八奈見杏菜(負けヒロインが多すぎる!)

登録日:2024/10/06 Sun 04:30:00
更新日:2025/04/05 Sat 21:23:05
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「あのね、温水君。女の子は二種類に分けられるの。幼馴染か、泥棒猫か」




出典:負けヒロインが多すぎる!、1話『プロ幼馴染八奈見杏菜の負けっぷり』、2024年7月~9月まで放送。
A-1 Pictures、アニプレックス、小学館「ガガガ文庫」、©雨森たきび、マケイン応援委員会




八奈見杏菜とは、雨森たきびによるライトノベル作品『負けヒロインが多すぎる!』の登場人物。



【プロフィール】

誕生日…11月29日(いい肉の日)*1
身長/体重…156cm/??kg
マイブーム…ラーメンの食べ歩き
好きな豊橋グルメ…なめし田楽*2
子供のころの夢…お嫁さん
CV:本泉莉奈(オーディオブック版)/遠野ひかる(アニメ版)



【人物】

本作の顔である「負けヒロイン」の一人にしてメインヒロインでもある。
ツワブキ高校1年→2年で、主人公・温水和彦のクラスメイト。
10年以上想いを寄せていた幼馴染を転校生兼親友にたった2ヶ月で取られてしまった「負けヒロイン」で、その一部始終を見られたことから和彦との出会いもはじまる。

肩まで掛かるゆるふわセミロングの可愛らしいルックスをしており、明るく愛嬌のある性格。
それゆえ友達も多いクラスの人気者で、男子からの人気も高い。
実際に杏菜に好意を抱いているらしき男子クラスメイトも登場しており、活動停止にされた『鳥を見る会』が取り扱っていた杏菜の盗撮写真も8枚の売上を記録したとのこと*3

さらに可愛らしい見た目には不釣り合いなほどに立派なもの(公式設定でEカップ)を持っている。同時に1年男子の決める隠れ巨乳ランキング1位にランクイン。
負けヒロインズの中でもひと際大きく、原作ラノベ1巻の水着・2巻のお風呂・7巻のウェディングドレス姿では目を見張る谷間、4巻でもTシャツ姿ではあるものの見事な乳袋が見られる。
ただし中半身の部位も相応に気になってきているとのこと。



…とまぁ見た目だけなら紛うことなき美少女。
しかしその実態は、素材は優秀だがそれ以外で台無しになっている、負けた理由もかくやと思えるほどの残念ヒロインだった。

まず最大の特徴としてドが付くほどの大喰らいで、登場するたびに何かしらを食べているレベル。
登場人物の中でも群を抜いて食への執着が凄まじく、作中の一部でも
  • 初めて喋る異性のクラスメイト前でフライドポテト、ハンバーグ、パンケーキ、サラダうどんを愚痴りながら食べる。そして自分はお金を持ってきてないので立て替えてもらう
  • 「糖質について考えたの」と言いだした矢先に五平餅*4を食べる。アニメだと口にタレをつけたまま涎を垂らし爆睡するさらに残念な姿を見せている
  • 檸檬の祖母の寿司の出前を取る提案に目を光らせ、社交辞令で断ろうとする和彦を力ずくで抑え込んで黙らせる*5
  • 「軽く食べといた方が胃腸が動いて、たくさん食べれる」って言ってるのに「じゃあチーズ牛丼とか食べといたほうがいいかな」と「軽く」の意味が分からなくなる返答
  • 和彦が部員全員用にと持ってくるお菓子も、いの一番に食べ始める。第三者に渡すものでも構わずぶん取って食べる
  • 幼少期に蓮華を花ごと食べる*6
  • どうみても食べ歩きに適さない食品を持ち歩く(ジャム、バター等)

