登録日:2024/12/13 Fri 17:33:00
更新日:2024/12/19 Thu 23:02:19
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『
マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!』(
Mario vs. Donkey Kong 2: March of the Minis)は、
任天堂の
ニンテンドーDS向けゲーム作品の一つ。
日本では2007年4月12日に発売されたが、北米では2006年9月25日に発売されており、
ダイパと発売時期が互いに入れ替わった格好になっている。
ミニマリオをゴールに導いてください。
しかけぱずる
NINTENDO DS
マリオVS
ドンキーコング2
●ミニミニ大行進!●
前作とは打って変わって、静かな印象のCM。
概要
マリオvs.ドンキーコングシリーズの第二作目。
前作とは異なり、本作ではミニマリオやステージ上の仕掛けをタッチで操作しゴールまで導くというのが基本のプレイスタイルとなっており、パズル要素が強くなった。
また、自分でオリジナルステージを作れる「ステージエディット」の機能を新たに導入。
作ったステージをフレンドと交換することもできた。
以降、2024年にSwichの初代のリマスター版が発売されるまで、本シリーズの作品はいずれも本作と同じくミニマリオを導くタイプの物が発売。
このため、今作はシリーズのターニングポイント的な作品として位置づけられている。
2016年8月17日には
Wii Uでバーチャルコンソール版が配信された。
あらすじ
ミニマリオの大ヒットで儲けたマリオは、おもちゃのテーマパーク「スーパーミニマリオワールド」を建設。オープニングセレモニーにはマリオの友人のポリーンも出席していた。
ドンキーコングは彼女に一目惚れし、自身がモデルのおもちゃ「ミニDK」を渡そうとするが、ポリーンがミニマリオを手に取ったことで激昂し、彼女を屋上まで連れ去ってしまう。
マリオはミニマリオ達に命じ、共にポリーンの救出へと向かうのだった。
キャラクター
お馴染み主人公にして、おもちゃ会社「マリオ・トイ・カンパニー」の社長。
ミニマリオ達と共に、ポリーンを攫ったドンキーを追いかける。
本作のシステム上、出番はあまり多くない。
なお、本作以降、攫われるポリーンを助けようとするも間に合わず、ドレスの裾を破ってしまうのがお約束となる。
前作の後、マリオ・トイ・カンパニーで働いている。
ミニDKを受け取ってもらえなかったことで、ポリーンを攫ってしまう。
『
ドンキーコング(GB)』以来の登場となる元祖攫われ役。
ドンキーがミニDKを差し出していたことに気づかずにミニマリオを手に取ったことで、彼の怒りを買ってしまった。
ゼンマイ仕掛けの
マリオの人形。
前作以来ヒットを続けており、テーマパークでも主役に据えられている。
新たに登場したドンキーがモデルの人形。ミニマリオとはゼンマイの見た目が違う。
ポリーンがドンキーの差し出したこれを受け取らなかったのが彼の騒動のきっかけとなった。
メインゲームでは使えないが、エディタールームであれば使える。
こちらも新たに登場したおもちゃで、それぞれ
キノピオと
ピーチ姫がモデル。
メインゲームでの出番はほぼ無いが、やはりエディタールームであれば使える。
ゲームシステム
全8フロア+αの構成となっており、それぞれミニマリオをゴールに導くパズルステージが9つ、ドンキーコングと直接対決となるDKステージの計10ステージに加え、おまけのアタックステージが用意されている。
ステージの種類
パズルステージ
前述の通り、仕掛けを駆使してミニマリオをゴールに導くステージ。
ステージの各所にミニマリオがおり、一体でもゴールできればクリアとなる。
ミニマリオはタッチすると動き出し、再びタッチすると停止。スライド操作で方向転換やジャンプができる。
ミニマリオは高所から落ちたり、深さ2ブロック以上の水に落ちたり、敵やトゲに触れたりすると壊れてしまうので注意が必要。
各ステージには「ミニマリオカード」が一枚あり、全て集めると「MINIMARIO」の文字が揃い、アタックステージが解放される。
制限時間はボーナスタイム300秒+のこりタイム300秒の合計600秒。
スコアにはノルマが設定されており、クリア時に達成していればブロンズスター・シルバースター・ゴールドスターが手に入る。
一定の間隔(ミニマリオが最後にゴールしてから3秒以内)でミニマリオを連続してゴールさせること。ゴールしたミニマリオの数に応じて獲得できるスコアが1000→2000→4000→8000…と倍増していく。
