲間を生かすための逃走を優先して決着を保留にするほど。
しかし身内以外の人間や裏切り者への振る舞いは冷酷非道の一言で、必要とあらば笑って人を嬲り殺せる極悪人。
無神論者ではあるが、神学の本を読み耽って「統治のための宗教」の必要性を理解するなどインテリな側面がある。
また、時折人間の在り方等についても哲学的に語り出すことがあり「人間は皆罪人」と悲観的性悪説を唱えたりと、悪党としての美学も持ち合わせる。
能力は
「空気の操作」。
空気というどこにでも当たり前に存在しているものを操れる汎用性の高さと、それを抜きにしても攻撃・防御・補助と状況に応じて能力を転用する応用力の高さが目立つ強力無比な能力。
固有能力に関しては、リリィ曰く
「手の内がバレる事は致命傷になるため能力は人に話さないし、そもそも持っている事も秘密にする」とのことだが、半分の場合はその汎用性から
能力が割れても大した痛手にならないという絶大なアドバンテージを有している。
ただし、複数の能力を同時使用できるほど器用に扱えるわけではないらしく、例えば攻撃と防御を同時に行うことはできない。
とは言え、ここまで多彩に能力を扱うこと自体が並の冒険者では不可能なことらしく、幼少期から空気を自在に操って応用していた半分の天性の才能が窺える。
以下、用途別に能力の活用方法を解説する。
◆攻撃
攻撃としては魔力で圧縮した空気を射出して相手にぶつける「空気槌」を多用する。
本来魔法を帯びた攻撃は「魔力炎」と呼ばれる光が発生するため視認ができるのだが、半分は自身が発する膨大な魔力量を活かして周囲を魔力炎で満たすため、空気の塊が魔力を纏っていても周囲の魔力炎に紛れることで普通の空気と同様に視認ができなくなる。
要は不可視の打撃を無尽蔵に飛ばすようなものでこれだけで強力なのだが、半分はそれ以外にも人を飛ばすほどの突風を起こしたり、戦車の砲身部分のみを利用して実弾や空気の弾を圧縮して飛ばす砲撃を行う応用能力まで見せている。
◆防御
主に
空気を圧縮した見えないドームで体を覆うことであらゆる攻撃を遮断する。
冒険者は魔力を用いることで空中で銃弾を止めるような芸当も可能だが、その上限は拳銃程度であり、半分の空気ドームは
戦車の砲撃すら軽々と止めるあたり正に規格外の防御性能を誇る。
範囲もかなり大きく、ドームの直径は半グレメンバー7人全員が入った上でかなり余裕があるレベル。
また空間を空気のドームで密閉するという性質上、防音効果もあり、部屋全体をドームで覆うことで標的が大声をあげるなどしても
外部に助けを呼べなくなる隔離手段としても活用できる。
ただしドームと併用して他の攻撃などに空気を操作する能力を使うことはできず、また使用後の疲弊も大きいのがネック。ドーム構築前後の半分は必然棒立ち状態となってしまう。
ただし、半分もその弱点は把握しているため、ドーム構築時には必ず離脱用の瞬間移動能力者を近くに置いている。
◆応用技術
半分の真骨頂であり、非常に多彩な技のデパートとでも呼ぶべき応用力の発露。
普通固有能力は一人一つが原則だが、半分はその才能と実戦で研ぎ澄ました経験から成る応用技術により一人で実質複数の能力を持っているような活用をしている。
作中で披露した攻撃・防御以外の応用技術は以下の通り。
- 空気の流れを読んでの気配を消した暗殺者達の察知
- 対象の周囲を空気で固めて拘束する
- 空気で作った見えない集音器やイヤホンによる侵入者の感知
- 圧縮した空気の塊を擦り合わせる摩擦で雷を生成して敵の雷撃を誘導する
- 魔力炎を帯びた空気の塊を風に乗せて散らすことで魔力炎を出す半分本体を隠蔽する
- 体臭すら消して犬の探知に引っ掛からなくする
- 空気の塊に乗って空中を自在に移動する
正にチートレベルの能力だが、何よりの脅威は戦闘中に臨機応変にこの多彩すぎる技を使い分けてくる半分自身のバトルIQの高さであろう。
天与の才に決して胡坐をかかない、トップ冒険者が辿り着いた境地と言える。
反逆後の6人
半グレが王国の討伐対象となった後、大半のメンバーが離散する中で変わらず半分に付き従ったメンバー。
「王獣の牙」時代から一緒にチームを組むこともあり、特に半分との親交が深い面々で実質的な半グレの幹部である。
エンディ
「4.8秒あったろ!?反応と考察が遅ぇ!オマエ本当にS級かよ!?」
(俺ってプライド高ぇのか!?)