…等と枚挙に暇がない。

流石に自身でも食べすぎな点は自覚しており、本人なりにダイエットに励んでいる模様。
しかしダイエットの内容が毎回頓珍漢で、そのたびにちょっと何言ってるか分からない屁理屈をかましては到底ダイエットとは思えない食事を取り、和彦にツッコまれるのが恒例となっている。
以下八奈見流ダイエットの一部

  • 「サラダは太らない」から〆に豚しゃぶサラダうどん
  • 間食の回数を増やすダイエットのためにお菓子を食べる
  • 4人いる部屋でポテチ食べてるからカロリーも4等分
  • 出汁用の固い昆布をフライドチキンと思い込みガジガジ齧る
  • 流石に最近食べ過ぎと判断し、妥協してお茶(抹茶わらび餅クリームスムージー)で済ます
  • ↑のカロリースイーツでも「抹茶」「スムージー」の要素が痩せそうだからカロリーを裏返す

そういった食事事情だからか、ヒロイン組の中で唯一体重が隠されている。
100㎏超えのマグロを「私二人分以上」と例えた際に和彦から「サバ読んでない?」とツッコまれたら「温水君、四捨五入って知ってる?!」と怒ったり、
和彦の体重(52㎏)に動揺したり、「私より体重が…」と発言していたことからそれ以上なのは確か。

弁当を作ってきたように自身でも最低限の料理はできるが、あまり得意ではない模様。
作中で評判が良かったのはオムライス+ホワイトソース(※賞味期限切れ)程度で、包丁さばきも普通(程々に危なっかしい手付き)。
むしろ和彦が思いのほか料理が上手いことが判明した際には少し自身を卑下したほど。

内面も普段は明るく人当たりも良いが、ごく一部の人にのみ見せるその内心は非常に嫉妬深い性格。
劇中では主に華恋と和彦に対して頻繁に嫉妬心を向けており、巻が進むごとに肥大化しているようにも見える。
さらに和彦に関しては(恋人でないにもかかわらず)彼が他の異性と交流する様子を面白くなさそうに睨みつけたり「文芸部は恋愛&お触り禁止」と勝手にルールを押し付けて牽制したりと、意中の相手はかなり束縛するタイプと見て取れる。

そのくせ自身の恋愛観はかなり奥手で、好意を抱いていた草介にも数十年間告白できなかったほど。
それどころか「周りからは付き合ってるように見える」立ち位置に胡座をかいていた素振りも見せ、結果は前述の通りである。

…とこう書くとただの大喰らいな我儘みたいに見えるが、それは否定しないものの実際は心を許し切った相手には遠慮がないだけで、むしろ杏菜自身は他人との距離感はかなり考えている方。
実際クラスで話す友達にはこれらの奇行は鳴りを潜め、失恋後も何事もなかったかのように振舞っている。
あれだけ振り回していた和彦に対しても立て替えの件を解消された後の部室では非常にドライに接しており、良くも悪くもメリハリがあると言える。
「無理矢理周りが進んじゃうから、こっちも進むしかなくなっちゃうの」とは杏菜の弁。
そもそも失恋したのも、元はと言えば自分で草介に華恋を追いかけるよう説得した自己犠牲があったからという点も忘れてはならない。

和彦と同じ文芸部に所属。しかし入部前は何をする部活かすら分かっておらず、「私だって、花とか好きだよ」「昔、羊毛フェルトをやってたんだよ」と園芸部や手芸部と勘違いしていたほど。
半ば失恋からの隠れ蓑感覚での入部となったが、その役割を終えた後も退部することなく部活動に励んでいる。
とは言え友達が多く放課後の人付き合いもあるため、部室に来るのは少なくとも高1時点では週1~2程度。登場回数が高いため毎回いると勘違いしそうになるが、あくまで作中の話はたまたま杏菜が部室に来ているときの内容をピックアップしただけと言える。