各フロアのステージ3・7に登場する金色のミニマリオ。
最後にゴールさせると、ゴール時の獲得スコアが倍になる。チェインしていれば、その分も倍になる。
また、ゴール後のリザルト画面でいくつかのボーナスが用意されている。
タイムボーナス以外はステージ上のミニマリオの体数に応じて変化する。
ボーナスタイムが残っていると、残り時間×10が付与される。
ステージ上のミニマリオを全てゴールさせる。
全てのミニマリオをチェインさせる。
ミニマリオを一度も停止させずにゴールさせる。
ただしエレベーターに乗るときなど自動で止まる場合はセーフ。
DKステージ
パズルステージを全てクリアすると行くことのできるドンキーコングとのボスバトル。
ハンドルを回して大砲を動かし、ミニマリオを発射して上画面のドンキーに攻撃する。
奇数フロアでは大砲を平行に動かし、穴や土管などから顔を出すドンキーを狙う。
偶数フロアでは大砲の角度を変え、壁の反射を利用してリフトなどに乗って動くドンキーを狙う。
ドンキーのライフは全フロア共通で6、プレイヤーのライフはパズルステージでゴールさせたミニマリオの数の分となる。
アタックステージ
パズルステージでミニマリオカードを全て集めると解放されるおまけのステージ。
土管から顔を出すカタカタヘイホーをもぐら叩きの要領でタッチして倒す。ボム兵をタッチすると減点となる。
フロア
名前の通りキノコ王国を模したフロア。
壁や床に使えるピンクブロックや、ベルトコンベアやエレベーターなど、基本的な仕掛けが登場する。
南国のフロア。
カラースイッチとカラーシャッターといった仕掛けや、ゲッソーやカーニィローラーなどの海辺らしい敵が登場する。
無数の土管がある高原のエリア。
多数のワープどかんや、中央部を回して行先を変えられる回転どかん、水位の上げ下げができるバルブなどが登場する。
暗い地下通路のエリア。
壁や天井を歩けるマグネット床や、鉄棒の要領で高く飛べるローラーバーなどが登場する。
溶岩の流れる火山帯のフロア。
回収すると木を燃やせるファイアブロックや、三角飛びができるキャッチウォールなどが登場する。
その名の通りピーチ城を模したフロア。
レールに沿って動くリフトや、乗っているミニマリオの数に応じて天秤のように動くバランスリフトが登場する。
その名の通り
お化け屋敷のフロア。
飛び跳ねるろうそくや、押したスイッチの色によって足場にもなるゆーれい
ヘイホー、踏みつけても復活するミイラヘイホーなど、お化け屋敷らしい敵が多く登場する。
ドンキーの棲むジャングルを模したフロア。
最終フロアなだけあって、広大なステージに多数の仕掛けや敵が配置されている。
また、回収すると爆弾が設置できるボムブロックが登場する。
屋上で繰り広げられる、ドンキーとの最終決戦。挑戦にはブロンズスターが40個以上必要。
これまでのDKステージとはルールが全く異なり、ミニマリオを操作してステージを登り、上画面のマリオの元へと届ける。届けたあとはマリオがドンキーに投げつけてライフを削る。
本ステージではライフは互いに6となる。
エンディング後に登場する二つのステージ。B1はシルバースターが、B2はゴールドスターがそれぞれ40個以上必要。
どちらも初代『ドンキーコング』を模したステージで、ルールはFINAL BOSSとほとんど同じ。
B1ではステージにある全てのボルトを外せば、B2では巨大な樽をドンキーに落とせばクリアとなる。
エディタールーム
自分だけのオリジナルステージを作れるモード。
各フロアに出てくるパーツや背景がそれぞれ「キット」としてまとめられており、これを選んで作成する。キットはメインゲームの進捗に合わせて解放されるほか、ミニキノピオ、ミニピーチ、ミニDK用のキットもある。
作成し、テストプレイに合格したステージは、ワイヤレス通信やニンテンドーWi-Fiコネクションを使ってフレンドに送ることができる。
自作のステージは8個、貰ったステージは24個まで保存が可能。
追記・修正はドンキーコングからポリーンを連れ戻した人にお願いします。
- 初代のアクション路線が唐突に終了してまさかのパズルメインになるとは思わなかった -- 名無しさん (2024-12-13 20:03:34)
- コレの続編で見れるけどキノピオたちが大勢詰めかけてて、ミニマリオが欲しくて遅く来たドンキーにマリオが「あ?もう売り切れだよ、お前の分はねぇよ帰れ帰れ!」みたいな態度してるから、そりゃドンキーも怒るよなって…おもちゃ会社の社長ならそれを見越して在庫を目一杯用意しとけよと…(どさくさに紛れて多く持ってったキノピオもいるかもしれないけど…) -- 名無しさん (2024-12-14 14:22:17)
最終更新:2024年12月19日 23:02