マリオvs.ドンキーコング

登録日:2024/02/23 Fri 00:05:14
更新日:2024/04/08 Mon 09:08:54
所要時間:約 10 分で読めます




『マリオvs.ドンキーコング』は2004年5月24日に発売されたゲームボーイアドバンス用パズルアクションパズルゲームである。




概要

マリオvs.ドンキーコングシリーズの第一作目。
ミニマリオが初登場した作品となっているが、後のシリーズとは異なり『ドンキーコング(GB)』と同様にマリオを操作するアクションパズルゲームとなっている。
本作ではピーチ姫やポリーンといったヒロインは登場せず、代わりに二代目ドンキーコングが玩具工場から強奪したミニマリオを取り戻すために冒険するというストーリー。

カードe+リーダーにも対応しており、2004年の第20回次世代ワールドホビーフェアで配布されたもの1種類と同年に発売された月刊コロコロコミック8月号の懸賞で1000名に5種類がプレゼントされたゲームソフト本体に収録されていない計6種類のコースが存在した。

2014年にはWiiUでバーチャルコンソール版がリリース。
更に2024年2月16日にはNintendo Switch向けにリメイクされたものが発売され、リメイクによる変更点も本項目にて記載する。

キャラクター

お馴染み主人公。
本作ではイベントシーンになると英語+日本語字幕で明確にセリフとしてよく喋るのが大きな特徴。
またある場面ではキノピオたちと一緒にドンキーを指さして大笑いするという珍しい場面も。

初代から代わって新たにマリオと争うことになった二代目。
ミニマリオのCMを見て偉く気に入ったらしく一目散に玩具屋へと向かうが、既に売り切れてしまっていた。それでも諦めきれずに近くにあった工場を襲撃して大量のミニマリオを強奪してしまう。

  • ミニマリオ
本作で初登場になるゼンマイ仕掛けのマリオの人形。
あっという間に売り切れてしまう程の大人気の商品であり、後のシリーズではピーチやポリーン等種類も増えている。

キノコ王国の住人。
ドンキー襲撃の際にはいつものように逃げ惑う。
…しかし本作ではマリオと一緒にドンキーを馬鹿にしたり、どこからともなく巨大な樽を運んできてマリオをサポートしたり、更に今までの仕返しとばかりにドンキーの指を踏みつけてビルから転落させるなどただ慌てふためくだけではない場面も多い。
更にリメイクでは2Pとして赤色のキノピオが操作できるようになった。

ゲームシステム

基本的なアクションはGB版『ドンキーコング』と同様。
ギミック面ではハードがゲームボーイアドバンスとなったことでグラフィックがカラーになったことでのカラースイッチが登場し、それによって現れるブロックや足場を利用するパズルが大半を占めている点が特徴。
全6ワールド(Switch版では8ワールド)+VS.ドンキーコングの構成となっており、それぞれマリオを操作してミニマリオ救出を目指すパズルステージが6つ、時間内に6人のミニマリオをおもちゃ箱に連れていくミニマリオステージ、そしてドンキーコングと直接対決となるドンキーコングステージの計8ステージで構成されている。

ステージの種類

  • パズルステージ
前述の通りマリオを操作してミニマリオ救出を目指すステージ。
ステージは前半後半で分かれていることが特徴。
前半ではGB版のドンキーコングと同じくステージ内にあるカギを扉まで運ぶという内容となっているが、本作ではこれではステージクリアではなく扉の先にあるカプセルに入ったミニマリオの下に行きそれを持つとクリア。
またパズルステージ内には赤・青・黄のプレゼントボックスがあり、三つ全て集めるとマリオの残機数を増やせるボーナスゲームに挑戦できる。
ボーナスゲームの内容は欲しいプレゼントを選んで動くカーソルを止めるタイプとプレゼントを選んで上から押し潰そうとするドンキーコングの腕からプレゼントをシャッフルさせて守るタイプの二種類となっている。