スキンヘッドに黒のタンクトップと分かりやすいチンピラ風の男。
見た目に似合わず頭の回転が速く、他の半グレメンバーと同様冒険者としては高い実力を持つ。
反面、仲間内で直々に指摘されるほどプライドが高く、それを傷つけられるようなことがあると冷静さを失い優先順位を間違えるところが欠点。また、本人はプライドが高いという自覚がない。
もしもその「異常なプライドを自覚し、あえて捨てる選択肢」を取ることができれば、この上なく厄介な敵になるかもしれない。
能力は「魔力の弾の射出」。
良くも悪くもシンプルで半分ほどの汎用性もないが、高精度の遠距離攻撃を連射することが可能であり、似たような魔法を使うマーガレットからも自分のものより強力と評された。
また発射された弾は、一度設定したターゲットに当たるまで追いかける自動追尾機能を持っている。ターゲットの熱源体を判別して追尾するため、人体で最も高い温度を持つ心臓に当たるまで弾が追いかけてくる持続性は脅威。
服を燃やすなどして熱源を別に用意されると簡単に回避されてしまうのが弱点だが、攻撃手段としての性能は高く、基礎能力の高さもあって強いのは間違いない。
来来軒を護衛するレイン達との戦闘ではタケの能力で「馬上のエンディと空中の空間の交換」で自動車を強襲し、能力のカモフラージュに成功した。能力に関してはリリィにはうっすらバレていたが。
タケ
「絶対死なない状況で生きてもつまんねーだろ!」
「次は俺が暴れてお前が逃げる番!!な!!?」
半グレの構成員。ファーのついたマントを羽織った褐色肌と金髪の男。
初登場のシーンではいかにもなモブ顔だったがその後話が進むにつれイケメン化が進んでいる。
半グレの中でもかなり粗暴かつ刹那的な性格で暴れることが大好き。
よく理由もなく喧嘩をしたり、自分達が危機に陥りかねない悪ふざけをしているため、仲間内からも長生きはできないと言われている。
半グレメンバーでは唯一フルネームが設定されており、本名は「タケ=プラムパイン」。
能力は「目の前の空間と指定した座標(以下便宜上「転送先」と表記する)との交換」。
交換される範囲は2.5m四方で、交換可能な距離は明言されていないが数百メートルほどは可能な模様。
転送は風や湿度、気温や魔力の影響を受けてズレるほどに繊細らしく、狙いどおりの転送先へピンポイントに転送するには何回か予行練習をした上でズレのクセや傾向を掴む必要がある。
また、転送先に移動した人間は4.8秒間身動きが取れず意識も無い状態で、見破られた場合はそれが致命的な弱点となる。
その為、普段は専ら大雑把な離脱や逃走手段等に使用している。
また、作中ではエンディと空中の空間を交換してレイン達への強襲を成功させ、「エンディが転送の能力を持っている」と思い込ませた。
コージ
「クスリの話やめてくれよ…オヤジのこと思い出すじゃん…」
「使えないなぁあお前はああ────っ!!!!」
センターパートのボブと垂れ目が特徴の半グレ構成員。
気だるげでやる気のない言動で、本人曰く満員電車が嫌で冒険者になったらしい。
父親がドラッグを乱用しているらしく、仲間達との軽口とはいえ「殺したい」と言い放つほど険悪な仲の模様。
基本的にダウナーだが、優しく接して懐柔したかと思えば、自分の思い通りにならなければ突如豹変して喚き立てるなど情緒不安定な側面がある。
激昂時に「女しか殴れないカスと思ってる!?」と発言していることから基本的にDV彼氏気質なのだろう。
また、結構な煽り屋でもあり、面白半分でメンバー間を焚き付けるので半分にも苦言を呈されている。
とは言え、基本的には仲間想いであり、仲間の為なら自分の命を捨てることも厭わない覚悟を持っているのは他のメンバーと同様。
エンディ曰く「人間を破壊する能力」を持っているらしいが……?