入部後は文芸部活動報告で自身の私小説を執筆開始した。アニメでは残念ながらカットされているが、原作では物語の幕間として度々載せられている。
主人公のA子ちゃんがコンビニ飯に舌鼓を打ちながら憧れの〇〇君に声を掛けようと奮闘するショートストーリーで、途中からは(A子ちゃん曰く)なれなれしい××君、後に〇〇君と付き合いだすJ子ちゃんも出てくる。
A子ちゃんはよく食べる、××君は人の食べかけが苦手、A子ちゃんの見てる先で仲良くする〇〇君J子ちゃん…とここまで言えばそれぞれモデルが誰なのかは自ずと分かってくるはず。

自身の経験もあってか、幼馴染の恋には異様に寛容で、逆に後から男にすり寄ってくる女には「泥棒猫」と厳しい姿勢を見せる。
目の前で幼馴染との失恋が確定した檸檬と傷を舐め合ったり、逆に古都と言う幼馴染がいる慎太郎に恋をしている知花と初めて会ったときにはハイライトの消えた目で睨んでいた。

成績は2学期期末時点で135/228位と中間程度。和彦ほど高順位ではないものの檸檬のように追試に頭を抱えている描写も無いことから、特に勉学面で困ってはいない模様。
ツワブキ高校自体偏差値が市内一の進学校なため、少なくとも一般的な高校生よりは上澄みな方だと思われる。

家族構成は父・母の一人っ子で、どちらも7巻時点では未登場。
共働きなようで、母は市役所勤務で作中でもたびたび杏菜を車で送迎している。
父に関しては謎が多く、働いてはいるらしいが杏菜自身も詳しい内容は知らない。
さらにある月の給料が素麺で現物支給されたこともあり*7、一時期八奈見家では末端価格30万円分の素麺を抱えていた。
やろうと思えば杏菜が帰って来るまで永遠とバーベキューできたり、凄い量のジャムを持って帰って来たりと謎は深まる…。


【人間関係】

■温水和彦

本作の主人公にして、文芸部の仲間。
たまたまファミレスにいた和彦に杏菜が振られたところ(+草介のストローを咥えて間接キスしたところ)を見られたのが出会い。
ほぼ初対面の異性にもかかわらず愚痴を挟みながらやけ食いし、その際に立て替えてもらった料金を返却する代わりに金額分の弁当を作ってくる約束を(一方的に)立てて、奇妙な関係がはじまる。
一度は和彦が杏菜の評判を気にして関係を解消し疎遠になるが、草介との一件で復縁し以前みたいな友達兼部活仲間として仲良くやっていくことになった。
ちなみに杏菜は和彦が唯一口頭で友達申請をした人物でもある。…が、杏菜はこの友達申請を初見時に「告白」と勘違いしたうえに、勝手に「和彦からの告白」に拡大解釈し後々まで引っ張ることに…。

お互いにそれぞれを「良き相棒」と言える存在で、作者自身も二人の関係をそう表現している。
普段から部室等で他愛ない話をしたり、二人でちょくちょく出かけたりと日頃からよく絡んでいる。
最も恥ずかしいところを見られたこともあり、杏菜にとって気を遣わず素になって愚痴れる和彦は重要な存在となっていく。
杏菜自身はモテるため失恋後も声をかける男子はいたのだが、「しばらく男子はいい」と言っている中しばしば一緒になる唯一の男子なことから、如何に杏菜の中で和彦がイレギュラーな存在かが分かるだろう。
そして和彦がデリカシーのない発言をしたり自身の望んでいた言動をしなかった際には呆れながら「そういうとこだよ温水君」と本作のキラーワードを囁くのも定番の流れ。
控え目に言って距離感がバグっており、草介のストローには赤面しながらした間接キスも和彦のは顔色一つ変えなかったり、卒業式の際にも「泣くときは私の胸、貸したげよっか」胸のサイズに比例して大胆なことを言ったり、驚いて思わず抱き合ったりと凡そ普通は異性の友達にはそうそうしないようなスキンシップを取っている。
前述の通り杏菜はどちらかと言えば相手との距離感を考える方なのだが、和彦に対しては驚くほど遠慮しない。
また、和彦が行き詰まったら要所要所で隣に立ち、心の支えとなる場面もちらほら見受けられる。
作中でも夜中に走りに行った檸檬の元へ行くよう背中を押したり、知花に拒絶されて途方に暮れていたら何も聞かずに長時間隣にいたり、華恋たちとの約束をドタキャンしてでも和彦に付き合い励ましたりと彼女なりの親愛が見て取れる。
二人のその姿を見ている読者からは相棒どころか「熟年夫婦」の域に達していると評されることも…。
バレンタインでも部室で見せたドラゴンボールサイズのチョコとは別に、和彦どころか読者すら気づかない形で華恋と一緒に作った手作りチョコを渡している。