  • ミニマリオステージ
パズルステージを6つクリアすると解禁されるステージで救出した6人のミニマリオをおもちゃ箱へと導くという内容。
おもちゃ箱はステージにあるT・O・Yの三つのパネルを集める必要があるが、これらはマリオが触れても獲得したことにはならずミニマリオが触れないと獲得できない。またミニマリオでしか通れない通路も存在する。
マリオはミニマリオをうまく誘導して三つのパネルを集めさせ、最終的に時間内におもちゃ箱にミニマリオを入らせた状態でおもちゃ箱を持つとクリア。
このステージではマリオだけではなくミニマリオも敵や棘などに触れるとやられてしまい、6人全員やられてしまってもミスとなる。全員をおもちゃ箱に入れなくてもクリアとはなるが、数が少ないとその次のドンキーコングステージでのライフが少なくなってしまう。
またおもちゃ箱が開封されていてもマリオが上に乗っていると閉じてミニマリオが入れなくなってしまい、全員入っていない状態でうっかり持ってしまうとミニマリオが残った状態でクリアとなってしまうので注意。
後述のエキスパートステージにはこのステージはなくなっている。

  • ドンキーコングステージ
ミニマリオステージをクリアすると行くことのできるドンキーコングとのボスバトル。
このステージのみミニマリオステージでおもちゃ箱に入れた数の分マリオのライフになり、攻撃が当たって全て失わなればミスとならない。ただしエキスパートでの一部のドンキーコングステージでは棘や溶岩・クラッシャーによる圧死等はライフの残量関係なく問答無用で即死してしまうので注意。
またミニマリオステージを経由せずに遊ぶことも出来るが、その場合だとライフは4で固定となってしまう。

  • エキスパートステージ/プラスワールド
すべてのワールドをクリアし、ドンキーコングとの最終決戦ステージをクリアすると、2周目としてより難易度の上がったエキスパートステージが解禁され、こちらもすべてクリアしてドンキーコングとの最終決戦に勝利すれば真のゲームクリアとなる。
こちらはステージにいるカギを持ったミニマリオを誘導して扉の下に連れていけばクリアであり、後半パートは存在しない。ミニマリオステージと同様にミニマリオがやられてしまった場合もミスとなる。

  • チャレンジステージ/エキスパートステージ
各ステージにはポイントが設定されており、それを上回るとスターが貰えるようになっている。このスターを一定数集めると更に難易度の上がった計12種類のステージを遊ぶことが出来るようになる。

ワールド

  • ワールド1:ミニマリオこうじょう/マリオ・トイ・カンパニー
ミニマリオを製造している工場内やその周辺。
最初のステージだけあって難易度は易しく、このゲームの基本を身に着けていくワールド。

  • ワールド2:ドンキージャングル
木々の生い茂るジャングル。ドンキーコングJR.から受け継がれたロープのギミックが多い。

  • ワールド3:ファイヤーマウンテン
灼熱の火山のワールド。
上昇するマグマ、足場になるが圧死の危険もあるクラッシャーなど全体的に危険な即死トラップや敵が増えてくる。

  • ワールド4 (GBA版)/ワールド5 (Switch版):おばけやしき/スプーキーハウス
お化け屋敷でお馴染みのテレサの他に押したスイッチの色によって足場にもなるゆーれいヘイホードッスンとその小型版のコトン、マリオを押し潰そうと突進してくるテッカメンなど個性的な敵が多く登場する。

  • ワールド5 (GBA版)/ワールド7 (Switch版):しんぴのもり/ミスティックフォレスト
霧が漂う森林。
ベルトコンベアーの方向を変えるスイッチや特定のブロックを破壊できるボム兵が登場する。

  • ワールド6 (GBA版)/ワールド8 (Switch版):トワイライトシティー
都会を舞台にしたワールド。
最終ワールドだけあって、これまで登場したギミックや敵が多く登場する。
またスイッチ色に対応したレーザートラップを如何にかいくぐるかも鍵。

  • VS.ドンキーコング
ドンキーコングとの最終決戦。
前半は攫われたキノピオを開放し、後半で巨大なタルをドンキーコングにぶつける二部構成になっている。
真の最終決戦であるエキスパートステージでは、「ドンキーが巨大ロボットを操り、マリオに襲い掛かる」という、GB版『ドンキーコング』のラスボスをオマージュした展開になる。

リメイク版で追加されたワールド

  • ワールド4:メリー・ミニランド
「マリオVSドンキーコング 突撃!ミニランド!」での遊園地を舞台にしたワールド。
マリオや鍵などを風で運ぶフワフワフラワーとカラースイッチの色に対応した場所にワープするワープボックスによる謎解きが登場する。