能力は「催眠・幻覚」。
対象の人物に催眠をかけて任意の幻覚を見せることができる。幻覚は視覚だけでなく五感にも作用する模様。
一度に催眠をかけられるのは一人までのようで団体戦では不利だが、相手の団体のリーダーのみに使用して指揮を崩す事で撤退に成功している。
催眠に魔力を割いているとはいえコージ本人の肉体への負荷は確認できず、また特徴的な予備動作も存在しない。そのため現状の戦歴を見る限りでは事前知識無しの一対一ではほぼ無敵の能力と言えるかもしれない。チート系なろうコミカライズなのに明らかに敵の方がインチキくさい異能を持ってる
とは言え万能な能力ではなく、能力の発動時には対象を直視する必要がある上、コージ自身の集中が途切れるとその瞬間に能力が解除される。
また、一度能力を発動させた直後に連続して能力を使うことができず、息継ぎのようなものも必要となる。
ソウタ
「エンディくん 屋久杉ってなんで長生きか知ってる?」
「なんだろ…でも未来考えたら死ぬの怖くなりそうなんだよね」
半グレの構成員。金髪
モヒカンの男。
メンバー最年少の
12歳だが、とてもそうは見えず、仲間内で老けすぎな外見を弄られている。
見た目不相応にまだあどけなさの残る性格で、よく軽口を叩きながらもメンバー全員から可愛がられている。
植物についての知識が豊富らしく、仲間内でよく雑学を披露している。
能力は「植物の成長の操作」。
成長させる植物の種類や規模に特に制限はないようで、劇中では地面から突如巨大な根を出現させてエルシーを拘束している。
エルシー曰く「珍しい」能力らしいが、その代償は「老化」とかなり重く、ソウタが年齢不相応な外見なのもこの能力が原因。
能力のデメリットを踏まえて半グレの会話を見ると、「お前が俺より年上に見えたら嫌だわ~」の弄りの言葉の裏や、なるべくソウタに能力を使わせないように気遣っていた様子が見て取れる。
老化の進行具合は能力の規模に比例するらしく、部屋の床を地盤沈下させる程に根を成長させたことで、一気に老人の姿にまで老け込んでしまった。
ミノル
「神は今日俺に好意的らしい」
「誰でもいい!さあっ俺とやろうぜ!」
半グレの構成員。天然パーマ気味の金髪で黒いファーのついたマントを身に付ける。
この世界における何らかの「神」を信奉しているらしいが、あくまで自分の信仰に基づく範囲であり、他の神に関しては管轄外として興味も持たない。
服を脱げば力士型の太マッチョであり、魔力を込めた格闘術での戦いに自信を持つ。
あくまで本人の言によるものだが、育ちはそこまで悪くないらしく女性を殴ることにも抵抗があるらしい。
能力は「神事」。
呪詛系という珍しい形態の魔法らしく、非常にややこしく不確実性が絡む能力。
この世界における魔法は超常現象を引き起こすが、それでも一般的な物理法則や論理の枠内におさまるものであり、例えば「時間停止」は不可能である。
しかし、呪詛系はその不可能を可能にすることができ、呪詛系能力を使う少数派はこの力を神や悪魔など超常の力だと主張して信奉している。そしてミノルもまた自身の能力の構築要素に神がいると本気で信じており、能力の効果や条件も(ミノルの考える)神によって裁定され行使される。
ミノルの場合、能力発動と同時に自分と仲間、敵の複数人を巻き込んで、発動箇所から数百m圏内でランダムに形成される正六面体の透明な「ハコ」の中に転送させる。
この領域は内部からの物理的な出入りや干渉は不可能な上、外部からも不可視という超常の産物であり、ミノル曰く「神が俺らに与えた武道場」。
閉じ込められた両陣営は神の前で正々堂々と戦い、その結果如何によって勝者には神の加護が与えられ、勝者の望んだ結果を得ることができる。
ただし、神事を仕掛けた側であるミノルは敗北した場合は必ず仲間もろとも死ぬ上、その場でハコも爆発、勝者側にメリットのある結果が与えられるというように重いペナルティが課せられる。
逆に神事を仕掛けられた側は、例え無傷のまま敗北を宣言したとしても命を取られることはなく、勝者であるミノルが望んだ結果を得るだけに留まる。
なお、ミノル敗北時に爆発するハコは外部に被害をもたらすため、たまたまハコの近くにいた外部の人間が巻き添えで死ぬこともあるという。