恋愛方面で和彦をどう思っているかは現時点では不明。
しかし初期の頃は普通の異性の友達程度の仲だったものが、巻が進むごとに距離感が近くなっているのは確か。
特に4巻以降は和彦が自分以外の異性と仲良くすると決まって不機嫌になり、相手が誰だろうが嫉妬心を剥き出しにして和彦へ不満を口にする。
「文芸部は恋愛禁止」「抜け駆け禁止」と勝手に決めたルールを押し付けて、他の異性に寄り付かせないよう牽制するのも様式美になっている。
逆に和彦が自分に見とれてたり嫉妬している(と杏菜が勝手に思い込む)と、ニヤニヤ笑ったりと分かりやすく上機嫌になる。
一応現時点では檸檬にも「私そういうんじゃないからね?」と真顔で否定しているため、これを信じるなら明確な好意は抱いてないことになるが…?
実際に異性として意識しているのか、はたまた単に居心地の良い居場所を取られるのを嫌がっているだけなのか…。
今後の掘り下げに期待したい。


■焼塩檸檬

文芸部の仲間にして負けヒロイン仲間その1。
ともにクラスカースト上位&幼馴染に恋をしているという事情もあってか、すぐに意気投合をする。
杏菜とは別ベクトルでスタイルも良いため、1巻の海水浴や2巻の風呂シーンでは巨乳・むっちり派(杏菜)とともに美乳・スレンダー派を満足させた。
勿論友達として大事に思っており、光希とのお出かけを尾行する際も「いざって時にさ。檸檬ちゃんを守ってあげられるのも、叱ってあげられるのも。私達だけでしょ?」と受け止める度量も持っている。
檸檬が陸上部と文芸部の退部を賭けて和彦と競争をすることになった際も、和彦が負ければ廃部の危機にもかかわらず知花とともに檸檬の味方をしたほど(ただし味方化した理由は知花より私情優先気味)。
それはそれとして和彦と良い感じになりそうだったら牽制はする。


■小鞠知花

文芸部の仲間にして負けヒロイン仲間その2。
初対面時は文芸部部長且つ古都の幼馴染の慎太郎に恋をしていたことから「泥棒猫」呼ばわりしたものの、合宿を通してすぐに打ち解ける。
その後も先輩らが引退、檸檬は陸上部、和彦は別件と言う形で部室に取り残される場面も多々あり、2人で行動することも比例して多くなる。
泣きながら自身のクラスに来たら優しく抱き留めたり、2年に進級して同じクラスになった際に華恋と一緒にじゃれ合ったり、杏菜なりに可愛がってる模様。
大切な友達として文化祭準備後に和彦と話した際も知花の心の内を代弁したり、安否を心配する等優しさを見せる。
また、文化祭では部室で休憩しようとする和彦・知花に呆れつつ、和彦に知花のエスコートを命じ、文化祭を楽しんでくるよう二人を見送った。