  • ワールド6:ツルツルマウンテン
雪と氷に覆われたワールド。
よく滑る氷の床の性質を利用した謎解きが特徴。

リメイク版

Nintendo Switch向けにリメイクされた際には以下のような点が異なっている。

  • カジュアルモード
制限時間が無くなっている上にミスをしても五回までチェックポイントからやり直すことが出来る。
GBA版と同じ設定のクラシックモードとはいつでも変更可能。

  • おすそ分けプレイ
キノピオを2Pとして操作し、二人で強力して攻略できるようになった。え、ルイージ?知らんな。

  • スコアの廃止
スコアは全面的に廃止され、ステージ内にあるプレゼントボックスを全て入手・ミニマリオを全ておもちゃ箱に入れる・ノーダメージでドンキーを撃破することでスターが貰えるようになった。

  • マリオの基本性能の向上
GBA版と比較すると空中でもかなり自由に動けるようになった。
更にどんなに高い所から落下しても気絶のみでミスにならなくなり、またGBA版より気絶しない高さの範囲が広まっている。

  • 一部演出の変更
GBA版では炎や電撃によるミスをしてしまうと黒焦げになってしまうなどの表現がスーパーマリオシリーズ同様に飛び跳ねて落ちていくコミカルなものになった。しかし潰されるとペラペラになってしまうのは健在。

  • イベントシーンにおいての変更点
イベントシーンでは静止画からムービーになっており、また字幕も削除されたことに伴ってマリオもセリフとして英語で喋ることはなくなった。
また、GBA版でのドンキーを馬鹿にするシーンがなくなる*2・キノピオがドンキーの指を踏みつけて突き落とす描写からドンキーを助けようとするが失敗してしまい、更に心配そうな表情をするといった時世に合わせた修正がされている。
真のエンディングでは、GBA版では泣いていたドンキーが拗ねる演出に変更されている。

  • ボーナスゲームの一新
リメイク版では一定回数クリアするとランダムでボーナスステージが出現するように変更されている。
内容はステージ内を飛び回る羽付きの鍵を捕まえて時間内に宝箱を開けるというもの。ステージ内に散らばっているものを含めれば最大で8つ残機を増やすことが出来る。
またGBA版ではボーナスステージは強制だったが、リメイク版では任意で行えるようになりテンポが上がった。

  • 新ワールドの追加
新たに「メリー・ミニランド」と「ツルツルマウンテン」の二つのワールドが追加された。
またそれに伴い、チャレンジステージもこれらのワールドを舞台にしたものが二つずつ追加されて、計16ステージになった。

  • ボイス変更
本作でもチャールズ・マティネー氏がマリオの声を担当しているが、GBA版のものとは別のものになっている。

  • タイムアタック
クリア後に解禁される設定された目標タイムより早くステージクリアを目指す。
またタイムアタック中はミスになっても残機が減らない。

  • リトライした場合でも残機が減らなくなった。
  • ワールドの第一ステージをクリアすると残りの5ステージは自由に選択できるようになる。
  • 一部のステージに難易度調整が入り、易化している。
  • 一部の敵にデザインやBGMが変更されている。

余談

  • カードe+リーダー対応のステージは解析によると更にもう6種類のステージが存在していた模様。

  • バーチャルコンソールやリメイク版ではカードe+のステージを収録ないし復刻されていない為、それらのステージはかなりの激レアでありプレイするのは困難となっている。*3

  • 実は2002年に開催されたE3*4にて発展作である『Donkey Kong+』が発表されていたものの結局発売には至らなかった。
    内容はゲームキューブと連動させてステージエディットが出来るというものであり、この要素は続編の「マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!」で採用された。


追記・修正はドンキーコングからミニマリオを取り返した人にお願いします。

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最終更新:2024年04月08日 09:08

*1 ちなみに山ちゃんはアニメ版『ドンキーコング』でもドンキーを演じていた為、約5年ぶりにドンキーを演じることになった。

*2 キノピオを攫ったのはたまたま近くにいただけ。

*3 ちなみに『スーパーマリオアドバンス4』のバーチャルコンソール版では、コースカード限定とはいえカードe+の要素が収録されている為、プレイする為のハードルが下がっている。

*4 ロサンゼルスで開催されていたコンピューターゲーム関連の見本市。2023年に終了。