また、神事に「引き分け」はなく必ず勝敗を決める必要がある。それどころか引き分けや時間稼ぎ狙いの消極試合や遅延行為は、神の怒りを買う可能性が高いらしく、その場合はハコの中にいる全員が問答無用の神罰で死ぬこともあるという。
ミノル自身も神の行動に関しては「大体こういうことをすればこうなる」というレベルの理解であり、どのタイミングで神罰がくだるかなどの具体的なことは不明瞭という具合にブラックボックス要素が多い能力である。
能力の
縛りもミノル自身の信仰に左右されている節があり、例えばミノルの設定した勝利時の加護が「ここにいる全員の基地からの脱出(つまり仲間のコージや拉致対象のレインだけでなく、脱出先でまた一悶着あることが確定なリリィやフラックもついてきてしまう)」なのも
「なるべく自力で戦うからこそ肝心なトコで神頼みできる」という彼自身の哲学に依るものである。
また神事の発動上限も日に数回は展開できないと言及されているが、これも魔力量や体力の限界に依るものではなく、短い期間に何回も神事を行うのは
「神に無礼」というミノルの考えに由来している。
コゲ
「どれに吐いたらいいんだよお~~~」
(行っちゃだめだ)
半グレの構成員。黒髪モヒカンのゴツイ男。
メンバーの中では大人しい方で、髪型をバカにされてもすぐにはキレず「人のことそんなふうに言うのよくないだろ」と諭すほど。
見た目に反して情報収集に長けた後方支援要員であり、仲間のためなら自分の身を犠牲にすることも厭わない。
能力は「読心」。
相手を見つめるだけで脳内の情報を取ることができる。
しかし魔力と体力の消費が激しい上に、能力使用時は本人曰く「クソのスープ飲んでる気分になる」というように精神的な疲弊も相当なもの。
あくまで情報は対象者の客観的な事実であるため、より正しく詳しい情報を得るには多くの人の情報を取らなければならないが、劇中では18人もの人間の脳内を取れば吐き気が止まらなくなりまともに動けなくなるくらいに消耗している。
またこのリスクは情報を取られる対象にもあり、脳内から情報を引き出された人間は廃人となってしまう。
能力はモンスター相手にも使用可能だが、その際はコゲの体調にも問題は出なかったらしく、エンディは「人間の頭の中は色々ゴチャゴチャしてるから」と推測している。
その他構成メンバー
ケンジ
「な!?女遊びも役に立つだろ!?」
「なに言ってんの?全員さらって死体消せばそもそも事件が起きたことにもならねーじゃん!」
プリン気味の金髪にサスペンダー姿の構成員。
女好きで王子の屋敷の女中にまで手を出している遊び人。
しかし、付き合っている女性を通した情報網は広く、また運も良いとされているため、エルシーが所持していた隠し家をたまたま見つけ出した。
色黒の半グレ
「ミラベル…グレンダ殺したのってオマエ?」
「でも羊羹食っちまったしなあ…」
暗殺の母の「サックマイファッキンディックメリークリスマス号」による襲撃時に重症を負い入院していた構成員。
半グレがいつも持ってくる見舞いの品とは違う物を持ってきたという些細な違和感からスパイとして潜入していたミラベルの正体を見破った上に、彼女が譲ってくれた羊羹に口をつけてしまったから羊羹を食べている間だけは見逃すと言ったりなど、到底モブとは思えないような大物感を醸し出していた。
その一連の行動から読者からの人気は非常に高いが、暗殺の母の強襲から半グレ全員が賞金首になるまでの期間が短く、また生き残りの集合シーンでも登場していないため、入院中に襲撃され殺害された可能性が高い。
ワダチー
「毎日悪いことしてっと24時間逃げ続けてる気分なんだよなあ…これってやっぱ俺がすげえマジメってことだよな~」
「半分…みんな…悪い…俺が不用意なこと言ったせいで…」
半グレの構成員。黒髪の天然パーマ気味の男。
王位の簒奪を仄めかすような発言をしてしまい、半グレの冒険者特権剥奪と指名手配の原因を作ってしまう。
どうやらかなりのお調子者であるが故にどこででも嫌われてしまい、最終的に半グレにしか居場所がなくなってしまったらしい。
「いや『半分』 お前は終わりだ」
「潜入捜査官の地獄の日々がようやく終わると思うと泣けてきた」