■温水佳樹

和彦の妹。初対面は夏休み中に訪れた温水邸。
素麺を渡すついでにカレーと梨をご馳走になり、ついでに佳樹も杏菜に面接を行なおうとしていた。
杏菜は初対面だったが、実は文芸部の合宿の際に佳樹もツワブキ高校と桃園中学校の生徒会合同合宿で同じキャンプ場におり、その際に遠目から杏菜と和彦を観察していた。
前述の通り杏菜は一人っ子なため、佳樹のような兄弟・姉妹の存在は少なからず羨ましく感じているとのこと。
当初はいきなり抱き着かれたり嫌々お姉ちゃんと呼ばされたりと佳樹自身も辟易していたが、後に仲良くなりいつの間にか連絡先も交換していた。和彦の情報を抜き取る際に重宝することに。


■袴田草介

杏菜の幼馴染にして12年来の想い人。
しかし前述の通り、華恋を追いかけようか葛藤している背中を後押ししてしまい、叶わぬ恋になってしまった。
一応華恋と交際を開始した後も以前通り友達としての関係を貫いているが、そのたびに無意識に華恋とイチャつく姿を見せられ*8心にダメージを負い和彦に愚痴るまでがセットとなっている。
「草介経由で家族にバレるのが嫌」とのことで、杏菜の私小説は読めていない。


■姫宮華恋

杏菜の親友にして、塩を送ってしまった恋敵。
お互いに親友と呼び合うほどには仲が良く、頻繁に一緒に遊んでいる。
しかし付き合いたての頃は和彦に二人の愚痴をこぼす際にはしばしば「乳牛女」「悪魔」と恨めしく呼んでいた。
最近は振り切ったのかそういう素振りは見せず、以前のように親友同士仲良くしている。その割には理由は不明だが隙あらば「縁切り」のパワースポットを訪れたりしている
草介が彼女と結ばれた件は相当トラウマになっており、作中時間で約8カ月過ぎた6巻時点でも「私、いまでもうなされてるからね?」と発言していたり、
アニメ最終話では二人の下品(直球)なアイスの食べ方を見て何とも言えない顔になったり、終いには邪魔が入らないはずの自身の妄想内でも負けたりと長いこと杏菜の傷口を抉ることに…。
また杏菜と和彦が付き合っていると勘違いしていたことも。まぁ2人の距離感考えるとそう見えても何らおかしくないし…
杏菜が書いている小説の登場人物のモデルにもある程度気が付いている。


■白玉リコ

文芸部に仮入部することとなった、1年生の後輩女子。
「1年生からの評判」「停学処分を受けていたこと」「田中先生との口論」「和彦のデレデレした態度」等から当初は疑いの目を向けていたが、
最初は行く気なかったが和彦がリコと二人きりになると分かった瞬間掌を返して行くことにしたイオンモール豊川へ遊びに行ったのをきっかけに何だかんだ女子同士と言うこともあり仲良くやっていた。
その後リコのとある計画に和彦がうっかり協力する旨の返事をしてしまい、当然内容が内容だけに最初は拒否するがリコの反応的に後に引けない状態に。
そして、何だかんだと短期間のダイエットに励んだりリコに変装したりと計画を手伝うことになるのだった…。
とは言え、流されるままに加担したという訳でもなく、放置すればリコは何をしでかすか解らない故に計画の範囲で気が済むのならばそちらの方が良いときちんと事態を把握した上でのことである。
リコに危うさを感じながらも自分にはない行動力を持っている事に関しては羨ましく思っており「私もあのぐらい無茶出来たら、何か違ったのかなって」と複雑な感情を吐露している。
ちなみにリコは体質的に太りにくい身体らしく、普段は少食だが痩せないように小まめにソフトキャンディを食べたり、たまに寝る前にケーキを食べたりしているとのこと。
そしてそれを聞いた杏菜は色を失いうつむいたまま動かなくなってしまった。こういう話を普通にしちゃうなら女子から嫌われるのも納得かもしれない