彼の正体は、これまでの功績や実力を鑑みて乱暴狼藉が黙認されている半グレを厭った治安当局が鎮圧の口実を作るために送り込んだスパイ。
王位の簒奪を仄めかす発言をしたのも勿論自作自演の工作である。
本心を隠して上手く馴染んでいたが、追い込まれた半グレをハメるために自ら斥候を務めて虚偽の報告をしていたところ、それに感づかれて正体が露見。
顔面ボコボコにされて拘束されるも「殺すとヤキ入れられんねーし」と“無期懲役”で済まされたが、その後は不明。
関係者
グレンダ
「王獣の牙」の副ギルドマスターであり、半分の恩人。
幼いながら能力を使う半分の情報をどこからか聞きつけたのか、初対面でその実力を認めながら「私にはお前が必要だ」とスカウトした。
その経験と恩義が半分の仲間の為の活動指針となっているが、半グレメンバーの中にはグレンダと直接面識がない者もいる。
レインの追放によって「王獣の牙」が弱体化した際は、レインを拉致・監禁しての組織の再編を謀り半分にもその準備をさせていたが、この方針は期せずして半分に引き継がれることとなった。
原作では生存はしているものの、ギルドの転落劇に巻き込まれた幹部その①くらいの扱いであり、死後存在感を示すことになったコミカライズ版の扱いは大出世と言っても良い。
というか、彼女の名前がグレンダじゃなかったら半グレも生まれなかったのだから本当に何がなんだか……
コーネリアス
(今となっては立場の選択がどうとかどうでもいい 全てはもう遅い──)
「王獣の牙」の冒険者。
ギルド時代はレイン曰くギルド内でも三指に入る隊を率いる隊長クラスだったらしいが、半分との上下関係は不明。少なくともコーネリアスは半分の能力を知らない上、決死の奇襲も簡単に防がれているため実力の面では大きく水を開けられていた模様。
酒場でうっかり自分がグレンダ殺しを命じたことを口走ってしまったため、半分に命を狙われるようになり捕らえられてしまう。
その際、命惜しさにレインの強化付与能力を提示して、その「情報源」として振る舞うことで捕虜として命を長らえた。
しかし、ミラベルが半グレに潜入したことで「グレンダを殺したのはミラベル」という情報を明かすことと「余計な情報を明かせばミラベルに殺される」という恐れ、「余計なことを喋らず現状の『情報源』の立場を守る」という保身の板挟みとなる。
それでもなお巧く立ち回ろうと試みるも、悉く裏目に出て立場を危うくしてしまい、最終的に「ミラベルはレインのスパイ」という推測を口にするも、ミラベルを信用した半分により拳銃で射殺される最期を迎えることになる。
ミラベル
コーネリアスの依頼でグレンダを直接殺した張本人。
なのだが、当初半分は下手人がミラベルだと把握していなかった。
事情を知るコーネリアスもミラベルの離反に遭った際に「口外すれば私はお前を許さない」と脅されていたため、迂闊にこの情報を明かすことができなかった。
レインが半グレの的にかけられていることを知ったミラベルは「青の水晶」を離脱し、コーネリアスが余計なことを喋らないよう監視して隙を見て連れて出ること、情報アドバンテージを駆使して「レインの強化付与能力は実は大したことがない」という虚報を広めることを目的として半グレに接触。
しかし半グレに接近するにあたって「レインに恨みがある」と偽ったことから、半分に「救いが必要な孤独な者」と本心から同情されてしまい、ミラベルの服に強化付与がされておらずスパイでないことが証明されたこともあって半グレに加入させられてしまう。
以降はミラベルの真意を察したエルシーと密会し、残りの情報操作をエルシーが進めつつミラベルは半グレ脱退の機会を窺うことになる。
しかし、半分が暗殺の母と接触したことで「ミラベルこそグレンダ殺害の真犯人」という真実が露見。
一転して追われる身となったが、同時期に真実を知ったエルシー決死の奇策によって半グレから足抜けすることに成功した。
クッキー
半分が飼育している犬。
半分とはよく一緒に散歩やキャンプに出掛けており、どんぐりほどではないが犬種が判らなくなるほどの深刻な作画崩壊を起こしているため懐いている様子。
半分も散歩の際にはエチケット袋を準備していたりと飼い主としては割と立派だった模様。
半グレが討伐対象となり、追われる身になってからは飼育が困難になったためペットショップに引き取られる事となった。
顛末
レインの身柄を手に入れることで、ついでにゼルージュ王国を転覆させる計画を立てた半グレ。
だが、王国も彼らを討伐すべく早々に本腰を入れて動き出してしまい、「国」VS「半グレ」という字面からして絶望的な構図が始まる。
冒険者権限が剥奪され討伐対象となった半グレは、国王軍や冒険者ギルドは勿論のこと賞金稼ぎや暴力団といったウラ側の組織すら牙を向けられる。半グレの首を狙う者の中にはかつて共闘した暗殺の母の姿すらあった。
誇張でもなんでもなく国の全てが敵となった半グレに未来はなかった。
各地で繰り広げられる交戦を何度も退けるが、その度に能力の情報が割れていき、徐々に確実に破滅へと歩みを進めていく。
レイン拉致作戦が開始されたと同時に半グレ討伐戦は佳境に入る。王国に完全包囲された反逆者達は一人また一人と命を狩られていき――
……「残った人」の「セカンドライフ」を送った生存者の述懐だけで丸々1話使った半グレ編完結エピソードとなる第47話は、
「原作に影も形もない要素で構成されたストーリーの原作に影も形もない集団のいち脇役の未来にだけフォーカスした話」というもう原型がないの一言では済まないくらいの内容だが、ピカレスクロマンの結末を描いた、本作でも屈指の名エピソードとして話題を呼んだ。
「じゃいーや 行くぞぉ!!!」
「まかせろお!!!」
「ハハハッ」
「やれえええええ」
「追記・修正してまた会おう!!!」
- 「チート付与魔術師」という略称はあまり聞きませんし、項目名を「半グレ(チート付与魔術師)」から「半グレ(チー付与)」に変更することを提案します。 -- 名無しさん (2024-09-21 16:04:14)
- 1人1人強キャラだったし駆け引きとか読んでて面白かったし決着を楽しみにしてたけど、終わってみれば悪役とはいえ悲しさや虚しさだけが残る辛い結末になって、そういう意味で「こいつらは何の為に生きてたんだ」と思った -- 名無しさん (2024-09-21 16:29:35)
- 力入ってる記事だけど顛末のところエピソード項目に片足突っ込んでない? -- 名無しさん (2024-09-21 17:14:45)
- 読んだ事無いのにゲラゲラ笑ってる -- 名無しさん (2024-09-21 17:27:42)
- 1から10まで半グレ編全部ネタバラシするのは流石にどうかと -- 名無しさん (2024-09-21 21:16:01)
- 「顛末」はちょっと丸ごと書きすぎでは… -- 名無しさん (2024-09-21 23:33:05)
- 顛末をだいぶ削りました。コメントアウトに残すのもちょっと危ないかなと思ったので、戻したい方は申し訳ありませんがバックアップからコピペしてください。 -- 名無しさん (2024-09-22 00:17:13)
- タケの顛末もそうだけど、それに至る過程も書きすぎなのでは。ほぼエピソード項目と言っても差し支えないぐらい。 -- 名無しさん (2024-09-22 01:21:04)
- まあこれ以上は議論場の方で話せばいいでしょ -- 名無しさん (2024-09-22 04:58:50)
- そもそもルールではこのあたりは「『エピソード主題の項目であること』のみを明確に禁止して、あとの問題は管理人判断」としているので、明らかな原作・原文の丸写しでもなければユーザー側で議論や対処する必要はあまりないのでは?と思うけど -- 名無しさん (2024-09-22 05:57:24)
- なろうコミカライズ作品の中でも屈指の魅力を放ったライバル組織 -- 名無しさん (2024-09-22 06:54:55)
- 鉄血の鉄華団とか本当はこの半グレぐらいのラインで描写するべきだったな。それならあの結末でも批判は来なかった -- 名無しさん (2024-09-22 08:41:14)
- 興味でたから読んだけど全然笑え…いや面白いけどめちゃくちゃカッケェな半グレ達…なろう系の皮を被った少年漫画の悪役だよコイツら! -- 名無しさん (2024-09-22 10:45:34)