【主な台詞】

・「ありがとう。ごめん、温水君のことちょっと誤解してたみたい」

・「知らないの?甘いものってダイエットの天敵なんだよ」*9

・「浮気だよ?(原作版)」

・「う゛わ゛き゛た゛よ゛ッッッッッ!!!!??(アニメ版)」

・「太ってません。八奈見ちゃん一年ぶり15回目のナイスバディです」

・「ツナマヨは人類の英知だよ。考えた人には八奈見賞をあげちゃいます」*10

・「…私がいるじゃん」

・「温水君、抜け駆けは禁止だからね?」

・「でもわりと癖になるというか、土壁みたいな食感が懐かしいというか」

・「集合的無意識ってやつだよ。温水君が気付いてないだけで、実はあれは告白だったの」

・「え、幼馴染なのに罪に問われるのっておかしくない……?」


【余談】

アニメでは、遠野ひかる氏の熱演により可愛さ(二つの意味で)に拍車がかかり、結果アニメヒットの片棒を担ぐ存在となった。
1話の時点でコーヒー吹き出しから笑顔のちくわ丸かじり*11まで豊かな表情とそれに合わせるような特徴的なボイスにより、視聴者に存在感を見せつけることに成功した。
特に5話で見せた「う゛わ゛き゛た゛よ゛ッッッッッ!!!!??」は多くの視聴者の頭に刻まれ、アニメにおける杏菜の代名詞にすらなっている。
さらにこのシーン、JR東海とのコラボにより名古屋駅の大スクリーンで流されていたため、数多の名古屋駅利用者に見られることに…。
元々作画が良好なアニメだが、心なしか杏菜周りは輪をかけて作画が良くなる傾向にある。
出番が少ない回でも何かしら爪痕を残しており、アニメスタッフに愛されている結果なのかもしれない。

オーディオブック版の本泉莉奈氏verはアニメ版より知名度は低いかもしれないが、アニメより先に配信された元祖八奈見杏菜なため気になる方は是非。
アニメ版より幼さが残った正統派な美少女寄りの声となっている。

アニメ放映中にとあるサイトで行なわれた非公式の人気投票では、得票率53.8%と圧倒的な得票率を見せて断トツの1位となった。
全体の半分以上の時点でも末恐ろしいが、2位の檸檬でさえ11.9%と4倍以上差を付けられている文字通りの圧勝と見せつけた。*12

そしてアニメ放映終了から約2か月後に発表された「このライトノベルがすごい!2025」において、総合・イラストレーター・男性キャラクター部門にて負けインが1位を総なめする中、女性キャラクター部門にて杏菜も見事2位にランクインした。
激戦区の女性キャラクター部門で上位にランクインしたこと自体はめでたいが、問題はこの「2位」と言う順位。
「負けヒロイン」である杏菜のキャラ造形に余りにもマッチした順位となっており、男性キャラクター部門1位を獲得した和彦並びに4年連続1位の正真正銘勝ちヒロインを差し置いてXのトレンドに上がるほどの存在感を見せつけた。
さらに公式Xアカウントでも特段目立たせて紹介されたり、記念PVでも半ばオチ扱いだったりと徹底的に擦られることに。
ちなみにその際にいみぎむる氏によって書き下ろされたイラストが、1位の和彦と腕を組みながら笑顔で人差し指を立てるツーショット。
和彦等の1位を純粋に喜んでいるのか、はたまた自身が2位という事実に気付いていないのか…と雨森氏も自身のXアカウントでイラストをリポストしながら考察をしていた。

さらに、アニメ公式サイトでは作中に杏菜が食べた食品のカロリーを計測する「八奈見杏菜のカロリーメーター㊙」なるページが存在する。
あくまで「本編で見れる食事シーン」だけでの統計な点に留意。
出番の差で左右はするものの、全話通して半分以上の回が一般的な女子高生の一日の摂取カロリー目安(約2,300kcal)を超えている。
特に原作2巻前半に該当する第5話は、「一生分食べた」と漏らしていた素麺だけで38,808kcal(126人前)を稼いでおり、合計42,266kcalと頭一つ抜けた数値を叩き出している。
素麺のインパクトにばかり目が行くが、それ以外も6話の寿司47貫*13、11話のカレーパン7個と原作以上の食いっぷりを見せることとなった。