- ↑2ガンダム作品と思い込んでるヤクザもどきの話するな -- 名無しさん (2024-09-22 12:04:37)
- 項目名のかっこ内は正式名称が良いとおもいます -- 名無しさん (2024-09-22 16:47:12)
- ↑こち亀とか転スラとかキャラ項目略称だしこれでいいと思う -- 名無しさん (2024-09-22 19:56:08)
- もしアニメ化するなら半グレ編までは絶対やって欲しいわ。マジで最高だった。 -- 名無しさん (2024-09-22 21:43:31)
- ↑2 タイトルは正確な方が良いなと思ったので「半グレ(追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~)」で立てようとしたら文字数オーバーでした。そして冷静になってみるとタイトルが長いとリンク貼る時とか見づらくて仕方ないので短くしました -- 名無しさん (2024-09-22 23:27:51)
- ↑返答ありがとうございます。なるほど試したのですね。項目名を見たとき半グレさんの職業がチート付与魔術師に感じたので。 -- 名無しさん (2024-09-24 00:31:52)
- ↑1↑2↑4↑5一般的な略称は「チー付与」ですし、そのほうが今よりもさらに短くなるので一番上で項目名を「半グレ(チー付与)」に変更することを提案しました。とりあえずあと一週間待って反対意見が出なければ変更します。 -- 名無しさん (2024-09-25 19:18:36)
- ソウタの能力だけ作中でも際立ってハズレ感がすごいんだよな。代償が重すぎる割りに植物自体には特殊な能力は無いし、そのせいか使い方も力技になりがちで余計に消耗が重くなってる感ある。敢えて利点を挙げるなら、地中からの襲撃になるから不意打ちがし易いってことくらいかな -- 名無しさん (2024-09-27 05:02:32)
- ↑読者の憶測レベルではあるけど本質的には「生命力の譲渡」で植物以外にも有効なんじゃないかって説はあるね 死んだはずのタケが蘇生したりその後も死ねなかったりしてるのはそういうことなんじゃないか、とも -- 名無しさん (2024-09-27 10:11:48)
- 植物を成長させたり操ったりするのってよくある能力だけど、冷静になって考えると命を意図的に操作するというかなり冒涜的な能力だから自分の寿命をコストにするのは納得できる -- 名無しさん (2024-09-29 00:40:12)
- 「反逆後の6人」ってめちゃくちゃカッコイイな、半分の「半」と「反」が掛かってるのもセンスある、執筆者は特に意識してないで文字通りの意味の仮称として書いただけだろうけど -- 名無しさん (2024-10-01 02:34:54)
- 一度国外に逃れた半グレ二人もA級だったし、全構成員が残った6人と同程度の実力者だとすると最初から全員で王座狙いに行ってたら本当に国家転覆もできたかもしれんと思ってた -- 名無しさん (2024-10-01 21:08:11)
- ↑続 けど保持者が出張って本気でやってたらやっぱ潰されたかなとも思う 波以外にも最低でももう一人保持者いるし -- 名無しさん (2024-10-01 21:09:55)
- 反対意見が出なかったので、項目名を「半グレ(チート付与魔術師)」から「半グレ(チー付与)」に変更しました。 -- 名無しさん (2024-10-04 14:44:46)
- ゼルージュ王国が本腰入れてやればはその通りなんだが、元々は敵じゃなくて使える味方(国内トップ5ギルドの主力)だから内輪の潰し合いなんだよね -- 名無しさん (2024-10-18 00:50:36)
- 最初は単なるトンチキの一要素かと思ってたらメンバー全員が散り様すら天晴な名悪役になるとは…特にタケの末路は美しさすら感じる -- 名無しさん (2025-01-15 12:12:51)
- 半分のラストスタンドが最高にかっこいい。スカーフェイスのトニー・モンタナを彷彿とさせる死出の花道。 -- 名無しさん (2025-03-08 00:11:15)
最終更新:2025年03月08日 00:11