後に同じくアニメ公式サイトにて、「八奈見杏菜先生のなんでも相談室」なるページも開設。
こちらはタイトル通り、投稿フォームから寄せられた悩みを杏菜に相談するコーナー。ちなみに得意分野は恋愛相談とのこと。
意外と悩みには丁寧且つ真面目に答えているが、所々に自身の価値観や胃袋事情が剥き出しになっておりあまり参考にはならない。

漫画版でも大きく内容は変わらないが、原作1巻範囲の1巻〜3巻で表紙を飾ったり、休載時等のイラストでも多く書かれたりとかなり優遇され、メインヒロインの貫禄を見せている。
いたち氏の柔らかいタッチや人外化するレベルの顔芸がゆるふわで表情豊かな杏菜のキャラとマッチし、原作以上の可愛さをアピールすることに。

全くの偶然だが、別作品のラブコメ杏奈という漢字は違うが同じ読みの名前で大食いのスタイル抜群なメインヒロインが存在する。
同じメインヒロインではあるものの、あっちの杏奈は主人公と結ばれる勝ちヒロインと言う対比になっている。
ちなみに、作者の雨森氏は同作のファンでもある。



追記・修正は2週間で素麺126人前食べた方でお願いします。

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最終更新:2025年04月05日 21:23
添付ファイル

*1 奇しくも、本作のイラスト担当であるいみぎむる氏も同じ誕生日である。

*2 菜飯田楽。愛知の郷土料理である味噌田楽に、刻んだ大根の葉を混ぜ込んだご飯を添えた豊橋市の郷土料理。

*3 檸檬はその倍の16枚で、華恋はさらにその倍の32枚。

*4 うるち米を餅状になるまで潰し、串に刺し味噌ダレを塗って焼いた中部地方の郷土料理。ほぼ同じ作り方の秋田県の郷土料理・きりたんぽが存在するが、味付けはせずに鍋の具等にするのが一般的なきりたんぽに対して最初から味付けされているのが五平餅と区別されている。

*5 原作だとクッションを顔に押し付け、アニメだと和彦に覆いかぶさるように口・両手を押さえつける。漫画だと和彦に跨りきわどい位置に腰を置くさらに大胆な構図となっている。

*6 本来はがくを取り除いた花の後ろ側から蜜を吸うのが一般的。

*7 今日の日本では、現物支給は労働基準法第24条にて違法とされており、賃金は原則当事者に通貨として支払うよう義務付けられている。例外的に認められる場合もあるが、少なくとも食べ物そのものが認可されるケースは極極稀。

*8 ポイントカード共有したりナチュラルに同じ道を帰ったりと「細かな点」を杏菜が意識して勝手にダメージを負っているだけで、草介・華恋カップルは場を弁えなかったり人前で見せつけたりはしていない。と思われていたがアニメ最終話では…

*9 この後すぐにパフェも追加注文する。アニメだと微妙にムカつく顔なのもポイント。

*10 現実のツナマヨの考案者はセブンイレブン商品開発担当の(1983年当時)小学生の息子さん。

*11 このとき食べてたのは豊橋名物ヤマサのちくわ。アニメで食べられたのを記念して、実際に特製ブック型パッケージ入りのコラボ商品「食べて輝け!八奈見さんのおすそわけセット」が発売された。現在でも直営店とオンラインショップで購入できる。

*12 ちなみに和彦は得票率5.7%で6位。主人公ェ…

*13 参考程度に和彦は握り6貫と稲荷1個で打ち止めだった。